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旅 行 用 具

海外旅行で便利な品物

 

 海外旅行などをしていて、あると便利な用具などをご紹介します。私はこれから紹介する商品やメーカーとはいっさい関係はなく、商品についても責任は負いかねます。個人的な意見として参考にしてください。

 

 

携帯用おしり洗浄器

 洗浄装置がついた便座は珍しくなくなりました。しかし、海外ではなかなかお目にかかれません。そこで便利なのが携帯用です。

 下記の写真は電池式の携帯用で、便利です。大きさは押し込んだ状態で130mmですから、それほどではありませんが、重さが約250gですから、少しでも荷物を減らしたい時はちょっと気になります。また、値段も60008000円ほどします。

 

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 もっと安くて、携帯に便利なものが下記です。こちら電池は付いておらず、手で本体を押すことで水が出てくる仕組みです。台所洗剤の入ったポリ容器にノズルをつけたような単純な構造です。重さはわずか30gほどで、値段も1000円前後とお手軽です。

 

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 ただし、両者とも入れられる水は150180mlとコップ一杯分くらいしかありませんから、トイレットペーパーとの併用や、水を別に準備したほうがいいでしょう。

 余談ですが、トイレ休憩などで屋外で用をたした時、使用したテッシュペーパーなどは袋に入れて持ち帰り、ゴミ箱に捨てましょう。ティシュペーパーは自然界ではなかなか腐りません。

 

 

女性のための傘(トイレ用)

 日本人なら傘を持つのは当然ですが()、屋外でのトイレに使います。

発展途上国はトイレの設備がなく、トイレ休憩は道端でというのも珍しくありません。男性はまだ立ちションは慣れたものでも、女性はたいへんです。茂みの中は蛇や虫がいるかもしれないし、案外、人がいたりするものです。

 その時、役立つのが傘です。つまり、傘をさして、しゃがみます。ですから、あまりカラフルな傘はよくありません。また、あまり小さくては役立ちませんから、男性用の黒や紺系の折りたたみ傘がちょうど良いのではないかと思います。これなら道端でも、とりあえず、なんとかなります。

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コイルヒーター

 お湯を沸かす電熱器です。旅先のホテルの部屋でお茶を飲んだり、食事が合わず、カップラーメンを食べる時など、お湯がわかせると便利です。携帯用の湯沸かし器は本格的なポットのような物が多いようです。大きいし重いし、安くありません。

 その点、下記のようなコイルヒーターは、ただの電熱器なので、大きさも本体が十数㎝、重さは100g程度、値段も3000円くらいです。

クリックで画像を表示

 昔、コイルヒーターを海外で見つけて購入し、その後日本で探したのですが、旅行用具を売る店にはありませんでした。今では置いてある店もあるようですが、ネットが一番簡単です。一緒に旅行した人に紹介した範囲ではかなり評判が良いようです。海外の多くは200Vですから、購入する時は電圧に注意してください。

 コイルヒーターをコップに入れて湧かします。私はステンレス製のコップに入れて使っています(写真下)。ステンレスのコップは百円ショップでも売っています。

 ホテルにはたいていコップくらい用意してあります。しかし、一流ホテルでもない限り、はたして衛生的に大丈夫かどうか怪しい、などと言っていたら、街の食堂で食事なんかとれませんが、用心するにこしたことありません。ステンレスコップなら、お湯を沸かせば殺菌もできます。

 

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 ただし、お湯を沸かしている間は絶対にその場を離れないでください。私は湯沸かしをセットして、洗面所に行った間に激しく沸騰して、周囲にお湯がこぼれていたという危ない経験があります。これは電熱器の容量によっても話が違ってきます。私は500W程度の発熱量の少ないのをわざと選びます。沸騰に時間がかかるが、沸騰しても勢いが弱いので危険が少ない。

コップ一杯の水は少量で、しかも海外のほとんどは200Vですから、日本よりも早く沸騰します。また、高地にいけば、気圧が低いから温度が低くても沸騰が始まります。スイッチはついていませんので、沸騰したらすぐにコンセントから抜けるように手をかけたまま待ちます。

 いくつか買いましたが、昔香港で買ったのは二十年近くも長持ちして、逆に最近買った中国製は数年で壊れました。

 

 

洗濯紐(避難用)

 一週間くらいの旅行なら洗濯をしない私ですが、洗濯紐を持ち歩きます。洗濯用ではなく、火災時などの避難用です。ホテルの部屋が2~3階ならこの紐で十分に窓から逃げられます。それ以上は・・・。

皆さんはホテルに入ったら、まず何をしますか。私は窓から飛び降りられる高さかどうか、また非常口を確認します。そして寝る前に、火事になったら、自分の部屋のどちら側にドアがあるのか、またドアから出たら、どちらに向かって走ればいいのか、頭の中で避難訓練をします。これは火災時はあわてているし、煙で方角など見失うからです。

旅行で一緒になった人たちを見ていると、避難経路の確認もせず、肝の据わった人たちが多いのに驚かされます。ホテルに到着すると旅の疲れもあり、これらを確認するのをつい怠ってしまいがちです。まだ死にたくない方はぜひ避難経路は確認しておきましょう。小心、小心。

 

 

懐中電灯(避難用)

 これも火災などの非常時用です。日本と違い、開発途上国などは停電が当たり前なので必要です。私は寝る時は枕元に必ず懐中電灯を置いておきます。

買う時に気を付けるのは、使っている電球と、電池の種類です。電球は当たり前だがLED(発光ダイオード)を使っている懐中電灯です。乾電池一つで長時間持ちます。

乾電池は単3を使用しているものが便利です。日本ではLEDの懐中電灯の多くが単4や水銀電池を用いています。しかし、海外で電池が無くなった時、これらを手に入れるのは簡単ではありません。

 買う時には、電球にLEDを用いていること、単3電池が一個だけで、しかも全体がプラスチックで出来ているなど軽く、ベルトにぶら下げられるように、フックのついた物を選びます。電気店や量販店で探しても、案外、こういう条件に合致するものは少なく、私が今使っているのは百円ショップで購入した懐中電灯です。

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 懐中電灯としてもう一つ便利なのが、頭に取り付けられるタイプです(写真上右)。これなら停電でも両方の手が使えます。

 不思議なのは、頭に取り付ける懐中電灯はあるのに、腕時計のように腕に取り付けるベルトのついた懐中電灯がないことです。海外のテレビドラマや映画などにはこの種のライトがしばしば出てくるのに、店やネットで探してもありません。ぜひメーカーには作ってほしい。

 私はスーツケースと手荷物の両方に懐中電灯を一個ずつ入れています。これは私が紛失の名人だということの他に、海外では停電が珍しくなく、また観光地によっては日中も懐中電灯があると便利なことがあるからです。

 

 

ゴム板(洗濯用)

 旅行中に洗濯をする方はぜひ持参するといいでしょう。海外のホテルの洗面所にはゴムの栓がなかったり、あるいは水漏れすることが多いのはたくさんの人が経験しています。このゴム板を排水口の上に乗せるだけで、かなり水漏れを防いでくれます。私はバスタブの栓がない時に使いました。

 ホームセンターなどで100円程度で売っていますから、直径10cmか、10cm四方くらいの、やや薄いゴムを選びます。

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高度計付きの時計

時計や目覚ましやタイマー機能はもちろん、方位、気圧、高度、温度まで測ってくれる腕時計は旅行の必需品です。私のように山に行くことが多い人には便利です。ただし、高度は気圧で測っていますから、正確でないばかりか、同様の時計を持った人たちと比較すると、ほとんど一致することはありません()。あくまでも参考であり、100mくらいの誤差は覚悟しましょう。

 最初に購入したのが、カシオのプロトレックです(写真上)

 私は太陽電池の時計を買ったつもりが、間違って電池式のを買ったため、やがて電池切れで止まってしまいました。時計屋に電話して聞くと「その時計はメーカーに送るしかない」というのです。

しかし、旅行までにメーカー往復は時間的に無理です。新しい時計を買おうかと諦めかけた時、電話した時計屋さんが別な時計屋さんを紹介してくれました。いかにも職人風の人が三十分ほどで交換してくれて、1700円で私の時計は生き返りしました。

だが、その二年ほど後、旅行中に高度計や方位計などが突然機能しなくなりました。時計だけは動いている。電池不足なのだと思い、同じ店に持っていくと、寿命だという。十年ほど前の型で、高度計などが機能しなくなっただけでなく、液晶の表示も薄くなってしまったというのです。

電気製品の寿命は十年とも言われているから、寿命と言われればそうだが、天下のカシオの時計が十年で機能しなくなるというのはちょっと寂しいですね。

 

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新しくネットで買ったのはLAD WEATHER(ラドウェザー)というアメリカの時計で、同じ機能を持ちながら、日本のメーカーよりもはるかに安い5,380円でした(写真上)。同じ機能の日本製は二万円近くもします。

 機能的にはほとんど変わらず、重宝していたのに、一年も持たずにベルトが壊れました。時計本体とベルトをピンでつないであり、そのピンを支えるプラスチック部分が壊れてしまったのです。時計をかけたり外したりする時、そこに大きな力がかかるから、壊れやすいのはわかるが、使用頻度も低いのに一年も持たないとは品質の悪さにあきれました。プラスチック部分を瞬間接着剤で接着したが、ピンにバネが入っており、私の能力では元に戻せず、時計屋に行って直してもらいました。しかし、旅行中に接着した部分が再び壊れ、ついに旅行に使うのをあきらめました。

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 必要な機能を備えた時計を選ぶと、結局、値段からカシオのプロトレック(PRG-270-1JF)に逆戻りです(写真上)。購入したのが2016年だが、2013年製なので送料込みで¥15,700でした。今回は間違いなく太陽電池方式ですから、電池交換の心配がありません。

 ところが、これが使いにくい。電波時計ではないので、海外で時刻を合わせたり、目覚ましをセットするのに、設定がひどくわかりにくい。旅行に出かける前に、マニュアルをもう一度読まなければならないほどで、あまりに面倒くさいので、結局、海外旅行では前のラドウェザーに逆戻りしました。

 ラドウェザーを百円ショップで買った時計ベルトに糸でくくり付け、電池は自分で取り換えて、復活です。見た目は悪いが、なにせ使いやすい。

 この種の時計は機能のわりにボタンが少ないで、使用の優先順位や設定の仕方が従来と大きく違っていると使いにくい。マニュアルなど見なくても試行錯誤で使い方がわるような装置こそ優れています。その意味でラドウェザーのほうがプロトレックよりも設定がわかりやすい。

 

 

衣類圧縮袋

 旅行で衣類を圧縮して小さくして持ち運ぶためのビニールの袋です。私は十日程度の旅行なら、必要な衣類を全部持っていくので衣類の量が多くなり、圧縮袋は必需品です。

圧縮袋はスーパーや量販店などでも売られています。しかし、旅行用に適した品物はなかなか見つからない。アマゾンなどネットでこれまでも何種類も購入してみましたが、空気を抜こうと押すと、袋が破裂してしまったとか、一日たつと空気が入ってしまうとか、値段が高いなど、いろいろ問題が多い。

 何年かかかり、ようやくみつけたのがニトリの衣類圧縮袋です(写真下)。なお、私はニトリの社員でも株主でもなく、いっさい利害関係はなく、この紹介内容もニトリの商品を保証しているのではありません。

 ニトリの商品は以下の点で優れています。

 

・圧縮後に空気が入りにくい

 衣類を入れて圧縮した時には圧縮できたのに、少したつと空気が入ってしまうことがあります。使い方がまずいのかも知れないが、ジッパーや排出口の密閉に問題があるのではないかと思われる商品もあります。特別なコツが必要なのはダメで、注意書きを丁寧に読まなくても、簡単に密閉できるような商品が優れています。ニトリの商品はこの点で問題ありません。

 

・袋が透明

 旅行用の圧縮袋の多くに色がついていて、中身が完全に見えない袋もあります。これは他人に中身が見られないためとか、色分けが目的なのだろうが、実に使いにくい。旅行中、ホテルなどでスーツケースを広げて衣類を取り出す作業をする時、パッと一目で中身がわかるのはとても重要です。疲れて注意力が散漫になっているのに、いちいち中身を開けて確認しないとわからないなど最悪です。

ニトリの袋は透明なので、使いやすい。

 

・安い

 「お値段以上ニトリ」というCMどおりで、Mサイズ一つが約150円ですから、安い。安いことは重要で、一回の旅行でも、ほぼ毎日のように一つの袋を開け閉めしますから、何度も使ううちに汚れてシワになり、長期に使うことは難しい。この値段なら買い換えもそれほど負担になりません。ただし、Sサイズがないのが残念です。

 

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ナイフのバネを弱くしてほしい

 旅行やアウトドア用の通称アーミーナイフは、ハサミ、缶切り、ドライバーまでついている物があり便利です。この意味ではとてもお勧めです。写真下のビクトリノックスは特に有名で私もいくつか持っています。

 ところが、これには大きな欠点があります。それはバネが強すぎてナイフなどを取り出すのに指先のものすごい力が必要だという点です。これらの刃物が勝手に出ないように、バネでケースに押し込まれた状態になっているのはいいが、取り出すのに一苦労します。異様にバネが強く、たぶん平均的な日本人女性なら引き出すことは無理でしょう。

VICTORINOX(ビクトリノックス) ハントマン 保証書付 1.3713 【日本正規品】

 バネが強いのは元々軍隊用のナイフであることと、西洋人のほうが指先の力が強いからかもしれません。しかし、一般人に販売されているのですから、平均的な日本人男性の手を持つ私が苦労するようなあのバネの強さは変です。

 ナイフなどが飛び出さないようにとバネがあるのだろうが、実は逆に危険です。これだけバネが強いと元に戻すのも一苦労で、押すとすごい勢いで元に戻りますから、うっかりすれば指を切ります。ナイフを引っ張り出そうとツメを壊したり、缶切りを引き出そうとして、先に出したナイフで指先を切ったことがあります。旅行中に特にケガはしたくない。

 登山用具の店に行って、もっと弱いバネのナイフはないかと質問したのですが、どこでも「ない」という返事でした。

 日本人はこういう改良を得意とする民族です。バネを調整するなどもっと使いやすい物を作ってほしい。これはお勧めではなく、メーカーへの要望です。

 

 

 

 

 

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