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花と雪のペルシャ

7日目  2018419()

テヘラン → ドバイ → (成田)

 

 

 六時すぎに起きました。晴れています(写真下)

 

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 本日はテヘランの北にあるトーチャール山(3933m)の麓にあるトーチャール・スポーツ行楽施設の近くで花を見た後(下図左)、夕方にテヘランをたってドバイに向かい、来た時と逆の道をたどり帰国の途につきます(下図右)

 

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 テヘランの朝の散歩に出かけます。実は直前までどこを散歩するか迷っていました。都市のど真ん中なので、散歩するのに興味をひくような物が少なく、ショッピングモールがあるが、早朝で開いているはずもありません。東に少し行った所に人質事件で有名な旧アメリカ大使館があるが、私から見たらどっちもどっちで、政治的な物に関わりたくない。イランはストリート・ビューがなく、事前調査もできないので、ホテルの周囲を軽く見るつもりで出かけました。

 

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 下の地図の朱線が私の散歩コースで、ホテルの前の通りを往復しただけです。

 

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 公衆電話が壊されておらず、きれいで使えそうです(写真下左)。これはその地域の治安が良い事を意味します。どこでもあるイスラム教の寄付箱です(写真下右)

 

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 七時前なのに開けている店もあります(写真下)

 

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 開いている店で驚いたのが写真下で、中をのぞくと銀行などの金融機関のように見えます。こんな朝早くから客が来るのだろうか?グーグルの地図で見ると、Melat BankMehr Eghtesad Bankと二つありますから、そのどちらでしょう。

 

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 イスラム的な模様が施されている写真下はMelli Bankという銀行で、こちらは開いていません。建物にこのようなイスラム的な模様が施されているのはむしろ珍しい。

 

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 金融機関以上に驚いたのが、写真下の側溝の水です。側溝の幅は狭く、写真では大した量にみえないのは坂道で流れが速いからで、かなりの量で、しかもきれいな水です。テヘランは北にあるアルボルズ山脈が作った扇状地にありますから、山から水が流れているはずで、不思議なことではないのだが、まさかこんなふうに側溝にきれいな水が流れているとは予想しませんでした。ただ、側溝の幅から見て、水はこれ以上は多くはならないのでしょう。写真下左で、男性が水で何か洗っているくらいきれいな水です。

 

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 ネコです(写真下)。ペルシャ猫ではありません。昨日泊まったゴルパイェガンのホテルで見たのと同じような、エジプシャンマウの崩れたような柄です。離れた所で似たような柄のネコを見たということは、イランではこれが一般的なのだろうか?

 

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 イランらしいのは、写真下のモスクくらいでしょうか。礼拝の時間は終わっていますから、ドアが開いておらず、入れません。

 

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 ロータリーに面した歩道の壁に写真下のような勇ましい絵が描いてあります。言葉はわからなくても、何を呼び掛けているのか何となくわかります。こういうのが大好きな連中は、日本を含めてどこの国にもいる。

 

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 イラン・イラク戦争で戦死した人たちの遺影を飾ったモニュメントが十字路に面した歩道の真ん中にあります。テヘラン市内では、他の街のように街灯などに戦死者たちの遺影を飾ってあるのはあまり見かけませんでした。

 

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 上の遺影のすぐそばにあったのが写真下の花柄のボックスです。いったいこれ何なんだと、グルグル回ってみるがわからない。十字路に面した歩道に設置されていることに何か意味があるのかもしれないが、わかりません。

 

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 ホテルに戻り、七時からホテルのレストランで朝食です。昨夜のレストランではなく、表通りに面した明るいレストランです。奥のほうが高台になっていて、誰もおらず、眺めも良いのでそこで食べようとしたら、従業員が飛んできて、ここは閉鎖だ、と追い出されました。

 

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 一流ホテルらしく食材は豊富です。黒パンがあったので手を出したのが失敗で、この国はナンがあんなにおいしいのに、この黒パンは最悪でした。

 

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トーチャール山

 予定通りの時間にホテルを出発し、テヘランの北にあるトーチャール山の麓に向かいます(8:03)

 

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 テヘラン市内からも北にあるアルボルズ(Alborz)山脈の雪山がビルの間から見えて、なかなか見事です(写真下)。アルボルズ山脈の最高峰はテヘランの東北方向66kmにあるダマーヴァンド山で(下図)、そこまで行かなくても、テヘラン市内から北10kmくらいにあるトーチャール山は3933mありますから、テヘランの「裏山」は富士山よりも高い。

 

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 イランは砂漠の国というイメージで、実際、土の砂漠だらけなのだが、その多くは高地で、しかもテヘランは山の麓にある水の豊かな都市です。ただ、テヘランは人口が増えて水不足になっているそうです。

 

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 テヘラン市内の北側にあるトーチャール山の麓にある駐車場に到着(8:35)。ここはトーチャール・スポーツ行楽施設(Tochal Sports and Recreation Complex)と呼ばれています。

 

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 駐車場の崖の近くにも花が咲いています。これだけ人が出入りする近くですから、外から持ち込まれた雑草も生えているでしょう。

 

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写真上 Matthiola montana

 

 写真はResedaの仲間で、カナリア諸島と北アフリカ、欧州から南西アジアに分布しています。

 

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 写真下のヤグルマギクの仲間はゴルパイェガンのホテルの前でも見ました。

 

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写真上 Centaurea depressa

 

 図鑑を見ると、イランやトルコはアザミの仲間が非常に多く、判別が難しい。でも、写真下のアザミは欧州、北アフリカから西アジアまで広く分布しており、今回もお目にかかるのは初めてではありません。

 

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写真上 Carduus pycnocephalus

 

 駐車場の先にゲートがあります(写真下)。ここから先に車で行く人からは料金を取られます。スキー客などはこの先の有料駐車場に行くのでしょう。

 

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 前も見た白黒のカラスです(写真下)。ここのカラスはあまり人を恐れないので、そばで写真が撮れます。顔をアップするとカラスそのものです。和名はズキンガラス、ハイイロガラスで、欧州などでは一般的に見られるカラスのようです。

 

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写真上 Corvus cornix

 

 こんな観光地にも漏れなく宗教指導者の顔写真とメッセージが飾られています(写真下)

 

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 トイレのドアがどれも閉まらないことをブツブツ言いながら戻ってくると、高校生らしい一団がやってきました(写真下)。イランに花の写真を撮りに来てからほぼ一週間になろうというのに、葬式スタイルばかりで少々私はウンザリしていました()

 

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 違う学校なのか、白地に青い線の入ったスカーフと黒いスカーフの二種類の生徒がいます。

 制服だろうから、服装の自由は期待できません。まず気が付くのが、スカーフを完全にかぶっている生徒は少数で、大半は前髪を出しています。制服の上から着ているコートも半数は黒ではありません。少数だが、色の鮮やかなコートを着ている生徒もいます。

 

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 たぶん、写真下左の黒いガウンを着た女性は引率の先生でしょう。昨日、サービスエリアで出会った巡礼の女性たちと同じで、足首までのガウンをはおっています。つまり、先生たちは厳格なイスラム教徒か、もしくはその規則に従う人たちだが、生徒に対してはそれほどガチガチではないのでしょう。

 

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 先生たちと違い、観光地に来ている女性たちの服装はかなり自由です(写真下)。スカーフなどはかぶっているが、髪の毛を完全に隠している人は少数です。

 規則で他人を縛るのが大好きな連中がどこに国にもいる。宗教や伝統を持ちだして、服装さえも他人を支配するのが好きなんでしょうね。

 私の住んでいる田舎では冠婚葬祭などで「それはおかしい。これが伝統である」などとお説教を始める年寄が必ずいます。あれと同根で、狭い了見や偏見や独断を、まるで天地開闢以来の人類の鉄則であるかのように他人に押し付けるのは人類共通のようです。

 

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テレキャビンに乗る

 駐車場からテレキャビン(Telecabin)というロープウエイの駅まではまだ2kmほど距離があるので、電気自動車に乗ります(写真下)。ビニールで囲ってあるだけなので、寒い時は大変そう。

 

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 10分も乗らずにテレキャビンの第一駅の広場に到着。ここからも市内が一望できます(写真下右)

 

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 テレキャビンの駅はここですでに標高が1900mあります(写真下)

 

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 チケットは使い回しのプラスックのカードです(写真下左)。お客さんが列を作り、それなりに混んでいます。赤い車両に6人が乗り、秒速4mで出発です。

 

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 テレキャビンからの眺めは良いのに、窓に色が付いている上に汚れているのでうまく写らない(写真下)。私の乗ったのはまだ良いほうで、VIP用に窓にスモーク・フィルムが貼ってあり、外が見えない車両もあるそうです。このロープウエイはフランスとオーストリアの企業が1974年に着工して1978年に完成させたのだから、なんと四十年たっています。すべてが古臭く、車内は錆が出て、車両によってはドアに隙間があって新鮮な山の空気が吸えるそうです。

 1978年に外国の企業がロープウエイを完成させ、利益を上げようとした翌年の1979年にはイラン革命で、彼らは出ていくしかなくなった。おそらく大被害をこうむったでしょう。

 

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 七分ほどで第2駅に到着(9:31)。ここは標高2400mほどで、約500mほどあがったことになります(写真下)

 

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 外に出ると雪景色です(写真下)。今回は雪に恵まれたツアーだ()

 

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 駅の近くに植えられた樹木が、まさか雪になるとは知らずに花を咲かせてしまい、震えているようです(写真下)。この梅のような花はアーモンドの仲間です。

 

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写真上 Amygdalus graeca

 

 テレキャビンは一番高い第7(標高3730m)まであり、そこにはリフトがあり、スキーが楽しめます。今回もスキー客がたくさん見られました。テレキャビンは全長約3.2km『地球の歩き方 イラン 2012-2013年版』にありますが、これは明らかに間違いで、地図をみると7km以上あります。

 

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 展望台からは霞んだテヘラン市内が一望できます(写真下)

 

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 下の地図のように、ロープウエイの駅は第7駅まであり、私たちが今いるのは第2駅です。テヘランからわずか10km程度の範囲に、3000m級の山がいくつもそびえています。テヘラン市内に住んでいれば、自宅を出て2時間後には富士山ほど山の上でスキーができます。

 

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 駅の近くに猫がいます(写真下)。やや毛足が長く、ここが寒いのがわかります。顔はペルシャ猫ではありません。

 

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 猫よりも犬がすごい。冷たく濡れた地面の上だけでなく、わざわざ雪の上で通行人など無視して爆睡中です(写真下)。緊張感のない彼らの様子からすると、彼らはここで人間から餌をもらっていて、案外暮らしやすいのかもしれない。

 

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雪と花

 雪山を元気よく登る、と言いたいところだが、斜面の雪道はありがたくない。雪そのものは大したことはないものの、雪が溶け始めていて、足元は安心できません。ただ、ザグロス山脈の時のように泥が靴にこびりつくということはありません。どちらも選びたくはないが、歩くという点だけでいうなら、あのド根性の泥は遠慮したい()

 

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 雪で覆われてしまい、花を探すのは容易ではありません。黄色いチューリップもあるが、当然、花は開いていません(写真下右)

 

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写真上左 Leontice armena

写真上右 Tulipa montana

 

 写真下左はキク科(Asteraceae)の仲間、写真下右はアブラナ科(Brassicaceae)の仲間のようです。

 

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 ノロージーさんは山の上のほうまで花を探しに行ったようだが、この雪では無理でしょう(写真下左)。すべって危険なので、雪山での花探しはあきらめて、戻ることにしました(写真下右)。もちろん、今回のツアーは雪山を目指したわけではなく、例年ならこの時期、ここには雪はありません。

 

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 再びリフトに乗って下りて、雪のない山で花を探すことになりました(10:25)

 

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黄色いチューリップ

 雪のない山を見るとホッとする()。先に偵察に登ったノロージーさんがかなり険しい斜面に花があると呼んでいます(写真下)

 

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 黄色いチューリップです(写真下)。細かい砂利の急斜面なので足をかけると崩れてすべってしまい、うまく登れない。写真を撮るのに足場を確保しようにもズルズルと足が滑ってしまいます。自分のせいで崩れた砂利がチューリップにかかったら申し訳ないので、気を使います。なんとなく、チューリップたちも滑りそうな斜面でバランスを取りながら咲いているように見える()

 

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写真上下 Tulipa montana

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 約14cmのボールペンと比較してもわかるように、栽培品のチューリップとは比較にならないくらい小さい。この土砂崩れを起こしたような環境ではしかたないでしょう。むしろ、良く残っていると驚かされます。

 

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 球根は瓦礫の中に埋まって、栄養や水分をどうやって取っているのだろう?と、ネットで検索していたら、イランのチューリップを掘り起こした写真があり、地下部分は地上部分よりもはるかに長く50cm以上もありそうです。

 

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 写真下のように花弁が開いているのがあります。図鑑を見ても、写真下のように開いていますから、他の花が半開きのようです。

 

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 ここの花は黄色ですが、同じ種類では赤もあり、栽培品では赤が一般的なようです。

 

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 分布は西アジアで、特にイランです。ここのイラン北部だけでなく、ザグロス山脈にも分布しています。

 

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 チューリップ以外にも花が咲いています。フウロソウはあまり種類がないらしく、写真下のフウロソウがどこでも見かけるが、かと言って、それほど数は多くありません。

 

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写真上 Geranium tuberosum

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 写真下の黄色い花はあちこちで見かけるが、似たような姿が多くて判別できません。

 

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 花の周りに飾りをつけた花です(写真下)。花そのものは地味なのに目立つ。

 

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写真上 Tragopogon coelesyriacus

 

 写真下のアブラナの仲間は花にはあまり特徴がないのに、写真下右のように種が独特の形です。

 

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 砂利山の「登山」を終えて、一休みです(写真下)

 

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また黄色いチューリップ

 もう一カ所で黄色いチューリップが見つかりました。こちらの斜面は土で草も生えており、それほど足場は悪くない。

 

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写真上下 Tulipa montana

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 さきほどの砂利の斜面よりも環境がよいせいか、こちらのほうがやや背が高く、すっきりしています。同じ種類のチューリップでも環境によって印象が微妙に違う。こちらのほうがこのチューリップの標準的な姿なのでしょう。

 

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 ただ、重厚長大よりも軽薄短小を得意とする日本人の一人としては、先ほどの砂利の中から必死に花を咲かせている背の低いチューリップのほうが好みに合います。

 

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 この斜面にも他の花が咲いています。

 

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写真上左 Euphorbia macroclada

 

 写真下の花は園芸用に広く流通していて、イランやトルコが原産です。

 

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写真上 Aethionema arabicum

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 山を下りて、観光客と一緒に駐車場まで歩いて下山します。

 

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 道路の周囲には観光地らしく通りに沿っていろいろな店があります。今一つ統一感がないが、日本の観光地ほどには雑然とはしていません。

 

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 写真下はZarinhomeという食器などを作っているイランの会社の道路脇の看板です。皿の絵柄が派手で気に入ったので、帰国後、下記のこの会社のホームページで探してみたが、写真下の食器はどちらも探せません。売っていても、経済封鎖されているからカードが使えず、日本からでは買えないでしょう。

(https://zarinhome.com/

https://en.zariniran.com/products/Home-Tableware-Collections/1/view/)

 

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 写真下など岩山の下のカフェで、馬車をイメージした屋外のテラスで二人でお茶を飲むなんて最高です(写真下)。花探しも終わったし、オレも二人でお茶にしたい()

 

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ケーキの切り分け

 山を下りて、市内のRestaurant Atlasで昼食です(13:01)。入口は一階ですが、レストランそのものは地階にあります。こういう所に来ると、私は停電になって火事になったらどうやって逃げようか、などと考えてしまう()

 

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 サラダ、ヨーグルトなどは各人が取るようになっています(写真下)

 

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 その中で私の着目は写真下です。左は塩漬けしたオリーブのクルミあえで、右はアセロラの酢漬けで、当然すっぱい。いずれも日本ではお目にかからない食べ物で、イランの食文化を見るようで興味深い。私はこれらをナンにはさんで食べてみました。

 

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 誕生日のケーキです(写真下)。今回はお客さんが7人しかいないのに旅行期間中に誕生日だった人が2人もいます。

 驚いたのが、モハンマドさんのケーキの切り分けです。普通、ケーキを切り分けるなら、大きさが同じようになるように二つ、次に四つというように切ります。ところが、彼はいきなり一人分ずつ切り始めた。見事な手さばきで、ケーキを注文してくれた店の人の分もあるのがいかにもモハンマドさんらしい。さらに三つしかないイチゴを全員に切り分けた!

 彼は、ケーキ屋で仕事をしたことがあると言っていました。手さばきを見る限り、本当でしょう。

 

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 昼食が終わり、ここで植物学者のノロージーさんともお別れです(写真下)。チェルゲルドで見せてくれた彼の作った映像から、次回は6月の再会を約束しました()。冗談抜きで、彼の映像はすばらしく、ぜひイラン北部のあの花たちを見てみたいものです。

 

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 お土産などの買い物をするためにYas Chain Storeというデパートに立ち寄りました(14:14)

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(http://yaasonline.com/)

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 食料品はもちろん、二階、三階には衣類や電気製品なども売っています。

 

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 私はイラン産の紅茶を買いました(写真下)。外国製の紅茶にはティーバッグがあるのにイラン産にはティーバッグがない。後日、忌憚のない意見を言ってくれる人にお土産に渡したら、味は悪くなく、セイロン茶に近いとのことでした。

 ここでもモハンマドさんが立て替えてくれて、私はドルで彼に支払いました。今日はイランを出国するので、あの桁の大きいイランの通貨を使うのも、またそれが残るもとんでもない。だから、このやり方はとても助かります。

 

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 店内の写真を撮っていると緑色の制服を着た男性がこちらにやってきます(写真下)。写真を撮るなと注意されるかと思ったら、自分を撮れというのです()。やっぱりイラン人は違う。

 

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 買い物を終えて外に出ると、バスは反対側に停まっているので、青いドームの歩道を渡って行きます(写真下)。青いイモムシの中を歩いていくみたいでおもしろいが、夏は暑そう。

 

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 これですべて日程は終わり、南西部にある空港に向かいます。

 

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道路の壁画

 テヘラン市内は渋滞していてなかなか進みません。日本と違い、良く目立つのが写真下などの道路のタイル壁画です。コンクリートの無機質な壁だけでないのが良い。タイルですから、初期費用はかかっても、維持費は安くあがります。

 

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 イスラム的な精緻な図柄がなかなか良い(写真下)。イスラム教が偶像崇拝を禁じたので、幾何学模様が発達しました。

 

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 写真下は何か物語を描いたのでしょう。絵の雰囲気がいかにもペルシャです。建築物を単にその目的だけで作るのではなく、美しさにお金をかけています。日本も真似をしろとはいわないが、毎回引き合いにするなら、日本橋の上に高速道路を造るような馬鹿な真似だけはやめてほしい。

 

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 写真下は道路の真ん中にあります。手の平を立てているのは挨拶か、止まれか、何を意味しているのだろう。初めて見るとギョッとして、かえって脇見運転になりそうです()

 

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 写真下はタイルではなくペイントの壁画です。チューリップが描かれ、イランでは身近な花なのがわかります。写真下右の山はテヘランの北東部にある最高峰ダマーヴァンド山(5,610m)でしょう。

 

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ダマーヴァンド山

写真上 ダマーヴァンド山(Wikpediaより転載)

 

 写真下はビルの壁にかけられたかなり大きな広告です。大きな花を抱いた女の子の絵で、文字が読めないので、何の広告なのかわかりません。彼女が頭にかぶっている花と、手に持っている花は何なのでしょう?顔がイラン人の子供とちょっと違う。目が大きく鼻と口が小さい、いわゆるアニメ顔です。イラン人もこういう顔立ちを可愛いと感じているのでしょうか。

 

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 写真下は36th Fajr International Film Festival(36回ファジル国際映画祭)というイランが主催している映画祭のポスターです。残念ながら、日本からは参加していないようです。下の二種類のポスターで、わざわざ子供を逆の位置にしているのは何か意味があるのだろうか。

 

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黄金期だったイスラム世界

 サウジアラビアではようやく女性の車の運転が認められたそうです。イスラム教の国というと宗教的にガチガチで、古い風習を守る人々というイメージです。しかし、千年くらい前は、イスラム世界はむしろ科学や芸術に優れた業績を上げて、当時の世界の最先端でした。

 

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 一方、キリスト教は415年にアレクサンドリアで大図書館を破壊して、キリスト教を迷信と批判したヒッパティア(教授)を惨殺することでギリシャ哲学を捨て去りました。415年は欧州の文明が科学や哲学を失い、千年以上もの間、狂信と迷信の暗黒に突入した年です。

 その間に、イスラム圏は逆にギリシャ文明を引き継ぎ、哲学はもちろんのこと、数学や天文学、化学を発達させました。インド人の発明した0とバビロニア文明を取り入れ、高度な代数学を生み出しました。代数を発展させたことで、数学だけでなく、経済や商業の発展に計り知れない効果を生み出しました。

 

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 イスラム圏では千年前の黄金時代を甦らせたいと、イスラム復興運動をしている人たちがいます。復興運動とは、簡単に言えば、神の言葉であるクルアーン(コーラン)に書いてあることをそのまま実行しようという原理主義です。「イスラム国(IS)」などが極端な例ではあるにしても、女性たちの服装の自由を奪っているのも同根です。

 

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 イスラム復興運動を唱える人たちを見ると、彼らが歴史から何を学んでいるのだろうと首をかしげたくなります。彼らが今していることは、415年にギリシャの優れた科学や哲学を滅ぼし、聖書を唯一絶対の神の書として狂信した当時のキリスト教徒と同じです。その結果が、千年以上にわたる欧州の科学的暗黒時代だった。その間に、イスラム圏はギリシャ哲学など過去の優れた文明を取り入れて黄金期を迎えたのです。

 イスラム教が優れていたからではなく、優れた他の文明を吸収して発展させたからうまくいったのです。ところが今の復興運動をしている人たちはまるっきり逆のことをしている。それでイスラムの黄金時代が再び来たら、それこそ奇跡でしょう。

 

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 旧態依然とした古い内容にしがみつき復興運動をしているイスラムの件は日本も他山の石とするべきです。2017年、安倍首相は、

「憲法や教育基本法などに反しないような形で教育に関する勅語を教材として用いることまでは否定されることではない」

と閣議決定しました。教育勅語は、戦争への反省から1948年に衆参両院で否定されたはずなのに、教育の現場で使用しても良いというのです。

 戦中戦前の亡霊のような教育勅語が安倍首相のいう「美しい日本」を作るというのは、ちょうどイスラム原理主義者たちがクルアーン(コーラン)を厳守すれば千年前の黄金期を復活できると信じているのとそっくりです。それはやってみなくても、415年に聖書を絶対とした欧州が迷信だらけの遅れた世界になったのを見れば十分です。

 クルアーン、聖書、教育勅語など中身や時代は違うが、同じ間違いです。宗教であれ、政治であれ、権力者たちはどうして歴史から何も学ばず、時代錯誤な物にしがみつくのだろう?と質問しなくても、答えは知っています。神のためでも、国のためでも、もちろん国民のためでもなく、自分の権力を維持するためです。

 

 

テヘランのバイク

 イラン人のカメラに対する反応もおもしろく、写真下左カップルの男性は私のカメラに気が付いて、もっと撮れ、というポーズをしました。写真下右は手を振った後、おれを撮れ、という仕草をしました。先ほどのデパートの店員といい、こういう反応に国民性が出ていておもしろい。

 

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 渋滞しているとバイクがどんどん追い抜いて行くので、嫌でも目に付きます(写真下)。バイクを良く知らない私の推測でいうなら、走っているバイクは排気量125cc前後で、50ccの小型も250cc以上の大型もほぼ見当たりません。乗っている雰囲気からも、ほぼ全部通勤用、商売用です。

 

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 日本と大きく違うのは、ヘルメットをかぶっている人は、おおまか半分以下です。写真下の人たちはヘルメットを持っているのにかぶっていない。こういう人も珍しくありません。この様子からわかるのは、おそらくイランでもヘルメットの着用は義務づけられているが、ほとんど取り締まりが行われていないのでしょう。

 

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 日本と大きく違う点の二つ目は三人乗りです。本人もヘルメットをかぶっていないことが多いから、同乗者のヘルメット着用は皆無です。同乗者は奥さんや子供のよう見えます。家族を殺したい場合を除き、危険だからやめたほうが良い。

 

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 日本と大きく違う三点目は、バイクのほとんどに風防ガラスが付いていることで、付いていないバイクは少数です。乾燥して砂漠の多いイランでは砂が多いだろうから、風防ガラスは必需品かもしれません。風防ガラスはほとんどが二重になっています。横からのぞき込むと、真ん中は透明だが、周囲はスリガラス状になっていて、視界は良くありません。なぜ二重構造になっているのか、よくわからない。周囲はプラスチックで、真ん中だけガラス?

 

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ニンジン・ジュースがうまい

 渋滞する道の途中で、モハンマドさんが急にバスを停めて、何か店から買ってきました。ニンジンのジュースだという。野菜ジュースを予想して飲んでみると、ニンジンの味はするが、果物ジュースに負けないくらい甘くてうまい。砂糖など加えていないそうですから、日本で売っていたら、買います。日本でこのニンジンは育たないのだろうか?

 

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 店先や車を見ると、ニンジンを山積みしています(写真上下)。イラン人にはたいへん一般的な飲み物だそうです。

 

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 何度も見慣れたスイカ売りです(写真下)

 

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 メロンもうまそうで、実際うまかった(写真下)。スイカよりも露店は少なく、スイカは車なのに、メロンは台車です。

 

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 そしてついには果物の山盛り、と言っても、これは道の真ん中にあるモニュメントです(写真下)。いずれにしろ、イランは果物の豊かな国だとわかります。

 

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道端の花の観察

 空港が近づくにつれてスイカ売りの代わりに現れたのが花売りです(写真下)。目撃しただけでも、片側で数十カ所はあったでしょう。露店でこれだけ大規模に花が売られているのは、それだけイランでは切り花の需要があるということで、花作りの農家に育った私にはちょっとうらやましい。路上はともかく、日本でこれほどの切り花だけが日常的に売られている場所なんて聞いたことがありません。

 

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 グラジオラス、カーネーション、バラなどがわかるだけで他は良くわからない。種類はあまり多くないようで、どの店もほぼ同じような花が売られています。バケツに入れた切花ばかりで、鉢物は一つもありません。

 

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 日本の花売りと違うのは、お祝いに使うような大きな花輪があることです(写真下)。日本では花輪は特注品なのに、道端で普通に売られているということは、イランでは人々があれを家に飾るということでしょうか。車に入れるのも大変そうだし、こんな大きな花を飾れるくらい家が十分に広いのだ。日本の普通の家の広さではこんな花輪をもらったら、うれしいよりも置き場所に困ってしまう。

 

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 写真下は街中の花屋で、写真下左の店の前にも花輪が飾ってありますから、イランではけっこう一般的のようです。

 

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 スイカ売りと同様に、露店の少し前でプラカードを示して、この先で花売っていますと宣伝しています(写真下左)。スイカもそうだが、文字よりも絵を描けばわかりやすい気がします。

 

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 路上でのスイカ売りは禁止だとモハンマドさんも言っていました。ただ、取り締まりをしているなら、地面に花を並べて店開きはしないでしょう。露店のすぐそばに輸送用の車がないことから見ても、逃げる必要がないのです。

 警察が実際には取り締まりをしていない証拠が写真下右で、奥に見える車は警察のパトカーです。パトカーのそばで堂々と商売をしています。手前の白い車は花を買うために停まったお客さんの車です。

 

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 花の旅行の最後にイランの道路脇のおもしろい花を観察することができました。

 

 

"Fly Me to the Moon"

 空港に到着(16:12)。空港に到着して、ここでお世話になったモハンマドさんとドライバーのレザーさんにお別れです。モハンマドさんは本当に良く気の利くガイドで、皆さんにも推薦します。

 

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 蜂蜜など重い物を買ったので私のスーツケースはついに20kgを越えました。エミレーツ航空は30kgまでかまわないので助かります。

 ドバイまでのエミレーツ航空EK980便は機体は来た時と同じBoeing 777-300ERで、私の席は45Kで進行方向右の窓側です。

 

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 ほぼ予定時間(19:10)どおり19:24に離陸。

 

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 離陸して一時間ほどで食事が出ました(20:28)。この飛行機の個人的な評価はBで、問題なしの満足です。

 

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 来る時と逆の側の座席なのは、うまくすれば夕焼けが見られるのではないかと期待したからで、期待どおりに夕焼けになりました。しかし、雲が少ないので、イマイチです。

 

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 夕焼けが終わると外の風景は完全に見えなくなりました。飛行時間は2時間20分ですから、映画を観るのにちょうどい。エミレーツ航空は最新の映画が充実しています。

 『パディントン2Paddington 2)』(イギリス、フランス、2017)

 この映画の一作目も飛行機の中で観ました。前作もそうだが、良く出来ています。「これはアメリカの作品ではない」と思ったら、やりはイギリスとフランスの合作でした。ぬいぐるみのようなクマのかわいらしさ、というレベルではなく、絵作りや画面構成などのおしゃれな雰囲気がいかにも欧州らしい。日本もこの種のアニメが昔からありますが、内容も絵作りも子供っぽく、大人の鑑賞に堪えない。

 

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上図 Wikipediaから転載

 

 この飛行機に乗り込んだ時、機内に"Fly Me to the Moon"が流れていました。昔の曲なので色々な歌手が歌っている中、私は長い間、ボサノバのアストラッド・ジルベルト(Astrud Gilberto)の歌うこの曲が好きでした。ところが、最近、これを上回るような歌手が現れました。

 アンジェリーナ・ジョーダン(Angelina Jordan)というノルウェー出身の歌手です(写真下)。彼女は2006年生まれというのだから、2018年現在でもわずか12歳です。普通に話している時は普通の小学生なのだが、歌い出すと大人顔負けの歌唱力で、人を感動させる何かを持っています。単純な私は彼女が7歳の時に歌った"Fly Me to the Moon"を聴いて涙と鼻水を流していました()

 

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 彼女はいつも裸足で歌を歌います。6歳の時、イランで路上で働く孤児の女の子から靴を誉められので、その場でプレゼントして、7歳でテレビに出た時は裸足でステージに上がったといいます。イランは彼女の歌と深い関係があるらしい。皆さんも、「裸足のアンジェリーナ」の歌を聴いて涙と鼻水を流してください。

 

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イマイチなドバイ空港

 21:00到着予定を、ほぼ時間どおりにドバイに着陸(21:11)

 

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 ドバイ空港についたのが夜九時すぎで、次の飛行機が三時過ぎの出発ですから、ほぼ五時間ほど空港にいることになります。ただ空港内はいまいち時間を過ごすのにはおもしろくない。来る時も書いたように、国際的なハブ空港にしてはトイレは少ないのは大きな欠点です。それよりももっと大きな欠点もありました。

 

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 電源が少ない。各ゲートにはスマホやパソコン用の電源があります(写真下)。成田では電源のそばに椅子があるので座ったまま充電できるが、ここではそうではない。一つのゲートにたった五口しかコンセントがついていない。一つの広いゲートでたった五人しか使えない!しかも、前後の四カ所のゲートの内、二カ所は壊れていて使い物にならない。とても大金持ちの国の世界有数のハブ空港とは思えません。エミレーツ航空はサービスは一流だが、その母港ともいえるこの空港は二流です。

 

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 歩き回っても面白くなく、パソコンは目が疲れるし、あきらめて椅子で一眠りすることにしました。背もたれの傾きが浅い長椅子があるので、皆さん、そこで眠っています(写真下左)。ウトウトしかけると、反対側にいる小学生くらいの女の子が二人で騒ぐので目が覚める。だが、そばにいる親は注意しない。それでも私も眠ってしまいました。団体旅行の強みで、誰かが起こしてくれるだろう()

 

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