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洗面所の改装

 

 洗面台があまりに気に入らなく、毎日これを使うたびに憂鬱になるので、中古の洗面台をネットで購入し、洗面所を改装しました。

 

 

気が滅入る洗面台

 下図は元の洗面所の洗面台や洗濯機の配置図です。洗面所の広さは164cm×130cmです。日本の家屋としては特に狭いとはいえません。だが、狭い。毎日、朝と夜は必ず使う場所なのに、どうしてこうも狭いのでしょうか。台所、洗面所、風呂場、トイレなどは日本の家屋では隅に追いやられているように見えます。立派な応接室よりも、毎日使うこれらの場所こそが大事です。

 

 

 古い洗面台をお目にかけたいのですが、気が付いたら、部分の写真はあるのに、全体像の写真を撮っていませんでした。洗面台があまりに気に入らずに改装したので、たたき壊して捨てて清々して、写真を撮るのを忘れていたのです()。ネットで同等品を探したのですが、型が古すぎて、さすがにありませんでした。

洗面台は幅と奥行きは45cmほどで、洗面台と鏡とが分かれていました。洗面ボールは瀬戸物にできているので、端があちらこちら欠けていました。洗面ボールの周囲は平らところがなく、コップ一つすら置ける余裕がありません。

洗面台の下の物入れの中は、写真下のように、壁が汚れ、はがれ、カビが生えていいます。また、左側の外板は後で化粧板を貼り付けたようです。中がこんな状態だと、入れた物が汚れるようで、気分が悪い。

 

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下記の写真は洗面台の上に取り付けられた鏡です(45cm×44cm)。鏡が引き戸の扉になっており、その中に洗面用具などを入れるようになっています。鏡は古くなり、周囲ははげて黒くなっています。上部に蛍光灯がついており、そのプラスチックのカバーが茶色に変色しています。なにせ建物自体が三十年近くも使われ、私は五代目くらいの住人ですから、洗面台もそれ相応の年齢です。

 毎朝、この薄汚れた鏡に自分の顔を映す時の憂鬱な気分を想像してください。

 

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ネットで購入

小さくて薄汚れた洗面台で顔を洗い、周囲が曇っている小さな鏡に顔を映すと、もうそれだけで一日のやる気が全部そがれるような気がして、ついに私は爆発した()。五年後にはここを退去するのだから、洗面台を取り替えても金銭的には割に合わないのだが、もう我慢がならん!!こんなことで気分が悪くなるのは人生の無駄遣いだ!!

 同じ程度の大きさの洗面台ならでネットを見ると、新品でも安い物なら2万円程度で売っています。しかし、ネットやホームセンターの展示品を見ると、「毎朝、このくらい広くてきれいな洗面台で顔が洗えたらいいのになあ」と、だんだん欲が出てきました。気に入った洗面台の値段は10万円をはるから超え、取り付け費用もかかります。自分の所有する自宅ならいいが、退去するのですから、割に合いません。

 そこでネットで中古品を買うことにしました。問題は大きさです。洗面所の広さは164cm×130cmで、水道管の配置からして、洗面台の横幅は最大でも130cm以下です。ネットで中古品を見ると、意外にこのサイズの洗面台は少なく、大筋は80cm以下か、逆に150cm以上です。

 先に、改装前と改装後の洗面所の配置図を示します。図面を見ると、たぶん多くの方は「狭くなった」という印象を持たれるでしょう。実質的に狭くなったのは事実ですが、必ずしもそうではないことをこの後、お目にかけます。

 

     

改装前                        改装後

 

 

中古の洗面台はなかなかきれい

 ネットで落札した洗面台は横幅、奥行き、高さが121cm × 60cm × 76cmで、タカラスタンダードの製品です。販売業者の説明では、マンションに取り付けられていた洗面台を取り外したようです。中古品だとはわかるものの、汚れも少なく、なんの問題もありません。

洗面台の天板は人造大理石という名前の硬質のプラスチックで、洗面器の部分は瀬戸物ではないので、見た目も美しく、たいへん使いやすい。安い洗面台の洗面器は瀬戸物でできているために、物を落とした時に、割れたり、欠けてしまうことがあります。これはそういう心配がありません。

 

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三面鏡で広くなった洗面所

洗面台に附属していた三面鏡は横幅、縦、奥行きがそれぞれ121cm×98cm×20cmです。この長さを見てもわかるように、鏡としてはかなりの大きさで、私一人力で持ち上げるのは容易ではないくらいの重さです。鏡は三面鏡になっており、中に小物が入れられるように棚になっています。

 この三面鏡の写真を撮るのは難しいので、ネットにある同様の鏡の写真を拝借しました。つまり、次の4枚の写真は私の洗面所の写真ではありません。

 

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 写真上左が三面鏡の全景です。写真上右は、鏡の左の鏡()を開けたところ、写真下左は棚の鏡()の真ん中を開けたところ、写真下右は棚の扉の右側を開けたところです。

 

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 上記の写真では鏡が洗面台の上についています。しかし、私の家の洗面所では、洗面台の上は壁ではなく、左半分に窓がありますから、洗面台の上にこの鏡を取り付けることはできません。そこで、左側の壁に取り付けることにしました。

 ただ、配置図を見てもわかるように、洗濯機が突き出ている上に、20cmもこの三面鏡が突き出てくるのですから、かなり狭くなるのではないかと危具していました。

だが、三面鏡を取り付けてみて驚きました。まったく逆に、洗面所がとても広く感じるのです。写真下は、真ん中から左半分は三面鏡に映った部分です。ですから、実際の洗面所の広さはこれの半分しかありません。大きな鏡があることでまるで広い洗面所であるかのように錯覚するのです。私はこの三面鏡がすっかり気に入りました。

 

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洗面台の上の鏡

 洗面台の上に取り付ける鏡は別に購入しました。内装関係の展示販売をしている店で見つけた物でアメリカ製です。鏡が二面について観音開きになっており、中に小物が入れられるようになっています。

 

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 この商品は大きさや形の違いから、いくつか種類があり、その中で一番気に入ったのを買いました。気に入った理由の一つが、観音開きが左右対称でなく、しかも鏡の片方には模様が入っており、なかなかおしゃれな点です。光のあて加減で、この模様が壁に映ることがあります。

 

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 この鏡の取っ手は元々金色の取っ手がついていました(写真下左)。しかし、私の好みに合わないので、ネットで売っていた花柄の模様の取っ手に変えました(写真下右)

 

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あかり

 洗面台の上の鏡には灯りは付いていません。鏡の後ろの壁の中に電線が引いてあったので、そこから電線をのばし、鏡の上に灯りを取り付けました。電線が少々見苦しい。市販品の洗面台の多くは、プラスチックのカバーのついた蛍光灯がついています。実用的ではあるが、寒々とした雰囲気で、私はどうも苦手です。

 最初に取り付けたあかりの傘はアンティークのシェードで、薄ぼんやりとした水色のはいった乳白色のガラスにねじりが入っていて、それはもう美しい(写真下)

 

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 しかし、洗面所の小物などにも青色が多いので、試しにピンク色のシェードを付けてみました。下の写真は、三面鏡に映ったのを撮っているで、位置が逆に見えています。このシェードはアンティークではありません。

 付けてみると、ピンク色が温かみを出して、ちょうど良い感じです。

 

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洗面所の小物

 改装に合わせて、小物も変えました。写真下は液体石けん用のボトルです。

 

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写真下は固形石けん用の受け皿です。液体石けんがあるので固形石けんは使いませんから、掃除用のスポンジ入れに使っています。これらは絵柄を見てもわかるように、シリーズになっている商品です。

 

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 タオル掛けも洗面台の上の鏡と同じ店で購入しました。 

 

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洗面所に最初からついていたのと同じようなタイプのタオル掛け(写真下)は、洗面台が突き出て狭いので設置できません。そこで、タオルをリングにかけるようなタイプを取り付けました(写真上)。模様のついている部分は瀬戸物でできており、これも気に入っています。写真下のタオル掛けはトイレに取り付けました。

 

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 鏡の横にある電源コンセントとスイッチのカバーも取り替えました。瀬戸物製でネットで購入したものです。これらは石けんボトルと同じシリーズの商品です。

 

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