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9日目 200069()

パロ→チェレ・ラ→パロ

 

6:30 起床。曇り。

 

 

 

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散歩にいきました。ホテルは山の中腹にあるので、パロ谷がよく見えます(写真下)。 

 

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ホテルの敷地内にはジシバリニに似た花が一面に黄色い花を咲かせていてきれいです(写真下)

 

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7:30 朝食。

8:32 バスを二手に分けて、チェレ・ラ()に直行するバスと博物館を経由するバスに分かれ、私は直行便に乗りました。

 

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8:48 チェレ・ラに行く途中にある西岡京治氏の開いた農場と彼のチョルテンを訪ねました(写真下)。昔、

『神秘の王国』(西岡京治、西岡里子、学習研究社、1978)

を読んで、ブータンに行ってみたいと思ったきっかけになりました。

 

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9:09 谷にそって棚田が開かれていて、とてもきれいです。ちょうど田植えのシーズンなので、田んぼには水が張られ、田植えなどをしているのが見えます(写真下)

 

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 花の咲いているあたりで、何度かバスを停めてもらいました(写真下)

 

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今回の旅行で一番目についたのがノイバラです(写真下)。至る所に生えていて、ちょうど開花時期です。日本のノイバラに比べて花は大きく、匂いも良い。バスで走っていると、フッとその匂いが飛び込んできたりします。

 

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写真上:ロサ・ブルノニー

 

驚いたことにバラが松の木にからみついて、木全体に白い花が咲いたような状態になっていて、なかなか見事です(写真下)

 

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白いバラの他に、所々にピンク色のバラが生えています。いずれも一重のバラでとても美しい。白いほうは強く匂うが、ピンクのほうはあまり匂いません。

 

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写真上:ロサ・セリケア

 

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写真上:ロサ・マクロフィラ

 

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9:50 アヤメの花を見つけて、バスを止めてもらいました。ちょっとした斜面を登るのにも息が切れます。高度を上げるにつれ、だんだん気温も下がり、森林地帯に入りました。

 

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写真上:イリス・クラーケイ

 

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写真上右:スミラキリア・ブルブレア

 

さらに峠に近くなると、大きな木が上のほうでは立ち枯れています。こんな所で酸性雨でもなさそうだし、理由はわからないようです。

 

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10:37 チェレ・ラ()に到着。公式には3988m あるそうですが、ある方の高度計では3330m、もう一人の方の高度計では3500m。ここから先はハ(Ha)県といい(写真下右)、外国人の立ち入りはできません。

峠では、すでにスタッフたちが近くにテントをはり、テーブルが広げて、食事の準備をしています(右中)。そのあたりはいつもこのように使うらしく、道端にはゴミがあり、トイレにもなっているので、あまり衛生的ではありません。

 

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写真上:ロイディア・フラヴォヌタンス

 

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写真上:プリムラ・アトロデンタート

 

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写真上:ポリゴナトゥム・フッケリ

 

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写真上右:カッシオペ・ファスティギアタ

 

青いケシがあります(写真下)。群生はしておらず、一本づつかなり離れた所に生えています。青というよりも紫に近いような色をしています。気品があって美しい。青いケシに会えたのは、なによりもの収穫でした。興奮と空気不足で、息が切れ、頭はフラフラ。

 

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写真上:メコノプシス・シンプリキフォリア

 

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写真上:プリムラ・エロンガタ

 

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写真上:アネモネ・スミシアナ

 

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写真上左:ベルゲニア・ブルプラスケンス

写真上右:フリティラリア・キローサ

 

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写真上:コリダリス・エクリスタータ

 

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13:50 チェレ・ラから下山します。一台はまっすぐ下山し、もう一台は植物を見ながら降りるので、私を含めた五人が後者に乗りました。途中何度も止めたので、パロ市内につくのに3時間ほどかかりました。

 

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写真上:アリサエマ・シッキメンセ

 

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写真上:メガコドン・スティロフォルス

 

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写真上:クリントニア・ウデンシス・アルビナ

 

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写真上左:プリオカルブム・ヒマライクム

 

バスを下りるたびに新しい植物が確認できます。黄色いサクラソウの群落が所々にあります(写真下)。水が流れ、一面に花の咲いている所は立ち去りがたいほどきれいです。

 

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写真上:プリムラ・スミシアナ

 

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写真上:キバナノコマノツメ

 

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放し飼いされているヤクの群に会いました(写真下)。でも、ちょっと恐いので、近寄れません。

 

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ヒマラヤの雪をいただいた山が2つ姿を現しました(写真下)。チェレ・ラには相変わらず雲がかかっていますが、午前中より晴れて、山がきれいに見えます。

 

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 植物を見ながら3時間もかけてパロ市内に戻ってきました。

 

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夕方のパロは穏やかな田園風景が広がり、パロ・ゾンが見えます(写真下左)

 

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17:00 パロ市内の商店街に到着(写真下)。商店街といっても、周囲は田んぼや畠が広がっている中に、広場と通りにそって両脇に店が3040軒ほど並んでいます。

 

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土産物屋は二軒しかないのに、仏画の表装をやっている店が二軒ほどあります(写真下左)。土産物屋の一軒が最初開いていなかったほどです。おそらく我々が来たので、店を開けたのでしょう。もちろん、観光客らしい姿はほとんどありません。

 

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写真上左:商店街にあるチョルテン・ラカン

写真上右:映画のポスターらしい

 

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17:50 ホテルに戻りました。

19:00 パロ市長の招待による夕食会がホテルのレストランとは別の部屋で行われました。ご招待いただいていうのも何ですが、またか、というのが私の正直な気持ちでした。昼間の山歩きでかなり疲れていて、しかも、腹が減っているのに、おつまみで酒を酌み交わしながら談笑するなんて、正直、来る旅行を間違えたと思いました()。 

この種の付き合いは日本ですら私はほとんどしません。さしてうまくもない安酒と、不愉快なタバコの間接喫煙をさせられながら、酔っぱらいの愚痴や酒に任せた無礼なおしゃべりに、なんで金まで出して付き合わなければならないのか、というのが私の率直な意見です。

この旅行でのブータン人にはそんな無礼な酔っぱらいはいませんでしたが、とにかく疲れて、腹が減っているので、申し訳ないと思いながらも、ブータン人との友好は他の方にお任せしました。

21:00 終了

 

 

 

 

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