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天山山脈のチューリップ

1日目 2017418()

成田 タシケント ブハラ

 

 

 中央アジアのウズベキスタン、カザフスタンを訪れ、野生のチューリップがたくさん生えているという天山山脈で春の花を見ます。今日は、ウズベキスタンのタシケントに行き、国内便に乗り換えてブハラまで行きます。乗り換えはあるが、ウズベキスタンへは直行便があるので、今回の往復はとても楽です。

 

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 午前11時頃の飛行機で、成田集合時間は8:35なので、朝早く自宅を出ました。しかし、雨で、それも春の嵐です。その前の二日間は初夏のような陽気になっていたのに、天気予報でも大雨の注意報が出ていました。飛行機が飛ぶかどうか心配でしたが、幸い、予定どおりの飛行になりました。

 

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 参加者は女性10人、男性4人、ツアーリーダーの松森さん(仮名)を加えて、合計15人です。この内、3人はタシケントで現地参加しますから、成田での出発は12人です。14人のお客さんの内4人とは前に一緒に旅行したことがあるので、新たに名前を覚えなければならないのは10人です。旅行が終わる頃にようやく全員の名前が覚えら、その後すぐに忘れました()

 飛行機はウズベキスタン航空HY528、機体はBoeing 767-300です。私の席は窓側だが、翼の上です。受付で交渉してみたのだが、窓側はこれくらいしか空いていないとのことでした。

 

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 この航空会社はネットでの座席予約を受け付けてくれません。事前に航空券を買った段階で航空会社側が勝手に座席を割り振ってしまうので、成田でのチェックインに早目に行っても、ほとんど無駄です。

 

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富士山

 11:05予定よりだいぶん遅れて成田を離陸(11:46)。飛行機は関東平野を横切り、間もなく、富士山が見えてきました。

 

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 飲み物とスナックが出ました(12:24)

 

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 富士山の見送りをうけ、飛行機は日本列島を横切り、日本海に出ました(12:36)

 

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 日本海を飛びながら食事です(12:47)。砂糖などが入っている袋の模様がイスラム的な模様でなかなかきれいです(写真下右)

 

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 本来のコースは北京(Beijing)の真上を通過するはずでした(写真下左)。ところが、飛行機は急に方向を変え、わざわざ北京を大きく迂回するようなコースを取りました(写真下右)。理由がなんであれ、空気の汚い北京上空は避けてもらえるのはありがたい()

 

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 北京をすぎると乾いた感じの山々が続きます。墨絵のような風景でもなく、霞んでいて、あまり良く見えない。春霞ならよいが、黄砂とPM2.5がどっさり入っているのでしょう。

 

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 霞んでいても、風景が見られるうちは良かったが、やがて雲が出てきて、下界は見えなくなりました。

 

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ウズベキスタンの映画

 窓の外が面白くない時は映画です。最新のハリウッド映画などあろうはずもないことは予想していました。そこで逆に、お国柄を良く示したような映画はないだろうかと、最初に観たのが、ウズベキスタン南部を舞台に少女を主人公にした、ちょっとファンタジーな物語です(写真下)

 

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Oydinoy(Oydin)(ウズベキスタン、2009)

(http://islamtv.ru/video-1567.html)

 

 二本目は旧ソ連で作られた童話の映画で、題名の『Morozko』はロシアにそういう物語があるようです(写真下)。シンデレラや白雪姫のような、純粋な主人公の女の子がやがて幸せをつかむという他愛のない物語です。

 

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Morozko(Морозко, Jack Forest、ソ連、1964)

 

 二度目の食事です(18:26)。ただし、夕飯にしては量が少なく、軽食程度です(写真下)

 

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 この飛行機に対する個人的な評価はC、つまり必要条件は最小限満たしているが、不満がいくつかあります。一番の問題は国際線でありながらネットで座席予約ができない点で、今の時代には論外です。機内での写真撮影は禁止など時代錯誤というか、意味不明の禁止事項まであります。食事は九時間以上の飛行なのだから昼食と夕食はきちんと出すべきなのに、夕飯は軽食です。暇つぶしの映画もいずれも古典の名付けたいほど古い作品やローカルな物ばかりで、あまりに暇つぶしにならない。日本語のできる客室乗務員がいるのは良いが、アナウンスの音が小さくて良く聞き取れない。つまり、客のへのサービスという点でマイナス点が大きい。

 

 

雪の博格達山脈とウルムチ

 映画を観終わった頃、窓の外を見ると、雲間からそれまでの荒涼とした山の上に雪が見られるようになりました(18:41)

 

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 やがて一面の雪山になりました(写真下)

 

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 眼下に見える雪山は天山山脈の東側にあるボグダ(博格達)山脈です。主峰はボグダ峰(5445m)で最初に登頂したのが日本人だそうです。

 

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 ボグダ山脈は天山山脈の一部とみなされることもあるようです。地形的に見ると続いていません。

 

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 ボグダ山脈を通過すると、眼下に天山山脈北麓に位置するウルムチ(烏魯木齊市)の高層ビルが見えてきました(写真下、18:58)

 

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 写真下右はウルムチ市内の南西部に位置する石油泉子の近くで、写真下右はその同じ場所の衛星写真です。方角は逆です。

 

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 ウルムチを通過すると、しばらく砂漠のような風景が続いたと思ったら(写真下左)、再び雪山が見えてきました(写真下右)。飛行機は天山山脈を斜めに横切り始めたのです。

 

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 天山山脈に入るといきなり写真下のような光景が広がりました。ボケた写真のように見えますが、目で見てもこんな感じです。

 

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 天山山脈を横切り、雲が晴れると、南に位置するタクラマカン砂漠がちょっとだけ見えました(写真下)。しかし、それもつかの間で、再び雪山が見えてきました。どうやら、砂漠ではなく、天山山脈の上を飛行するらしい。モニターの飛行経路を見ると、目的地のタシケントまで直線で結ぶと天山山脈の上空を飛ぶことになるようです。

 

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天山山脈の雪山

 いよいよ天山山脈です。私が出発前から座席をなんとか確保したいとツアーリーダーの松森さんなどにしつこく頼んでいたのは、この天山山脈の写真を撮りたいからです。

 

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 しかし、私が南側を見ていることもあるせいか、雪山の雪が少ない。先ほどのボグダ山脈の雪山に比べると風景はいまいちです。飛行コースを見ると、天山山脈の真上を通過するような感じだから、これが今の天山山脈の姿なのでしょう。このあたりはもう中国をすぎてキルギスです。

 

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 ウルムチから天山山脈を横切った時には真っ白で何も見えないほどだったのに、こちらは雪が少ないのだろうか。天山山脈の最高峰は7000mを越しますから、全山が雪に覆われていそうなのに、予想外です。

 

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ウズベキスタンに到着

 いくつもの雪山を越えて、やがて平地が見えて来ました。

 

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 飛行機が高度を下げると、タシケントの街並みが見えてきました(写真下)

 

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 成田出発が遅れたので、16:35の予定より遅れてタシケント国際空港(Tashkent International Airport)に到着(ウズベキスタン時間17:19、日本時間21:19)。ここで時計を4時間後らせて、今は午後5時すぎです。

 

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 空港の中はすごい混雑で、荷物の受取場所は大混乱です(写真下)。おおよそ国際空港とは思えないほど狭い。日本なら地方空港くらいの設備です。おまけにこんな所に喫煙所まである。こんな所でタバコを吸うな!

 同じ飛行機で来たCT旅行会社のツアーは35人だという。写真下のような雑踏で、CT旅行会社のお客さんの何人かが私たちを仲間だと勘違いして付いてきたり、添乗員も私たちを彼のお客さんだと間違えたりと、大混乱です。

 大混乱の中、無事、現地集合の三人と合流できました。

 

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 喧騒の中、荷物を受け取り、建物を出ると、建物の外に大勢の人たちが待っています(写真下右)。たぶん出迎えの人で、彼らは建物の中は入れません。あの大混乱の中に、さらには彼らが加わったら、収拾がつかないから、入れないほうが良い。いずれにしろ、この空港は建て直さないとダメです。

 

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ロシア製プロペラ機

 迎えの大型バスに乗って国内線のターミナルまで移動します(写真下右、18:25)

 

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 国際線と国内線は同じ空港敷地の北と南にあります(下の衛星写真)

 

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 初めて見るウズベキスタンは、日本でも見かけるようなありふれた風景です。

 

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 タシケント空港は立派な建物です(写真下、18:31)。外の門でチェックされ、建物の入り口でチェックされ、さらに飛行機に乗る前にもう一度チェックされます。ここも見送りの人などは建物はもちろん、敷地内にも入れません。建物内は乗客しかいないせいか、こちらは人が少ない(写真下右)

 飛行機に乗る時のチェックでは、わざわざ靴を脱がされます。紙製の足袋があるのだが、準備が少なく、誰かが使ったのを使うしかない。手際が悪く、手狭で、靴を脱いだりはいたりするから、ここも大混乱です。お客さんの誰かがチェックで調べられているらしく、時間がかかりました。テロやハイジャックに遭うよりもましだと、ひたすら忍従です。

 

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 厳重なチェックの後、ようやく飛行機までバスで移動します。今回の国内線の飛行機は楽しみにしていました。

 

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 飛行機はロシア製のイリューシンIL-114-100です。この飛行機はいろいろとイワクが付いています。1990年には試作機ができていたのに、1993年に墜落事故を起こし、就航したのは1998年でした。今でもウズベキスタンで組み立てられていて、ウズベキスタン航空だけが6機も所有しているという希少価値の高い飛行機です。もちろん、他のお客さんには墜落した話はせず、「ロシアの飛行機は頑丈だ」と宣伝してあげました()

 

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 受付で後ろの窓側を希望したのだが、実際にはかなり前の席で、なんとプロペラの横です。あのプロペラが破損して飛んできたら、バラバラに切り刻んでくれる特別席です()

 約60人乗りで乗客は半分というところでしょう。私の前の窓のない席はすべて空いています。

 

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 私の位置はエンジンから見て特等席ですから、エンジンが回転をあげると、猛烈な騒音と振動が伝わってきます。しかも、単にエンジンとプロペラの騒音だけでなく、たぶん機内のスピーカーと連動してしまうらしく、離着陸時には高音のピー音が鳴りっぱなしです。つまり、ブオーン、グオーン、バリバリバリ、ガガガガ、ピーーーーです()

 

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 ここ数年ではカナリア諸島とオーストラリアでプロペラ機に乗りましたが、期待したほどの騒音や振動がありませんでした。しかし、さすがロシア製の騒音と振動はすごい。ちなみにこの飛行機のエンジンはロシア製ではなくカナダ製です。

 離陸してから、夕飯です(写真下)。と言っても、機内食ではなく、現地の旅行会社が準備してくれたもので、ジュースも機内まで持ち込めるのがおもしろい。ご飯の上に野菜と鶏肉の煮込みをぶっかけた物で、見た目はあまり良くないが、味はあっさりしていて私の好みに合いました。ただし、他のお客さんからは味が薄すぎると不評でした。

 

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 あの空港の大混乱の中、汁のしたたる弁当をスーツケースと一緒を運び、さらには機内まで持ち込むのだから、サンドイッチのような軽食で良かったのではないかと不満が聞かれました。手に持ったままの移動が大変だったので、私も同様に思いましたが、食ってみると口に合うので、不満はすぐに忘れました()

 味付けがあっさりしていたので、ウズベキスタンの食事は口に合いそうだと期待したのですが、この時の食事が一番薄味でした。もしかして、料理人が味付けを間違えたのかもしれません。

 

 

座席が倒れた!

 ブハラの空港に着陸(20:46)。ドスンという荒っぽい着陸で、着陸速度が速すぎたのか、急ブレーキをかけたものだから、シートベルトをしていても身体が前に投げ出されました。しがみつこうとした前の座席がパタンと前に倒れた(写真下左)。倒れたのは私の座席だけでなく、右前の席も自然に倒れてしまい(写真下右)、後ろを見ると、同様に空席のいくつかは倒れています。一瞬唖然として、あまりの光景に笑い出しました。

 

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 この飛行機に対する個人評価はためらいもなくDで、不満足で改善するべき問題がある。前の座席が倒れるようでは、安全上に問題があります。急ブレーキをかけた時、客は前の座席にしがみつきますから、前の席の客は後ろから強く押されることになり、客が子供だったら押しつぶされ、危険です。

 ただし、私の個人的な印象だけでいうなら、拍手したい飛行機でした。背もたれが倒れるなんて、普通の飛行機ではありえないことで、予想外の展開があまりに面白い。飛行機の座席が前にパタンと倒れてしまうんですよ!!誰がそんな座席を考えますか?!日本だったら、さっさと座席を取り替えるでしょう。だが、彼らは気にもしないのがスゴイ。初日から私は笑いっぱなしでした。

 

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 ブハラ国際空港 ( Bukhara International Airport)はなかなか立派な建物です。遅いせいか、客はあまりいません(写真上)

 

 

旧市街のホテル

 空港を出る時はタシケントの空港でのような混乱もなく、迎えの大型バスに乗り、ブハラ市内のホテルに向かいます(写真下, 21:13)

 

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 ブハラ市内は夜遅いこともあり、あまり人通りは多くありません(写真下)。市内の中心部なので、道路は良く整備され、中央アジアの古い都市というよりも都会的な雰囲気です。

 

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 ホテルのある旧市街まで来ると、ようやく古い建物や観光客らしい賑わいが見られました(写真下)

 

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 本日のホテルAsia Bukharaに到着(21:25)

 

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(http://asiahotels.uz/en/Hotel-Asia-Bukhara.html)

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  ホールは広くて二階まで吹き抜けになっていて、天井にはイスラム的な幾何学模様が描かれています(写真下)

 

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 写真下が今夜の私の部屋です。見た目の設備は悪くありません。しかし、洗面台の上の灯りがつかない(なぜかホテルでは良くある)、電源コンセントが少なく使いにくい、避難経路を示す図の部屋番号と実際の部屋の位置が違っているなど細かい問題はともかく、これだけのホテルでありながらWiFiがロビーでしか使えないというのは減点です。このホテルへの個人評価は3.5です。

 

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 成田から出発して、その日のうちにホテルに到着できるのはうれしい。直行便のありがたさです。ただし明日は早い。

 

 

 

 

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