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赤道直下エクアドル・アンデスの花

3日目 2019911()

マカス サンガイ国立公園 リオバンバ

 

 

庭の散策

 昨夜は早目に寝たので、だいぶん睡眠不足は解消されました。空は雲っており、いんぶん霧さえもかかっています。気温が低いからよいが、湿度は日本の比ではありません。

 

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 今日はマカスからバスでリオバンバまで移動します。下の地図を見てもわかるように、アンデス山脈の東側の平地の近くにあるマカスから、再び、アンデス山脈を斜めに横切って行き、サンガイ国立公園の周囲で花を探します。

 

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 6:45から植物ガイドのトバールさんがホテルの庭を案内してくれるというので行ったら、彼は遅刻しました。日本人は時間にうるさいことを知らないらしい()

 

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 昨夜、ホテルに到着してロビーで待っていた時、ロビーの中で花の香りがしました。だが、どこにその花があるかわからない。なんと、通路の向こうの十メートルも先に生えていた写真下の花がその匂いの元でした。

 

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 庭の花は地元産ではあっても、自然そのままではなく、大半が植栽されたものです。ただ、写真下のような樹木に付着した植物は自然そのままでしょう。

 

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 下の衛星写真がホテルの敷地で、Upano川と道路の間の森の中にホテルが建っています。

 

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 庭で最初に見つけたのは大きなカタツムリです(写真下)。細長いことから見て、恐怖のアフリカマイマイでしょう。寄生虫がいますから、絶対に触ってはいけません。彼らが通過した後に残る粘液でさえも危ないと言われています。前にインドに行った時に、ヤブの中で初めて出くわして、そのでかさに驚いたことがあります。

 

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写真上 Achatina fulica

 

 庭にはいろいろな栽培品の花が咲いています。

 

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 この庭ではランは当たり前の花です。

 

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 写真下の大柄でボテッとした印象のマキシラリアは、このあたりのエクアドル東部、ペルー、ボリビアにかけて分布します。

 

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写真上 Maxillaria fletcheriana

 

 昨日も、ガソリンを詰めた後で見たオウムバナです。

 

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 写真下もオウムバナで、ピンク色の部分は花弁ではありません。

 

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写真上 Heliconia aemygdiana

 

 写真下右もオウムバナです。

 

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 きれいなショウガで、赤い部分は花弁ではなく、花を包む苞(ほう)で、花はその中にあるクリーム色の部分です。

 

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写真上 Curcuma euchroma

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 北側はミカン畑だったらしく、地面にいくつか落ちています(写真下)。しかし、ミカンの木はどれもこれも苔むして、様々な植物が枝に着生している。

 

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 足元に紫色の花弁が落ちているので、見上げると、ジャガランダが咲いています。

 

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 緑色のインコがいて、人馴れしているらしく、あまり人を恐れない。学名はアマゾンが二つも入っています。中南米では一般的なオウムです。

 

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写真上 Amazona amazonica

 

 ホテルで飼っているらしい犬が私にじゃれついてきました。私は朝、虫よけスプレーをたっぷり浴びましたから、私は何も臭わないが、彼らの臭覚では嫌な臭いがするのでしょう。私のズボンの臭いを嗅いで、ショックを受けた姿が写真下です。先ほどまでの元気はどこへやらで、意気消沈している。オレにじゃれるのはやめたほうが良いと注意したが、遅かった()

 

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 ホテルの西側にUpano川が流れていて、急流に削り取られたのか、急峻な崖になっています。

 

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 写真下は後で川にかかった橋から見たUpano川で、土手が急斜面なのがわかります。

 

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 観光用に川に降りる階段があり、ロープで下りるような仕掛けまであります。しかし、長年放置されたらしく、階段すらも危なく、とても下りていけない(写真下)

 

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 昨夜と同じホテルの敷地内のレストランで朝食です(写真下)

 

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 ただ今、大急ぎで朝食を準備中です(写真下)

 

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マカス市街

 予定通りに8時にホテルを出発しました。ホテルはマカスの市街地とは川を隔てた東側にあるので、バスは橋を渡り、街中を通り過ぎます(写真下)

 

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 街はあっという間に通り過ぎ、すぐに山道を登り始め、眼下に今通過した街並みが見えきました。

 

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 下の地図の左側のアンデス山中へと進みます。

 

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 お客さんが道端の樹上にある黄色いオンシジウム(Oncidium)を見つけて停車。見事な花なのに、高すぎて、写真が撮れず、種類もわかりません。

 

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 写真下はデイゴの仲間で、Erythrina velutinaではないかとのことでしたが、背が高く、花が確認できません。

 

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 オジギソウの仲間は背が低い(写真下)

 

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写真上 Mimosa aff. diplotricha

 

 アカバナの仲間は、幹線道路の近くで人家もあるので、外来種です(写真下)

 

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写真上 Ludwigia decurrens

 

 イネ科の植物が同じ場所にいくつも繁茂しています。写真下はカヤツリグサの仲間らしい。

 

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写真上 Cyperus rotundifolia

 

 写真下は上とは別種なのか、それとも花が開く前はこんなふうに白いのか、わかりません。

 

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 写真下も外見に似合わず、カヤツリグサの仲間で、写真下右をみてもわかるように、背が高いわりには花が小さく撮りにくい。

 

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写真上 Eleocharis elegans

 

 道に沿って少し集落があります。

 

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 バス停はなくても青い路線バスが停まってくれます(写真下)

 

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 学校か保育園か、女の子が一人だけピンク色のワンピースを着ている(写真下左)。それを民族衣装の帽子をかぶった親子が見ている(写真下右)

 

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道端の花

 道端に見事なチョウセンアサガオが咲いています。ブラジル原産ですから、持ち込まれたものが野生化したのでしょう。

 

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写真上 Brugmansia suaveolens

 

 やぶの中でオレンジ色はしっかり目立ちます(写真下)。しかし、良く見ると、赤いのはガクで、内側にある黄色い筒が花のようです。

 

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写真上 Drymonia hoppii

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 写真下はイワタバコ(Drymonia)の仲間です。

 

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 早くも本日二つ目のランが登場です。昨日も登場した大柄で人よりも背の高いランです。

 

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写真上 Sobralia rosea

 

 昨日も見た、花の大きさのわりには背の高いランで、ここには珍しく白花があります(写真下)

 

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写真上 Epidendrum calanthum

 

 写真下は初めて登場するランで、頭巾のついたマントを着た妖精たちが踊っているみたいです。英語名はWater Spider Orchidで、名前どおりに水辺を好むランです。夜になると香りを放ち、蛾に受粉してもらうようです。

 

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写真上下 Habenaria aff. repens

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 写真上は拡大しているので大きく見えますが、肉眼で見た印象は写真下くらいの小さなランです。

 

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 写真下は花も葉もツバキそのまんまだと思ったら、クルシア(Clusia)といって、日本でも観葉植物として売れているようです。

 

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 朝方、ホテルの庭にもあったオウムバナ(Heliconia)が花を咲かせていて、周囲はうっそうとしたジャングルです(写真下)

 

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 写真下は樹木にピンクの花が咲いているのではなく、パイナップルの仲間が背の高い樹木に着生しているのでしょう。

 

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 写真下の二つもパイナップルの仲間でしょう。

 

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 写真下はマメ科なので、飼料として使われる有用な植物で、一方で、野生化して嫌われていることもあるようです。

 

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写真上 Desmodium uncinatum

 

 ヒトデのような形の花はジャスミン(Hillia sp.)の仲間らしい(写真下)

 

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 一本の樹木に複数の色の花が付けたノボタンです(写真下)。色の組み合わせがなかなか見事で、藤色、薄いピンク、赤(マゼンダ)など、変化に富んでいる。

 

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写真上下 Tibouchina lepidota

 

 ここのも高いのは5mくらいはあるでしょう。高さが10m以上もなるというから、かなり大きな樹木です。エクアドルなど南アメリカ北西部に分布します。

 

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山道を行く

 谷に沿ったわりと平坦な道がありますから、行ってみましょう(写真下)

 

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 道路脇の湿気のある所に蝶々がたくさん集まっています(写真下)。同じような湿気のある所は他にもあるのに、ここにだけ集まっているのは、塩分など、何かミネラル成分でも出ているのだろうか。

 

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 わかりやすい模様の蝶なのに、エクアドルは蝶が多いこともあり、ほとんど名前がわかりません。

 

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写真上左 Catasticta Susiana

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 薄暗い茂みの中にヒナノシャクジョウの仲間が白と紫の二種類生えています(写真下)。暗くて、かなり撮りにくい。ヒナノシャクジョウという名前は初めて聞きました。それもそのはずで、日本では関東から南に生えていますから、東北地方では見かけません。

 

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 樹木に着生した茶色のランで、Epidendrumの仲間です(写真下)。花弁が半透明でテカリがあるので、独特の雰囲気があります。

 

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 写真下はランにしては地味だなどと言ったら、怒られそう。色や形の派手さではなく、別な手段で虫を集めているのでしょう。

 

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 お客さんが道端に茶色いランを見つけました(写真下)。写真に撮ると明瞭だが、実際にはそばに行っても私は気が付かないほどでした。コロンビア南部、エクアドル、ペルーのかなり湿度の高い山岳地帯に分布します。

 

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写真上下 Cyrtochilum pastasae

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 写真下の、ちょっとくたびれたランは主にエクアドルに分布します。

 

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写真上下 Sertifera lehmanniana

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 こちらはだいぶん大きなランで、Maxillariaの仲間でしょう(写真下)

 

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 逆に写真下など、カメラの大きさと比較すればわかるように、教えられないと気が付かないくらい小さい。なによりも、これがランだというから、驚かされます。

 

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写真上下 Epidendrum nanosimplex

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 写真下はプラスチックで造ったオモチャのような花で、これでツツジの仲間だという。中米からアンデス山脈沿いにペルーあたりまで分布します。

 

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写真上 Psammisia cf. ulbrichiana

 

 これもまた変わった姿の花で、地面に花弁が落ちています。たぶんツツジの仲間でしょう(写真下)

 

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ハナイカダのようなラン その1

 ここまでのランだけでも驚くのに、写真下の観葉植物のような葉がランだと聞いて、さらに驚きました。それも、これで花が咲いているというのです。どこに?

 

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写真上下 Pleurothallis cordata

 

 葉の上にゴミのようについているのが花です。

 

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 写真下など、遠目には、特に老眼には、葉の枯れた部分や、ダニなどの虫が這っているようにし見えない()。写真上と下は、花の色が違い、葉の形もだいぶん違うが、同じ種類のようです。

 

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 写真下のランは咲いているのは一本しかありませんでした。写真下左で背後に写っている青い葉がこのランの葉で、葉はそれなりにあるのに、花がこれしかない。熱帯アメリカ全体に分布する着生植物で、甘い香りを放つというが、気が付きませんでした。

 

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写真上 Prosthechea vespa

 

 写真下は花の色は上と似たようなランですが、こちらは木の枝にぶら下がったように咲いているので、イメージがだいぶん違います。

 

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 昨日も見た「ランには見えないラン」です(写真下)。少なくとも遠目にはランとは見えない。

 

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写真上 Epidendrum secundum

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 同じエピデンドラムで、こちらは黄色です(写真下)

 

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写真上 Epidendrum secundum

 

 写真下は上と似たような黄色いランですが、花の付き方などから別種でしょう。

 

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 写真下は葉をみるといかにもランという雰囲気の、花が小さなランで、花の大きさは5mmはないでしょう。コスタリカ、ベネズエラ、コロンビア、エクアドルなどに分布します。

 

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写真上 Stelis tridentata

 

 

橋のそばで昼食

 眺めの良い橋のそばで昼食です(12:59)。車はほとんど通らないので、道端でも気にならないし、湿気があるので埃も立ちません。

 

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 写真下が昼食で、サンドイッチ一つにリンゴ一個で、昨日の夕飯のあの分厚いステーキを出したホテルが作ったとは思えない量です。あのレストランで働いていた女性たちの体型から見て、彼らがこんな小食なはずがない()。食後も動きまわるので、昼食は少な目な私でも、これは少なすぎると文句を言ったので、翌日の昼食からは、逆に量が増えました。

 

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 橋の近くに咲いていたのは、これもノボタンです(写真下)。オレンジ色の花は遠くからでも目立つし、なによりも葉が立派です。エクアドル北部とコロンビア南部に分布するというから、このあたりは南限です。私は車の通る道から簡単に見つけられたが、数を減らしているようです。

 

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写真上下 Meriania hernandoi

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 水が少し流れる岩のそばに生えているイワタバコの仲間です。毎回思うのですが、イワタバコという名前はいただけない。イワタバコはタバコとは何にも関係ないのに、とんでもない名前をもらったものです。

 

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写真上 Heppiella ulmifolia

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 山を登るにつれて目についたのが、白く立ち枯れしたような背の高い樹木です。枯れているのではなく、これで成長しているのでしょう。

 

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 写真下は全体の雰囲気からしてカラマツソウです。日本のカラマツソウと花はだいぶん違うのに、葉や全体のイメージが似ているのがおもしろい。今年、七月に行った東チベットの林芝でも、薄紫のカラマツソウの仲間が涼し気に川のそばに咲いていました。

 

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写真上下 Thalictrum podocarpum

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 写真下のきれいなピンク色の花はトケイソウの仲間で、Passiflora mixtaではないかとのことでした。緑が多いとはいえ、沈んだような色の森の中に、薄紫の柄とピンク色の花弁がぶら下がっていると、かなり良く目立つ。

 

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 昨日も何種類か見た、黄色い卵のような花です(写真下)。アツモリソウみたいに付いている袋は、いったい何のためにあるのだろう?袋の中にオシベやメシベがあるのではないから、直接的には受粉に役立たないように見えます。アツモリソウの研究者によれば、袋の中にいったん落ちた虫が何とかそこからはい出ようともがいた時、シベにぶつかるようにしたのだろうという。たしかに、この花も出入口にシベが突き出ています。この説が正しいなら、蜜は与えず、受粉だけさせようという作戦ということになります。

 

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写真上 Calceolaria tripartite

 

 写真下右の紡錘型の花は、花の下にある葉の樹木からぶら下がっています。

 

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写真上左 Xiphidium caeruleum

 

 写真下はワルナスビ (Solanum) の仲間です。世界中ではびこって嫌われているから、とんでもない名前を付けられてしまった。

 

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 写真下のキクの仲間は同じ株から白とピンクの花が咲いています。

 

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ボマレア

 写真下はボマレアという主にアンデスに分布する花です。黄色い花弁に赤いガクという信号機みたいな組み合わせもすごいし、それを鈴なりにいっせいに咲かせるのもすごい。まるで繁華街のネオンサインみたいです。

 

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写真上下 Bomarea hirsuta

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 かなり背が高く、写真下中など3メートルくらいあります。花はかなり重さになるだろうから、草なのにこの高さで支えるのはかなり大変でしょう。

 

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 写真下は上と同じ仲間で、真っ赤な花をこれだけを見たら、ド派手で目立つが、両者と比べてしまうと、黄色いアクセントがより勝っています。

 

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写真上下 Bomarea patacoensis

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 このあたりで標高3000mほどです。

 

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 なんとまあ、面白い姿のサルビアでしょう(写真下)。鶴や白鳥が首をのばして飛んでいるような姿です。首をのばしている先端がシベらしい。中南米のサルビアの解説を読むと、受粉を手伝うのは虫ではなく、ハチドリだという。この首の奥にハチドリが長い口ばしを突っ込んで密を吸うのでしょう。花と密を吸うハチドリのツーショットは、両方が飛んでいるみたいで、すごいでしょうね。皆さんも、下の2枚の写真の内、片方がハチドリだと思って想像してください。

 

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写真上 Salvia pichinchensis

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 写真下は地面に生えているのではなく、倒木に着床しています。樹木に着生するエアープランツとして園芸種が売られているくらいですから、着床した樹木が倒れたのでしょう。中米と南米大陸の北側だけでなく、キューバやジャマイカなど離れた地域にも分布いるので、昔は地続きだったのでしょう。

 

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写真上 Tilansia complanata

 

 写真下左は昨日も見たカタバミの仲間で、写真下右はシソ(Stachys)の仲間です。

 

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  一種類がまとまって咲くことはなく、あちらこちらにポツンポツンと別種の植物が花を咲かせています。ここの自然環境が植物にとっては厳しくないからでしょう。

 

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 写真下は強いピンク色のヤマゴボウの仲間です。花は下から咲き、まだ花弁があるのに実が大きく成長しています。

 

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写真上 Phytolacca icosandra

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 双子が並んだようなサトイモの仲間です(写真下)。写真下右では、このサトイモの大きな葉が前に突き出ています。

 

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空を見上げるラン

 植物ガイドのトバールさんが藪の斜面を登り、私たちに着いてくるように言います。もちろん、道などありません。

 

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 その先にあったのが、写真下のランです。ランだらけの今回の旅行の中で最も印象深いランは、間違いなくこのランでしょう。パラボラアンテナみたいに空を向いています。

 

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写真上下 Telipogon papilio

 

 何株か見つけたが、いずれも樹上の高い所に生えていて、撮りにくい(写真下)。最も良い被写体は最初に見た写真上でした。

 

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 木の枝に着生して横にのびているので、写真下など、これで水平がとれています。

 

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 上のランの生えている樹木の足元に写真下の茶色のランがありました。上のランの花が5cmくらいあるのに対して、こちらは拡大しないとわからないくらい小さい。こちらはメキシコからアルゼンチンまでの広い範囲に分布します。

 

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写真上 Cranichis ciliata

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 これらの植物が生えているのは写真下のような雲霧林です。私のアンデス山脈のイメージは荒涼したイメージだったのに、ここはアマゾンの源流に近いこともあり、樹木に着生するランを育てる森林が広がっています。

 

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写真上左 Fuchsia ayavasensis

 

 写真下はツツジ(Disterigma)の仲間でしょう。大半は蕾で、下のほうが花の先が開いています。

 

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ハナイカダのようなラン その2

 写真下は豪華に花が咲いていて、いかにもランという雰囲気です。花一つ一つはそれほどでもないのに、これだけ集まるとすごい。

 

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写真上下 Odontoglossum sodiroi

 

 コロンビア南部からエクアドルにかけて分布します。写真はたくさんありますが、ランは一株のみで、今回の旅行で見たのもこの時だけでした。

 

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 写真上や下がそうだが、大きなランほどポツンと一株だけあります。

 

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写真上 Epidendrum macrostachyum

 

 先ほども見た、葉の上に花が乗っているプレウロタリスの仲間です。

 

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写真上 Pleurothallis bivalvis

 

 写真下は咲いているのは1本だけで、手と比較してもわかるように花は小さくて、ゴミか虫がついていると勘違いしそうです。

 

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写真上 Pleurothallis pyelophera

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 さらに写真下もランで、これで花が咲いているという。写真下右の手と比較しても小さいのがわかります。水がしたたる岩に生えていて、岩と同じ色で、教えられるからわかるものの、自分一人ならまず気が付かない。

 

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写真上下 Lepanthes mucronata

 

 細長い葉の上にある姿は、花がカヤックやカヌーに乗っているみたいです。

 

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 ランがあちこちにあるので、写真下もランかと思ったのですが、花を見ると、ランらしくない。

 

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 写真下も特徴ある花で、ランかと思って近づいたら、どうも違う。これも花が咲いているのは一株しかありません。

 

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雨の峠の花

 標高が高くなるにつれて霧が濃くなり、峠に到着する前から小雨が降り始めました(写真下)

 

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 峠は標高3500mを越えていて、雨です(16:05)

 

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 天気が悪いせいもあり、周囲は荒涼とした風景です(写真下)。峠の近くには湖が点在しているらしく、道からも見えます。写真下右の手前の湖は名前がわかりませんが、さらに向こうに見えているのがLagunas atilloで、そちらのほうが実際は大きい。

 

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 周囲は高い樹木はありません。小雨の中、防水カメラを持って、花を探します。

 

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 薄ピンク色の小さなリンドウが咲いています(写真下)。花の周囲を見てもわかるように、コケが生えていますから、ここはかなり湿気があるのがわかります。

 

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写真上下 Gentianella cerastioides

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 写真下など花が咲いているかと思ったら、白い地衣類が枝葉を覆っているらしい。

 

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 Aa(アア)というランの面白い属名です(写真下)。ツクシを大きくしいたような外見で、枯れているのではなく、これで咲いているらしい。

 

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写真上 Aa hartwegii

 

 写真下は花からしてオトギリソウの仲間で、草ではなく、樹木です。エクアドルを南北に走るアンデス山脈にそのまま分布します。

 

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写真上 Hypericum laricifolium

 

 数は多くないが、他にもポツリポツリと花が見られます。

 

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 写真下のカノコソウの仲間は、背の高い花は少ない中、やや大きい。コロンビアからペルーまで分布します。

 

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写真上 Valeriana microphylla

 

 

樹木のない風景

 幸い、雨は峠だけで、高度が下がると雲から抜けました。ただ、ちょっと気になるのが周囲の風景です。峠の東側はうっそうとした森林が広がっていたのに、西側はごらんのように、樹木がほとんどない。

 

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 そのことは下の衛星写真を見ればよくわかります。下の地図はgoogle earthの衛星写真の色を強調したものです。峠を境に東側は緑に覆われているが、西側は赤茶けて緑が少ない。

 

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 この違いは、アマゾンからの水分を含んだ雲が東側に雨をもたらし、山を越えると雨量が減ってしまうというのが一番の理由です。しかし、道から見える範囲だけで言うなら、農地として森林を伐採してしまったからでしょう。衛星写真に南北に白い境界線があるのは州境で、右側はサンガイ国立公園(Sangay National Park)という保護区になっていますから、手つかずの自然が残ったのでしょう。

 

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 さらに高度が下がると、山はもっとなだらかになり、畑の緑が増えてきました。しかし、相変わらず、森どころか、林も少なく、見るべき花は何もない。

 

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 やがて集落が見られるようになりました。

 

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 下りるにつれて増えてきたのがビニールハウスです(写真下)。赤道直下といいながら、リオバンバの平均気温は一年を通して1315℃くらいです。エクアドル全体がそうで、気温の変化が少ない。いつも同じ服装で済むから、ある意味便利だが、それでも作物にとってはもっと温度が必要だろうから、温室は有効なのでしょう。

 

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リオバンバに到着

 リオバンバ(Riobamba)らしい街並みが見えてきました(写真下)

 

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 市街地に入ってきました(写真下)。エクアドルのほぼド真ん中、アンデス山脈の中にあります。

 

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(上図 Wikipediaから転載)

 

 下の地図で、市街地の中心部が碁盤の目になっているのを見てもわかるように、早くからスペイン人が入植した街です。

 

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 リオバンバは標高2,700mで、人口14万人ほどの州都です。

 

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 店は大きな店舗は少なく、個人が経営するような小さな店が目につきます。

 

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 果物屋で目立つのはバナナです(写真下)。エクアドルはバナナの輸出量が世界一と言われ、日本にも輸入されています。今ではフィリピンのバナナに押されて減ったが、日本人の口に合うようなバナナを開発することで、今でも一定量が輸入されています。

 

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 露店も多くはないが、見かけます。写真下は、家の前に机を出してバナナを売っている・・のかと思ったら、机ではなく、バーベキューのように、何かを焼いて売っているようです。オバサンはピンク色の帽子をかぶった民族衣装ですから、何か伝統的な食べ物かもしれません。食べてみたいが、車は通過です。

 

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 ただ、街角で食べている人は多くはありません。

 

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 年配の女性を中心に独特の民族衣装を着ています。数の上では少ない。世界のあちこちで見られる現象で、年配の女性が伝統的な衣装を着ていることが多い。日本も、女性の和服は見かけても、男性が羽織袴というのはまずみかけません。

 

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 帽子と肩掛けが良く目につく。帽子は出かける時だけらしい。これらはこの地方の気候に合っているのでしょう。

 

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 写真下の女性のように、スカーフをかぶっている人たちもいます。彼らは肩掛けがないから、肩掛けをスカーフにしているのかもしれません。

 

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 写真下は、二人とも伝統的な服装だから夫婦なのだろうか。それなら、奥さんは子供を背負っているのだから、荷物くらい持ってやればいいのに。

 

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 若い人たちは普通の服装が多い。また、女性はスカートよりもズボンが目立ちます。

 

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 若い女性は足にぴったりとしたズボンをはくのが流行らしい。

 

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 石畳の通りに入ってきました。周囲も石作りのきれいな建物なのに、電柱と電線がある。

 

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スペイン風のホテル

 暗くなり始めた頃、石畳の道に面したホテル・MANSION SANTA ISABELAに到着(17:58)。通りのありふれた建物の一つなので、ホテルとは気が付かず通過しそうです。

 

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 建物は外見だけでなく、中もなかなかおしゃれです。観葉植物がたくさん置いてあります。

 

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 ウエルカム・ドリンクはスイカ・ジュース?でも、色も違うし、スイカなんて売っていなかったよな。

 

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 ホテル内にはスパニッシュ・ギターの曲が流れています。私が普段よく聞いている曲なので、まるでこちらの好みに合わせて、歓迎の演奏をしてくれているようで、このホテルがとても気に入りました・・・単純。 Señorita,  Oasis, La Tasca, Desert Flowerなどとても良い曲で、Yoububeにもありますから、皆さんもこれらの曲をスパニッシュ・ギターの演奏でお聞きください。私のお勧めは、Guitarra Azulというグループの演奏です。

 

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 ただ、木造のせいもあり、音楽が自分の部屋の中まで流れて来て、うるさい。音楽がやんだのが夜も十時すぎてからでしたから、早目に寝たい人にとっては迷惑でしょう。

 

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 ホテルは奥にも別な建物があるらしい(写真下左)。フロント向かいにあるホールは大勢の客のためのセッテングがされています。壁に山の絵が描かれています。リオバンバはチンボラソ山(6310m)、カリワイラソ山(5020m)、トゥングラウア山(5016m)に囲まれた盆地にありますから、これらの山でしょう。

 

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 七時からホテル内のレストランで夕飯です(19:04)

 

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 私のたちの部屋は吹き抜けを取り囲むように二階にあります。通路に置いてある椅子は、いずれも曲線を基調とした凝った家具です。

 

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 各部屋には番号ではなく、Orquidea(ラン)Eucalipto(ユーカリ)Madreselva(スイカズラ)Pasiflora(パッションフラワー)など、花や植物の名前が付いています(写真下)。おしゃれだが、部屋を探すのには苦労します。幸い、ここは部屋数が少ないから、回廊を一周すれば見つかる。

 

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 私の部屋の鍵は花の飾りがついています(写真下左)。私の部屋の名前のHierba luisaはレモングラスだそうだが、この鍵についたような花ではありません。

 

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 写真下が私の部屋です。写真下左の左側のドアが入口のドアで、ベッドが邪魔になって完全には開きません()。目立つのが壁の絵で、壁紙ではなく、手書きです。

 

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 写真下左は二階の回廊の壁、写真下右は一階の別なレストランの壁で、いずれも手描きのペイントです。ホテルで手描きの壁は初めて見ました。キャンバスに絵を描くのと違い、素人技では無理ですから、こういうことにお金をかけるのがすごい。

 

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 わりと最近に改装したそうで、写真下のドアの穴は修復してあるのに、柱は修復せずに放置されたままです。養生テープも張らずに壁を塗ったので、柱に塗料が残ってしまうなど、私も良くやる。

 

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 部屋全体は古いがおしゃれです。家具も脚が曲線になっているなど凝っている(写真下左)。窓側の奥には作り付けではない洋服タンスもあります(写真下右)。ペットボトルではなく、瓶詰の水です(写真下左)

 

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 写真下のキャビネットの中にテレビが入っています。テレビのような現代物は部屋の雰囲気を乱すからと、わざわざテレビを隠したのでしょう。私個人は使いやすさを最優先にするが、こういう美的な配慮は評価します。

 

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 天井の灯りもアンティークで凝っている。壁に照明を付けたら、もっと良かった。

 

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 バストイレは木目を基調としながらも、湯船がついていて、清潔な雰囲気です(写真下)

 

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 浴室の天井は色のついた間接照明で(写真下左)、シャワー室と洗面所の間の仕切ガラスは上部分が丸く切ってあります(写真下右)。上部分ですから、まっすぐでも実用的には問題はないし、切りやすいはずです。そこをあえて曲線を付けた点が良い。これも、私は実用性を重んじるので、洗面所は色付きの間接照明ではなく、明るい白色光で照らしてもらいたいが、実用でないことにもお金をかけ、凝った設計をした点は評価できます。

 

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 通りに面した狭いベランダがあります(写真下)。その入口のドアは建てつけが悪く、ひと一人が通るのがやっとくらいしか開きません(写真下左)

 ネットでのこのホテルのこの時期の相場はシングルで$66.07(6174)です。スペイン風のおしゃれな雰囲気、手描きの壁、スパニッシュ・ギターなど、今回の旅行で一番気に入ったのはこのホテルです。ドアが開かないことや、設備の細かい問題などすべて帳消しで、このホテルへの個人評価は5.0点満点中、余裕で4.0で満足です。

 

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 夜、寝る前に花火が打ち上げられていました(写真下)

 

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