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里山の春・東北2012

 

 いつも春に訪れる東北の里山に花を見に行きました。今年は春が遅いので山の上のほうにはまだ雪が残っているのが見えます(写真下)

 

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 春が遅いせいで、いつもならアズマイチゲは終わりかけているのに、今回は真っ盛りです。

 

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 私の好きなキクザキイチゲです(写真下)。毎年春に一番私が探したい花です。この薄紫のキンポウゲを見るのをとても楽しみにしています。どうして私はこの花にこんなにひかれるのだろうといつも考えてみるのですが、よくわかりません()

 

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 バラやユリのような派手やかさはなく、山草として人気があるわけでもなく、色もほんの少し紫が混じっている程度です。紫も薄紫も私は好きな色ではないのに、キクザキイチゲの薄紫には強くひかれます。日差しの中の薄紫のキクザキイチゲについ見とれて、撮るのを忘れてしまうほどボーッとしてしまいます。

 

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たぶん、この花の小さく弱々しげで(実際に弱い)、はかなそうな形と色が私の好みをいたく刺激するようです。

 

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 こちらは白いキクザキイチゲです。数からいうと、薄紫よりも少ない。また、薄紫に比べてより日陰に多いような気がします。

 

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 いつもこの時期ならカタクリが最盛期なはずですが、今年は探すのに苦労するくらいまだ花が咲いていません。

 

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小さな谷川に沿って、ショウジョウバカマが生えています。ショウジョウバカマは湿気を好むものの、必ずしも水辺に生える植物ではなく、山の斜面などにも生えています。

 

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 落ち葉の中にスミレが咲いています。日本全国で見られるというアオイスミレのようです。

 

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 シダ類が丸い葉をのばし始めています。のびていく様子は、まるで冬ごもりの後、目を覚まして背伸びをしているように見えます。

 

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土手にヒメギフチョウの幼虫の餌だというウスバサイシンが生えています(写真下)。しかし、残念ながら、この近くでヒメギフチョウを見たことがありません。枯れ葉を取り除けないと撮影できないくらい、花は枯れ葉の中に埋もれています。これで虫が気がつくのだから、何か匂いを出しているのでしょうか。

 

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 林の中に入っていくと、ヤマエンゴサクが咲いています。この花も日陰でも良く咲きます。青い花もあるそうですが、この近辺にあるのはピンク、薄紫、白などです。

 

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東日本大震災から一年。残念ながら、この小さな花たちが咲く地域にも放射性物質がばらまかれてしまいました。放射能の線量計で測ると前よりも増えています。これが自然界にどんな影響をあたえるかは科学者も予想がつきません。

田舎で育った私は自然への畏れというよりも、恐れを持っています。あまりひどいことをすると、人間は自業自得のしっぺ返しを受ける。胎児が母体を傷つけるような愚行です。それを我々はしてしまった。取り返しはつかないが、人間として一度の間違いは許されても、二度目の間違いは許されない。それなのに、またその愚行を繰り返そうとする人たちがいることに、心底驚かされます。

 

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