クリンジ 12年に一度咲くインドの花 2018年9月8日(土)~9月16日(日) 旅行主催: ネイチャリングツアー事業部 (アルパインツアーサービス株式会社) 「南インド・ガーツ山脈の自然を訪ねて フラワーウォッチング 9日間」 日程表
植物名の判断 旅行を主催したネイチャリングツアー事業部では、帰国後に旅行中に見かけた植物の学名や根拠となる植物図鑑のページ数などが書いてある一覧表を送ってくれます。これは非常に助かります。この旅行記でも主にこの一覧表を元にしています。しかし、最終的な判断は植物に素人の私自身がしていますので、信用しないでください。また、以下の本やネットの図鑑を参照にしました。 “Flowers of Kaas Plateau” S.A.Mohite,
2016.(600円、200ルピー) この本は旅行会社の紹介によるものです。著者のモヒテ教授は今回カース高原での現地の植物ガイドをしてくれました。最初に花の一覧表があり、カース高原の花に特化した本なのでとても使いやすい。ただし印刷の質は悪い。すでに3版目ですから、売れているのでしょう。 “Kaas Plateau of Flowers”,
Sandeep Shortri,2012.(600円、250ルピー) この本も旅行会社の紹介によるものです。文章が多く、植物図鑑としては必ずしも使いやすくありませんが、花だけでなく、動物や昆虫、滝や寺院などカース高原を複合的に紹介しています。 カース高原の花の本は他にも” Flowers
Of Kas”(Shrikant Ingalhalikar,2016)という本があるのはわかっていますが、インドのアマゾンでさえも取り扱いがありません。 “Flora of the southern western Ghats and
Plains”, Pippa Mukherjee, Niyogi Books, 2016.
(1250ルピー、2049円) ニューデリーの土産物屋で購入しました。南部の西ガーツ山脈というのだから、今回行った地域の花です。しかし、200種類弱しか載っていないのに、著者が樹木の専門家であるため、半分以上が樹木の花で、草花が少ない。外来種なども選ばず掲載しています。 “Kurinji : the flower of blue mountains ”,Roy
Mathew, Mariyakutty
Mathew Foundation, 2018.(500ルピー、約850円) 今回の大きな目的の一つであるクリンジという花の解説書です。著者がネット上で販売していましたが、送金がインド国内でしか通用しない方法で日本からは買えず、旅行会社と現地ガイドのバサントさんに依頼して購入しました。 著者のホームページ https://kurinji.in/index.html “Kurinji field guide Evrvikulam National
Park”,A.K.Pradeep,Anamudy Forest
Development Agency Wildlife Division ( 450ルピー、約765円) この本はエラヴィクラム国立公園の店で売られていました。20種類のクリンジが紹介されています。 “Aranyam”,No.44566,Vol.38,
2018.(50ルピー、約85円) この雑誌もエラヴィクラム国立公園の店で売られていました。クリンジの特集号で、現地の言葉で書かれた雑誌なので読めません。47種類のクリンジの一覧表が学名入りで載っています。 “Flower of Evrvikulam National Park”,
Munnar wildlife Division エラヴィクラム国立公園の40種類ほどの花の写真と名前が載っている無料のパンフレットで、現地の植物ガイドからもらいました。 “Flower of India” http://www.flowersofindia.net/ 表題そのままでインドの花についてのホームページです。花はもちろん、樹木から花と関わる文学など幅広い範囲の情報が充実したホームページです。「Flowers of Western Ghats」という項目もあるので、おおいに役立ちました。ただし、各植物がインドのどのあたりに分布しているのか書いていないことが多い。 “Digital Flora of Karnataka” http://florakarnataka.ces.iisc.ac.in/hjcb2/index.php 今回訪れたマハーラーシュトラ州とケララ州の間にあるカルナータカ州の花を集めたホームページです。花の種類を特定するのには向きませんが、参考には使えました。 “efloraofindia/” https://sites.google.com/site/efloraofindia/ インドの植物学者たちが集まって作ったグーグル上のインド植物の一覧表です。花の種類を特定するのに使いやすいとは言い難いが、参考には使えました。 “Kas Pathar Office” https://www.kas.ind.in/index.php カース高原の保護区のカース・パーサーを管理している組織のホームページです。花を最大の売り物にしているわりには紹介されている花の数が少ない。 “Neelakurinji” https://www.keralatourism.org/neelakurinji/ ケララ州観光局が作ったクリンジの特集です。 参考資料 『地球の歩き方 インド 2008-2009年版』、地球の歩き方編集室、2008年. このツアーはいわゆる観光ではないので、滞在先や訪問先は普通のガイドブックには載っていませんから、十年前の本で十分です。 “Cliparts Mania” http://www.clipartsmania.com/index.php 無料イラストのホームページです。インドの神様の絵が無料で公開されているので旅行記に使うのに重宝しました。 地図 旅行記の地図は主にグーグル、ヤフー、オープンストリートマップの地図を加工して用いています。 日本とインドの時差 -3時間30分 日本で昼の12時は、インドの朝の8時半。 為替 1ルピー=1.698円(2018年9月8日デリー空港での換金率、旅行記では1.7円として計算) 1ルピー=1.54円(2018年9月7日、ネットでの為替相場) 1ドル=111円 名称 ニューデリー、デリー、New Delhi、Delhi(インド政府、国連は首都をニューデリーと表記) プネー、プネ、Pune サタラ、Satara カース高原、Kaas Plateau, Kas Plateau(世界遺産にはKas Plateauで登録されている) カース・パーサー、Kas Pathar(カース高原の保護区) 西ガーツ山脈、Western Ghāts コーチ、コチ、Kochi、コチン、コーチン、Cochin、 ムンナール、ムンナル、ムーナール、Munnar エラヴィクラム国立公園、Eravikulam National Park パンバダム・ショラ国立公園、Pambadum Shola National Park、Pampadum Shola National Park クリンジ、Kurinji、ニーラ・クリンジ、Neelakurinji、 ホテルへの個人的評価 宿泊したホテルへの私の個人的な評価を五段階で、0.5刻みで表しました。私が宿泊した範囲での主観的な評価です。評価の対象は主に自分が泊まった部屋です。ホテルの格付け、建物の外観、付属している店、レストランなどはほとんど点数に入れていません。部屋の設備や備品などがそろっているか、清潔であるか、ネットが使えるか、それらが料金からして妥当なものか、などが判断のポイントです。費用対効果を重視し、設備に問題があっても料金が安ければ減点はしません。3.0を一応の合格ラインとしています。 5.0点 最高級ホテル。設備やサービスともに文句なし(私が泊まる可能性はほとんどない)。 4.0点 ホテルとして一通りの設備とサービスがあり、特にマイナス点がない。 3.0点 値段相応の最小限の設備とサービスがあるが、いくつか問題点がある。 2.0点 ホテルの体裁はとっているが、二度と泊まりたくない。 1.0点 ホテルではない、またはホテルとはいえない。 飛行機への個人的評価 搭乗した飛行機への私の個人的な評価で、A~Eの5段階で表しました。航空会社と飛行機は別物ですが、一緒に評価しています。安全など大前提となる条件はもちろんのこと、事前に座席予約ができるかどうか、座席の良し悪し、客室乗務員の接客態度、食事、トイレ、衛生、座席のモニターと映画などサービス内容などが判断のポイントです。 A 大いに満足。誉めるべき良い点がある。 B 満足。大きな過不足もなく、必要要件は十分に満たしている。 C 普通。小さな不満がいくつかあるが、必要要件は最小限満たしている。 D 不満足。改善するべき問題がある。 E 大いに不満足。航空会社にクレームを言いたいほどの明瞭な問題がある。 |