秋たけなわのギリシャの花 1日目 2019年10月30日(水) 成田 → (ドーハ) ギリシャの秋の花を見に出かけます。ギリシャは遺跡の宝庫なのに、私は遺跡そのものにはあまり興味がありません。しかし、遺跡を背景にして咲く花を撮ったらきれいだろうなあと前から思っていました。 今日は、夜の十時すぎに成田を発ち、中東のドーハで乗り換えて、ギリシャに行きます。残念ながら、日本からギリシャへの直行便はなく、回り道の長い道のりです。 参加者はツアーリーダーの松森さん(仮名)を含めて、女性7人、男性2人の合計9人です。すでに顔なじみのお客さんも何人かいます。お客さんから「前にどのツアーで一緒でしたか?」と質問されるので、私は「初めてということにしておきましょう」と答えます(笑)。 成田空港の立派なトイレと貧弱な電源 今回、成田空港を利用して驚いたのが、写真下のトイレです。写真下左は男子トイレの個室の入口で、写真下右が内側です。外からはトイレとは思えないほどです。ホテルのような豪華さだが、大勢の人たちが利用するにしては面積のわりには数も少なく、実用上はどうでしょう。 トイレが立派なわりには客用の電源が少ない。写真下左は、柱に設置された電源を利用する人たちです。数が少なく、この近くでは写真下の二カ所しかありません。また椅子の近くにないので、充電したまま使用できず、非常に不便です。これは成田に限らず、海外の空港でも十分な電源がないことが多い。2660円という安くない施設利用料を取っているのなら、電気のサービスくらいケチらないでほしい。 カタール航空QR 0807便は、機体がボーイング777-300ERで、22:20に成田を発ち、12時間30分の飛行の後、04:30にドーハに到着予定です。カタール航空は今年はイランに続いて二度目で、同じ便です。ところが、おもしろいことに、五月のペルシャの時はドーハまで11時間50分なのに、今回は12時間30分と40分も長い。季節風のせいでしょう。 私の席は予約どおり窓側の44Kです。幸い、真ん中の席には誰もきませんでした。通路側のお客さんとおしゃべりができて、時間がつぶせました。 カタール航空はこれまで私の個人評価では、五段階の二番目Bをほぼ取れるかなり高評価の航空会社でした。しかし、今回はおまけしてかろうじて合格のCです。理由は、最初ネットでの座席予約が取れなかったからです。座席予約するのにメールアドレスや電話番号を登録するのですが、どういう訳か電話番号が登録できない。画面ではちゃんと受け付けるのに、確認のメールを見ると、変更されない。これはシステムのバグでしょう。メールで問い合わせて、ようやく変更してもらい、予約が取れました。 飛行機はほぼ予定時間に離陸しました(22:40)。 離陸して一時間半ほどで食事がでました(10/31の0:05)。私はこの時間には食事をしないので、写真だけです。この旅行記の読者の方から、食べないなら断れば、食べ物を無駄にせずに済むと言われましたが、たぶん断っても、食べ物は衛生上の問題からそのまま処分されるはずだし、私は写真を撮りたい。また、水やパンなど、日持ちして梱包されている物は手元に残して、後で食べます。 飛行機の特権で、下の最新の映画を無料で見られます。あら筋さえも覚えていないほどの映画で、簡単に言えば、悪い宇宙人をやっつけるというワンパターンの話です。途中観ていて、話の展開の予想が当たるので、いよいよ私は予知能力を得たのかと思ったら、四カ月前のキルギス行の飛行機の中ですでに観た映画でした。 『キャプテン・マーベル』Captain Marvel、アメリカ、2019年(Wikipediaから転載) 飛行機は朝鮮半島を横切り、中国に上陸するところです(写真下)。 眠ろうとするが、フリースとジャンパーを着て毛布をかけてもまだ寒い。私は真ん中の席の毛布までかけました。これは窓側の席には良くあることで、自分の頭上にある空気の吹き出し口をいくら止めても、他の人たちが空けていると、その空気が窓側に沿って後ろに流れるからです。それにしても、設定温度が低すぎる。この飛行機に対する評価Cはかなりオマケした点数です。 |