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南アフリカの夏の花

12日目 2017224()

ケープタウン ヨハネスブルグ (香港)

 

 昨夜は寝る時間が遅かったので、六時すぎに起きました。雲があるが晴れています。今日は午後の飛行機に乗りますから、ホテルを出るのは十時で、ゆっくりしています。

 

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 今日はケープタウンを出発して、ヨハネスブルグで乗り換えて香港に向かいます。

 

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 のんびりと朝の散歩に出かけます。今日は最後なので、ホテルの隣の敷地に行ってみましょう。ここは行き止まりなので、東側にある建物だけです。建物の門にはThe Tourism & Business Institute of South AfricaChinese Community Center とあります(写真下)。つまり、この二つの施設が共同で使っているらしい。こんなところに中国系の施設があるのに驚かされました。百年ほど前から中国からの移民が始まり、南アフリカの中国人の数はアフリカの中で最大です。

 

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 建物だけでおもしろくないので、また川のそばの鳥を見にいくことにしました。テーブルマウンテンには雲がかかっています(写真下)

 

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 写真下のシロクロゲリ(blacksmith lapwing)はいつもペアで草むらの中で餌を探しています。足が長いからこの鳥も水鳥みたいだが、水辺にはいません。

 

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写真上 Vanellus armatus

 

 すでにお馴染みのハダダトキとオオバンです(写真下)

 

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写真上左 Bostrychia hagedash、写真上右 Fulica cristata

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 コサギが二羽います。コサギの頭部に黄色い羽が生えている。日本のコサギにも頭に羽飾りがあるが、黄色いのは見たことがありません。外見は似ているが、違うようです。

 

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写真上 Egretta garzetta

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 アフリカクロトキとバンが一緒に餌を探している。

 

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写真上下 Threskiornis aethiopicus

写真上 Gallinula chloropus

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散歩中の犬が「お?変なのがいるぞ。なんだ、これ」と興味津々でアフリカクロサギに近寄ってきました(写真下)。もちろんサギは犬とお友達にはなるつもりはなく、飛び去りました。

 

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写真上 Egretta dimorpha

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 鳥のいる草地も丁寧に見ると、小さな花が咲いています。

 

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 川のそばですから、本来ならたくさんの花が咲く場所なのでしょう。写真下の三段は遠目には似ているが、別種です。

 

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 写真下左はソテツです。日本で小さなソテツしか見たことがないので、巨木のソテツは何度見ても、驚かされる。

 

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 河原にはこんなふうに様々な花が咲いているのですが、前にも書いたようにホームレスの人たちがいるので、道から外れたヤブの中に入るのは避けました。

 

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 写真下のロベリアは上段と下段では別種にも見えるが、あるいはただ色がぼけただけかもしれません()

 

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 朝のほうが白いアヤメがきれいに写ります。

 

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写真上 Dietes bicolor

 

 白いアヤメに別れを告げてホテルに戻り、本館のレストランで遅い朝食です。九時半をすぎていたので、ほとんど人もいません(写真下)。ゆっくりと南アフリカの最後の朝食を楽しみます。

 

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ケープタウンを離れる

 10時にホテルを出発する頃には、テーブルマウンテンには朝よりももっと雲がかかっています(写真下左)。昨日、雲一つない時に行けたのはラッキーでした。

 

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 ラッシュアワーもすぎているので渋滞にも巻き込まれず、スムーズにスラム街も通過します(写真下)

 

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 11時前にケープタウン国際空港(Cape Town International Airport)に到着。ここから三回飛行機を乗り継ぐ長丁場の旅行が始まります。

 

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 日本にいる時に、ケープタウンからヨハネスブルグ経由で香港までは予約が取れましたが、香港から成田までの予約が取れませんでした。カウンターで私が香港からの希望座席を言うと、うまい具合に空いていました。

 飛行機は南アフリカ航空SA 334便で、機体はエアバスA340-300eです。

 

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 私の座席は予約どおりに、進行方向右後ろの窓側75Kです。機内はそれなりに混んでいます。

 

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 飛行機は13:33に晴れ上がったケープタウンを離陸。昨日歩いたテーブルマウンテンを眼下に見ながら、ケープタウンを離れます。

 

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 飲み物が出ました(13:58)。選ぶのが面倒なので、いつも旅行中しか飲まないコカコーラです。

 

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 ケープタウンは晴れていたのに、北東に進むにつれて雲が増えてきました。

 

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 だいぶん遅い昼食です(14:20)。私は朝食が遅かったので、それほど困りませんでした。この飛行機の評価は、特別問題はありませんのでBです。

 

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 雨雲を突き抜けると、ヨハネスブルグの街が見えてきました。

 

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ヨハネスブルグで乗り換え

 飛行機は予定どおりにヨハネスブルグのOR・タンボ国際空港(O.R. Tambo International Airport)に着陸(15:11)

 

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 ここで行方不明事件()が起きました。飛行機から降りてターミナルに移動する時、グループが二手に分かれて別々のバスに乗りました。ターミナルに着くと、先のバスで行ったはずの冨山さんたちがいない。どうやらバスが別な入口に到着したらしい。待っていてもしかたないので、出国手続きのために税関に行くと、冨山さんたちがいて、無事再会をはたしました。チケットはもらっているから、勝手に乗って帰ればいいだけです()

 

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 六年前に来た時もそうだったが、ここは国際空港にしては店があまりおもしろくない。シマウマの毛皮がここがアフリカであることを示しています(写真下の下段)

 

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 香港までの飛行機は南アフリカ航空SA286便で、機体はケープタウンからの飛行機と同じでエアバスA340-300eです。

 

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 飛行機はかなり混んでいます。座席は予約どおり一番後ろの窓側76Aです。日本で予約しようとした時はこの席はすでに空いていませんでしたが、昨夜、再度見ると、空いていたので変更しました。しかし、この変更が仇になりました()

 

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 私の隣に座った黒人男性は巨漢で、腕も足もすべて私のほうにはみ出てくる。写真下の状況がそれで、左側の押しつぶされている灰色のズボンが私の足、右側の茶色いズボンが隣の人の足です。完全にこちら側にはみ出て「領土」を侵犯している()。あの巨漢でははみ出して当然でしょう。腕だけでも私の太ももくらいの太さがある。数時間なら我慢もできますが、なにせこの状態で一晩、13時間すごすのですから、なかなかしんどい。

 

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 写真下左のように、雨雲から局所的な雨が降っているのが見えます。この時期の南アフリカは東側は雨が多い。

 

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 離陸して一時間ほど後の七時頃になると、飛行機は東に向かっているので、急速に陽が沈みみました。

 

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 飲み物が出て(18:56)、続いて夕飯です(19:32)

 

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 飛行機はアフリカ大陸を出て、マダガスカルを横切り、九時すぎにはインド洋に出ました。

 

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 時間だけは十分にありますから、現実のしんどさから逃れるには映画でも観るのが一番です。

『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』(Miss Peregrine's Home for Peculiar Children、米、2016)

『ターザン:REBORN(The legend of Tarzan、米、2016)

前者は日本でもテレビで広告が流れたファンタジー映画です。続編を作りたがっている制作者の意図がよくわかりました()。後者は有名なターザンの物語で、特撮は素晴らしいが、物語としては私の好みには合いません。

 

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Wikipediaより転載

 

 元々、飛行機は気圧が低くて寝苦しいのに、その上、隣からの侵略と、前の席の子供が騒ぐので、眠りかけては目を覚ましましたが、旅行疲れがあり、眠ってしまったようです。

 この飛行機の個人的な評価はBにします。隣や前の客の問題はこの航空会社の責任ではないからです()

 

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