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南アフリカの夏の花

1日目 2017213()

成田 → 香港 → (ヨハネスバーグ)

 

 

 六年ぶり、二度目の南アフリカの花の旅です。南アフリカの花は8月~9月の春の花が有名で、日本からもたくさんのツアーが企画されます。私も前回2011年にこの時期に参加して、当たり年だったこともあり、花のすばらしさを堪能しました。前回は南アフリカの八月の春で、今回はちょうど半年ずれた二月の夏です。季節が違いますから花の種類が違うのはもちろんのこと、前回のコースはケープタウンから大西洋側を北上したのに対して、今回は東側とケープタウン周囲を回るので、地域的にはほとんど重なりません。

 一行は参加者の女性7人、男性4人に、ツアー・リーダーの冨山さんをくわえた11人です。内一人は香港で合流します。

 

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 今日は成田から香港で乗り換えて、機中泊でヨハネスブルグに向かいます。

 

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 今回は成田空港で日本円から南アフリカのランドに換金しました(写真下左)。「9890円 → 860ランド」で、1ランドが11.5円です。この時期、ネットでの為替相場は8.65円ですから、単純計算33%の手数料です。成田での商売だから、このくらいは仕方ないのだろうが、ずいぶん高い。

 一方、写真下右は、この後のヨハネスブルグの空港での換金率です。日本円は8.85円とありますから、単純計算2%の手数料です。今回については、日本円を南アフリカで換金するのがもっとも効率が良いということになります。前回はここで50円ほどをごまかされましたが、それでもこちらのほうがはるかに安いことになります。

 ネットでのランドは9円ほどですから、現地での品物の値段はこれで換算するべきですが、私自身は約12円で購入しましたから、この旅行記では1ランドを9円と12円の両方で計算します。

 

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 成田空港はかなり混んでいるらしく、ゲートから飛行機までバスで移動しました。私は成田空港でこういうバスに乗るのは初めてではないか。発着が多すぎて、ターミナルに直接飛行機を付けることができないほど混んでいるということでしょう。

 

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 バスは窓のない貨物機などが並んでいる地域に到着しました。成田で離陸前にこんなに近くから飛行機を見たのも初めてでしょう。待合室からいきなり飛行機に乗るよりも、いかにも飛行機に乗るという感じがして良い。タラップは雨でも大丈夫なようにアクリルの屋根付きです(写真下)。こういう細かい気づかいが日本は得意で、これなども海外では見たことがない。もっとも雨の少ない国ではいらないでしょうけど()

 

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 飛行機は予定では18:25発でしたが、実際には少し遅れて、18:55に暗くなった成田空港を離陸しました。香港には22:40到着予定で、5時間15分の飛行です。

 私の席は最後部の窓側38K()です。機内はそこそこに混んでいます。機体はBoeing 767-300です。

 私のチケットでは南アフリカ航空のSA7139便ですが、全日空(ANA)との共同運航で、実際に乗るのは全日空のNH811便です。しかも、この飛行機はグループ傘下のエアージャパンの運行だそうです。今回は、日本と香港の往復二便が全日空でした。

 

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 前もって南アフリカ航空のホームページから座席を予約しようとすると、システムが不良で予約できない。南アフリカ航空に電話して予約を頼んだところ、予約できたのは今回の旅行で乗る7便のうち5便で、予約できない一便は南アフリカの国内便だから仕方ないとしても、帰国時の香港から成田の全日空との共同運行の飛行機は予約が取れないという。

 そこで私は全日空に電話して、座席の予約を申し出たのですが、全日空のチケットではないという理由で断られました。南アフリカ航空のシステムの悪さが原因で全日空側の責任ではないが、同じ飛行機で共同運航というなら、この程度のサービスは柔軟に対応してほしいものです。

 この飛行の評価は、全日空は巻き添えにして気の毒だが、南アフリカ航空の飛行機としては予約ができないので、必要要件は最小限満たしている程度としてCとします。

 

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 前回2011年の南アフリカが花の当たり年だったとはいえ、他にも行きたい地域があるのにまた南アフリカを選んだのには理由があります。南アフリカは花が多く、季節によって様々な花が咲きます。また、ナマクワランドなどで有名な西側と東側では植生がかなり違います。冨山さんによれば、南アフリカは最低でも四回行くべきだと言っていましたが、四回は無理でも、せめて季節を変えてもう一度行ってみたいと思っていました。

 

 

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 離陸して少したってスナック菓子と手拭きが配られました(19:29)。続いて一時間ほどして夕飯が出ました(20:14)。鶏肉のシチューらしいが、ちょっと私には味付けが濃すぎる。たぶんまだ日本上空です。

 

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 外は暗いので、五時間の暇つぶしは映画です。最新の映画を期待したのですが、見当たらない。この点は全日空もマイナス点です。そこで過去の映画を観ることにしました。

『クール・ランニング』(Cool Runnings、アメリカ、1993年)

『モンスターズ・インク』(Monsters, Inc.、アメリカ、2001年)

前者はスポーツ・コメディです。常夏のジャマイカの選手が、冬季オリンピックのボブスレーに挑むと話で、実話を素材にしたお話のようです。それなりに笑えました。後者も気楽に楽しめるアニメです。

 

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Wikipediaより転載

 

 台湾上空で窓を外を見ると、中国大陸側に明かりが見えます(写真下右)。位置的には厦門でしょうか。

 

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 百万ドルの夜景といわれた香港の上空を通り過ぎ(写真下左)22:40予定より少し遅れて香港国際空港に到着です(香港時間22:55、日本時間23:55)。着陸が遅れたのは、空港が混んでいたからです。成田空港が混んでいたのは、中国に理由があったのかもしれません。香港は晴れで、この時間で17度というから日本よりも暖かい。

 

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 ここで南アフリカ行の飛行機に乗り換えます。

 

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 飛行機は南アフリカ航空(South African Airways)SA 287便で、機体はエアバスA340-300eです。予定では23:50の離陸とありましたが、実際には23:27に離陸しました。こんなこともあるのだ。

 

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 機内はかなり混んでいます。私の席は後ろの75K()です。後ろの座席の中国人が傍若無人に音を出しながらドラマを観ています。飛行機の映画などはイヤホンで聞くから音は外にもれませんが、彼はタブレット端末で観てイヤホンなど使わない。そのドラマは時々、日本語が入ります。たぶん、日中戦争のドラマです。日本軍を中国人の英雄がやっつけるというドラマが中国で大流行りらしい。

 

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 飲み物に続いて食事が出ました(香港時間23:55)。日本時間では夜中の一時ですから、私は見るだけにしました。前述のようにネットで予約が取れないので、評価はCとしたいところですが、電話では予約できましたから、おまけしてBとします。

 

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 ヨハネスブルグの朝7:10到着予定で、それは香港時間の13:10ですから、約13時間半の飛行です。後ろの中国人の騒音に耐えながら椅子の上で眠るという、私にとっては苦痛な時間です。文句を言わずに、目だけでもつむりましょう。

 

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