トップページ 日程表 1 2 3 4 5 6 7 8 9

 

 

 

クリンジ 12年に一度しか咲かないインドの花

5日目  2018912()

サタラ → プネー → コーチ → ムンナール

 

 

 今日はサタラを出てプネーから飛行機で南インドのコーチに行き、そこからバスでムンナールに行きます。

 

routemap180912

 

 プネーからの飛行機が11時すぎなので、そこから逆算するとホテルを6時に出発しないと間に合いません。4:45のモーニングコールの前に起きて準備を始めました。予定どおりに6時にホテルを出発。まだ、外は暗い(写真下)

 

DSC_5429_0001

 

satara180912

 

 少し走ると周囲はしだいに白み始めました。交通量は早朝なのに少なくありません(写真下)

 

DSC_5441_0013 DSC_5436_0008

 

 周囲は農村が広がり、西ガーツ山脈の山々が見えています(写真下)

 

DSC_5443_0015b DSC_5440_0012

 

 風車が山の尾根に沿って朝焼けの中に浮かび上がっています(写真下)。インドの風力発電は優秀です。補助金もなしに2017年では1kwあたり2.64ルピー、つまり5円もしないという驚異的な安さで、風力が全発電量の約3%を占めています。日本の風力が2017年に0.6%なのを見れば、インドが風力発電に積極的なのがわかります。インドは風力などの再生可能エネルギーによる発電が20%を占め、原子力の発電は2%です。

 

DSC_5447_0019b DSC_5452_0024b

 

 インドは今でも火力発電が中心で、電力不足から原発にも熱心で、2017年には10基を増やすなどの計画を発表しています。日本も積極的に売り込みをしたいらしいが、インドは日本と違い、トラブルが起きたら企業の責任を追及する法律がありますから、原発事故が起きたら、ほぼ間違いなくその企業は破綻します。

 

DSC_5473_0045b DSC_5475_0047

 

 日本がイギリスやトルコにも原発の売り込みに失敗したのは良いことです。自分の国で大災害をもたらした原発を、成長戦略と称して首相自ら先導してよその国に売りに行くなど、いったいどういう品性なのだろう。お金さえもうかれば、原発でも武器でも何でも売るという神経は理解できない。

 

DSC_5466_0038 DSC_5495_0067b

 

 日本は原発の再開を裁判所さえも認め、寿命の切れたはずの原発をさらに20年稼働させています。賞味期限の切れた食べ物を売った店は批判されるのに、原発は賞味期限が切れても問題はないらしい。20年の稼働延長を決めた老人たちは20年後は生きていないから、後は野となれ山となれなのでしょう。

 昔は「近頃の若い者ときたら」と年寄りがぼやいたそうだが、今は「近頃の年寄りときたら」と年寄りがぼやく。

 

DSC_5478_0050 DSC_5490_0062b

 

 写真下のトラックの乗客は見えるだけで15人、奥のほうまで人がいるようだから、たぶん20人以上は乗っています。乗り合いトラックにしては、プラスチックの浮輪のようなものがぶら下げてあり、子供がたくさん乗っているのはどうしてなのだろう?彼らは私のほうを何なのだろうとジッと見て、私も彼らは何なのだろうとジッと見る。

 

DSC_5468_0001b

 

 道路の両側に時々、ヒンドゥー教の寺院が見えます(写真下)。今日の午後に南インドのケララ州の道路を走ると、これがキリスト教の教会に変わります。

 

DSC_5471_0043b DSC_5479_0051

 

 写真下左は9日に来る時にも見たコブウシの作り物で、写真下右は本物です。両方とも角に赤い模様を付けています。

 

DSC_5486_0058b DSC_5476_0048b

 

 同じように来る時も見た、赤いクマのヌイグルミを売っている店です。夜もこの状態のようで、泥棒は大丈夫なのだろうか。

 

DSC_5488_0060b DSC_5489_0061b

 

 まだ七時少しすぎで、学生たちの登校の時間にしてはずいぶん早い(写真下)

 

DSC_5493_0065b DSC_5498_0070b

 

 トイレ休憩です(7:24)。犬クンがいて「僕は朝食がまだなんですけど」という顔をしている。あげる物が何もなくて、すまんね(写真下右)

 

DSC_5508_0080 DSC_5510_0082

 

 

プネー市内

 バスはプネー市内に入ってきました(写真下)。高い建物が多く、サタラに比べても大きな都市なのがわかります。

 

DSC_5522_0094b DSC_5633_0205b

 

 通勤ラッシュの時間で、どこもかなり混んでいます。

 

DSC_5535_0107b DSC_5602_0174b

 

 朝食は屋台で取る人が多いのか、けっこうはやっています(写真下)。

 

DSC_5526_0098b DSC_5588_0160b

 

 気のせいか、写真下の二人だけでなく、掃除をしているオバサンは赤いサリーを着ていることが多い。

 

DSC_5538_0110b DSC_5610_0182b

 

 八時頃になると通学の時間で、子供たちの姿が目につきます(写真下)

 

DSC_5576_0148b DSC_5577_0149b

DSC_5570_0142b DSC_5587_0159b

 

 街中は意外に宗教的な物は目につきません。ガネーシャのお祭りがあるはずなのに、サタラよりも目につかない。

 

DSC_5617_0189b DSC_5554_0126b

 

 写真下のポスターの共通点は、ガネーシャの絵と一緒に男性たちの顔写真が載っていることです。上段で赤いガネーシャが載っている二つの看板では、メガネを掛けた男性は左右両方に載っているが、他の四人は別人です。また、この男性は右と左で違うメガネをかけています。ガネーシャの祭りに合わせて、政治家や金持ちが自分を売っているのだろうか?

 

DSC_5584_0156b DSC_5586_0158b

DSC_5578_0150b DSC_5608_0180b

 

 街中で目を引いたのが写真下の遊園地の看板です。これが写真下右のように百メートルくらいにわたり貼りつけてあります。プネーから北西のムンバイ方向に80kmほど行った所にある「イマジカ(IMAGICA)」というテーマ・パークです。

 

DSC_5597_0169b DSC_5598_0170

 

 宗教的なお祭りが大好きなインド人なのに街に宗教的な物が少なく、テーマ・パークの看板が並んでいるのは、インド人の好みの変化かもしれません。遊園地は毎日がお祭りですから、赤いガネーシャを拝むよりも、赤い象と遊ぶほうが楽しいのでしょう(写真下右)

 

DSC_5599_0171b WS003544b

(https://www.adlabsimagica.com/theme-park/)

 

 壁画があります(写真下)。専門家が描いたもので、Pune speaking wallsという運動らしい。バサントさんによれば、この壁は刑務所の塀だそうです。

 

DSC_5639_0211b DSC_5640_0212c

 

 写真下の絵はちょっと奇妙で、真ん中から横に絵がずれている。壁をずらしたはずはないから、わざとこういう絵を描いたのでしょう。ただ、ずらすことで何を表現したかったのか、よくわからない。

 

DSC_5637_0209bc DSC_5638_0210bc

 

 

またしても覆面女子

 バスから見ていて目につくのが、99日にも紹介した「覆面女子」です。イスラム教の習慣です。サタラよりも都会なので数が多い。

 

DSC_5548_0120b DSC_5561_0133b

DSC_5643_0215b DSC_5539_0111b

 

 写真下の二人はカメラに気が付いたので、私がカメラを指さすと、わざわざ覆面を外して撮影に応じました。

 

DSC_5571_0143b DSC_5573_0145b

 

 イスラム教では女性がスカーフをかぶることを義務づけていますから、この覆面はその延長です。しかし、街中を見ても、スカーフだけをかぶっている女性はほとんど見かけません。スカーフもかぶっていないか、覆面をしているか、両の極端です。そこから推測するなら、イスラム教の義務を果たしているというよりも、顔を隠すこと自体が目的のようです。

 

DSC_5544_0116b DSC_5567_0139b

DSC_5557_0129b DSC_5558_0130b

 

 特に違和感があるのが写真下の「黒頭巾」の忍者スタイルで、いきなり目の前に現れたら、強盗にしか見えない()

 

DSC_5559_0131b DSC_5579_0151b

DSC_5549_0121b DSC_5605_0177b

 

 イギリスで2017年、日本人の若者集団が白いマスクをしたままスーパーに入ったら、強盗と勘違いされて、非常ベルを鳴らされたという笑うに笑えない話がありました。

 

DSC_5568_0140b DSC_5614_0186b

DSC_5621_0193b DSC_5635_0207b

 

 幸い、多数の女性たちは覆面はしていません(写真下)

 

DSC_5525_0097b DSC_5530_0102b

DSC_5547_0119b DSC_5601_0173b

 

 普通に顔を出している彼女たちを見ると、とても健全に見えるからおもしろい。覆面女子という奇妙な習慣が広がらないでほしい。見事な黒髪を隠すことはあるまい。

 

DSC_5606_0178b DSC_5618_0190b

DSC_5569_0141b DSC_5591_0163b

 

 

スパイス・ジェットのチャイ

 プネーの空港に到着して、ここで四日間お世話になった運転手と助手にお別れです(写真下右、8:35)。昔のインドは道路事情も悪かったから、バスに乗っていると前を見ていられないような怖い運転が多かったが、彼らは安全運転でした。

 

DSC_5658_0230 DSC_5656_0228

 

 空港内は地方空港という感じで、それほど混んではいません(写真下)

 

P9120301 P9120304b

 

 売店でコーラを買おうしたが、ありません(写真下左)。バサントさんが代わりに勧めてくれたのがFIZZというリンゴの炭酸飲料です(写真下右)。リンゴも炭酸水もどちらも好きで、「口うるさい」私は、期待しないで飲んだところ、インドへの評価が一気に上がりました()。てっきり香料と甘味料をテンコ盛りにした甘々のジュースだろうと思っていたら、リンゴそのものを用いて、良心的に作られたサイダーです。

 帰国後、調べてみると、インドではなく、フィンランドのメーカーのようで、残念ながら日本では売られていません。

(https://www.olvi.fi/en/products/ciders/fizz-apple-en/)

 

P9120306 P9120305

 

 リンゴのサイダーを飲んですっかり気分が良くなったところで、いよいよ搭乗です。

 今回の旅行では飛行機に5回乗ります。その内、4回はインド航空で、今日の一度だけスパイス・ジェット(Spice Jet)という格安航空会社でした。

 

WS003167

P9120308 P9120310

 

 スパイス・ジェットという名前どおりで、真っ赤な機体を見ただけで辛そうです。写真下左は空港内の出発予定表で、表示が赤いので一目でわかります。

 

P9120303 P9120311

 

 格安航空会社なので預ける荷物は15kgまでだという。私は日本を出発する段階で18kg以上あり、インドに来てから教授の本やバサントさんに頼んだ本も買いましたから、測ってみるまでもなく増えています。超過料金は1kgあたり400ルピーで、4kg超過なら1600ルピーで約2720円です。このため私はいつもの旅行よりも多めに換金していました。運賃はこの航空会社のネットで見ると4,050ルピー、つまり7000円もしないのに、荷物の追加に2720円も払うのは腹が立つが、彼らはこういうやり方でもうけているのだから、しかたないと思っていました。

 しかし、幸い、団体全体の総量で測ってくれたので、お金を払う必要がありませんでした。

 

P9120312 P9120313

 

 機内はほぼ満席です。スパイス・ジェットは新しくできた格安航空会社なので、ネットでの座席予約も簡単にできるだろうと期待したのですが、アクセスできませんでした。チェックインはバサントさんがまとめてしたので、私の座席は3座席の真ん中です。幸い、窓側の席は一緒に旅行しているお客さんで、それも今回で四回も一緒のお客さんなので、無遠慮に窓に手をのばして写真を撮らせてもらいました。

 

P9120322 P9120326b

 

 スパイス・ジェットSG 8185便の機体はボーイング737-800です。プネーを11:25に出発し、コーチには 13:15に到着予定で、1時間50分の飛行です。ほぼ予定どおり11:32に離陸しました。

 

P9120328b P9120329b

 

 経費節約で洗っていないのか、窓ガラスがひどく汚れており、カメラを向けるとこのゴミに焦点があってしまう(写真下)。日本のカメラは優秀です()

 

P9120339b P9120341b

 

 昼食が出ました(写真下)。私たちの飛行機のチケットには昼食代金が含まれていて、客室乗務員は名簿を見ながら、名前で本人を確認しています。

 写真下右はチャイ、つまりミルクティーで、これでひともめしました。最初は写真下左のパックのジュースを配ったから、チャイはないというのです。さあ、ここからがインド式の交渉の始まりです。ジュースを返すから、チャイにしてくれと松森さんとバサントさんが粘り強く交渉してようやく交換してもらいました。

 日本だったら簡単に話がつきそうなことでも、インドでは四つに組まないと終わらないことが良くあります。コツは忍耐、寛容、冷静、粘り強さといったところでしょう。私だけ離れた席を予約していたらジュースで我慢するしかなかったので、荷物の超過料金の件といい、一緒の席でよかったと安堵しました。チャイはインスタントで、店のチャイに比べてうまいわけでないが、忍耐、寛容、冷静、粘り強さで得た飲み物は特別に温かく味わい深い()

 

P9120344 P9120346

 

 乗る前は、ネットでの予約ができなかったことと、荷物の超過料金の件で大幅に減点するつもりでいましたが、ジュースとチャイの交換に応じてくれたので、この飛行機への個人評価は五段階のC、普通とします。

 一時間半ほどの飛行の後、眼下にコーチの街が見えてきました(写真下)

 

P9120351b P9120353b

 

 

水没した空港

 ほぼ予定どおり12:54にコーチン国際空港(Cochin International Airport)に着陸しました。街の名前はコーチ(Kochi)なのに、空港の名前はコーチン(Cochin)と別です。

 写真下のように、空は晴れて普通の空港ですが、一カ月ほど前はすごい状態でした。

 

P9120359 P9120360

 

 一カ月前の八月中旬、私はニュースを見てビックリしました。コーチのあるケララ州ではモンスーンの大雨によって各地で大洪水が発生し、67人の死者が出たなど、大被害が起きているというのです(写真下)。ケララ州は私たちの行くムンナールがある州で、そのムンナールでも、観光客が取り残されているという報道がありました・・・困ったことになった。

 

WS003401

NDTVより転載(https://www.ndtv.com/)

 

 写真下が816日のコーチン国際空港、つまり私たちが到着した空港の当時の様子です。飛行機はエンジンまで水に浸かっており、空港は826日まで閉鎖されるとありました。私はこのニュースを見て、ツアーリーダーの松森さんに連絡をしました。私以上に血の気が引いたことでしょう。

 

WS003212

NDTVより転載(https://www.ndtv.com/)

 

 日本でも9月上旬に関西国際空港が台風で冠水して閉鎖されるなど、災害が多かった。しかし、今日の空港を見る限り、洪水の跡がないことに私はちょっとホッとしました。しかし、問題はこれからで、ムンナールまでの道路が大洪水で寸断されたはずだから、それが復旧しているかどうかです。

 

P9120367 P9120368

 

 空港内は日本の地方空港ほどで、それほど広くはありません。

 飛行場内に事前にタクシー料金を払うPrepaid Taxiの窓口が二つもあり、人々が列をなしています(写真下)。日本ではこういうタクシー利用方法はあまり聞かないが、インドでは珍しくありません。理由は、タクシー料金がデタラメというか、ぼられるからです。インド人でさえも騙されるのですから、日本人がタクシーを利用する時はなおさらプリペイドです。

 

P9120374 P9120370

 

 建物の外に出ても洪水の跡はわかりません(写真下)。ここからバスに乗り、ムンナールに向かいます。

 

P9120384 DSC_5662_0234

 

 迎えのバスは朝まで乗っていたプネーのバスと同じ型なので、バサントさんが「同じだ」というので、私は「違う」と写真下のバスのフロントにあるマリア像を指さしました(写真下左)。プネーのバスはガネーシャだからヒンドゥー教(写真下右)、こちらはマリアだからキリスト教です。

 

DSC_5659_0231b DSC_5511_0083b

 

 

ムンナールへ

 ムンナールは空港から110kmほど東にあり、何もなければ約三時間半の行程です。前半を平地、後半を西ガーツ山脈の山道を走ります。その山道が問題です。

 

cochin180912

 

 空港はコーチから離れた場所にあるので、どちらかというと田舎街を走ります(写真下)

 

DSC_5671_0243 DSC_5685_0257

 

 道は16号から85号という幹線道路に入りました。朝走ったサタラとプネーのような整備された道路ではなく、街と街をつなぐ旧道という感じで、どちらもあまり広くはありません。

 

DSC_5732_0304 DSC_5738_0310b

 

 街から離れると、ヤシが生え、バナナ畑が広がり、いかにも南インドらしい風景です(写真下)

 

DSC_5673_0245 DSC_5677_0249

 

 写真下の大きな河はペリヤール川(Periyar River)で西ガーツ山脈を源として、コーチとその周囲に水を供給している重要な河川です。後で、もう一度渡ります。

 

DSC_5697_0269 DSC_5700_0272b

 

 ペリヤール川の橋の上にインスタント・コーヒーの看板が並んでいます(写真下)。広告主のBrahminsはケララ州にある菜食主義者用の食べ物を作っている会社です。菜食主義の人だけを相手に商売が成り立つのだから、それなりの人数がいるということでしょう。

 

DSC_5695_0267b DSC_5696_0268b

(http://brahminsgroup.com/beverages/)

 

 サタラからプネーへの道ではヒンドゥー教寺院が目につきましたが、こちらはキリスト教の教会や看板です(写真下)。ウィキペディアによれば、ケララ州ではヒンドゥー教徒が54%、イスラム教徒が26%、キリスト教徒18%だという。二割に満たない少数派なのに、教会がやたら目につきます。

 

DSC_5704_0276b DSC_5670_0242b

DSC_5729_0301b DSC_5745_0317b

 

 写真下左はバスの後ろに描かれたキリストやマリアの絵で、写真下右のAnita Public Schoolはキリスト教系の学校です。

(http://www.anitapublicschool.org/)

 

DSC_5701_0273b DSC_5702_0274b

DSC_5682_0254b DSC_5774_0346b

 

 写真下は教会の塔らしい。キリスト教系の塔は洗練された形が多いのに、ここのはイマイチです。

 

DSC_5785_0357b DSC_5772_0344b

DSC_5786_0358b DSC_5789_0361b

 

 意外に少ないのがモスクです(写真下)。イスラム教徒が多いのだから、もっと目についてもいいはずなのに、キリスト教の教会とは比較にならないほど少ない。

 

DSC_5733_0305b DSC_5756_0328b

 

 イスラム教徒がどのくらいいるのかを示すのが写真下左の看板で、文字読めないので内容はわからないが、31人の学生によるイベントの広告らしい。男子生徒を除いた25人の女子生徒の内、スカーフをかぶっているのは9人だから、イスラム教徒は36%で、ウィキペディアの26%よりも10ポイントも多い。25人というサンプルが少ないことから来た誤差か、それとも実際には多いのか、わかりません。

 

DSC_5725_0297b DSC_5730_0302b

 

 人口の半数がヒンドゥー教だというのに寺院はあまり目立ちません(写真下)

 

DSC_5678_0250 DSC_5711_0283b

DSC_5679_0251b DSC_5693_0265b

 

 インド美人に微笑まれると、私に微笑んでいるはずもないのに、商品を買わないと悪いような気がしてきます()。しかし、宝石の広告が多く、きっと私の財布が死んだふりをするくらいの値段なのでしょう。

 

DSC_5746_0318b DSC_5750_0322b

DSC_5714_0286b DSC_5721_0293b

 

 広告の美女たちはインド・アーリア系の顔立ちで、一方、ここは南インドなのでドラヴィダ系の顔立ちの人たちが多い。

 

DSC_5672_0244b DSC_5708_0280b

DSC_5720_0292b DSC_5791_0363c

 

 写真下の上段の男性たちは格好が良いのに、下段の赤シャツのおっさんは木綿の衣類の広告で、涼しいと言いたいらしいが、どう見ても暑苦しい。

 

DSC_5710_0282b DSC_5707_0279b

DSC_5703_0275b

 

 写真下の看板はスカーフをしたイスラム教徒らしい女医さんの歯科医院の広告です。歯科医なのに首にかけているのは聴診器?腕組みをして微笑まれると「歯を抜いてあげようか」と言われているようで恐い()。この歯科医は、日本の医学では否定されているホメオパシー(Homoeo)を取り入れています。

 

DSC_5728_0300c

 

 写真下左の丸々と太った可愛い仔豚ちゃんは、写真下右の掘っ立て小屋で、肉が冷蔵もされずに売られています。

 

DSC_5675_0247b DSC_5676_0248c

 

 写真下の魚屋も同様で、こちらは少し氷があるのが見える程度です。

 

DSC_5716_0288c DSC_5715_0287b

 

 果物屋は数も多く、店先で目に付くのはバナナ、ブドウ、リンゴ、ミカン、ザクロ、スイカなどです。

 

DSC_5739_0311b DSC_5681_0253b

DSC_5736_0308b DSC_5773_0345b

 

 野菜はインゲン、カボチャ、キュウリ、キャベツ、ニンジンなどの他に、名前がわからないウリのような野菜が何種類かあります。ホウレンソウなどの葉物が見当たりません。

 

DSC_5782_0354b DSC_5781_0353b

DSC_5742_0314 DSC_5734_0306b

 

 露店もあり、写真下左はヤシの実で、良く売れているらしく、殻が山積みになっています。薄甘いヤシジュースは暑い時にうまいし、内側に付いている油分を料理に使います。写真下右の店の背後にヤシの木がたくさんあります。

 

DSC_5765_0337b DSC_5770_0342b

 

 写真下左では道端にビニールシートを広げ、その上に衣類を乱雑に並べています。これで買う人がいるのだろうか?写真下右では、バナナ畑の前でバナナ以外の果物を売っています。

 

DSC_5748_0320b DSC_5780_0352b

 

 女性向けの衣類はとにかく赤系が多く、日本人から見るとド派手です(写真下)

 

DSC_5667_0239b DSC_5690_0262b

DSC_5694_0266b DSC_5741_0313b

 

 色が派手なのはトラックもバスもごらんのとおり(写真下)

 

DSC_5766_0338b DSC_5737_0309b

DSC_5937_0509b DSC_5938_0510b

 

 写真下は通過した街の一つで、家具屋が軒を連ねています。日本のように化粧合板ではなく、木材をそのまま加工して、ニスで塗装しただけのようなゴツイ感じの家具が多い。

 

DSC_5755_0327b DSC_5749_0321b

DSC_5761_0333b DSC_5754_0326b

 

 店はたくさんあるのに、見てのとおり、客はほとんどいません。平日の日中にこの有様では閉店してもいいはずなのに、シャッター通りではありません。たぶん、この街は家具生産の一大拠点で、これらの店は小売りだけではなく、卸しのショールームにもなっているのでしょう。森林のある西ガーツ山脈のそばですから材料は豊富です。実際、写真下右のように木材を運搬しているトラックに出あいました。

 

DSC_5760_0332b DSC_5793_0365c

 

 

西ガーツ山脈に入る

 平地はネリアマンガラム(Neriamangalam)という街までで、周囲には山が迫っており、ここから西ガーツ山脈に入ります(写真下)

 

DSC_5799_0371b DSC_5800_0372b

cochin180912

 

 街の東側にあるペリヤール川(Periyar River)を再度渡ると(写真下)、ここからが心配な山道です。ここまでで行程の半分で、ムンナールまではまだ60km弱あります。

 

DSC_5801_0373b DSC_5806_0378b

 

 空港でも述べたように、ケララ州は八月中旬に大洪水にみまわれ、ムンナールは一時、孤立が伝えられましたから、道路が寸断されたので、問題は十分に復旧しているかどうかです。

 

DSC_5810_0382b DSC_5812_0384b

 

 あちらこちらに崖崩れの跡があり、まだ工事をしている所もあります。

 

DSC_5808_0380b DSC_5813_0385b

 

 驚いたのは洪水の爪痕よりも道幅の狭さです。地図で見るとコーチとムンナールをつなぐ唯一の幹線道路なのに、普通乗用車がかろうじてすれ違える程度で、大型バスがすれ違うのはかなり難しい。私の知る範囲でいうなら、筑波山の山腹の、今はほとんど車が走らない旧道がこんな感じです。

 

DSC_5823_0395b DSC_5824_0396b

 

 工事をしていると片側一車線になって渋滞に拍車をかけます(写真下)

 

DSC_5816_0388b DSC_5817_0389b

 

 写真下のように反対側車線まではみ出て車やバイクを走っています。山道ですから、カーブが多く、樹木で見通しが悪く、対向車が来るのが直前にならないとわからない。

 

DSC_5814_0386b DSC_5815_0387b

 

 写真下左では、黒い乗用車が前の白い乗用車に続いて、遅いトラックを追い抜こうとしています。こんな危険な追い越しが次々とおこなわれます。危険なのはわかっていても、またドクロの標識も効果はありません。

 

DSC_5818_0390b DSC_5811_0383b

 

 車の流れが完全に止まってしまいました(15:36)。他の車の運転手たちが車から下りて先のほうを見ています(写真下左)。前方に枯れて幹が白くなっている高い木が倒れかかっていますから、これが原因だろうか。

 

DSC_5838_0410b DSC_5839_0411b

 

 山の中なのに大渋滞です。私は「ついに始まったか」とため息をつきました。ムンナールに明るいうちにたどり着けるだろうか。このまま渋滞が続いて、最悪、このバスが今日のホテルなんてことになりかねない。

 幸い、高い木を取り除くという時間のかかる作業ではなく、写真下のような崖崩れした土砂の撤去作業でした。

 

DSC_5840_0412 DSC_5841_0413

DSC_5842_0414b DSC_5843_0415b

 

 渋滞にも良い面があり、バスの中から花を撮れます(写真下)。それにしても濃厚な青です。

 

DSC_5846_0418b DSC_5845_0417b

 

 

使い捨てプラスチック禁止

 道路脇に立てられた看板は、プラスチックのゴミを捨ててはならない、という警告です(写真下右)。インドは2022年にまでに使い捨てのプラスチックは使用禁止になります。これを待たずに、ムンバイなどは全面禁止になり、取締の担当者が小売店の中まで入りこんでレジ袋などを摘発し、その場で多額の罰金を取るという徹底ぶりが、日本でも報道されていました。(「未来世紀ジパング」テレビ東京、2018912日放送)

 

DSC_5820_0392b DSC_5820_0392c

 

 日本でもようやくプラスック製品を減らそうとレジ袋を有料化するようです。しかし、あいかわらずペットボトルのデポジット制度がない。売る時に上乗せして、ペットボトルを返せばお金も戻ってくるという制度です。台湾などは昔からこの制度が導入され、その当時で回収率が99%などというすごい数字が出ていました。ところが、日本はデポジット制を取り入れませんでした。

 今年6月、プラスチック規制を強化する「海洋プラスチック憲章」にEUなどの先進国が署名したのに、日本とアメリカは署名しませんでした。使い捨てプラスチックの最大消費国はアメリカで、ついで日本が二位です。この日本のエゴ丸出しの態度に私は日本人として恥ずかしい。このような品性の卑しいことをして、これのどこが「美しい国」なのだ?

 

DSC_5822_0394b DSC_5829_0401b

 

 道端に滝(Cheeyappara Waterfalls)があって、観光客目当てに店が並んでいます(写真下)

 

DSC_5833_0405b DSC_5825_0397b

DSC_5832_0404b DSC_5834_0406b

 

 写真下のヒョウタンみたいなのは、なんだ、これ?道端で蜂蜜などと一緒に売られています。真ん中に穴が開いているから、鳥の巣らしい。中には穴が二つ開いていて、二階建ての巣もある。草などで巣を織り上げる鳥を南アフリカで見たことがあるから、同じようにインドにはこんな巣を作る鳥がいるんだ!!と感動するのは早かった()

 

DSC_5827_0399c DSC_5828_0400c

 

 ネットで調べてみると、インドのアマゾンなどで売られていて(写真下)、人間がココナッツなど自然の素材を使って作った鳥の巣箱で、鳥が作った巣ではありません。一つ入口が488ルピー(829)、二階建てが694ルピー(1179)です。板で作った巣に比べて形は良いが、鳥が気に入るかどうか別問題でしょう。インドにはすごい鳥がいるんだと感心して損した()

 

WS003416 WS003414

 

 

トイレ休憩

 ムンナールまでまだ40kmほど手前のヴァラナ(Valara)という街のお土産屋でトイレ休憩です(15:50)。店は猫たちがお出迎えしてくれます(写真下)。ただ、インドではあまりネコは見かけない。

 

DSC_5870_0442 DSC_5871_0443

 

 店はお土産物屋で、トイレを利用させてもらうのだから、何か買ってあげたいが、見てのとおりで、日本人の購買意欲をそそらない品揃えです。チャイでもあれば、喜んで買うのだが。

 

DSC_5858_0430 DSC_5859_0431

 

 二階でも店主や店員が熱心にいろいろな物を勧めてくれるが、お客さんの購買意欲はイマイチです。写真下右は店にある写真です。太めの男性が椅子にどっかりと腰かけ、奥さんが後ろで夫をやさしく見ているという構図なのだろうか。道端の木綿のシャツの広告にも出ていた小太りの男性がインド人には魅力的に映るらしい。

 

DSC_5850_0422 DSC_5863_0435

 

 「結婚式で着るサリーをお安くしておくよ」と言われてもねえ・・・(写真下)

 

DSC_5853_0425 DSC_5854_0426

 

 この店の名前がValara Spices & Herbesとあるように、ここは香辛料の産地で、専門店が道のあちらこちらに目に付きます(写真下)

 

DSC_5874_0446b DSC_5879_0451b

 

 道は山の斜面を横に沿って走っているので、それほど起伏はありません。ただ、土地としては斜面なので、平らな土地は少なく、住宅や集落は専ら道沿いに続いています。

 

DSC_5880_0452b DSC_5886_0458b

 

 周囲はインドの田舎町では良く見られるようなのんびりした雰囲気です。北インドと違い、牛などの家畜を道路であまり見かけません。

 

DSC_5884_0456b DSC_5887_0459b

DSC_5890_0462b DSC_5893_0465b

 

 山道ですから、看板はさすがに少ない。その中で目を引いたのが写真下左です。どうやら、上にいる赤い服の二人の結婚を祝って、その下の14人の友人たちが道端に貼った広告のようです。突然これを掲示してビックリさせようという作戦なのか、彼らは自分たちをFreakers(脅かす人たち)と名乗っています。広告を貼ったヤグラも手作りらしく、大きな風が吹けばたちまち吹き飛ばされそうです。

 

DSC_5984_0556b DSC_5889_0461b

 

 山の中ですから、それほど人口が多いように見えないのに、キリスト教の教会だけはたくさん目につきます(写真下)

 

DSC_5902_0474b DSC_5908_0480b

 

 道路からは庶民の生活が見えます。写真下左の青い壁の家の前に洗濯物が干してあるのはインドだなあ、と私は思ってしまう()

 

DSC_5976_0548 DSC_5894_0466b

DSC_5899_0471b DSC_5897_0469b

 

 庶民的な家だけでなく、お金のかかった立派な家も目に付きます(写真下)

 

DSC_5907_0479b DSC_5914_0486b

 

 

ブルー・マウンテンへの行進

 ムンナールの30kmくらい手前にあるAdimali(Adimaly)という、このあたりでは一番大きな街に入ってきました(16:37)

 

DSC_5950_0522 DSC_5952_0524b

 

 標高650mほどあるので一年を通して涼しく、街全体では四万人ほどの人口があり、大学(college)もあります。

 

DSC_5965_0537b DSC_5956_0528b

DSC_5966_0538b DSC_5967_0539b

 

 ちょうど下校時間らしく、おおぜいの生徒たちが騒ぎながら道を歩いています。

 

DSC_5922_0494b DSC_5923_0495b

DSC_5924_0496b DSC_5943_0515b

 

 バサントさんが道を走っている車の窓を指さし「クリンジ!」と叫びました(写真下)。見ると、クリンジのポスターを貼った車がたくさん走っています。見かけただけでも20台はありました。

 

DSC_5934_0506 DSC_5936_0508b

 

 写真下左など手前の三台ともにポスターを貼っています。ここはクリンジが咲くムンナールよりも車で一時間も手前の街なのに、盛大に盛り上がっている。ただ、車にはポスターがあるのに、道端には看板は何もありません。

 

DSC_5948_0520b DSC_5933_0505b

 

 車に貼られているポスターが写真下で、

「ニーラクリンジ ブルー・マウンテンへのラリー(Neelakurinji Rally to the blue mountains)

とあります。

 

WS003297

 

 ニーラクリンジとはクリンジのことです、クリンジが山一面に咲いていると青く見えることからブルー・マウンテンと呼ばれていますから、クリンジが咲いているムンナールまで行進をしようという意味のようです。

 

DSC_5940_0512b DSC_5935_0507

 

 後で調べてわかったのですが、今日12日にムンナールの旅行会社などが企画して、クリンジの宣伝のためにコーチからムンナールまで150台の車と30台のバイクが参加して行進があったのです。つまり、この街にいるのはその行進に参加した車ということらしい。ネットで下記のように参加を呼びかけていました。

 

WS003300 WS003412

 

 この街でも何かイベントがあったらしく、写真下のようにテントが設営され、クリンジのポスターが貼られています。たぶんムンナールでも行われたのでしょうが、ホテルはムンナールの手前なので、確認はできません。

 

DSC_5945_0517bc

 

 写真下のように、クリンジを見るためのツアーが企画され「1200ルビーのところを975ルピーにおまけしております」とあります。

 

WS003299 WS003298

 

 ようやくクリンジが出てきて私はホッとしました。山道に入ってでもクリンジについては写真下のたった一枚の看板しか目につかなかったからです。インド人ならクリンジで大騒ぎをしてもいいはずなのに、看板が一枚しかなく、全然盛り上がりに欠けているので、もしかして、クリンジはあまり咲いていないのかと不安になっていました。

 

DSC_5821_0393b

 

 写真下のインド人のノリでクリンジをガンガン盛り上げてほしい()

 

DSC_5932_0001b

 

 あちらこちらで崖崩れの跡が見られます。幸い、少しの渋滞だけで、通行止めなどはありません。

 

DSC_5981_0553b DSC_5995_0567b

 

 ムンナールに近づくにされて、斜面に茶畑が見られるようになりました。写真のように、かなりの急斜面に作られています。

 

DSC_5991_0563b DSC_6009_0581b

 

 

ジープに乗り換え

 ムンナールの数キロ手前にあるダム(Munnar Headworks Dam)で、ジープに乗り換えます(17:42)。ここから先のホテルまでの道は細くなるのでバスが通れないからです。ホテルを建築するのに大型の重機も必要だったろうに、どうやって運んだのだろう?

 

DSC_5999_0571 DSC_6002_0574

 

 ジープのフロントにはハヌマーンが祭られていますから(写真下左)、運転手はヒンドゥー教徒です。

 

DSC_6003_0575b WS003543

上右図 ハヌマーン

 

 写真下は道路というよりもダムの堤防の上の道で、乗用車が一台通るのがやっとの幅です。

 

DSC_6004_0576 DSC_6005_0577

munnar180912

 

 写真下左のジープにぶら下がっているおじさんも同じ料金を払っているはずです。ビソンバレー道(Bisonvally Road)という立派な名前がついているが、実際の道路は写真下のように狭く、ジープがすれ違うのがやっとで、ダムの上に橋をかけても、バスが通るのは難しい。

 

DSC_6015_0587b DSC_6019_0591

 

 こんなバスも通れないような道しかない所に良くホテルを作ったものだと感心していると、看板ではホテルだけでなく、レストランなどいろいろなリゾート施設があるようです(写真下)

 

DSC_6021_0593b DSC_6023_0595b

 

 やがてヤギが放し飼いされているPothameduという集落が見えてきました。写真下左は、ホテルの周囲にある二軒の店の一つです。この店の前には暇そうな男たちがたむろしている。インドでは良くあることです。

 

DSC_6030_0602b DSC_6031_0603b

 

 

ホテルからの眺め

 今日のホテルFragrant Nature Munnarに到着(17:50)。写真下を見ると小さなホテルのようですが、実は縦に長く、斜面下に建物があり、しかも末広がりです。表玄関のこちらのほうがむしろホテルの裏側です。

 

WS003397

(https://www.fragrantnature.com/HotelsMunnar)

P9130497 P9130498

 

 ネット上でのこの時期の料金は¥13,348で、五つ星の高級ホテルです。2017年のネットでの書き込みでは、一年前に建てられたとありますから、まだ二年ほどしかたっていない新しいホテルらしい。

 

DSC_6044_0616 DSC_6050_0622

P9130401 P9130402

 

 このホテルの最大のウリがロビーからも見える窓からの眺めです(写真下)。ホテルは斜面に建てられているので、眼下の眺望が素晴らしい。ここに三泊するので朝晩の風景が楽しみです。

 

DSC_6037_0609 DSC_6038_0610

DSC_6055_0627 DSC_6056_0628

 

 七時からホテルの二階のレストランで夕飯です(写真下)。ビュッフェ形式で食材は豊かです。しかし、ここも大半が辛い。いつものように試しに少量だけ取って、少し口に入れて辛ければ食べるのは中止。ここもチャーハンさえも辛い。

 

P9120387 P9120391

P9120392 P9120399

 

 ここの圧巻は写真下のケーキでしょう。シェフの力(リキ)が入っているのがわかるので、最初にナイフを入れて切るのに勇気がいる()。皆さんが手を出す前に写真を撮りました。

 ケーキを食べた他のお客さんが甘くないほうだという写真下左のスポンジケーキをいただきました。それでも甘い。甘すぎるケーキを甘すぎるチャイを飲みながら食べる()。味付けが極端に辛いか、極端に甘い。

 

P9120394 P9120397

 

 写真下が私の部屋で、薄黄緑で統一された明るい部屋です。設備も大きな問題がありませんから、個人的なホテルへの評価は余裕で4.0です。

 

DSC_6065_0637 DSC_6059_0631

 

 水は市販のペットボトルではなく、シャンパンのような栓のしてある瓶詰です。使い捨てプラスチックを減らそうという方針で、良い事です。写真下右は有料のお菓子です。

 

DSC_6062_0634 DSC_6063_0635

 

 バスはバスタブはないが、昨日までのホテルと違い、夜でもお湯は問題なく出ました。

 

DSC_6066_0638 DSC_6067_0639

 

 窓の外は十キロ先までの西ガーツ山脈が見渡せ、期待どおりの素晴らしい眺望です。暗くなって、霧というか、雲がかかり、流れています(写真下)

 明日はいよいよクリンジです。

 

DSC_6077_0649 DSC_6078_0650

 

 

 

 

トップページ 日程表 1 2 3 4 5 6 7 8 9