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10日目 11日目 7日目 2000年6月7日(水) ティンプー 写真上左:ホテルと時計台、写真上右:交通整理をしている 6:50 起床。曇りで小雨が時々ぱらついています。朝の散歩に行くと子供たちが登校していきます(写真下)。 8:00 ホテルで食事。 9:10 ホテル出発。 9:15 王立舞踊団の学校を訪問しました。到着が早かったのか、朝礼の最中です(写真下)。 体育館のようなところで8つの踊りと歌を見せてもらいました。3日のRSPN(Royal Society for Protection
of Nature)の集まりに来た生徒もいます。おもしろいのが、男性は靴がそろっているが、女性はバラバラです。キラ(スカート部分)で隠れるからあまり気にしないのでしょう。ここでも厚底がはやっているようです。女性だけの歌がなかなかよかった。 日本人も加わって、踊りました。(写真下左) 10:28 生徒に見送りされて王立舞踊団を後にしました(写真上右)。 ホテルの裏にある河原に作られたサッカーのグランドの隣でアーチェリーの試合を見学しました。伝統的な弓ではなく、アーチェリーです。 的が左右に二つあり、片方から撃ち終えたら(写真上)、もう片方に移動し(写真下左)、先に25点をとったほうが勝ちになります。的までの距離は100mくらいありそうで、たとえば、上右の写真の右側や、下左の写真の左側には的が小さく写っているのですが、当たり外れよりも、よくあんなに遠くまで飛ぶものだと感心します。的に当たると、数人が踊り出します(写真下右)。 二つの的の真ん中あたりに観客席があり(写真下)、吹き抜けの建物の階段に座って、お茶などを飲みながら、見物します。 その建物の前で、当たると女性が輪になって歌いながら踊っています(写真下)。つまりチアガールです。 弓が盛んであることやチアガールがいることは、半世紀前の本にも載っていました。 『秘境ブータン』中尾佐助、毎日新聞社、1959年 この本には第三代国王一家のカラー写真が載っています。現在、すでに引退した第四代国王の子供の頃の写真です。弓の試合の様子や、チアガールの写真も載っています。この本を見た時、驚いたのが次の写真です。 写真上:『秘境ブータン』に掲載された写真 写真左の解説には「パロ・ゾンの正面階段に上流家庭の乙女たちが集まった」とあります。足下をごらんください。裸足です。上流家庭の子女ですら、靴をはく習慣がなかったのです。写真上右は、弓の競技を応援するチアガールで、彼女たちも裸足です。この本の写真に載ったブータン人のうち、皇族や首相などをのぞき、ほとんど人たちが裸足です。 「昔のブータン人は裸足が普通であった。」(『ブータン 雷龍王国への扉』山本けいこ、明石書店、p.154) この本には、1983年当時、首都のティンプーですらも裸足の人たちが珍しくなかったとありますから、1950年代では、逆に靴を履いているほうが珍しかったのでしょう。 11時頃、添乗員さんに自由行動を申し出て繁華街のほうに行きました。繁華街norzin lamは主に南北に延びる道路の両側に店が並んでいいます。今日は、西側の店が開いており、東側の店は休みです。しかし、東側にあるエンポリウムという国営のおみやげ店だけは開いていて、実際にはこっそりと開いている店もあるようです。 店は2m程度の間口の物が多く、入口の他にガラスのない窓がついていて、そこからのぞき込むことができ、衣料、食料、雑貨などが売ってあります。雑踏というほどではないが、人通りはそこそこにあります。 通りの一番北側に三軒目の本屋を見つけました。タンカ(仏画)を売っています。中国などで売っているのとよく似ているので質問すると、ブータン製だという。よく探すと質の悪くないものもあります。 13:00~14:46 ホテルで外務次官からの招待による昼食会が行われました。彼は国王と同級生で重鎮の一人のようです。最初に、ホテルの前の時計台に行き、記念撮影(写真下左)。後でもらった写真はクエンセルという新聞の記者が撮ったために白黒で、なおかつコピー。しゃしゃり出て撮ればよかったと後悔しました。 次官からの名刺付きの贈り物をもらいました(写真下右)。テーブルクロスと5枚のランチョンマットです。 再び、街を散策。狭いのでメンバーとよく会います。国営の土産物店よりも民間のおみやげ店のほうが品物もいいが、値段も高い。どうやら、バザールで買うのが一番良いようです。試しにフィルムの値段をあちこちで聞くと、100~180Nuとばらつきがあり、結局、映画館の奥にある写真屋が一番安い値段でした。 ホテルの東側の川沿いのグランドでフットボールをしていたので、10Nuの入場料を払って見物しました(写真下)。金を払いたくない人は、フェンスによじ登ってみています。ゴミが多いのが気になります。 18:00~21:00 ホテルでこちらが主催した答礼パーティーが行われました。招待客は70人ほどにのぼり、大臣が4人出席しました。 7つしか省がないのに、4人の閣僚が来ているという。2人は海外に出ているから来れない。つまり、ほとんどの大臣がこのパーティーにきているようです。JICAの所長さんに聞いたら、これが彼らの仕事なのだという・・・妙に納得してしまいました。 毎回毎回、お偉いさんとのパーティーなので、付き合いが苦手な私は正直疲れました。 ブータン国王 学校で世界史を習ったとき、多くの人を殺し、多くの略奪をした王こそが立派な大王と評価されるのか不思議でたまりませんでした。彼らは侵略者という犯罪者ではないか。歴史を見ても、ろくでもない王様が多すぎる。いや、過去の歴史でなくても、現実に朝鮮半島にある独裁国家など、最悪の王様です。 こういう「バカ殿様」が多いなかで、ブータンの国王は賢い人たちが多いように見えます。第4代国王は、自ら議会制民主主義に移行し、しかも、まだ五十代にして息子に王位を譲っています。ネパールの王族のように、権力闘争から一族の殺し合いまでして、国民を混乱の中に巻き込んだ愚かな人たちに比べたら、何とスマートで格好の良い王様だろうと感心しました。 王政から議会制に変えた時、国民から王制に戻してほしいというデモがあったそうです。ぜひ、第5代国王もこのように「惜しまれる王」になってほしいものです。 トップページ 日程表 1日目
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