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赤道直下エクアドル・アンデスの花

6日目 2019914()

アルチドナ → サンイシドロ

 

 

 朝起きると、昨日までと違い、部屋の温度は22℃で、寒くはありません。昨日までのアンデス山脈の中と違い、ここはアマゾンの西の端だからです。天気は、いつものように良くなく、これがここでは普通です。

 

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 今日は、朝食の後にこの周囲のジャングルを散策し、その後、アンデス山脈の東に沿って北上し、サンイシドロまで行きます。

 

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 6:30から昨日と同じレストランで朝食です(写真下)

 

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 朝食が早かったのは、七時からロッジの周囲のジャングルを散策するためです。雨は上がっているが、足元は雨でグシャグシャなので、ゴム長靴を借りて出発です(写真下)

 

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  下左の衛星写真のように、ロッジ敷地はジャングルの中にあり、ここから下右の地図のようなハイキング用の山道が何本もあります。

 

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 敷地内にもランが生えています。写真下はバニラの採れるランで、短時間の内に花を閉じてしまうので、花が見られるのは非常に珍しく、植物ガイドでランの専門家のトバールさんも初めて見たという。珍しい花を撮れたというよりも、バニラってランなのだと知って私は驚いた()

 

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写真上下 Vanilla mexicana

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 毛深いオウムバナは初めて見ました(写真下)

 

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写真上 niaの仲間

 

 雨は上がっていても、今にも降りそうな曇り空なので、ジャングルの中は薄暗く、撮影には不都合です。

 

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 薄暗いジャングルの中にもそこここに花が咲いています。

 

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 セクシーな唇がまた咲いています。写真下の上段はまだ花が開いていないのに、激しく目立っています。下段の開いた花を見て気が付いたのだが、この真っ赤な唇は花弁ではなく、苞葉というらしい。真ん中から出ている黄色のが花です。

 

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写真上下 Psychotria poeppigiana

 

 真っ赤な唇に、黄色い花に、真っ青な実で、なんとも目立ちたがり屋の激しい花です(写真下)

 

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 ランの花が落ちている!誰かが取ったのではなく、ツボミの状態で落花したのではないかとのことでした(写真下)。たった一つしかないのでとても残念だが、そのおかげで丁寧に姿を撮影できます。緑色の便器に蓋がついているような・・・失礼。

 

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写真上 Selenipedium dodsonii

 

 樹木がちょっと開けた所があり、遠くまで熱帯雨林が広がっているのがわかります(写真下左)。蝶々がとまっていて、羽の後ろに突起がありますから、アゲハチョウの仲間ではないかと思います(写真下右)

 

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 ウニ!なんてことがあるはずもなく、樹木の実が落ちたらしい(写真下)

 

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写真上 Apiba aspera

 

 山から下りる途中から雨が降り始めました。

 

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 雨の中、ホテルの車で出発です(8:58)。雨で川はかなり増水しています(写真下)

 

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 橋を渡ったところで、雨の中、バスに荷物を積みかえます(9:05)。私たちは見ているだけだから楽だ。

 

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 アルチドナの街中も雨で薄暗く、人もあまりいない(写真下)

 

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 店によって買い出しをします(写真下, 9:25)

 

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 雨の中、花の観察で、まずはイワタバコの仲間(写真下)

 

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写真上下 Columnea ericae

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 葉が特徴的で、表は緑なのに、裏は先端が赤く染まっている(写真下)。最初に見たとき、枯れ始めているのかと思いました。

 

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キノコ栽培

 自宅の前でキノコなどを売っているテントで停車(10:35)

 

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 店で売っているキノコは自分で栽培しているらしい。「見せてあげるよ」と、抱いていた赤ん坊をいきなり植物ガイドのトバールさんに預けて、案内してくれました。「私が面倒を見ましょう」と言ったのかもしれない。

 

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 ビニールハウスの中に棚が並べてあり、そこにビニール袋に入ったキノコの苗床が並べてあります(写真下)。私の知っているキノコで連想するならムラサキシメジでしょうか。

 

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 家の周囲も花が咲いている(写真下)。ありがたくないことに、防水カメラが大活躍です。これだけの雨が降るから、室内でキノコを栽培でき、屋外でランが満開なのはわかるが、雨はうれしくない。

 

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 栽培品なのか、庭にはオンシジュウムがきれいに咲いています(写真下)

 

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写真上下 Oncidiumの仲間

 

 毎度見かけるマキシラリアです(写真下)。大柄で豪華だが、花そのものに茶色が混ざっているので、一瞬もう終わりかけの花なのかと錯覚してしまう。

 

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写真上 Maxillaria jucunda

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 ランの多くはそうでなくても花が構造が煩雑なのに、写真下など、色も形もグチャグチャで、いよいよ訳がわからん。

 

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写真上 Maxillaria molitor

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 再び、雨の中、車を走らせ、花を探します。

 

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写真上 Begonia longirostris

 

 昼近くなって、雨はいったんやみました。周囲は霧だらけで、撮影条件は相変わらずです。

 

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 二日前、チンボラソ山で見たスミレと違い、こちらは普通のスミレの姿をしています(写真下)。初めて見るスミレです。

 

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写真上下 Viola stipularis

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 写真下はボールのように球形に茎をのばし、その先に赤い花が付いています。南アフリカに行った時、ブルンスヴィギア(Brunsvigia)という、これと同じようにボール状に咲く花がありました。もちろん、これとはまったくの別種です。別種なのに似たような作戦で花を咲かせているのがおもしろい。

 

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 写真下はこれまでも何度も出てきた花で、後ろに見えるウチワの倍くらいある葉がこの植物の葉です。

 

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写真上 Meriania hernandoi

 

 昨日も樹木に着床したタヌキモの仲間を見ました(写真下)。今日は地面に生えています。きれいで可愛い花を見ると、タヌキモという名前が気の毒になる。

 

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写真上下 Utricularia uniflora

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土砂崩れで通行止

 バスの中で昼食です(12:22)。カラテセという植物の葉で包んだチャーハンのような食べ物です。容器をすぐに自然界に戻せるのは良い。ボリュームもあり、うまい。

 

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 食事はうまかったのに、良くないニュースが来ました(13:01)。この先の峠で土砂崩れがあり、通行止めだという。しかし、今日中には通行できるかもしれないとのことなので、いったん道を少し引き返して、花を探しながら開通を待つことにしました。ここは山の上で道路の両側は花だらけですから、半日でも私はいっこうにかまいません。

 

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 写真下のランはなんとも赤い点の配色がかわいい。すべての花弁ではなく、一つだけという手抜きしたわりには、絶妙な効果を出しています。

 

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写真上下 Epidendrum fimbriatum

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 写真下もボールペンの先と比べてもわかるように、かなり小さなランです。

 

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写真上下 Epidendrum guacamayense

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 写真下右の、舌を出したような葉がこのランの葉らしい。花の構造を見ようと近づくのだが、良くわからない。

 

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写真上下 Maxillaria lepidota

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 蝋細工のようなランと水玉です(写真下)

 

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写真上下 Epidendrum bangii

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 写真下のような姿形のランを良く見かけますが、このランを見たのはここだけでした。コロンビア、エクアドル、ペルーなどに分布します。

 

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写真上 Epidendrum rugulosum

 

 写真下はたぶん茎が折れたのでしょう。折れた茎でも花を咲かせています。これもラン、それともショウガ?

 

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 花が咲いていない植物もいくつかあります。写真下はシダ類のミズスギ(Lycopodiella)の仲間でしょう。日本でも湿った所に生えます。

 

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 写真下はサルノコシカケの仲間が地面に生えているような印象です。ただ、葉は薄く、うろこ状に重なり、葉に緑色が入っていますから、キノコではないかもしれない。

 

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通行止め解除

 通行止めが解除されたとの連絡があって、峠を目指します(14:11)。写真下がその土砂崩れの現場です。またいつ崩れてもおかしくないような状態なので、車が一台ずつ通過します。このあたりで標高2200mくらいです。

 

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 幸い、道そのものは崩落しなかったので、石と土砂を片付けるだけで済んだようです。

 

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 雨が降っていないが、濃霧で視界は悪い(写真下)。こういう雲霧林なら、ランが多いのもわかります。

 

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 峠を下り始めると別なランが現れます。写真下はコロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビアに分布し、香りはないそうです。

 

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写真上 Epidendrum anderssonii

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 写真下はパナマからボリビアまでの山岳地帯に分布し、花は1cm程度と小さい。

 

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写真上 Scaphyglottis puncutulata

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 写真下は樹木化したランで、中央アメリカから南米まで広く分布し、一年中咲くようです。

 

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写真上 Elleanthus aurantiacus

 

 写真下は見るからにパイップルの仲間で、Aechmea hoppiiではないかとのことでした。

 

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写真上 Aechmeaの仲間

 

 

民家のラン

 民家の庭の切株に見事なランが咲いているのを見つけて、訪問しました(14:52)。これは先ほどキノコを売っている家の近くにあったのと同じで、ちょっと茶色がにぎやかすぎるランです。

 

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写真上 Maxillaria molitor

 

 写真下の緑色の服をきた人が家主です。

 

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 オバサンは花が好きらしく、庭のあちこちにランがあります。

 

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写真上 Odontoglossumの仲間

 

 写真下はこれまでも何度か登場したランで、中南米のかなり広い範囲に分布します。

 

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写真上 Prosthechea vespa

 

 葉の上に花が乗っているランです。

 

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写真上 Pleurotharis ensata

 

 空は晴れ間も見えてきたものの、川はかなり増水しています(写真下)

 

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農場のラン

 農場を訪れ、許可をもらって、敷地内で花を探しました(15:39)。農園主は植物ガイドのトバールさんとは知り合いらしいが、出かけているそうで、家族が対応してくれました。

 

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 たぶんここは家畜用の牧場でしょう。雨が降った後ということもあり、どこもここも水溜りのある湿地というか沼状態で、まっすぐに進めません。

 

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 今回の旅行で毎日のように登場する「ランらしくないラン」で、今日は樹上に着生しています。

 

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写真上 Epidendrum secundum

 

 牧場に生えている木はそれほど多くはないが、たいてい木にランが着床しています。写真下のランは、たしか昨日も見た。

 

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写真上 Cyrtochilum meirax

 

 まるで樹木が枝の先に花を咲かせたようなだが、ランが樹木に着生しています(写真下)

 

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写真上下 Epidendrum exisum

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 同じように樹木が花を咲かせているかのように着生して花を咲かせているランです(写真下)。昨日も同じランを見ました。こちらのほうが写真上よりも小さい。

 

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写真上下 Trichosalpinx dura

 

 メキシコから中南米、さらにはキューバなどにも分布するランです。

 

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 写真下はガクがヒゲのように垂れさがっているランで、これまでも何度か出てきました。

 

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写真上 Maxillaria lepidota

 

 同じ髭でも、こちらは初めて見るランです。上も下も同じ場所に生えていました。学名にエクアドルの名前が入っているように、コロンビア、エクアドル、ペルーで見られます。

 

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写真上 Maxillaria ecuadorensis

 

 川は上流で降った雨で増水し、濁流が激しく流れています(写真下右)

 

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 橋を見て驚いたのが、写真下です。鉄製の橋に植物の芽が出ている!ヤドリギではないかとのことでした。

 

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 写真上の茶色のが種で、そこから茎が次に葉が逆向きに出てくる。茎の先はたぶん吸盤のようになっていて、それが寄生する相手に付着して足場を確保すると、茶色い種の殻が落ちて、二枚の葉を開く(写真下)。本来なら寄生主から栄養が取れるのに、ここでは鉄分以外は摂れないから、このまま枯れてしまうのでしょう。それでも、写真下左など、良く葉をのばしています。

 

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 写真下は外見がちょっとだけマツヨイグサと似ているのは同じアカバナの仲間だからです。

 

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写真上 Ludwigia peruviana

 

 花の付き方がおもしろいシュウカイドウの仲間で、葉を見るとシュウカイドウだとわかります(写真下)

 

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写真上下 Begonia parviflora

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 写真下もシュウカイドウの仲間で、写真上が樹木の間に生えるほど背が高いのに、こちらは草むらの中に生えていました。

 

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 毎度、お馴染みのイワタバコの仲間です。小さい花でもオレンジ色が目立ち、しかも葉の茎までが色が付いている。

 

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写真上 Drymonia urceolata

 

 農場を去る頃にはすっかり雨も上がり、青空が見えてきました(写真下)

 

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ジャングルの中のロッジ

 ジャングルの道で突然、ロッジCabañas San Isidroの入口に到着(写真下左)。入口からロッジの建物は見えません。ここも昨日と同じでジャングルの中に作られたロッジタイプのホテルです。写真下右の私たちを出迎えてくれた男性がこのホテルのオーナーです。

 

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 一人だけ離れた建物になるというので、こんなチャンスを私が逃がすはずがありません()。実際には、下の衛星写真のようにレストランまでの距離があるだけで、それほど遠いわけではありません。

 

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(https://www.cabanasanisidro.com/)

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 敷地内の数カ所にまとまって建物が建てられています(写真下)。わりと最近、敷地の道路などを含めて、改修したような様子が見られます。あるいは、出迎えてくれた彼は新しいオーナーなのかもしれません。

 

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 七時からホテルの敷地内のレストランで夕飯です(写真下)

 

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 私たち以外にもお客さんがいました。オーナー自ら厨房に立ち、陣頭指揮を執っています。

 

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 写真下左が私の部屋のある建物で、二部屋で一棟です。ホテルの敷地は広く、戸建てなのだから、もう少し部屋を広くとっても良いくらい、やや狭い。スーツケースを広げるのに場所を考えなければならない。

 

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 部屋に入って荷物の整理をしていると突然、音楽が鳴り始めました。実は、隣は植物ガイドのトバールさんの部屋で、彼が音楽をかけたのです。シャワーや歩く音まで丸聞こえです。建物の前の通路で誰かが話をすると、部屋の中で話しているみたいに明瞭に聞こえます。つまり、建物の壁はベニア板ていどの安普請のようです。

 コーヒーメーカーが置いてあるホテルは初めてです(写真下右)。しかし、どちらかというと湯沸かし器のほうがありがたい。

 

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 設備や備品、衛生に大きな問題はありませんでしたが、シャワーのお湯が出るまでかなりの時間がかかりました。ジャングルの中を売り物にしたロッジなので、ホテル並の設備は期待しないものの、壁の薄さが日本のアパート並でいただけません。ネットで見ると、シングルルームなら81ドル、食事付だと137ドルとありますから、この国の物価から言って安くはありません。この値段と、騒音が苦手な私としては、ここの個人評価は少し辛く、3.5とします。これは宿泊設備のみの点数です。

 

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