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カナリア諸島の花

1日目 201561()

成田 → ドバイ

 

 

カナリア諸島へ

 初夏のカナリア諸島に島特有の花を見に行くツアーに参加しました。カナリア諸島はアフリカの西、大西洋に浮かぶ島ですから、日本から見てほぼ反対側と言ってもいいくら距離があります。

 飛行機は夜22:00出発で、集合時間は19:00だというので、午後ゆっくり準備してから出かけました。参加者は関東5人、関西5人、これに添乗員の小場さん(仮名)が加わった総勢11人で、内訳は女性7人、男性4人です。小場さんは関西から添乗するのでドバイで東京組と合流します。

 

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 飛行機はエミレーツ航空のEK319便、機体はBoeing 777-300ERです。B777-300ERは三年前にグルジア(ジョージア)に行った時に乗ったカタール(Qatar)航空がそうでした。エミレーツ航空のアラブ首長国連邦とカタールは隣国です。

今回のツアーでは合計7回飛行機に乗り、その内、日本、ドバイ、マドリードまでの往復4回のエミレーツ航空のみはネットで予約が取れました。他の航空会社もネットで予約くらい取らせてほしい。

 

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 成田からドバイを経由してスペインのマドリードに行き、そこから国内便でカナリア諸島に行きます。

 残念ながら、日本からマドリードまでの直行便はありませんから、最小でも一回乗り換えしないといけない。調べてみると、成田からマドリードまで一番早い北回りのアエロフロート・ロシア航空でも約18時間、ドバイ経由のエミレーツ航空は約23時間かかります。

 写真下は機内の後ろの部分で客は少ないが、それでも7割はいます。

 

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 私がネットで予約した座席は一番後ろの窓側(49A)です。10時間40分もの長時間だとトイレに行くのに通路側を取りたいが、外の景色も見たいという二律相反する要求の妥協点がここです。一番後ろは座席は背もたれが後ろに倒れないことがあるし、トイレが近いので、うるさいし臭いもあり、配膳室に近いのに配膳の順番が一番後だったりして、嫌われる席です。しかし、普通は窓側も三座席ですが、後ろは二座席になっていることがあります。二座席で、うまくすれば隣に人が来ない。実際に来ませんでした。

 

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 飛行機はほぼ予定通りの22:08に離陸。

離陸後一時間ほどして食事が出ました(23:13)。私はこの時間は食事をしないが、夕飯はまだだったので、少しだけ食べました。

 

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 食事の後、室内は暗くなり、星が出ました(写真下)。配られたのが写真下右で、左からケース、靴下、歯ブラシ、アイマスクです。

 

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 エミレーツ航空のこの飛行機に対する個人的な評価はA、大いに満足としておきます。エコノミー・クラスのサービス、設備としては問題なく、ネットで座席予約が取れた点などを高く評価しています。

 

 

ツアーは満員御礼

 昨年11月頃、西遊旅行からのお知らせにこのツアーの予定が入っていました。同社のカナリア諸島へのツアーは毎年何回も催行されていたので、私は年明けにでも決めようかとのんびりと構えていました。ところが、11月中旬には催行決定の表示が出たので、私があわてて申し込むと、5/22のコースはすでに15人の満席で、私は四人目のキャンセル待ちだというのです。

 行けるかどうかわからないまま待つのは嫌ですから、まだ空いている6/5のコースに申し込むことにしました。こちらも半年前なのに、すでに3人申し込んでいるというから、間違いなく催行されるだろうと申し込むと、実際、四カ月前の今年の1月末には下のように、催行決定になりました。なぜか大人気です。

 

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 6/5のコースも間もなく満席になり、旅行会社は急きょ6/1のコースを追加しました(下表)。私は6/1が催行されるなら移動したいと申し出ました。七月に次の旅行を控えていた私は一日でも早いほうがありがたいのと、このコースはたぶん人数が一番少ないだろうと思ったからです。

 

 

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6/5をキャンセルして6/1が催行されないと行けなくなります。旅行会社のほうから、「催行が決定されてから移動してはどうか」との親切な提案があったので、待つことにしました。

最少人数の8人が集まり、催行が決定したのは一カ月少し前の4月末でした(下表)。実際の客は、私の予想通りに三つのコースでは一番少なく10人でした。全体で40人の人が申し込んだことになります。

 

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 西遊旅行の今年のカナリア諸島のツアーはこれだけでなく、下のような「テイデ山登頂と固有種の宝庫を訪ねて」という登山を目的にしたコースもあり、こちらも大人気です。つまり、この会社のカナリア諸島のツアーだけでも、50人前後の人が申し込んだことになります。なんだって、今年はこんな人気があるでしょう。

 

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カナリア諸島にて

 カナリア諸島という名前からは鳥のカナリアを想像します。実際、鳥のカナリアという名前はカナリア諸島が発祥です。ところが、カナリア諸島を意味するラテン語のInsula Canariaは犬の島という意味だそうです。なんで犬の島なのか、複数の説がありますが、いずれにしろ、カナリアが犬という意味だとは意外です。

 カナリア諸島の紋章には名前にちなんでカナリアではなく、犬が二匹描かれています(写真下)

 

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 カナリア諸島は下の地図のようにスペイン領といっても、地理的にはアフリカの沖にある島です。七つの島から成り立っており、今回のツアーではこのうち三つを訪問します。

 

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カナリア諸島の地図

 

 カナリア諸島と言うと、私の一番印象にあるのが「カナリア諸島にて」(作詞:松本隆,作曲:大瀧詠一、1981)という楽曲です。写真下の『A LONG VACATION』はCDの復刻版で手に入れました。大瀧詠一(1948-2013)氏らしいのびやかで透明感のある曲で、これを聞くとカナリア諸島に行きたくなる。もっとも、大瀧詠一氏はこれを作曲した当時はカナリア諸島には行ったことがなく、後に訪問して、イメージと違うと言っていたそうです。現実ってそんなものでしょう。

 残念ながら、大瀧詠一氏は2014年に65歳で亡くなりました。『さらばシベリア鉄道』『熱き心に』など素晴らしい曲ですので、Youtubeで聞いてみてください。

 

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 カナリア諸島が曲のイメージくらいしかなかった私は、長い間、カナリア諸島とはカリブ海あたりにあるものだと思い込んでいました()。関心を持ったのは、そこに特殊な植物が生えていて、しかも観光地になっているので花を簡単に見に行けるらしいと聞いたからです。地図を見たら、カナリア諸島はカリブ海ではなく、アフリカの西でした。

 

 目的地のドバイに真夜中の03:40(日本時間8:40)到着予定です。約10時間40分の飛行ですから、一眠りするのには十分な時間です。では、おやすみなさい。

 

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