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南アフリカ花の旅

1日目 2011816()

成田 → 香港 → 飛行機泊 → (ヨハネスブルグ)

 

 8月末から9月上旬の南アフリカのナマクワランドは神々の花園と呼ばれるほど、たくさんの花が咲くことが知られています。そこに、新和ツーリストのカタログが届き、今年は南アフリカの花が素晴らしいようだと書いてありました。新和ツーリストは鳥と花を見る旅に特化した旅行会社で、一度は参加してみたいと思っていましたので、思い切って行くことにしました。

 ツアーはリーダーの冨山さんとサブリーダーの松森さん(仮名)、そして女性9人と男性5人の客を加え、合計16人です。このうち2人は関西から参加のために香港で合流します。

 

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 成田から香港に、香港から南アフリカのヨハネスブルグに、そして国内便でケープタウンに行きますから、合計三回飛行機に乗ります。成田からケープタウンまでほぼ24時間ほどかかります。

成田でこれらの飛行機の三枚のチケットを予約できるはずなのに、なぜか私が並んだ機械はヨハネスブルグまでの二枚しか予約できません。私は長旅に備えて、チケットを担当する係員に「通路側をお願いします」と頼みました。香港までは確かに通路側でしたが、香港からヨハネスブルグまでは通路側ではありませんでした。天下の全日空がこんな初歩的なことすらできないとは困ったものです。

受け取ったチケットの座席の番号だけでは座席が通路側なのかどうかはわかりません。いつも思うですが、これだけコンピューターが発達しているのに、こんな程度のことすらも確認できないとはどういうことなのでしょう。

 

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出発予定より一時間ほど遅れて、全日空911便(ボーイングB763-300)19:44に成田を離陸しました(写真下)。機内はかなり混んでいます。

 

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 スナックが出た後(20:15)、食事が出ました(20:57, 写真下)

 

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 香港到着(23:30、日本時間24:30)。この空港に来るのは私は初めてです。夜のせいか、空港内はそれほど混んではいません(写真下)。日本も夜間も使える飛行場が一つくらいあってもよさそうな気がします。

 

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 香港から南アフリカのヨハネスブルグまで約13時間ほどの飛行です。成田で予約したチケットを見ると、番号からいって通路側とは思えません。冨山さんの勧めもあって、カウンターに申し出ると、その場で通路側に変更してもらえることになりました。よかった!なにせ13時間も閉じこめられるのですから、トイレに自由に行けないのは辛い。

 

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スプレー缶の洗礼

南アフリカ航空(South African Airways)Airbus 340-300eは香港時間25:29(日本時間26:29)に離陸しました。日本時間では夜中の二時半ですから、私は一刻も早く眠りたい。ところが、目が覚めるような仰天する光景に出会いました。

香料の入ったスプレー缶を両手に持った乗務員が、二つの通路に沿って、二人が噴射しながら、前のほうに進むのです。四つのスプレー缶を同時に噴射するのですから、それはもうすごい有様で、彼らが通り過ぎた後は霞んでいます。しかも、トイレの芳香剤のような安っぽく、頭が痛くなるような強烈な匂いです。荷物からマスクを取り出している時間もなく、私はあわててテッシュペーパーを鼻にあてました。私は殺虫剤を当てられた虫になったような不愉快な気分でした。

おそらく機内にこもった臭いをなくすためなんでしょうが、しかし、それほど気になるような臭いはなく、一番ひどい臭いはそのスプレー缶でした。あまりにすごい光景に、つい写真を撮るのを忘れてしまいました。帰国の時、シャッターチャンスを狙ったのですが、残念ながら、スプレー缶は出てきませんでした。

 

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 離陸して一時間ほどたった頃、食事が出ました。南アフリカは日本時間とは7時間ずれていますから、夕食の時間です。しかし、日本時間では夜中の三時です。こんな時間に何かを食べたら私の胃腸は反乱を起こしますから、食事は最初から受け取りませんでした。

 今夜は飛行機に宿泊です。そこで配られた品物が写真下です。左上は黄色い縁取りの赤いアイマスク、真ん中上は歯ブラシで、左下の赤い布は何だと思いますか。靴下です。普通、よくスリッパが配られるが、靴下は初めてです。靴を脱いで、赤い靴下をはいて機内をウロウロをしている人がいるのはなんとも奇妙です。

 

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ネットでの南アフリカへの旅行記を読むと、飛行機で爆睡したといううらやましい話が載っていました。私は往復ともにひたすら苦痛でした。イスラエル旅行も11時間ほどでしたが、あの時は大韓航空だったこともあり、モニターで映画が見られるので、眠れなくても、かなりの時間をつぶすことができました。ところが、南アフリカ航空では英語版の映画しかなく、しかも具合が悪く、映画の途中で止まってしまうとか、音が出ないなど、往復とも不良が多く、まともに観ることができません。おまけにモニターの質が悪いらしく、反射光があって、ひどく見づらい。

 食事が終わり、周囲も静かになり始めたので、ようやく眠りかけると、一時間ほどして寒くて目が覚めました。私の所は冷たい風が直接来るらしく、足元まで冷えてきます。万一と思って持ってきたセーターを着てもまだ寒く、使い捨てカイロを出して、ようやく寒さをしのぎました。飛行機で眠るのは、とにかくしんどい。

 

 

 

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