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南アフリカ花の旅

4日目 2011819()

ヴァンリンスドルブ → ニューウッドヴィル → カルヴィニア

 

 相変わらず時差ぼけで五時すぎには目が覚めてしまい、六時には起きて、準備を始めました。私が起きた後も雨が降っていたようですが、空は晴れ始めました(写真下左)・・・やった!

 

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 八時から昨夜と同じ食堂で朝食です(写真下)。野菜がやや少ないものの、味は問題ありません。

 

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 今日は、国道7号を少し北上して石英の丘に行き、この地に適応した独特の花を見た後、ヴァンリンスドルブに引き返し、そこから標高九百メートルほどの高原地帯にあるカルヴィニアを目指します。途中、ニューウッドヴィル野生植物保護区などで花を見ます。

 

説明: calvina010

 

 晴れて青空も広がり、良い天気です。

 

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 国道七号から少し入った所にある石英の丘をめざします。個人が公開している場所なのか、入り口近辺にある事務所にマニングさんが立ち寄り、たぶん入場料を払ったのでしょう。

バスを下りると、写真下のように、なんとなく地面が白っぽい(9:3310:59)

 

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 乾燥してヤブが広がっています。その間にいろいろな植物が花を咲かせています。

 

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写真上 Didelta carnosa

(http://commons.wikimedia.org/wiki/Didelta_carnosa)

 

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写真上 Lachenalia framesii

(http://www.plantzafrica.com/plantklm/lachenaliafram.htm)

 

 下の衛星写真の青い線が我々が歩いた経路です。歩いた周辺と右側が白くなっています。これがこのあたりの特異な植物を育てる原因になっています。

 

説明: vanrynsdorp02

 

 白くなっているのは石英です。写真下の白い石が石英です。石英があるおかげで、このあたりの気温は時には50℃にもなるというのに、植物が育つのです。石が白いから光を反射してしまうようです。

 下の写真の真ん中に写っているのは植物です。まるで緑色の石のようで、こういう植物をストーン・プラントと呼びます。残念ながら、花は咲いていませんでした。

 

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 石英の砂利の中にピンク色の小さな花を咲かせているストーン・プラントがあります。背丈は数センチ程度で、気をつけて歩かないと踏んづけます。

 

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写真上 Oophytum nanum

(http://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Oophytum_nanum)

 

 陽はさしているのに花は一部しか開いていません。

 

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道があっても、写真を撮ろうとすると花の生えている中に行くしかありません。マニングさんから繰り返し足下に気を付けるように注意が出ます。しかし、写真下のような状態ですから、いくら気を付けても、実際は踏んづけているでしょう・・・すみません。

 

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 乾燥が強いようで、多肉植物が目立ちます。写真下のようなキノコのような奇妙な形の植物はベンケイソウの仲間です。

 

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写真上 Crassula columnalis

(http://www.flickr.com/photos/martin_heigan/392823517/)

 

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写真上 Hypertelis salsoloides

(http://www.andycowley.com/namibia/plants/Hypertelis-salsoloides.html)

 

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写真上 Malephora purpureo-crocea

(http://www.plantzafrica.com/plantklm/malephora.htm)

 

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写真上 Drosanthemum schoenlandirmum

 

 写真下のマツバボタンのような花は開いたらさぞや見事なのでしょうが、残念ながら、ほんの一部しか開いていません。

 

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写真上 selago minutissima

 

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写真上 Felicia filifolia

(http://www.plantzafrica.com/plantefg/feliciafili.htm)

 

 日射しがあるので、往きには咲いていなかった黄色の花が帰り道では咲いています(写真下)

 

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写真上 Oxalis pre-caprae

(http://en.wikipedia.org/wiki/Oxalis_pes-caprae)

 

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 写真上 Gladiolus scully

(http://www.botanicalgarden.ubc.ca/potd/2008/11/gladiolus_scullyi.php)

 

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写真上 Gorteria diffusa

(http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-f/naiyou/gorteria-diff0.htm)

 

 ヴァンリンスドルブに戻り、ホテルでトレーラーをつないで、そこから東に向かいます。

平原が続く中、山の上が平らな、いわゆるテーブル・マウンテンが近づいてきました(写真下)。日本ではまずこういう山はありません。南アフリカではこれが普通です。テーブルの上の部分は平らな大平原になっている所があり、今日はこれからこのテーブルの上に行きます。

 

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白いアヤメ

 テーブルに登る少し手前で、本日二つ目のお花畑に案内されました(12:0312:44)

 

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目的の小さなアヤメはすぐに見つかりました。

 

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写真上下 Moraea serpentina

(http://www.pacificbulbsociety.org/pbswiki/index.php/MoraeaSpeciesEight)

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 道から離れて奥のほうに行くと、一面に咲いています。マニングさんの「Field Guide to Wild Flowers of South Africa(P.112)によれば、ナマクワランドの北部の斜面や平地に生えるアヤメです。

 

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説明: DSC_3363

 

写真はアヤメの高さで撮っているから、一面に生えているのがわかりますが、高さが十〜二十センチ程度の小さな白いアヤメなので、実はこの写真で見るほどには目立ちません。

 

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 おっ!珍しい、四つ花弁のついた個体を見つけました(写真下左)。普通は、写真下右のように花弁は三つです。四つの個体はこれ一つしかありませんでした。

 

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 つい、アヤメにばかり目が行きますが、もちろん、周囲には他にも様々な花が咲いています。ついでにイモムシもいます(写真下)

 

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写真上 Albuca Canadensis

(http://www.pacificbulbsociety.org/pbswiki/index.php/AlbucaTwo#canadensis)

 

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説明: DSC_3381 説明: DSC_3427

写真 Foveolina dichotoma

(http://www.globalspecies.org/ntaxa/2287749)

 

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写真上 Peliostomum virgatum

(http://www.zoonar.com/photo/peliostomum-virgatum-namakwaland-sdafrika_2683840.html)

 

説明: DSC_3376 説明: DSC_3392

写真上 Arctotheca calendula

(http://en.wikipedia.org/wiki/Arctotheca_calendula)

 

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説明: DSC_3424 説明: DSC_3425

写真上 Gorteria diffusa

(http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-f/naiyou/gorteria-diff0.htm)

 

説明: DSC_3395 説明: DSC_3396

写真上 Eriocephalus ericoides

(Namaqualand South African Wild Flower Guide 1, p.166)

 

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写真上 Malephora purpureo-crocea

(http://www.plantzafrica.com/plantklm/malephora.htm)

 

 動物の足跡と糞です(写真下)。足跡の大きさからみると、シカなどの大きな動物です。

 

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写真上 Ornithoglossum vulgare

(http://www.pacificbulbsociety.org/pbswiki/index.php/Ornithoglossum)

 

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 皆さんがバスの方に集まり始めたのが見えたので、私もバスのほうに向かって歩き始めると・・・あら!?バスが出発してしまいました()。その内、私が乗っていないことに気が付いて戻ってくるだろうから、もうしばらくここで写真を撮ることにしましょう(爆笑)。しかし、残念ながら、すくに気が付いたらしく、バスは停まりました。

 

 

ニューウッドヴィル野生植物保護区

バスはテーブル・マウンテンのテーブルの上に一気に登ります(写真下)。洗面器を逆さに伏せたような地形です。

 

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 下の衛星写真でみると、ヴァンリンスドルブから右側に黒い部分が縦に写っています。これが今、我々が登っているテーブル・マウンテンの崖です。崖から右側の地域は、ヴァンリンスドルブ側に比べて、黒っぽく写っています。これはテーブル・マウンテンのテーブルであり、標高九百メートルほどの高原地帯になっているからです。

 今日と明日はニューウッドヴィルに花を見に行きます。衛星写真で見ると、カルヴィニアよりもヴァンリンスドルブのほうが近いのがわかります。しかし、カルヴィニアに二泊するのは、ヴァンリンスドルブは距離は近いが、曲がりくねった山道を九百メートル近くも登らなければならず、一方、カルヴィニアは距離はあるが、平坦な直線道路なので、こちらのほうが時間もかからず、楽なのです。

 

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ニューウッドヴィル・ワイルドフラワー保護区(Nieuwoudtville Wild Flower Reserve)に到着(写真下, 13:11)

 

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 まず目に入って来たのが、薄紫の花が一面に咲いている光景です。

 

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 黄色のケマンがなかなかきれいです。

 

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 午後一時すぎているので、まず食事です。しかし、私は食事は後回しにして、花の写真を撮ることにしました。

 

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写真上 Moraea miniata

(http://en.wikipedia.org/wiki/File:Moraea_miniata_flower.jpg)

 

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 写真下はアフリカにきて初めて会った大きなナメクジです。日本のナメクジに比べて緑っぽい。気持ち悪さは同じです()

 

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 草むらを探すと真っ赤なロムレアが時々咲いています(写真下)

 

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写真上 Romulea sublosa

(http://www.pacificbulbsociety.org/pbswiki/index.php/SouthAfricanRomuleasFour)

 

 写真下の花は、チューリップが地面からいきなり咲いたようなイメージですが、もちろんチューリップの仲間ではありません。

 

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写真上下 Colchium coloratum (Androcymbium latifolium)

(http://www.cliveprior.co.za/Images/Botanical/gallery.php?gallery=3&image=3&page=)

(http://www.pacificbulbsociety.org/pbswiki/index.php/Androcymbium)

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 写真下は形は写真上と似ているが、花が真っ白です。数は赤よりも少ない。この花は夜になるとバターのような匂いを出してネズミを誘い、受粉を助けてもらうそうです。

 

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説明: DSC_3697 説明: DSC_3699

写真上 Colchicum capense (Androcymbium burchellii)

(http://www.bihrmann.com/caudiciforms/SUBS/col-cap-sub.asp)

(http://www.pacificbulbsociety.org/pbswiki/index.php/Androcymbium)

 

 写真下の花は、皆さんが食事をした道端の柵の向こうにたくさん咲いていました。

 

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説明: DSC_3477 説明: DSC_3478

写真上 Diascia namaquensis

(http://wildsideimages.net/photo_5739730.html)

 

 ここの小型のアヤメは姿がすっきりしていてきれいです。

 

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説明: DSC_3753 説明: DSC_3754 説明: DSC_3768

写真上 Moraea ciliate

(http://www.plantzafrica.com/plantklm/moraeaciliata.htm)

 

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写真上 Heliophila amplexicaulis

(Namaqualand South African Wild Flower Guide 1, p.96)

 

 ノコンギクの仲間が一面に咲いています(写真下)

 

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写真上下 Senecio arenarius

(http://commons.wikimedia.org/wiki/Senecio_arenarius)

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 青空が見えてきて、一面の薄紫のノコンギクとよく合います。

 

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写真上下 Arctotheca calendula

(http://en.wikipedia.org/wiki/Arctotheca_calendula)

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 平原の中を向こうに見える丘に向かって進みます(写真下)

 

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 薄紫のノコンギクの大群落を過ぎると、今度は黄色い花が一面に咲いています。

 

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 草むらを歩いていると、写真下のような直径が十五センチ前後もある丸く枯れた植物の種に出くわします。

 

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 元の姿は写真下のような葉と花を咲かせる植物です。これもこちらの秋の五月頃に咲く花です。

 

 

写真上 Boophone haemanthoides

(http://thebulbmaven.typepad.com/the_bulb_maven/2011/06/boophone-haemanthoides.htmlから転載)

 

 写真下のルツボランの仲間は花の部分が食べられます。後日、オーキエップで食べました。

 

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写真上 Trachyandra falcata

(http://www.succulents.co.za/geophytes/trachyandra_falcata.shtml)

 

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写真上 Lachenalia unifolia

 

 丘を登ると、また違った草花が出現します(写真下)

 

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 写真下の花は強烈な紫で道端に一面に咲いています。茎の先に花があるように見えますが、筒も花の一部です。

 

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写真上下 Lapeirousia oreogena

(http://www.pacificbulbsociety.org/pbswiki/index.php/Lapeirousia)

 

 この花の受粉を手伝うのはロングタンフライ(long tongued fly, long-proboscid fly)という、自分の身体の二倍もある長いストロー状の口を持つアブだそうです。花そのものも細長い筒状になっており、約26センチあります。蜜は花の底にあるので、アブが空中で羽ばたきながら、ストローのような口を突っ込んで蜜を吸い、その際に花粉が頭部にくっつくという仕組みです。

 

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写真上 Oxalis pre-caprae

(http://en.wikipedia.org/wiki/Oxalis_pes-caprae)

 

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写真上 Spiloxine serrata

(http://www.pacificbulbsociety.org/pbswiki/index.php/spiloxene)

 

 丘から平地への斜面に一面に黄色いトリトマが咲いています。子供の頃、自宅に赤いトリトマが植えてありました。原産は南アフリカだそうです。千メートルくらいの高地に咲くというのですから、まさにこのあたりがそうです。

 

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写真上下 Bulbinella nutans

(http://www.pacificbulbsociety.org/pbswiki/index.php/Bulbinella)

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 丘の上のほうには灌木が生えており、それらにも花が咲いています。

 

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写真上 Hesperantha cucullata

(http://www.pacificbulbsociety.org/pbswiki/index.php/HesperanthaTwo#cucullata)

 

 写真下は私の好きな青いデージーですが、陽が強く照らないと花弁がのびません。

 

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 岩場を一つ越えるとまた黄色いお花畑が広がっています。

 

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 ここの黄色いお花畑を作り出している花は数種類あります。一番多いのが写真下です。

 

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 写真下の花も黄色いお花畑にたくさんあります。

 

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 丘に沿って進むのをやめて、平原のほうに下りて行きました。そこには、写真下のような橙色の花があちらこちらに咲いています。株は立派なのだが、日差しが足りないのか、十分に開いている花が少ない。

 

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写真上と下を比較すると、上は花が小さいだけでなく、どれが葉なのかかわらないほどです。これに対して写真下は葉が大きい。写真上は丘で、写真下は平原で撮ったもので、この差が環境による違いなのか、別種なのかよくわかりません。

 

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 写真下のように花の色が白や薄黄色の花も見られます。しかし、これは色が違うだけで、同じ種類でしょう。

 

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 丘見たのは黄色のトリトマで、こちらは私が子供の頃に見た、お馴染みのオレンジ色のトリトマです。数はあまり多くありません。

 

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写真上 Bulbinella latifolia

(http://www.plantzafrica.com/plantab/bulbilatidol.htm)

 

 写真下のように、陽が当たると反射する葉が地面にたくさんあるのが見られます。 地面に貼り付くように広がった葉で、花は咲いていません。

 

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この葉の植物は、こちらの秋にあたる3〜5月に写真下のような見事な花を咲かせます。

 

Brunsvigia bosmaniae

(写真上はhttp://www.plantzafrica.com/plantab/brunsvigiabos.htmから転載)

 

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写真上 Eriocephalus ericoides

(Namaqualand South African Wild Flower Guide 1, p.166)

 

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 今回もバスに最後に乗るのは私かと思ったら、まだマニングさんが黄色いトリトマの写真を撮っています(写真下右)

 

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 今日の花の撮影会はこれで終わりで、後は車をこのまま東に進め、今日の宿泊地であるカルヴィニアに向かいます(16:23)。私はバスの中で遅い昼食を取りました。

 道の両側は一面のお花畑です。写真下で黄色やピンクに写っているのは全部花です。

 

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カントリー風のホテル

 本日の宿泊地であるカルヴィニアに到着。私を含めた数人が街にあるスーパーに連れて行ってもらいました(写真下)。南アフリカ用の電源のプラグを買うためです。南アフリカは独特のプラグの形状をしていて、型番に合わせたつもりで持ってきたプラグは合いませんでした。私は万能型のを持っているので買わなくてもいいのだが、店に行くというのについていかない手はありません()

 

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プラグはすぐに見つかりました。それほど大きい街でもないのに、変換プラグを売っているというのもおもしろい。日本なら大型の電器屋にでも行かないと海外との変換プラグなど売っていないでしょう。

中は日本と変わりない普通のスーパーです。腸詰めなどの肉類のパッケージが豊富です(写真下左)

 

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 ホテルはゲストハウスなので、全員が同じ建物に泊まるだけの部屋がなく、2カ所に分宿です。

 

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 写真下左が私の停まった「戸建て」の部屋です。建物の右側には棟続きで車庫もあります。建物の前には庭がありますから(写真下右)、駐車場と庭付きの一戸建てです。

 

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 部屋はベッドルームとバスルームの2室に分かれていて、普通のホテルに比べたら、十分な広さです。ベッドの脇は水場になっています(写真下右)。テレビはなく、古いラジオがあります。

 

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 おや!ランプがあります(写真下)。テーブルの上に一つ、その他にも壁などに五カ所、バスルームまで含めると六ヶ所もあります。これは灯りをつけないわけにはいきません。

 

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 ランプを全部点けてみました。さあ、どうでしょう。なんか、とても良い雰囲気です。ただし、石油ランプなので、私には臭いが我慢できず、一つを除いて、後で消しました。私は日本製の最新型のファンヒーター方式の石油ストーブでさえも、いまだにあの石油の臭いが苦手です。

 

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 机の上に古い雑誌が2冊置いてあります(写真下)。前の客が置いていったのだろうかと見ると、発行は1960年代と1970年代です。つまり、わざわざ古い雑誌を置いてあるのです。そういう目で見ると、この部屋は半世紀ほど前の田舎の部屋を再現したつもりなのでしょう。

 

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 バスルームとの境に、暖炉があり(写真下左)、そばに薪の入った金属製の箱もあります(写真下右)

 

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 床には動物の毛皮が敷いてあります。それにしても、この動物は何なのでしょう。写真下左は一体の動物をそのままとすれば、牛にしては小さく、大きな犬くらいの大きさです。ただ、ほぼ全部が同じような模様ですから、犬ではなさそうです。毛は羊のように厚くはありません。毛皮はあまり好きではないので、私はできるだけ避けて通りました()

 

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毛皮でカバーをかけたハンガーが動物の角のフックにかけてあり、ワイルドな雰囲気です(写真下)

 

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 天井も実際はコンクリートなのでしょうが、わざわざ御簾が張り付けてあります。

 

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 部屋に置いてある品物もどこかレトロ調です。

 

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写真下左は水場の棚にあった空き缶で、元々は紅茶が入っていたようです。写真下右の洗面器などはホウロウ製で、これもどことなくレトロな雰囲気です。

 

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 バスルームは写真下のようになかなかおしゃれで、ランプやローソクがよく合います。

 

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 写真下左の青いボトルに入っているのが液体石けんで、写真下右のように、きれいな石けんの空き缶を利用して綿棒などが入っているなど、いずれも女性客から受けそうな品揃えです。

 

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 一番、女性客に受けそうなのがバラのお風呂です。洗面器いっぱいの乾燥させたバラの花があるので(写真下左)、これを湯船に入れてみました(写真下右)。なかなか豪華な気分です。ただ、花弁なので匂いはほとんどなく、代わりに化学薬品の香料が準備してありますが、安っぽい匂いで、使いませんでした。バラのお風呂なんて初めてはいりました。どうも私はこういう高級品は合わないらしく、風呂から上がった後、身体がかゆくなったので、次の日は入れませんでした。

 

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 私はこの部屋がすっかり気に入りました。問題がないわけではありません。ものすごく寒い。暖炉がありますから、当然ながら、煙突の上は外と通じてて、外の空気がそのまま入ってきます。外と通じていないバスルームとの温度差がはっきりとわかるくらいです。部屋には、前のホテルと同じで、四角い電熱パネルが一枚あるだけで、こんな広い部屋ではほとんど役立ちません。

 暖炉で暖房するのでしょう。しかし、慣れないことをして、万一火事にでもなったら困りますから、服を着込んで寒いのを我慢することにしました。

 

 

マネキン人形とディナー

 本館で夕飯です。歩いて五分ほどの所にあり、オーナーがここにいて、レストランと店を経営しているようです。

 

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 外側はなかなかおしゃれな雰囲気です(写真上左)。写真上左では建物が二つあるように見えますが、両者はくっついています。右側の建物から入ると、左側の建物まで店になっており(写真下)、ここを通らないと、左側の建物の奥にあるレストランにたどりつけません。

 

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 所狭しと様々な雑貨から食べ物まで売っています。この店のオリジナル商品と思われる物ものあります。値段は、安くも高くもありません。

 

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 さらに奥に行くと、売り物ではなく、どう見ても、趣味で集めた様々なアンティーク物が並べられています。どこまでが売り場で、どこまでがレストランで、どこまでが展示なのかよくわからない。

 

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 部屋にはベッドなども置いてあります。寝室ではなく、これも展示室のようです。

 

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 私は興味にまかせて部屋のあちらこちらを歩き回ると、ちょっとギョッとする方とお会いしました。写真下のマネキン人形です。

 

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 デパートなどで見慣れているとは言え、マネキン人形のお姉さんにこういう部屋で微笑まれても、はっきり言って不気味です。日本人は一様に「感性が違うね」というのが感想でした。

写真下右などウエデング・ドレスを着ているから、一見おめでたい光景です。しかし、私が最初に彼女を見た時の率直な印象を言ってしまうなら「死んだ花嫁」です。それが微笑んでいるのですから、正面からはカメラが向けられませんでした()。マネキンが写真の隅にしか写っていないのはそれが理由です。

 

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 レストランの雰囲気はともかく、食事は口に合いませんでした。うまかったのはスープだけで(写真下左)、お子様ランチのように一皿に出てきたメインの料理がどれもこれも甘くて、途中で食べるのをあきらめました(写真下右)

 

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 これでさらに食後のデザートに甘いお菓子とアイスクリームは(写真下左)、私の胃袋には無理です。店の雰囲気だけで、お腹がいっぱいになりました。なかなか衝撃が強かったので、うっかり自分の荷物を椅子の脇に置いたままバスに乗ろうとして、あわてて取りに引き返しました・・・マネキン人形の崇りだ()

 

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