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6日目 200066()

フォブジ→プナカ→ティンプー

 

 

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写真上:トラックの屋根部分にオグロヅルが描かれている。

 

5:00起床。昨夜、湿った毛布に嫌気がさして、ビニールの雨合羽を毛布の間に入れて寝たが、汗ばむほど温かい部分と、逆に寒い部分が極端で、寝苦しさには変わりありませんでした。しかし、この寝苦しさも終わりです。

6:00 朝、希望者だけ、オグロヅルのいる湿地帯へ見学にいきました。あいにく曇りです。

 

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昨日の学校に行く道と同じに、ガンテ・ゴンパから西側に降りて、谷の入口から歩きました。

 

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観測所の手前にチョルテンが立っていて(写真上左)、観測所は湿地帯の真ん中の少し盛り上がった所にあります。そこから、昨日の一羽だけ残ったオグロヅルがかろうじて見えます。しかし、写真を撮るのは無理です。

 

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帰る頃になると雨が降ってきました。写真を撮りながら歩くので息切れします。

小さい高山植物があちらこちらに咲いており、ピンクのサクラソウがジュウタンをしいたように一面に咲いています。しかし、高山植物は小さくて、また霧雨で、日が射していないので、絵になりません。

 

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7:38 朝食

8:30 ゲストハウスを出発。ようやくこの山小屋ともさらばだと思うと、少しうれしい。

 

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フォブジの谷をあとにしました(写真上)。小雨が降ったり止んだりしています。山は所々、霧に包まれていましたが(写真下)、高度が下がるにつれて、霧から出て、曇り空になりました。

 

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9:10 ドチュ・ラの峠。

9:47 遠回りをした分岐点を通過。

10:0510:24 滝のある所で休憩(2290m)

 

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11:3511:53ウォンディ・フォダンで休憩。二日前、昼食をとった街で、三十軒ほどの店が道路に沿って並んでいます。

 

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裏手に郵便局があるが、あまりよい切手はありません(写真下左)。ガソリンスタンドで価格をみると、軽油15Nu/L、ガソリン25Nu/L(75)で、日本よりも安いが、ブータンの物価を考えたら、かなりの値段です(写真下右)

 

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ウォンディ・ゾンの見える橋を渡り、訪問した学校をすぎて、来た時の道ではなく、北のプナカを目指します。谷沿いに山一つ越えたあたりにプナカがあります。

 

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写真上左:プナカまでの道中の風景

写真上左:道路の脇の民家

 

 

 

12:28 ブナカの少し手前のホテルで食事をとりました。プナカのお偉いさんからの御招待だそうで、飲み物も無料でした。ホテルの脇の小さな売店に行くと、日本人から見ても値段が高い。古い布がたくさん置いてあるが、ブータンの布に詳しい人によれば「ブータン人には使い物にならない布が置いてある」とのこと。

 

 

プナカ・ゾンの見学

13:34 プナカ・ゾンに到着(写真下)。プナカ・ゾンは二つの川が合流する所にあるため、橋を渡っていきます(写真下右)

13:45 特別のはからいでプナカ・ゾンを見学しました。ゾンは城という意味で、この地方の行政と宗教の中心施設です。県庁と寺院が一緒になったと見ればいいのでしょう。

 

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プナカ・ゾンは何度も火災や洪水で大規模な被害を受けており、今も再建中です。修復には機械をいっさい使わず、人力だそうです。どうして機械を使わないのか意味がよくわかりません。女性が石を背負ってゾンまで運び込んでいます(写真下右)

 

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梯子のような急な階段を登ってゾンに入りました(写真左上)。知事が迎えてくれて、最初の中庭にはいるとチョルテンがあります(写真上右の樹木の向こう)。前にここを訪問したことのある人によれば、なかったという。チョルテンは誰かのお墓なのだが、ブータン人に聞いても、だれのチョルテンなのかわかりません。

 

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さらに奥の中庭に入ります(写真上右)。秘書は「バチバチ撮らなければいいと思う」といっていたが、これ以上は撮影禁止だそうです。

二番目(正確には三番目なのだそうです)の中庭から、本堂に入りました。真ん中に巨大な釈迦像、右にこの国を作ったシャプドゥン、左にパドマサンヴァバが祭られています。塑像であり、制作中で、形はできているが、彩色はされていません。「火災や水害で壊れる前と同じ大きさなのか」と質問すると、「少し大きくなっている」という答でした。職人が床に座って彩色をしていています。ペイントには自然のものだけを使っているという説明だが・・・それにしてはシンナーの臭いがする。

 

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ゾンを出て、ゾンの前(北側)にあるゾンチュン(寺院)に行く(写真下)

 

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ここは、洪水の後、日本人がデザインして再建したもので、普段は観光客は入れないが、我々だけは特別に入れてくれるといいます。西側の入口から入ると、北側に釈迦などの様々な神仏が祭られています。

入口から真正面、つまり本尊に向かって右側にもドアがあるのに、そこは入れてもらえません。ここは土着の神様が祀ってあり、だれも見たことがないという・・・こういうのが一番おもしろいんですけどねえ。

本尊の周囲を回ると大きなゴキブリの死骸があります。いや、生きたゴキブリもはっている。チャバネゴキブリの色を薄くして大きくしたようなもので動きはやや遅い。日本なら即刻、殺虫スプレーかスリッパが出てきますが、もちろん、ここではだれも殺しません。

 

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14:46 見学を終わり、道を引き返し、ティンプー方面を目指しました。ドチュ・ラ峠をめざす。

 

 

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16:50 ドチュ・ラ()に到着。私が蘭の花を撮影したいと頼んで、花を探して停まっていたので、先行車よりもずいぶん遅れていたようです。我々が到着すると、休憩なしにすぐに出発。

16:54 木一面に生えたピンクのランを見つけました(写真上右)。標高2910m。こんなのがあちらこちらにあるのたが、残念ながら、花を見るツアーではないので、先を急ぎました。

17:40 ティンプーのドゥラック・ホテル(Druk Hotel)に到着。

 

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前回泊まったリバービューホテルと違い、このホテルは繁華街の中心部の時計台(写真上)のすぐそばにあるので、便利です。

ホテルの部屋は広くて申し分ないのですが、お湯はバスタブ一つくらいで水になってしまう。頭を洗うのにほとんど水に近いお湯しか出ず、苦労しました。おまけに栓がしっかりはまらないらしく、次の日はバスタブにためるのをやめてシャワーにしました。それでも、フォブジの後なので、天国のようです。

 

18:1019:15 3日に行ったRSPN(Royal Society for Protection of Nature)に行き、フォブジで織られた布を何人か買いました。

19:30 ホテルにて食事。なんとホテルのドライデーで、酒がなく、皆さん不満です()

食後、買い物に出ました。通りの左右で休みが決まっており、明日から、ホテル側の通りが休みになるというので、休みになる予定の本屋とスーパーマーケットに行きました。品数はそこそこにそろっています。

通りの店で閉めたドアには鍵が3つも4つもついていますが、歩いている範囲では、治安が悪いという印象はありませんでした。

 

 

 

 

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