トップページ 日程表 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

 

 

カナリア諸島の花

4日目 2015604(木)

ラ・ゴメラ島のピクニック

 

 

ラ・ゴメラへ

 夕べは疲れていたので十時くらいに寝たせいか、四時半に起きてしまいました。日本時間なら昼の12時半ですから、目が覚めるのも当然です。時差ボケです。もちろん、周囲は真っ暗。部屋の温度は25度程度で暑くも寒くもありません。

 本日は船で隣のラ・ゴメラ島に行き、そこでハイキングをした後、夜の便でラ・パルマ島に行きます。

 

routecanaria150604

 

 出発が早いのでホテル側に頼んで朝食を六時半からにしてもらいました。メニューはあまり変わりない。

 

P1070592 P1070593

 

 部屋に戻り、準備をしていると七時半頃、ようやく東の空が明るくなってきました(写真下)

 

DSC_7557

 

 ホテルを8:18に出発。テネリフェ島には68日に戻ってきますが、このホテルはこれでさようならです。AGUAMARINA GOLFのホテルの名前にも使われている周囲のゴルフ場が写真下です。

 

DSC_7566 DSC_7573

 

 シュロがおもしろい。枯れた葉を取ってやらないと衣をまとってしまうのですね(写真下左)。そういえば、私の住んでいる周囲にあるシュロも枯れた葉を取らないと似たような姿になります。道路脇のシュロはきれいに散髪してすっきりしている(写真下右)

 

DSC_757001 DSC_7577

 

 道路脇の木立の中にキリスト教の祠があります(写真下左)。足を出していますから、男性の聖人のようです。スペインはカトリックの信仰があるから、てっきりこういう祠や教会が街のいたるところにあるのではないかと予想していたのですが、今回行った三つの島の範囲でいうなら、意外に少ない。これは目についた数少ない一つです。

 

DSC_758301 DSC_7582

 

 右にテイデ山の山並みを見ながら、車は朝の自動車道を西に走ります(写真下)

 

DSC_7589 DSC_759301

 

 三十分ほどで港のあるロス・クリスティアーノス(Los Christianos)の街に入りました(写真下)。リゾートらしいおしゃれな建物が並んでいます。

 

DSC_760601 DSC_760701

DSC_7631

 

 ここは物価も安く、安いホテルもあるのでヨーロッパからの若者が長期滞在に訪れるそうです。

 日本の温泉街などにぜひ考えてほしいのが、街並み、景観です。世界遺産になった富士山の商業施設の景観が問題になった時、当事者の店側の人たちが「許可してから後で文句を言われてもねえ」と言っていました。世界遺産になっている地域をもっと見学して、あのような建物では景観に苦情が出るのが当たり前だということを理解したほうが良い。日本人は景観に対する意識が低すぎる。

 

losChristiano150604

 

 港に到着です(7:56)

 

DSC_7625

 

 荷物を預けて、展望台で待っていると、我々が乗る船Fred Olsen号が入港してきました(写真下)

 

DSC_762901 DSC_7634

 

 ご覧のように大きな客船ですが、意外に小回りがききます(写真下左)。子供たちはハイキングでしょうか(写真下右)

 

DSC_7650 DSC_7655

 

 写真下の一般の客室を通り過ぎ、一番上の船室に上っていきます(写真下)

 

DSC_7659 DSC_7778

 

 写真下の最上階の船室が我々の席です。座席の色が違うだけで写真上とあまり変わりないように見えます。いえいえ、ここからが違うのです。

 

DSC_7711 DSC_7676

 

 船室についているカウンター(バール)での飲み食いはすべて無料です(写真下)。客は我々以外はほとんどおらず、占有状態です。

 

DSC_7662 DSC_7666

 

 朝食を食べた後なのに、無料と聞いて急に食欲が出てきました()。紅茶でアップルパイを楽しもうかと思いましたが、オバサンたちの迫力に負けてグズグズしているうちに品切れで、カナリア諸島のアップルパイを食い損ねました。

 

DSC_769801

 

 食うことばかりに気をとられている内に、船は港を離れました(8:51)。ロス・クリスティアーノスの街とテイデ山がまるで墨絵みたいです。朝のせいか、右奥のテイデ山も頂上付近は雲がかかっています。

 

DSC_770201

 

 食い気はあとにして、後ろのデッキに出て、遠ざかる風景を観ていました。風が強いが、気持ちが良い。

 

DSC_7705 DSC_7710

 

 テネリフェはしだいに遠ざかっていきます。カナリア諸島の墨絵はなかなかなものです。

 

DSC_769901

 

 

ラ・ゴメラ到着

 九時半頃、前方にラ・ゴメラの港が見えてきました(写真下左)。島の上だけが雲がかかって、街のある手前には雲がありません。これを横から見たのが、昨日のテイデ山から見たらラ・ゴメラです(写真下右)。島の北側が雲があるのに、南側はありません。我々は島の南側の海から島を見ています。雲は高さ千メートルほどで、水分をもたらし、逆にそれよりも低い地域には水が極端に少ない。

 

DSC_7745 DSC_7366

 

 ラ・ゴメラ島の港町サンセバチャン・デ・ラ・ゴメラ(San Sebastián de la Gomera)に到着(9:51)

 

DSC_7785 DSC_7787

 

 島は直径22kmのほぼ円形で、他の島と同様に、火山の噴火によって作られた島です。2011年にはカナリア諸島の一つエル・イエロ島で海底火山の噴火がありました。

PN_Garajonay_peq

 

 島内の道路が狭いのでバスは小型です。我々は客が10人だから良いが、前後のツアーは満席の15人だから、乗るのも大変だったでしょう。私はいつものように一番後ろの座席に乗りました。しかし、スーツケースを乗せるために座席を前に詰めたので、座席は狭すぎて入れず、真ん中に座りました(写真下)。窓が狭いので写真は撮りにくい。

 

DSC_7793 DSC_7794

 

 これからの予定は、今いるサン・セバスチャン・デ・ラ・ゴメラから、島の中央部にあるガラホナイ国立公園(Parque Nacional de Garajonay)に行き、そこからエル・セドロまでハイキングします。その後、バスでビジター・センターを訪れ、島の自然を見ながら、サン・セバスチャン・デ・ラ・ゴメラに戻ります。

 

routeLagomera150620

 

Bandera_La_Gomera

 

 港から谷に沿って斜面を上っていきます。

 

DSC_7796 DSC_7797

 

 周囲は乾いた感じで、植物は生えているが、緑が豊かとは言えません。高度を上げるにつれ、この後風景は劇的に変わりますので、この風景を覚えておいてください。写真下左などは段々畑になっていますが、生えているのは作物ではなく、雑草です。

 少々見えにくいが、写真下は白い樹木です。カナリア諸島の固有種で表面を白い膜で覆われています。樹液には毒があり、これを水に垂らして魚が毒で浮き上がってくるのを獲ったそうです。

 

DSC_7822 DSC_7806

写真上 Tabaiba amarga

 

 遠くにテネリフェ島とテイデ山が見えます(写真下)。朝と違い、テイデ山にはもう雲がかかっていません。昨日はあそこからこっちを見ていた。雲は標高千メートルほどを平らに広がり流れていきます。

 

DSC_785502

 

 高度を上げるにつれ、ポツリポツリと緑が増え始めました。

 

DSC_7860 DSC_7868

DSC_7870

 

 

ロケ・アガンド

 大きな岩の見える展望台で小休憩です(10:37)。この岩山のことをロケ・アガンド、正式にはRoque de Agando と呼ばれ、一番高い所で1251mといいますから、ここ自体がかなりの標高です。この近辺はこのような溶岩でできた岩山があり、ロス・ロケス(Los Roques)と呼ばれています

 

DSC_7920 DSC_7922

 

 岩山は岩山にしか見えない私は、周囲に花を探しました。

 

DSC_7904

写真上 Bituminaria (Psoralea) bituminosa

(LA PALMA LANDSCAPES AND WILD FLOWERS)

 

DSC_7905 DSC_7894 DSC_7881

 

DSC_7901 DSC_791001

 

DSC_7884 DSC_7886

写真上 Cistus monspeliensis

(Native Flora of the Canary Islands, p.142)

 

P1070600 P1070601

 

この岩はマグマによってできたというのですが、どうやったらこんな岩山になるのでしょう。

 

DSC_7916

 

 このあたりの衛星写真が下です。ちょうど道路を境に南北で色が違う。南側は岩場で緑が少ないのに、北側は森林におおわれているのがわかります。港でも見た雲の境界がこのあたりで、我々のハイキングのスタート地点は森林の中にあります。

 

roques150604

 

 

霧の森

 ハイキングのスタート地点に到着(10:48)。車を降りてびっくり。さきほどの晴天の展望台からわずか数キロしか離れていないのに、ここは霧に霞んでいます(写真下)。つまり、港で見た雲の中に入ったのです。

 道は最初のうちは自動車も通れるような舗装道路です。

 

DSC_7925 DSC_7943

 

 ハイキングは下の地図のように、スタート地点からエル・セドロ(El Cedoro)への舗装道路を下りて行き(写真上)、その後、道を外れて山道を森の中の教会に向かいします。その後、川に沿って下流のエル・セドロを目指します。地図が南側と北側で色違いなのは、南側の緑色に染められた部分までがカラボナイ国立公園(Parque Nacional de Garajonay)であることを意味します。

 

hiking150604

 

 湿気のある森らしく、下草はシダが目につきます。樹木の幹や枝にはコケが生えて、写真下左のようにサルオガセもありますから、ここが空気と水がきれいであることを示しています。陽当たりが悪いので樹木は一般的には寿命が短い。

 

DSC_7980 DSC_8046 DSC_7952

 

 樹木にはどこもここもコケが生え、霧からの滴が付いています。これがここの水源で、ここでは「雨が水平に降る」。

 

DSC_7946 DSC_7950 ソソDSC_7951

 

 霧が晴れてもあまり陽がささないような環境なので、花は多くはありませんが、そちらこちらに咲いています。

 

DSC_7959 DSC_7968

P1070610 P1070615

DSC_7961 DSC_7981

 

 例によって、私は花の写真ばかり撮っているので、グループからどんどん遅れて、間もなく皆さんの姿は霧の彼方に消えてしまいました。

 

P1070613 P1070614

 

DSC_7984 DSC_7992

写真上 Convolvulus lopezsocasi

(Native Flora of the Canary Islands, p.90)

 

DSC_7962 DSC_7993

DSC_8063 DSC_8064

写真上 Hypericum canariense

(Native Flora of the Canary Islands, p.95)

 

P1070616 P1070617

DSC_8006 DSC_8002 DSC_8004

写真上 Ixanthus viscosus

(FLORA CANARIA)

 

 写真下の黄色い花は道の土手にたくさん咲いています。天気が良くても山の斜面に沿った道は陽当たりが悪く、そのさらに土手ですから、むしろ日陰を好む植物なのでしょう。

 

P1070612 DSC_8156

DSC_8023 DSC_8025 DSC_8055

写真上 Auchrysum laxum

(The flora of the Canaries, p.54)

 

 写真下は、カナリア諸島の固有種です。図鑑で調べるとハーブにもなるようです。しかし、この時は知らなかったので、特に匂いには気が付きませんでした。

 

DSC_8137 DSC_8159 DSC_8037

P1070624 P1070625

写真上 Geranium robertianum

(La Gomera Landscapes, Flora and Fauna, No.549)

 

 

山道に入る

 カーブの所で私たちを乗せてきた車を含めて、何台か車が停まっています(写真下左)。ここはハイキングの山道が交わるところで、私たちはここで舗装道路から外れ、山道を行きます。行先はErmita de Lourdes(ルルドのチャペル)という教会のある川のそばです(写真下右)。距離の標記が0.9ではなく0,9なのがおもしろい。0.9km ではなく、三桁目を表して0,900mという意味かと推測しましたが、他の看板にはしっかり0,5kmといった表示がありました。

 

DSC_8047 DSC_806901

trail22

 

 これまでは車の通れる舗装道だったのが山道になり、ようやくハイキングらしくなりました。

 

DSC_8071 DSC_8077 DSC_8056

 

 森の中は相変わらず霧に包まれていて、コケが樹木にぶら下がっていて、湿気の強さがわかります。

 

DSC_8073 DSC_8075

 

 最初見た時は、ちょっと気味が悪かったのが写真下のキノコです・・・たぶんサルノコシカケのようなキノコでしょう。そばに寄ってみても、枝のような物が複雑にからんでいて、何がどうなっているのか、よくわからない。森の中では良く見かけたのに、私の持っている図鑑には載っていませんでした。ネットで調べるとLaurobasidium lauriという名前が出ています。

 

DSC_8091 DSC_8145 DSC_8092

DSC_8093 DSC_8144

写真上 Laurobasidium lauri

 

 地面に落ちている赤い葉は月桂樹の葉だという。

 

DSC_8100 DSC_8101

 

 

森の中の教会

 「ルルドのチャペル(Ermita de Lourdes)という名前のかわいらしい教会に到着(12:20)。教会は鍵がかかっていて、中はわかりません。ルルドはスペインとフランスの国境近くにあり、百五十年ほど前に、聖母マリアが現れたことで有名です。マリア様もお忙しい。

 

DSC_8132 DSC_8134

 

 プレートには1964という数字がありますから、この年に建てられたのでしょう。朝も書きましたが、スペインにしては宗教施設などが少なく、私は好感を持っていました。こういう森の中のチャペルは、日本の寺社仏閣に比べておしゃれなのだが、ここは谷なので薄暗く湿気があるので、どこか陰気臭い。建てるなら、おしゃれな東屋風の休憩所が良かった。

 

DSC_8115 DSC_8108

 

 人々が餌を与えるせいか、鳥はそれほど人を恐れません。スズメよりも一回り大きいくらいです。

 

DSC_812101 DSC_812201

 

 下の看板の地図の黒い線は我々が来た経路をそのまま表しています。右上の駐車場()から左下の現在地点のチャペルまで来ました。ここは山道の合流地点にもなっていて、この後、ここからこの地図の上で黄色で示されたエル・セドラに向かいます。

 

DSC_810601

 

 川の右側の斜面を北に向かって進みます。川といっても、雨が降らないせいか、水の流れはほんのわずかです。川ではなく、霧()のもたらす湿気でこの森が成り立っているのがわかります。

 

DSC_8151 DSC_8146 DSC_8153

 

 川のそばなのでシダ類が多く、しかも大きい。

 

DSC_8152 DSC_8147

 

 忘れな草が咲いています(写真下)。それにしても、良い名前をつけてもらいましたね。同じように、青くきれいな青い花なのにオオイヌフグリなどひどい名前です。

 

DSC_8155  P1070650

写真上 Myosotis latifolia

(La Gomera Landscapes, Flora and Fauna, No.645)

 

DSC_8165 DSC_8162 DSC_8158

 

DSC_8060

 

 

人家の近くは花だらけ

 山道のそばに人家が見えてきました(12:41)。エル・セドロが近づき、このあたりでカラボナイ国立公園が終わっていることを意味します。

 

DSC_8175 DSC_8168

 

 ポツンポツンと人家があるのだが、廃墟になっている家もあります。

 

DSC_8206 DSC_8236

 

 人家の近くらしくゼラニウムが咲いています。ピンク色でなかなかきれいです。

 

DSC_8170 DSC_8173

 

 このエンドウは野生種なのだろうか、それとも人家の近くだから、栽培種でしょうか。

 

DSC_8193 DSC_8178

DSC_8179 P1070654 DSC_8192

写真上 Lathyrus tingitanus

(La Gomera Landscapes, Flora and Fauna)

 

 樹木がない所にシダの群落があります。見た目はワラビに似ていますが、ずっと大きい。

 

DSC_8226

DSC_8228 DSC_8229

 

 写真下もエキウムの仲間です。テイデ山で見たエキウムとは見た目が全然違う。

 

DSC_8198 DSC_8199

DSC_8258 DSC_8259

写真上 Echium plantagineum

(La Gomera Landscapes, Flora and Fauna, No.686)

 

 写真下はマンテマの仲間と思われますが、花が終わりかけています。

 

DSC_8201 DSC_8202

写真上 Silene vulgaris

(La Gomera Landscapes, Flora and Fauna, No.)

 

 民家のそばの空き地に一面にアザミが咲いています。これも樹木を切り倒して陽がさしたから、できたお花畑です。あまりに見事なので、しばらく見惚れていたいのだが、皆さんお腹が空いてきたのか、先を急いでいる。

 

DSC_819101 DSC_8184

DSC_8181 DSC_8182 DSC_8262

DSC_8188 DSC_8186

写真上 Galactites tomentosa

(LA PALMA LANDSCAPES AND WILD FLOWERS, No.580)

 

 写真下は黄色い花と白い葉が印象的な花です。ところが、いくら図鑑をめくっても該当する花が見つからない。

 

DSC_8213 DSC_8214

DSC_8216 DSC_8311

DSC_8313 DSC_8317

 

DSC_8218 DSC_8221

 

 写真下は日本でもよく栽培され、私が前に住んでいた所にもありました。蔓状に茎がのびていきます。ただしこれは野生と思われます。

 

DSC_822501

写真上 Vinca major

(The flora of the Canaries, p.38)

 

DSC_8290 DSC_8295

DSC_8261 DSC_8287

写真上 Pericallis echinata

(The flora of the Canaries, p.37)

 

DSC_8288

 

DSC_828601 DSC_8322

 

 エル・セドロの村の中に入ると、陽当たりが良いせいでしょうか、いろいろな花が咲いています。撮影に忙しく、私はいよいよ遅れる。霧があるので、前の人の姿が見えません。

 

DSC_8264 DSC_8267

写真上左 Oxalis Prs-caprae (The flora of the Canaries)

写真上右 Papaver dubium

 

DSC_826801

 

DSC_834801 DSC_834901

写真上 Fumaria coccinea

(La Gomera Landscapes, Flora and Fauna,)

 

DSC_8281

 

DSC_8282 DSC_8278

 

DSC_8270

 

DSC_8285 DSC_8325 DSC_8326

写真上 Argyranthemun adauctum

(Native Flora of the Canary Islands, p.140)

 

DSC_8323b DSC_8315

DSC_8314 DSC_8333

 

 写真下のキンレンカ(金蓮花)は南米原産で世界中に広がっているようです。食べられるそうです。

 

DSC_8334 DSC_8335

写真上 Tropaeolum majus

(The flora of the Canaries, p.60)

 

 写真下左と中は、崖の上から垂れ下がるように花が咲いていて、なかなかきれいです。

 

DSC_8276 DSC_8277 DSC_8312

写真上 Bituminaria (Psoralea) bituminosa

(LA PALMA LANDSCAPES AND WILD FLOWERS)

 

 道端に見事な黄色い花が咲いています。イメージは、花はタンポポ、葉はアザミ、全体は道端に生えるメマツヨイグサという雰囲気です。強い印象を与える花なので、簡単に図鑑から探せるだろうと思ったら、ありません。今回の旅行で見たのもここだけです。

 

DSC_8300 DSC_8303 DSC_8302

 

 下の看板によれば、先ほどの教会から1.3km来て、エル・セドロまであと0.5kmです。と言っても、だいぶん前から家が点在しており、すでに集落の中に入っています。

 

DSC_824601

 

 

 道路に沿って門があり、石のプレートにはネットのアドレスも書いてあります。後で調べると、Casa rural los patosという三室しかない小さなホテルです。こういう静かな所で一週間くらい山歩きをしながら滞在したら、楽しいでしょうね。

WS001011

DSC_8249  01

 

 まるで石垣に飾ったみたいですが、もちろん自然に生えたのでしょう。

 

DSC_8255

 

DSC_8257 DSC_8269

Auchrysum laxum

(The flora of the Canaries, p.54)

 

DSC_8251 DSC_8252

P1070657

写真上 Eruca vesicaria

(La Gomera Landscapes, Flora and Fauna, No.509)

 

DSC_8254

写真上 Descurainia bourgeauana

(The flora of the Canaries, p.50)

 

 

レストランに到着

 エル・セドラの北にあるレストランに行くのだが、霧が深くて、どこにあるのかわからない。

 

DSC_8309 DSC_8339

 

 晴れていれば、きっときれいな村です。

 

camping150604

 

 私が最後にレストラン「キャンピング(Camping)」に到着してピクニックは終了です(13:16)

 

DSC_8340 DSC_8364

 

 建物の外にも席があり、晴れていればここからは村の眺めも良く、気持ちがよいのでしょうが、ここの普通の天気である霧が深くて何も見えません。

 

DSC_8367 DSC_8344

 

 店は崖の上にあり、斜面に沿って草花が植えられて、花盛りです。

 

DSC_8352 DSC_8351

 

 ゼラニウムがお花畑状態になっていますから、土地や気候などが合うのでしょう。ピンク色がきれいですね

 

DSC_8350 DSC_8353

DSC_8359 DSC_8360

 

 キング・プロテアです。南アフリカの国花で、環境が合っているのか、見事に咲いています。

 

DSC_8355 DSC_8363 DSC_8358

写真上 Protea cynaroides (King protea)

 

 窓側で食事です。本当は展望が良いのでしょうが、今日は霧しか見えません。

 

DSC_8341b

 

 天井には金属製の大きなトンボ(蚊じゃないよなあ)やバッタが飛んでいてなかなか楽しい(写真下)

 

DSC_8365 DSC_8342

 

 今回のツアーでは食事の飲み物は会社持ちだというので、毎回注文したのが、写真下左のアップル・タイザー(Appletiser)です。簡単に言えば、リンゴから作ったサイダーです。メニューに必ずこれが出てくるので、カナリア諸島特産かと思ったら、南アフリカ産です。果汁100%で適度な酸味があり、砂糖や甘味料がゼロというのに十分な甘さがあります。サイダーの好きな私は今回の旅行では毎回これを飲み、帰国後、調べると近くの店でも売っていました()

 

P1070663

 

 食事はスープから始まり、野菜、ジャガイモ、肉と続きます。

 

P1070664 P1070665

P1070666 P1070669

 

 変わった食べ物としては写真下左がウサギ、右がヤギの肉だそうです。私は両者とは知り合いなので、食べませんでした。

 

P1070667 P1070668

 

食事を終えて店を出たのが14:24。ここから車でピクニックのスタート地点に戻り、そこからビジター・センターに行きます。

 

visitor150604

 

 

カラボナイ国立公園のビジター・センター

ラグナ・グランテ自動車道を順調に走り、15:10にビジター・センター(Centro de visitantes de Juego de Bolas)に到着。観光客はあまりいません。

 

DSC_8381 DSC_8383

DSC_8382

 

 ここで大いに期待したのが、草花の名前です。ラ・ゴメラの植物が植えられているという。草花の名前を調べるのは一苦労ですから、名前がわかれば助かります。しかし、あることはあるのですが、花が咲いていない植物など名札だけなのでわかりません。花の写真も一緒に掲示してもらえると助かるのだが、ごらんのようにない。少し撮って、あきらめました。

 

DSC_8393 DSC_8394

 

 ここは敷地内にいくつか建物があり、ラ・ゴメラの風物や歴史を展示しています(写真下右)。写真下左のカカシも展示物の一つかもしれません()

 

DSC_8405 DSC_8412

 

 展示物もあまりおもしろくないので、私は売店の横から展望台に登ってみました。売店の横に階段があるので、上ってみたら、展望台まで続いていたというわけです。

 

visitorcentre150604

 

 案内板によれば霧がなければ眺めが良いらしいが、ごらんのように建物と近くの山以外は何も見えない。天気が悪いというよりもこれが普通の天気です。

 

DSC_8417 DSC_8418

 

 このセンターで私が興味を持てたのは売店の近くにいたネコくらいです()。特に変わったネコには見えません。

 

DSC_8385 DSC_8422

 

 犬もいます。カナリア諸島のカナリアとは元々は犬という意味だと前にもご紹介しました。その犬に初めて会いました。犬や猫で島の固有種っていないのだろうか。今回の旅行ではあまり犬には会いませんでした。

 

DSC_8425

 

 

海岸の街アグロ

 猫と犬の写真を撮り終えて(15:50)、車を北に走らせて、アグロ(Agulo)という港町に出ました(16:04)。トンネルから出たところが展望台になっていて、街のきれいな風景が見られます。晴れていれば空の青ときれいなコントラストが出るのでしょう。

 

DSC_8445b

 

 他人の家をのぞくようで悪いのだが、上から見ているので嫌でも見えてしまう。屋上に洗濯物が干してあり、写真左では頭の禿げた旦那さんと奥さんが何か食べながら、二人で午後のひと時を過ごしているのでしょう。彼らと我々では流れている時間の速さが違う。

 

DSC_844801 DSC_844701

 

 斜面には段々畑があり、バナナ(写真下左)やブドウ(写真下右)が植えられています。

 

DSC_8452 DSC_8459

 

 海側の風景もきれいだが、後ろの山側の崖の風景もすごい。

 

DSC_8443 DSC_8463 DSC_8471

 

 崖は一見むき出しの岩だけのようだが、良く見ると、しがみつくように植物が生えています。

 

DSC_8449 DSC_8450

 

 いずれも昨日のテネリフェのホテルの周囲と似て、乾燥に強そうな植物ばかりで、さきほどの湿った森林地帯とはかなり様相が違います。日本も山の上と海岸では生えている植物に違いはあるが、カナリア諸島の場合、雨の量が少ないので、それが極端に違います。

 

DSC_8466 DSC_8467

DSC_8468 DSC_8469

 

 アグロから道路は再び海から離れ、山を登ります。

 

DSC_8487 DSC_8506

 

 山の上のほうは、当然ですが、雲に覆われています(写真上と写真下左)。ところが、南に下がり、トンネルを出たとたん、雲が切れて青空が見え始めました(写真下右)

 

DSC_8520 DSC_8534

 

 トンネルを抜けた所にある旧道を利用した展望台で休憩です(16:42)

 

Tunnel150604

 

後ろを振り返ると、さきほどまで頭の上にあった雲が見えます(写真下)。港からも見えたあの雲です。

 

DSC_8564

 

 先ほどまでの曇天と違い、晴れて気持ちが良い。雲がない分、山の上のほうには樹木がなく、ダムから流れている川に沿った谷に緑が見えます。写真下のダムはこれから戻る港町サンセバチャン・デ・ラ・ゴメラのたぶん給水源です。

 

DSC_8568 DSC_8566

DSC_8540 DSC_8565

 

 これだけ山の多い地方で連絡方法と発達したのが指笛です。スイスのヨーデルも連絡手段だったそうです。ちょうど運転手のマニュエルさんが指笛ができるというので、この谷で実演してもらうことにしました。

 モールス信号のようなものかと思ったら、サライさんの耳にはスペイン語として聞こえるといいますから、言葉をそのまま音にしたようです。電話などの発達で一度すたれたが、伝統として小学校でも教えています。

 

DSC_8547

 

 私はここでシャボテンの花を撮りました。テネリフェ島でもたくさん見かけたが、なかなか写真を撮るチャンスがありませんでした。シャボテンはメキシコ原産ですから、人間が持ち込んだ物です。

 

DSC_8563 DSC_8559

 

 旧道のそばに人の背の丈をはるかに上回るシャボテンがあり、花だけでなく実を付けています。

 

DSC_8570 DSC_8561b

DSC_8558

写真上 Opuntia ficus-barbarica

(The flowers of the Canaries, p.62)

 

客の一人が実に触ろうとするとサライさんが激しく「ノー」と言います。なんでも細かいトゲがあり、とんでもない目に遭うらしい・・・遅い。私は花を撮ろうとしてすでに触った()。幸い、私は手袋をして触っていたので、手袋を捨てることで被害は最小限で済みました。

 

DSC_8555 DSC_8552b DSC_8553b

 

 下の植物は、他にEuphorbia obtusifoliaの可能性もあります。図鑑やネットで見ても、区別がつかない。

 

DSC_8572b DSC_8573

写真上 Euphorbia regis-jubae

(Native Flora of the Canary Islands, p.68)

 

DSC_8580 DSC_8581

 

 もう一つ撮りたいのがリュウゼツランです。島のあちこちに生えているが、珍しくないだけに、なかなか撮るチャンスがない。ここは斜面一面に生えています。この展望台近辺の衛星写真にもしっかりと写っているほどです。

 

DSC_8578 DSC_8579

 

 電柱のような茎の先に花が付いています。残念ながら急斜面でとても近づけない。

 

DSC_8544 DSC_8546

 

 ここから道は下る一方で、やがて朝出発したサン・セバスチャン・デ・ラ・ゴメラの街が見えてきて、間もなく、街に到着しました(17:14)

 

DSC_8585 124PX-~1

 

 

ゴメラ観光

 これから乗る船は夜八時頃に出航予定なので、約三時間ほどあり、小さな街を散策するには十分な時間です。

 

DSC_8603 DSC_8604

 

 観光客が喜びそうな通りが数百メートルくらい続いています。小奇麗でオシャレです。観光客らしい人たちもいますが、御覧のように人通りはあまり多くない。

 

DSC_8613 DSC_8615

 

 コロンブスが最後に寄港したのがこの島だといいます。滞在したという家に行きました(写真下)。理由はわからないが、開いていません。皆さん残念そうでしたが、私はあまり興味がないので通過。

 

DSC_8611 DSC_8624

 

 街の中の教会を二カ所案内されました(写真下)。写真下左は1535年に作られたErmita de San Sebastián (San Sebastián de la Gomera)で、小さな教会です。

写真下右は通りの真ん中にあり、前は広場になっているので、いかにも中心にある教会という感じです。正確な名前が良くわかりません。英語ではChurch of the AssumpionThe Church of Our Lady of Assumptionとあり、スペイン語のwikipediaではIglesia Matriz de la Asunciónと表題が付いているのに、写真の説明ではParroquia Matriz de Nuestra Señora de la Asunciónとあります。とにかくマリアを祭った教会らしい。

 

DSC_8614 DSC_8599

 

 写真上右は教会の中が写真下です。教会にありがちな仰々しさや威圧感がなく、庶民が来るような教会です。二つの教会ともに人がほとんどいないのが好感が持てました。

 

DSC_8636 DSC_8635 DSC_8628

 

 写真下左のコロニアル風の建物が市役所だという。私の住んでいる地域の市役所の本庁はまだ新しく、でかい建物だが、ここと比べると貧弱で貧相に見えます。

 

P1070775 P1070774

 

 コロンブスや教会などの有名な建物よりも、街の通りのほうがはるかに興味深くおもしろい。

 

DSC_864201

 

 建物の壁にはトカゲが張り付いている。

 

DSC_864402 DSC_863901

 

 ここのポストは黄色です(写真下左)。建物に突き出た木造の黒いバルコニーがついているのがカナリア諸島らしい。

 

DSC_8593 DSC_8641 DSC_8643

 

 通りのお土産屋に入りました。内側の壁の模様が面白い(写真下右)。漆喰で全体を塗り固めるのではなく、岩の部分だけを残して模様にしています。カナリア諸島では建物の外壁にこの手法が良く使われています。

 

P1070766 P1070693

 

 エキウムの蜂蜜がないかと探したのですが、ありません(写真下)。私は無料だという街の地図だけいただいて、何も買わずに出ました()。無料の地図は私が第一発見者で()、こういうのを見つけるのは早い。

 

P1070687 P1070688

 

 港の近くにある公園に一時間後の七時に集合ということで、いったん解散です(17:56)。狭い街ですし、主な観光場所はすでに案内してもらったので、私は先ほど気になっていた斜面の一般住宅街を散歩してみることにしました(写真下)

 

DSC_8592 DSC_8596 DSC_8605

 

 写真上の風景がラ・ゴメラの観光の売り物の一つです。少し離れてこの斜面の建物を写すときれいに写るのだが、へそ曲がりの私は当然、それとは逆に斜面の建物を見に行くことにしました。

教会の脇から坂道があり、住宅地のほうに続いています(写真下)

 

P1070696 P1070699

 

 建物は斜面に建てられているので、たいてい二階階から高い建物になると五階くらいあります。

 

P1070702 P1070709

 

 たとえば写真下のピング色の建物は、一階が駐車場で、その上にさらに4階までの建物があります。おそらく、最上階は上の道路に面しているのでしょう。

 

P1070715 P1070718

 

 写真下などが典型で、五階建ての一番上が上の道路に面しています。だから、一番上が駐車場になっている家もあります。

 

P1070753 P1070755

 

 ネコが日陰で休んでいます。湿度は低いが、日差しが強く、暑くて私も木陰で一休みしたいくらいだが、先を急ぐので、ラ・ゴメラのネコさんとはバイバイです。

 

P107071301 P1070721

 

 「La Hila」というアパートだと書いてあります(写真下)。こんなおしゃれなアパートならオレも住んでみたいと、安普請のアパートに暮らす私は思いました。

 

P1070717 P107071601

 

 下の衛星写真で、「解散」の所から歩き始めて、教会の裏手にある道を上っているところです。

 

sanpo150604

 

 坂を上った所に展望台があり、街が一望できます。上の衛星写真や地図などで見ると、展望台と港はすぐそばですが、実際にはご覧のような崖ですから、直接行くことはできません。

 

P1070723

 

 上から見ても小さな街なのがわかります。白い四角いビルがこの街の景色には邪魔だ。

 

P1070724

 

 平らな所がすくないので、斜面に住宅地が這い上がるように作られているのがわかります。

 

P1070725

 

 住宅街だということもあり、人はほとんど歩いていません。

 

P107073601 P1070704

 

 写真下右など明り取りのためのガラス窓でしょう。部屋から見るとどうなっているのだろう。なんともモダンなデザインです。

 

P1070703 P1070746

 

 斜面の所々に空き地があります。写真ではちょっとわかりにくいが、この急斜面に建物を建てるのは相当に大変です。登山靴をはいて登る必要がある()

 

P1070711 P1070732

 

 空き地があるおかげで、元々がこんな状態だったと知るのに良いだけでなく、植物の様子もわかります。ここでもリュウゼツランが良く目立ちます。

 

P1070751 P1070749

 

 このまま北に進めば、大通りと交わるのだが、東の斜面に空き地が増えて建物がなくなり、時間もないので、途中から下りることにしました(写真下左)

 

P1070757

 

 ここは集合住宅らしく、斜面に沿って両側に同じような作りの長屋が続いています。

 

P1070758 P1070759

 

 さきほど観光をしたレアル通りの北側に戻ってきました。数百メートル先の観光の中心部と違い、ここには古い建物もたくさん見られます。

 

P1070762 P1070764

P107076301

 

 先ほどと同じ所を歩いているのだが、日が陰り始めてせいか、ちょっと雰囲気が違います。

 

P1070765 P1070767

 

 集合場所の公園は巨木が生い茂っています。写真だとわかりにくいが、巨木です。その下に喫茶店もあり、人々の憩いの場になっています。

 

P1070770 P1070773

 

 木陰はネコにも憩いの場です。飼い主なのか地元の人が、彼はベンという名前だと教えてくれました。

 

P1070772 P1070781

 

 ベン君に別れを告げて、港の船着場まで歩きます。海はきれいで、良くみるとたくさん魚が泳いでいる!素人でも網があれば簡単に獲れそうです。私は、今晩のオカズが泳いでいる、と独り言を言いました。

 

P1070785 P1070790

 

 

同じ船だ

 遅れているという船が入港して来て乗船です(20:04)。あら?これ朝乗ったのと同じ船です。下船した人たちはかなりいたが、最終便のせいか乗船する人が少ない。

 

DSC_8649 DSC_8652

 

 朝と同じように最上階の船室まで行くと、バル(カウンター)にいた店員は朝の時と同じ人で、お互い顔を見て笑いました。この船室の乗客は我々だけらしい。もちろん食べ放題で、ここで夕飯です。海を眺めながら、ゆっくりと紅茶をいただきましょう(写真下)

 

P1070798

 

 船は、相変わらず頭の上に雲をかぶっているラ・ゴメラの東側を迂回しながら、北西にあるラ・パルマ島を目指します。波はあるが揺れるというほどではありません。

 

DSC_8658 DSC_8661

routeLaPalma150604

 

 ラ・ゴメラを通り過ぎるあたりから西の空の雲の間から、西日が差し込んできました(20:38)。ラ・パルマ島が歓迎してくれている、と勝手に思い込むことにしました。写真下の一番手前に写っているのは船の甲板です。

 

DSC_866701 DSC_8670

 

 ほぼ予定通りにすっかり暗くなったラ・パルマ島のサンタ・クルス・デ・ラ・パルマ(Santa Cruz de La Palma)の港に到着(22:06、写真下左)。船からはたくさんの車が出てきますから(写真下右)、案外客がいたのだ。

 

DSC_8679 DSC_8683

 

 我々は出迎えの大型バスに乗り(写真下)、港から五分ほど南にあるホテルに向かいます。

 

DSC_8684

 

 ホテルはH10というホテル・グループのタブリエンテ・プラヤです(H10 TABURIENTE PLAYA22:29)

WS000835

(https://www.h10hotels.com/es/hoteles-la-palma/h10-taburiente-playa)

P1070874 DSC_8687

 

 写真下が私の部屋で、今日から四日間ここに泊まるので、移動がなくて楽です。水とリンゴなど果物が無料です(写真下右)。水は旅行会社側が毎日一本ずつ供給してくれるのと、私は食事のたびに余った水をかき集めたので()、今回は一度も買いませんでした。

 

DSC_8689 DSC_8693

DSC_8694 DSC_8698

 

 ここに四日間滞在し、またしても時々騒音がするなど問題もありました。しかし、ホテル自体が面白い作りであり、部屋の設備に大きな問題がなく、部屋の広さも十分で、ネット(WiFi)は少々接続しにくいが無料であるなど、四つ星ホテルにちなんで私の評価も4.0、つまり十分に合格ということにします。

 今日はもう夜が遅いので明日ご紹介しますが、このホテルの吹き抜け部分にすごい庭があるのです。

 

 

 

 

トップページ 日程表 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10