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天山山脈のチューリップ

3日目 2017420日(木)

サマルカンド → タシケント

 

 五時すぎに起床。窓の外を見ると陽ざしがあります(写真下)

 

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 本日はサマルカンドの南にあるカシュカダリヤ(Qashqadaryo)州のタクタカラチャ峠で花を見て、その後、ウズベキスタンの新幹線に乗ってタシケントまで行きます。列車で移動する事は知っていましたが、ターニアさんから新幹線と聞いて、いったいどんな列車なのかちょっと楽しみです。

 

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道がわからない

 朝の散歩に行きましょう。目的はバザールです。昨日のブハラのバザールでは『異邦人』(作詞・作曲・唄 久保田早紀、1979)のレコードは途中で止まってしまいましたから、今度こそサマルカンドのバザールを見たいと、私は勢い込んで誰もいないホテルの玄関を飛び出しました。

 

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 ホテルの前から(写真下左)、細い裏通りに入ります(写真下右)

 

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 路上駐車している車で目につくのは、昨日も良く見たソ連製の古い型の車です。レトロで丈夫そう。

 

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 グーグルの地図を見ながら道を進むのだが、地図と現場が合わない。いくら旧市街の入り組んだ道でも、これはおかしい。明らかに私は何か勘違いしています・・・まいったなあ。

 

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 自分がどこにいるのかよくわからないので、一度ホテルに引き返そうかと思っている内に車の走る通りに出ました(写真下)

 

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 道端で何か売っているので、売っている人にバザールはどこかと聞くと、通りの一方向を指さします(写真下)。それでようやく私は東に行くつもりで西に進んでいることに気がつきました。東と西を間違えるなんて・・・睡眠不足だ。

 

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 私が東西を勘違いした理由が下のグーグルの衛星写真です。これを見て、私は通りの右側(東側)Hotel Asia Samarkandがあると思いこんだ。実際はKosh Hauz Mosqueと書いてある左側(西側)の建物がホテルです。ホテルの位置を180度逆に考えていたのだから、東西を取り違えるのは当たり前です。

 

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グーグルの地図があてにならないことはインドやチリでも体験していたから、磁石で方角を確認すれば良かったのに、ホテルの位置がわかっているのだから迷うはずがないと甘く見たのが良くなかった。下の衛星写真の朱線が私の朝の散歩のルートです。最初ホテルから出て、バザールとは反対方向に歩いたのがわかります。

 

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『異邦人』のバザール

 今自分のいる位置がわかれば話は簡単で、急ぎ足でバザールの方向に行くと、ありました(写真下)。シヤブ・バザール(シヨブ・バザールSiab Bazar, Siyob Bazar)です。ようやく『異邦人』のレコードが回り出した()

 

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 『異邦人』のエキゾチックなイメージは実際の久保田氏の歌の世界とは微妙にズレがあることは、最初のアルバム『夢がたり』(1979)を聴くとわかります。若い女性らしい耽美的な感性で、12曲が一つの物語を構成していて、『異邦人』は彼女の世界では少々異質です。『異邦人』は最初からあのようなエキゾチックな曲ではなく、音楽プロデューサーなどによって作り上げられたことは、曲の前奏部が本体の曲とは別な曲であるのが何よりの証拠でしょう。根拠はありませんが、このイントロを作ったのは久保田氏ではないと私は思っています。曲想があまりに違いすぎる。

 

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 LPで購入した『夢がたり』はCDでも手に入れ、ネットにもあったので、私のパソコンの中にも入っています。その後、彼女はヒットがなく、『異邦人』から五年ほど後には音楽活動を休止しています。しかし、四十年後もまだ私の頭の中で『夢がたり』の擦り切れたレコードが回って、私をシルクロードのバザールへと駆り立てている()

 

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 目についたのが花を売っていることです(写真下)。切花はほんどなく、鉢植えですから、庭に植えたり、部屋に飾ることを目的にしているようです。しかし、あまり目を引くような花はありません。中でもチューリップがないのが意外でした。

 

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 写真上は道路の脇で勝手に店を開いている人たちで、正式なバザールは屋根のついた立派な建物の中にあります(写真下)

 

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 屋根付きの市場に入ってみると、コンクリートの台が並んでいるという市場にはよくある形式です。ただ、朝早いせいなのか、あちらこちら台が空いている。客も少なく、どうも、この市場はこれからが本格的な賑わいのようです。

 

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 まず目についたのが袋入りのナンです(写真下)。他の地域のナンと違い、まるでパンみたいに膨らんでいる。ウズベキスタンでもサマルカンドのナンが一番おいしいと言われています。こういう所で売れられていると、うまそうに見える。

 

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 丁寧に見たいのに、最初道に迷ったことで時間がなくなり、急ぎ足でまわります。

 

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 売り場は商品によって大まかに分かれており、写真下は香辛料の一角のようで香辛料の匂いが漂っています。ただ、他の売り場同様に、そんなに量は多くない。

 

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 写真下はガラス窓に囲まれた部屋で、売っているのはたぶんチーズです。胃腸の弱い私は唾だけ飲んで買うのをあきらめました。

 

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六百年続くバザール

 バザールの南側には世界最大と言われるビビハニム・モスク(ビービー・ハーヌム・モスク、Bibi-Khanum Mosque)があります。朝の礼拝の時間がすぎているせいか、ここもあまりの人の出入りがあるように見えません(写真下)

 

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 写真下左は19051915年にセルゲイ・プロクジン=ゴルスキーによって撮られたビビハニム・モスクのカラー写真です。写真下右は私が撮った写真で、両者はだいたい同じ方角から撮っています。私が撮った写真の手前のドームが百年前には崩れていたのがわかります。

 

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/78/Bibi-Khanym_Mosque_%281905-1915%29.jpg/250px-Bibi-Khanym_Mosque_%281905-1915%29.jpg P1120064b

写真上左 ウィキペディアより転載

 

 写真下左の写真は1900年よりも前のビビハニム・モスクで、写真下左のにぎわいはシャブ・バザール(Siab Bazar)の百年前の様子です。このモスクはティムールが1404年に完成させた後、間もなく崩壊が始まり、やがて廃墟になり、さらに1897年の地震で破壊が進んだようです。ティムールが建てたモスクは残っていません。百年前は廃墟になっていたようです。神のモスクはずいぶん前に崩壊してしまったが、人間のバザールは六百年も続いている。

 

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 ホテルに戻り、七時から朝食です。

 

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乗用車で出発

 午前中はサマルカンドの南にあるタクタカラチャ峠に行き、チューリップなど花を見ます。日本からのツアーでは、この峠に花を見にいくのが定番のようです。

 

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 山なのでバスではなく、3人ずつ6台の乗用車に分乗します(写真下)

 

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 街中を走ると、何度見ても古い車は面白いので、ついカメラを向けてしまいます。こんなにたくさん走っているなんて、まさか新車でこのデザインじゃないよな?一度乗ってみたい()

 

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 上の写真ばかり見ると誤解されそうですが、街中の車の多くは新しい型で、日本車はほとんどなく、私たちが乗っている車を含めて韓国車が多い(写真下)

 

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 市内を通り抜け、車は一路、南に見える山を目指します。目の前に見えて来た山は西天山山脈のさらに西側で、西天山山脈が終わるあたりです。

 

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 道路事情は良く、車は順調に走り、周囲はのんびりとした風景が広がっていきます。

 

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カシュカダリヤ州に入る

 サマルカンド州とカシュカダリヤ(Qashqadaryo)州との州境の検問所です(写真下左)

 

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 州境を通過すると、いよいよ道は山に入り、谷にそって走ります。

 

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 道の両側に露店が出ています。何を売っているのかよくわからない。写真下左は容器に入れた卵?写真下右は肉をぶら下げているようにも見えます。

 

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 一番目につくのは山菜のような物を売っている店です。

 

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 ダイオウの仲間で、日本のウドが光をあてずに栽培するように、茎の周りを囲んで白いままのばして育てます。

 

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写真上 Rheum maximowiczii

 

 道の両側には白い花が咲いていて、春らしくきれいです(写真下)。この木と近い種類はサクランボで、これもサクランボのような実をつけるはずです。たぶん生食ではなく、料理などに使うのでしょう。

 

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写真上 Cerasus vulgaris

 

 女性たちが皆さん白いスカーフをかぶっている(写真下)。何でしょう?

 

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 男性も青紫の長い服を着て、黒っぽい帽子をかぶっている(写真下)。何でしょう?

 

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 どうやら葬式らしい。人々が会場に集まっています(写真下)

 

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 熊のプーさんの道を峠に向かって登っていきます(写真下左)

 

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峠の市場

 タクタカラチャ峠に到着。広場があって、露店が出ています。このあたりで標高1600mです。

 

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 なんだかよくわからんが、うまそう()

 

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 ここで一番私の目を引いたのが写真下のチューリップの種です。普通はチューリップは球根で購入するので、種で増えると聞くと、ちょっと驚きます。

 

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ハイキング開始

 本日のハイキングです。山道は一部に岩場もありますが、それほど険しくもありません(9:33)。心配なのは道ではなく空です。ご覧のように、曇天でいつ降ってきてもおかしくない。天気予報では午後から雨になり、雷も鳴るとのことでした。

 

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 道の両側でまず見かけるのが黄色いキンポウゲです。

 

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 写真上のキンポウゲは葉に白い毛が生えているに対して、写真下は葉の形が違うから、たぶん別種です。写真下も上段の下段では葉が違うようも見えるが、花だけでは区別がつきません。

 

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 写真下のAnemoneは葉がニンジンのように細かく、花弁の先がとがっています。こちらは数が少ない。

 

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 似たような黄色い花があるが、こんなふうに注意してみると、何種類かあります。

 

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 写真下も黄色い小さな花で、日本のキバナノアマナそのままです。

 

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写真上 Gagea tukestanica

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 歩き始めて十数分もたたないうちに、何と雨が降り始めました・・・ずいぶん不愛想な山だ。皆さんで雨カッパを着て、再出発です(写真下)。降ったり止んだりするので、カメラをしまわなければならないほどの雨ではないが、うれしくはない。

 

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葉はどこに行った?

 斜面で目立つのが、昨日も砂漠で見た大きな黄色いセリの仲間です。種類が違いますが、ここのもすごい迫力だ。

 

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写真上 Ferula joschkeana

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 葉だけのが斜面に群落しています(写真下)。一生に一度しか咲きませんから、これらは今年は咲かないのでしょう。

 

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 花が開く様子も独特です。包装紙(包葉?)に包まれたような花が葉の間から出てきて、のび始めます(写真下)

 

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 やがて包装紙を破るようにして花と緑色の葉がはみ出てきます。ここでおもしろいのが、包装紙の中から出てくるのは花だけでなく、緑色の葉も出てくることです。しかも、花がはみ出た上に緑色の葉が見えますから、開花すれば花よりも上に葉がつくはずです。

 

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 ところが、完全に開花した個体を見ると、花の茎には緑の葉はありません(写真下)。包装していた葉は黄色い葉となって花の茎にそのままついています。では、包装紙の内側からはみ出ていた緑色の葉はどれなのか?花の上部に緑の葉があったはずなのに、どこに消えたのか?この疑問を解決する方法は簡単で、写真上の花を分解してみることです()

 

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 バラしてみたい衝動を抑えた私の推測はこうです。緑色の葉は花の茎についていたのではなく、根元からのびて、花の茎といっしょに包装紙で「束ねられていた」。包装紙による結束がなくなると、葉は傘が開くみたいに自然に周囲に広がってしまうから、消えたかのように見えた。

 

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 だが、花を開くのにどうしてわざわざ葉を束ねていたのか?たぶん、思いっきり葉を外に向かって広げることで他の草の上に乗るためです。普通に葉を横にのばせば、その段階で他の草との競争にさらされ、のびる速度が遅いと負けます。その点、葉をのばした上で傘を広げるように上から覆いかぶされば、他の草を圧倒することができます。デカイだけでなく、コイツけっこう頭がよい。

 

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野生のアーモンド

 斜面でもう一つ目につくのが野生のアーモンドです(写真下)

 

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写真上下 Amygdalus bucharica

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 山の斜面のあちこちに咲いていて、梅や桜を見ているようなイメージです。

 

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 タジキスタン、キルギス、トルクメニスタンなど周辺国を含めて自生しているが、全体として減っているようです。絶滅危惧のレッド・リストではvulnerableで、危険度の9段階の内の5段階目を意味します。

 

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 写真下も野生のアーモンドで、上に比べてピンク色が濃いがやや小ぶりで、花の付き方もちょっと寂しく、数は圧倒的に少ない。トゲがあるのに、若芽などが家畜の餌になるので減少しています。中央アジアからアフガニスタンにかけて分布しています。

 

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写真上 Amygdalus spinosissima

 

 

岩場の花

 斜面が少しきつくなり、尾根の岩場に着きました。

 

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 岩場を中心にいろいろな花が咲いています。写真下の花は、岩の多い環境に咲くという条件そのままの、岩の近くや斜面に咲いています。この外見でユリ科のバイモの仲間だというから意外です。

 

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写真上 Fritillaria bucharica 

 

 写真下はエンゴサクの仲間です。日本のとも色や形が違い、これはこれでなかなかきれいです。

 

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写真上 Co1ydalis popovi

 

 花が咲いているのか、実がなっているのかよくわからない変な花です(写真下)

 

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写真上 Solenanthus circinatus

 

 写真下は雰囲気だけでいうなら、アカシアの仲間ではないかと思います。

 

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野生のチューリップ

 岩場の所に野生のチューリップが咲いています(写真下)。外見はいたって普通で、私たちが持つチューリップのイメージのままです。昨日の砂漠のチューリップが葉が捻じれて波をうっていたのに対して、こちらはまっすぐです。乾燥度が砂漠ほどひどくないのでしょう。

 

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写真上 Tulipa fosteriana

 

 全体はオレンジだが、花弁の裏が白っぽいのもあります。

 

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 フォステリアナは園芸品種しても販売されています。しかし、それらは白や黄色です。摘まれてしまったチューリップをターニアさんが拾いました(写真下)

 

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 今回のハイキングではチューリップの咲いている場所はかなり限定的で、この山でもチューリップは多くはありません。その理由はおそらく人間が採ってしまったからです。車で来る途中でもチューリップを束にして手に持った子供が道路脇に立って、売っていました。あれでは減るのは当たり前で、禁止するべきです。

 

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 先に行ったお客さんたちが別なチューリップがあると呼んでいます。残念ながら、あまり開花していません(写真下)

 

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写真上 Tulipa turkestanica

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 ここのトルケスタニカは薄い黄色いですが、もっとはっきりした黄色い花もあります。キルギスタン、タジキスタン、新疆ウイグル自治区などに分布し、園芸用にも販売されています。

 

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 写真上は近づいて撮っているので花が大きく見えるが、パッと見た時の印象に一番近いのは写真下で、大半の花が開いていないことや、色も姿も地味なので、チューリップと言われなければわからないほどです。

 

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アヤメの群落

 岩場を越えたあたりから、アヤメの群落が現れました。

 

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写真上 Iris warleyensis

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 このアヤメが好むのは陽当たりと水はけが良い土地で、しかも風が弱いことだそうです。ここは最初の二つの条件はあてはまるような気がするが、山で周囲には樹木もありませんから、風はむしろ直撃を受ける場所です。

 

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 このアヤメはここが特産で、他にもパミール高原にも分布しています。

 

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 写真下のように、真ん中の部分は薄紫で、先端部分が濃い紫になっていて、これが花が虫を集めるポイントなのでしょう。

 

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 写真下がその典型で、これが大多数を占めます。

 

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 写真上と下を比較すると、下は全体に紫がやや薄い。これも数は写真上ほどではないが、それなりにあります。

 

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 さらには写真下のように濃い紫色の部分はほとんどなく、全体が薄い藤色の花もあり、これは上とは別種です。川のそばに少しだけ生えていました。花が白っぽく、背がやや高いので写真上とは区別がつきます。

 

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写真上下 Iris magnifica

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 川を渡った対岸の斜面にも同じアヤメの群落がありました。ここで休憩です。こんなすごい被写体の前では私は休憩する暇はない()

 

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 この斜面も数はすごいが、先ほどの斜面のアヤメのほうが群落に変化があって私の好みには合いました。もっとゆっくり撮りたかったが、粘る私ともう一人を残して皆さん先に行ってしまった()

 

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 今日のハイキングのスターはまちがいなく、このアヤメです。数の多さもさることながら、ちょうど花の最盛期に来たようで、枯れている花が一つもない。

 

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 海外のアヤメと比べて日本のアヤメやカキツバタなどは背が高い。日本のような大型のアヤメは海外では少数派です。

 

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 日本のアヤメの葉は薄くやや乾いた手触りだが、ここのは葉はやや厚く水気を十分に含んだような印象です。

 

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アヤメを見ながら昼食

 川が流れたような谷になっている所で昼食です(写真下)。雨は先ほどより小ぶりになっているが、時々突然ザッと降って来ます。

 

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 食事するのはアヤメがたくさん咲いている所を選びました。食事をしている私が見ているアヤメが写真下です。写真を撮っている時は目をあちこちに走らせながら、他の人たちの姿を見失わないようにと気を使うので、ゆっくりと花を見る時間はありません。食事は花を観賞できる時間です。

 

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 まだ雨も降るが、時々雲の間から日射しも出てくると、アヤメがとてもきれいで、私は食事を中断して写真を撮ります。

 

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 日差しを通すと花弁に透明感が出て、よりいっそう美しい。先ほどの曇り空の時とは花弁の色が微妙に違います。花弁に先ほど降った雨の滴がまだ残っています。

 

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 ここにも薄い紫の花があります(写真下)。曇り空の下ではちょっとボケたような印象でしたが、陽が当たると、写真上のような濃い紫がキリッとした美しさなら、写真下の薄い紫は女性的な美しさがあります。

 

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 やはりここにもあったかという印象のムスカリです(写真下)。日本でもすっかり雑草化している。

 

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 いつものように私は皆さんからはるかに遅れて行くと、開けた斜面でヘビに出会いました(写真下)。普通のヘビはウロコがあるので表面はデコボコした印象なのに、このヘビはまるでミミズかヒルのように表面がツルツルしている。

 

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写真上 Ophisaurus apodus

 

 ターニアさんによればヘビではなくトカゲだという。足が退化しているが、尻尾を切って逃げるなど、トカゲの特徴を備えていて、バルカンヘビガタトカゲ(ヨーロッパアシナシトカゲ、ヨーロッパヘビトカゲ)などと呼ばれています。動きはヘビそのものです。今回の旅行では二度会いました。

 

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 皮肉なことに、ハイキングが終わる頃には雨も上がり、青空が見えて来ました(12:28)

 

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ハイキング二カ所目

 まだ時間があるので、イワン先生がもう一カ所案内してくれることになり、車で移動します。

 

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 アーモンドの咲く谷を進みます。

 

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 先ほども見た小型のチューリップで、こちらはしっかりと花が咲いています。

 

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写真上 Tulipa turkestanica

 

 写真下の菜の花はBarbaraeaの仲間です。

 

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 黄色いクロッカスが斜面に咲いています。しかし、先ほどの雨ですっかり泥まみれになり、良い被写体がありません。滑るので足場も悪い。

 

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写真上 Crocus korolkowii

 

 たった一輪、斜面にあるセツブンソウをお客さんがが発見!

 

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写真上 Shibatelanthis longistipitata

 

 セツブンソウを見て本日の花の観察も終わり、サマルカンド市内に引き返します(13:38)

 

 

世界遺産はショッピング・モール

 サマルカンドに戻り、レギスタン(Registan)広場を観光しました(15:01)。午後五時頃の列車でタシケントまで行くので、それまでの時間、この会社のツアーとしては珍しく、観光です。

 レギスタン広場の観光の目玉が写真下の三つの建物で、神学校の遺跡で、南から北方向を見ています。

 

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 それぞれの名前は次のようになっています。

中央(北側)、ティリャー・コリー・マドラサ(Tilya Kori Madrasah)

(東側)、シェル・ドル・マドラサ(Sher-Dor Madrasah)

(西側)、ウルグ・ベク・マドラサ(Ulugh Beg Madrasah)

 

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写真上 シェル・ドル・マドラサ(東側)

 

 大きくて立派な入り口と、両側に立つ塔、後ろにあるドームが共通しており、建物そのものは「口」字型をしていて、中庭があります。中央と右の建物は1600年代、左の建物は1400年代が元になっていますが、いずれも修復や改修など何度も行われています。

 

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写真上左 ティリャー・コリー・マドラサ(北側)

写真上 ウルグ・ベク・マドラサ(西側)

 

 ターニアさんの詳しい説明で私の関心をひいたのは、北側の建物の左にある有料トイレです()。観光客向けの立派な建物よりも、世界遺産に指定された歴史的な建物に対して、どんなトイレを作ったのか、興味がある。

 トイレの建物に「トイレ」「男性」と日本語の張り紙がある(写真下)!これは予想外の展開です。今の時代なら中国語や韓国語が先に来そうなのに、日本語だけです。この驚きのまま、中の設備もイスラムの幾何学模様のタイルが貼ってあるなど期待したのですが、ありふれた水洗トイレでした。外見も、ご覧のように、遺跡に合わせているがイマイチです。イスラム文化を活かしたもっと美しいデザインのトイレを作ってほしい。

 

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 ターニアさんの説明の後、自由時間になり、それぞれの建物を見学することになりました。正直なところ、建物にはあまり興味はないが、ここまで来て時間があるのに見ない手はない。まずは北側のだまし絵のようなドームがあるという建物に入りました(写真下)

 

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 写真下がそれで、ドームの天井が一見中心部が高いかのように見えるのは錯覚で、平面だというのです。しかし、他のお客さんからも、平面ではなく、少し上のほうにくぼんでいるのではないかという意見が出ました。

 

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 金ピカの装飾よりも、私の興味を引いたのは奥の売店(写真下)のある部屋で展示されていた昔のサマルカンドの写真と絵です。貴重な写真なのに、写真の前の店が邪魔です。売るならこういう写真をコピーして売ってほしい。

 

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 その中でレギスタン広場とわかる絵と写真が下です。塔の高さや模様から推測して、広場の左(西)に位置するUlugh Beg Madrasahでしょう。

 

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 写真下が現在の姿で、後ろのドームが上の絵や写真ではありません。

 

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 古い写真を見てわかるのは、百年前くらいにはレギスタン広場だけでなく、この街のモスクなどは荒れていたようです。朝散歩で見たビビハニム・モスクも百年前は崩れ荒廃していたのは、あれだけが壊れていたのでなさそうです。

 

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 写真下の建物の土台部分を見てください。白い大理石が使われています。ターニアさんが子供の頃、お母さんに連れられてここに来た時には、白い大理石のかなりの部分は砂に埋もれてしまい、ドアの所まで砂があったそうです。

 荒れていたレギスタン広場などを修復したのはソ連時代だと言われています。ウズベキスタンは1800年代から帝政ロシアとソ連の支配下にあり、1991年に独立しています。独立と同時に再びここが放置され、砂に埋もれた所をターニアさんが見たということでしょうか。わずか百年くらいの間にもここは紆余曲折があったようです。残念ながら、そのあたりの経緯を詳しく書いた記事は見つかりませんでした。

 

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 建物に入って見て、この観光地にはいくつか問題があるのがわかりました。その一つが、今ここは商業施設だという点です。

 

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 入り口を入ると、建物は「口」字型になっていて、写真上のように真ん中は中庭があります。中庭に面して、きれいな幾何学模様に囲まれた入り口があります(写真上下)。これらはすべて店です。つまり、中庭に面して、商店が軒を連ねている。

 

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 世界遺産に店があることはかまわないが、ここはまるで商店が世界遺産みたいです。国は出店料によってこの建物を維持していると言うのだろうが、この国がそれをしないとこの建物を維持できないほど貧しそうには見えません。

 最近、日本では「忖度(そんたく)」などという聞きなれない言葉が利益供与の新手の手法として登場し、首相自らが実践しているらしい。こういう国から来た私は、ここで大きなお金が動いているのを見ると、誰かが不当な利益を得ているのではないかと勘ぐってしまう。

 

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 建物の内側だけではなく、広場に面した建物の外にもドアのついている所はたいてい店です。写真下の、人待ち顔でドアの前にいる女性はいずれも店の売り子です。

 レギスタン広場は巨大なショッピング・モールなのです。世界遺産の建物そのものが商店街になっているのはさすがに驚かされます。

 

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 建物を覆う精緻なイスラムの幾何学模様と透かしの技法はなかなか素晴らしい。

 

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 タイルを貼り付けてこれらの模様を作り出すデザインの力と技術には感心します。

 

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 だが、せっかくの「青の都」のサマルカンド・ブルーなのに、壁を良く見るとデコボコで、パネルがはがれかかったように隙間が出来ています(写真下)

 

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 あちらこちらが浮き上がり、中には落剥している部分もあります(写真下)。脱落した部分を見ると、建物の表面にモルタルを塗り、その上にタイルをただ貼り付けただけのようで、ずいぶん作りが粗い。これでは素人が考えても、水が染みこんで氷ついたら、はがれてくるのが当たり前です。タイルではよくあることです。

 1966年にはタシケントは大地震で壊滅するほどでした。軽い地震でも、簡単にこの壁はすべて落剥しそうです。

 

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 写真下など、タイルを貼らずに、モルタルを塗っただけです。世界遺産なのに、いくら何でもこれはひどい。修復技術が非常に稚拙のように見えます。建物が作られた時はそういう技術があったのだろうが、百年前に荒れ果てていたように、職人技も失われたのでしょう。自国だけで適当にやるのではなく、先進的な修復技術を持つ国もあるのだから、学ぶべきでしょう。

 レギスタン広場は海外の観光客は有料です。しかし、これらの壁の様子を見ると、入場料は適切に使われているのか、疑われます。

 

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 時期のせいか、私たちのような海外からの観光客はそれほど多くなく、服装と外見から大半がウズベキスタン人に見える人たちです(写真下)

 

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 ここは昨夜泊まったホテルのすぐ近くで、朝の散歩にちょうど良いくらいの距離です。予定表にここの観光があったのと、私は建物よりも市場が好きなのでバザールに行きました。

 

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 新婚さんが建物を前に記念撮影をしています(写真下)。この広場では珍しいことではないらしく、ネット上の日本人の旅行記ではしばしばここで新婚さんが登場します。

 

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 レギスタン広場の観光を終えて、バスに乗り、駅に向かいます。いよいよ新幹線です。

 

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ウズベキスタンの新幹線に乗る

 駅に到着しました(写真下,16:31)

 

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 駅の構内の撮影は禁止ですが、車両はかまいません。念のために、近くに立っていた駅員に確認すると、OKが出ました。他のお客さんも乗るのを後にして撮る()。ウズベキスタンの新幹線はアフラシャブ(Afrosiyob)といい、これはサマルカンドの古い名前です。車両はスペイン製のTalgo250で、最高速度は時速250kmです。

 

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 車掌さんが私たちのスーツケースを入れてくれます(写真下左)。こういう乗務員の撮影も禁止です。

 

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 速度など性能は日本の新幹線よりも劣っているように見えるが、普通の線路でこの速度を出せる点が優れています。ウズベキスタンが線路を新調する必要のないスペインの新幹線を選んだのも安くあがるからでしょう。Talgo250は両側の車輪をつなぐ車軸がなく、車輪が独立しているので、軌道の幅を自由に変えられる優れものです。

 

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 私たちが乗ったのは日本でいえばグリーン車両で、横に三座席で余裕たっぷりです(写真上)。ちょっと残念なのは、座席が固定されているので、私たちは後ろ向きに走ることになります。

 出発して間もなく、無料のお茶、お菓子、手ふき、イヤホンが配られました(写真下)。有料の車内販売もあります。これらのサービスがどの程度のものなのか、私は日本の新幹線のグリーン車に乗ったことがないので、比較ができません()

 

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 予定どおりに五時頃に列車は出発しました。日本のような発車のベルもアナウンスもなく、静かに動き出しました。日本の駅も列車も長距離バスも私にはアナウンスがうるさすぎる。足元に気を付けるのは、子供じゃないのだから、本人に任せてはどうか。

 

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 サマルカンドの北東に写真下の山がしばらくある程度で列車はほぼ平野を走ります。

 

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 一時間ほど走ると天候が悪くなり、雲が厚くかかって来ました。すると、西の空から太陽の光が漏れて、後光が射しています(写真下)。この後光は太陽が沈む七時近くまで見られました。

 

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 単に頭上に厚い雨雲がかかって、周囲の雲の切れ間から太陽光が差し込んだだけなのだが、一時間近くもこういう光景が見られるのはちょっと珍しい。

 

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 グーグルの地図上でサマルカンドからタシケントまでの列車のルートを探しても表示されません。どうやら、駅の構内の撮影禁止と同様で、この国では列車のルートは軍事機密に属するらしい。写真下右が列車のルートを示す車内のモニターです。ルートが直線でなく途中から南に迂回しているのは、カザフスタンがそのあたりで南に突き出ているからです。

 

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 薄暗くなり始めたタシケントの駅に到着(19:12)。二日前にこの都市に飛行機で到着したのですから、正確には戻ってきました。

 

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レストランで民族舞踊

 夕暮れのタシケント駅は帰宅ラッシュなのか人々でかなり混在しています(写真下)

 

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 出迎えの大型バスに乗ってレストランまで移動します(19:20)

 

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 タシケント市内は車が混んでいます(写真下)

 

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 市内の中心部にあるArt restaurant Piligrimに到着(19:37)

 

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 アート・レストランという名前どおりで、部屋の装飾はかなりゴチャゴチャ(ゴテゴテ)していて、あまり私の好みには合わない。

 

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 お客さんの一人が誕生日で、デザートの代わりに誕生日のケーキが出てきました(写真下)。他人の誕生日でも、いつも誕生日ケーキは苦く感じる()

 

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 私たちが手前の個室で食事を取っていると、奥のホールから音楽が聞こえてきました。ウズベキスタンの民族舞踊らしい。食事は後にして、私は写真を撮りに行きました。特に舞台があるというのではなく、ホールの壁側にテーブルが並び、真ん中で踊り子たちが踊っています。

 

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 食事を終えて、今日の宿泊ホテルのCity Palace Hotelに到着したのは九時すぎていました(21:16)。市の中心部にあり、日本のパック旅行では良く使われる高級ホテルです。ネット上の旅行記にこのホテルの特徴ある姿が何度も出てくるので、初めて来たような気がしない()。このホテルはオーナーが時々変わるので名前も変わります。

 

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 ロビーは広々として、建物から突き出て、温室のように天井から光が差し込むようになっています(写真下右)。夏は暑くならないのだろうか。

 

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 写真下が私の部屋です。ダブルベッドの他にシングルベッドがあります。荷物の整理には便利で、ダブルのほうに荷物を広げ、シングルで眠ります。写真下右の立派な家具にはテレビが入れてある。しかし、でかいし、ヒサシが突き出ているので、ぶつかりそうで邪魔です。

 

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 三人用の部屋なので水も三人分あり、大助かりです(写真下左)。湯沸かし器もついている。眺望も良いが(写真下右)、当然、火災の時は危ないから、避難経路だけは確認します。

 

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 バスタブもあり、お湯は問題なく出ました。シャンプーの他に歯ブラシや櫛もついています。このホテルの個人的な評価は問題なく4.0とします。

 

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 今日も朝早く、夜遅かったので、私は睡眠不足が重なっている。とにかく早く寝ましょう。

 

 

 

 

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