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9日目 2011311()

(テルアビブ) → 仁川空港

 

 周囲の人たちが動き出した物音で目が覚めました。やがて、灯りがつき、食事がでました(イスラエル時間の6:33、写真下左)

 

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 映画を一本見終えた頃に韓国の仁川空港に到着(イスラエル時間の8:36、韓国時間の15:36)。約十時間半の飛行と7時間の時差に加えて、東に飛んだのでほぼ一日消えて、到着したのは次の日の午後です。

 

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 空港の売店の前の通路でパフォーマンスをしています(写真下)。韓流番組を観たことがないので、何なのかよくわかりませんが、韓国の宮廷の衣装のようです。写真下右の兵隊役らしい人の背が高く、2メートルくらいありそうです。

 

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 成田への飛行機にはまだ時間があるので、いったん解散して、後で出発ゲートに集まることになりました。私は来た時と同じように、階上にある休息コーナーでパソコンをネットに接続しました。すると、家族や知人から大地震がおきて余震が続いているというメールが届きました。ネット上のニュースはまだ断片的だが、かなりの被害らしいことをうかがわせます。

 我々が乗る予定の飛行機の準備はできています(写真下左)。しかし、当然のことながら、成田空港が閉鎖されたので、まもなくこの便の出発は中止になったことが知らされました。この飛行機だけでなく、成田行きは軒並みキャンセルです(写真下右)

 

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 航空会社が今晩のホテルと食事を提供してくれるというので、急遽、韓国に入国することになりました。明日は土曜日なので、私は仕事は入っていませんから、一日旅行がのびても問題ありません。大震災の様子を知らなかったので、私は「一泊二日の韓国旅行だ」などとのんびりと構えていました。

 こういうトラブルが起きた時、パック旅行は本当に楽です。何がどうなっているのか、今日のホテルはどうなるのか、明日はどうすればいいのかよくわかりません。私も昔、個人で旅行している時、空港でトラブルに巻き込まれて右往左往した経験があります。個人で旅行している日本人と添乗員さんは大変です。

 航空会社が準備したバスに乗ってホテルに向かいます(19:46)。バスでまず目についたのが、車内が派手なピンク色のカバーがついているのと、座席の前後に余裕があること、また、運転席の所にクリスマスツリーのような飾りがあったことです(写真下)

 

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 バスは空港のある島から橋を渡り、本土にあるソンド・ブリッジ・ホテルに到着しました(写真下、20:20)

 

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部屋はバスタブがついていないことを除けば、なんの問題もありません。しかし、これまでのイスラエルのホテルの大半が部屋の模様や絵などに工夫してあったのと比べると殺風景に見えます。

 

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 窓の外を見ると、仁川空港に合わせて新しく開発された所のようで、空き地が広がっています(写真下)

 

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 ホテルのレストランで夕食です(20:35-)。イスラエルと同じようにバイキングスタイルなので、食べやすい(写真下)。寿司やウドンなどもあるので、皆さん、しばらくぶりの和食を堪能していました。ただし、9時には閉店だというので、気ぜわしい夕食になりました。

 

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 部屋のテレビでNHKの衛星放送を12時近くまで見入っていました。事態はかなり深刻な状態であることはわかりました。

 

 

 

10日目 2011年3月12() 

仁川 → 成田

 

 六時すぎに空港に飛行機の出発予定が張り出されるという話だったので、それに合わせてホテルを出ました(6:02)。はたして飛行機が飛ぶかどうかもわからないが、とにかく行ってみるしかありません。

我々のグループはキャンセル待ちの60番目くらいで、飛行機さえ飛べば、今日中には帰れそうです。しかし、航空会社側は、飛行機は飛んでも成田に着陸できるかどうかわからない、という返事でした・・・後は野となれ山となれで、のんびり行きましょう。

 

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 出発まではまだ時間がかかりそうなので、まずは朝食です(7:55)。航空会社が朝食券を前日くれました(写真下右)。指定された空港内のレストランで10,000ウォン分の朝食券です。一万ウォンというと、なんかすごい朝食が食べられそうですが、700円ですから、見た目ほど大した額ではありません。私はサンドイッチを注文しました(写真下左)。店は朝早いのでお姉さんが一人で切り盛りしており、予定外のたくさんの客にたいへんそうです。

 

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 キャンセルの順番を待つばかりです。

意外に早く、飛行機に乗れました。大韓航空のB777-300は、当然、満席で仁川空港を離陸(10:49)。ただし離陸したからといって、成田に着陸できるという保証はありません。

 

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離陸してすぐに昼食です(11:18、写真下)

大韓航空ですから、スチュワーデスはほとんどが韓国人で、彼女たちは日本語もできるし、日本人とわかると日本語で話しかけます。ところが、私には韓国語で話しかけるのです。往きの飛行機でも、昨日のイスラエルからの飛行機でも同じようにスチュワーデスは韓国語で話しかけて来ました。私は確信しました。やっぱり、おれはヨン様にそっくりなんだ!

 

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成田空港には遅れることもなく無事到着しました。税関を出ると、通路に毛布をかぶって寝ている人たちがいます(写真下)。おそらく出発の直前にキャンセルになり、ここで夜を明かしたのでしょう。車を預かってもらった駐車場業者の人たちによれば、我々が到着した第一ターミナルは動いているが、第二ターミナルは壊れた部分があり、全部は機能していないとのことでした。

私も帰国後、家や職場で散乱した本などの後片付けをしました。まるで旅行は帰国後始まったような感じでした。

 

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 イスラエルの花の旅は、今年は春が遅いこともあり、南部では期待した花が見られなかったのは少々残念でした。しかし、それ以外は順調でした。

旅行が始まる前から旅行会社がこちらの要望にかなりよく応えてくれたのが助かりました。自由行動を申し出るとたいていの旅行会社は嫌がるが、ここはそんなこともなく、事前の相談にも応じてくれました。旅行中も添乗員の対応は丁寧で、モーニングコールまで添乗員本人から来たのには驚きました。ここの旅行会社の客はリピーターが多いというのも納得です。

 イスラエルのイメージはかなり変わりました。普通の旅行している分には安全な国です。日本人の持つイスラエルが危険な国だというイメージは、少なくとも今の時点では間違いです。

私のイスラエルへの印象もかなり良くなりました。その理由は、もちろん、朝食です()。毎朝イスラエルに行きたい。

 

 参考のために今回の旅行で使った主な経費を掲載します。$186 で計算してあり、これは私が銀行で現金のドルを買った時の、手数料を含めたレートです。

 

主な内容

金額()

備考

旅費

32,9000

 

成田空港税・使用料

2,540

 

燃油サーチャージ

20,000

 

一人部屋

64,000

 

早期割引

-10,000

 

タクシー代(3/9の自由行動)

8,944

$60+$44=$104

成田空港駐車場料金

2,500

 

 

 

 

合計

416,984

 

 

 

 

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