トップページ 日程表 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ペルシャ北部の初夏の花 5日目 2019年5月19日(日) ボズグシュ山脈 六時前に起きました。ここに二泊なので、朝の準備も楽です。今日はミヤネーの北にあるボズグシュ山脈(Mount Bozgush)に行き、花を探します。 朝の散歩にでかけます。写真下の青い線が私の散歩コースで、ホテルの南側の住宅街を歩いてみました。 道路をはさんで反対側は公園ですので、そこを横切ります。七時前なので、誰もいません。
別な公園にもバラがきれいに咲いている(写真下)。
写真下は花屋らしい。朝早いから店は開いていません。ここにもバラがあります。
公園の南側は住宅街で、通りに面して隙間なく建物が並んでいます。中庭があるのだろうが、何も見えないのでつまらない。
率直に言って、デザイン的にきれいということはなく、どちらかというと、建物も街も無骨な印象です。
やあ、ペルシャ猫ではないペルシャの猫クンたち、おはよう(写真下)。
一時間ほどの散歩の後、ホテルに戻り、七時半から朝食です。驚いたのは、ポットやカップがすべてこのホテルのロゴ・マークが入っている(写真下)。二つ星ホテルにしてはすごい。
予定どおり、八時半にホテルを出発しました。
バラの生垣 麦畑の道端にバラの垣根を見つけて停車しました(写真下)。野生のバラの生垣です。
写真上下 Rosa
foetida.
ごらんのように、黄色とオレンジの二種類あって、生えている場所は混ざっています。見た感じでは、黄色とオレンジのそれぞれの木があるのでしょう。
興味深いのは、黄色とオレンジが混ざって咲いているのに、中間の色の花がないことです。同じ種類なら、当然、両方の色が混ざったような花が出てきてもいいと思うのだが、ありません。
英語名の一つは「ペルシャの黄色いバラ(Persian yellow rose)」というから、そのまんまです。ヨーロッパには元々黄色いバラがなかったので、ペルシャからこのバラが導入され、品種改良に重宝されたようです。
ヨーロッパに渡ってからはAustrian briar(オーストリアの野薔薇?)、Austrian copper rose(オーストリアの銅色のバラ?)と、オーストリアがつくところ見ると、主にこの国で品種改良されたのでしょう。
学名のfoetidaとは悪臭という意味で、このバラにしては不愉快な臭いがするのだそうですが、花のすごさに夢中になっていたせいか、特に悪臭は感じませんでした。
道路に沿って生えているので、人間の手で植えられたものだと思ったら、元々このあたりに自生していた野生で、これを畑を作る時に道路脇に移植したものだそうです。野生でこれだけきれいなバラならいう事ありません。
コーカスが原産だとなると、昔はこのあたりに一面に生えていた雑木だったのでしょう。
スープ料理に使うそうで、花を採取しています(写真下)。取っているのは黄色いバラだけです。同じ種類のバラなのに、何か違うようです。
周囲は麦畑で、農作業をしている人たちがいます(写真下)。
道路脇とは別に、畑のむこうにも側溝に沿ってバラが生えています。行ってみましょう(写真下)。
麦畑とバラという意外な組み合わせで、畑になる前は、このあたりに一面に生えていたのでしょう。青空の下、見渡す限りこのバラが咲いている光景はすごかったに違いない。
畑の周囲には他にもいろいろな野生の花が咲いています。写真下はクコ(枸杞)です。中国北西部、ロシア、中央アジアに生えています。バラの間に生えており、肩身が狭い。
写真上 Lycium
ruthenicum 黄色の花で多いのは写真下で、畑の中でお花畑になっています。日本でいえば、ブタクサに似ている(笑)。
写真下は写真上と同じ花だと思って撮ったが、良くみると別種です。 「イタリアのアザミ」という名前の花が咲いています(写真下)。
写真上 Carduus
pycnocephalus 写真下のエロデウムはヨーロッパなどで広く見られます。
写真上 Erodium
ciconium 畑の土手にサルビアの仲間が見事な大きさで咲いていて、迫力がある(写真下)。西アジアから中央ヨーロッパにかけて分布し、園芸用に品種改良された種類がずいぶんあるようです。
写真上 Salvia
nemorosa 同じ紫色でも写真下は畑の近くに生えるというディルフィニウムです。たしかにここでも畑のそばに咲いています。
写真上 Delphinium
consolida 麦畑の花 バラの生垣の撮影を終えて、雪山に向かって車を進めます(写真下)。
周囲は広々とした丘陵地帯で、広大な麦畑が広がっています(写真下)。
当然、機械がなければ、これだけの広大な土地は耕せません。イランは農業大国なのに機械化は遅れていると言われています。
牧草地に出勤途中のヒツジに会いました(写真下)。白くないから、食肉用でしょう。
車を停めました。麦畑の中に花があるらしい(写真下)。
ネギの仲間が花を咲かせています(写真下)。「ペルシャの玉ねぎ(Persian onion) 」「ペルシャの星 (Star of Persia)」という名前が付いていて、イラン、トルコ、トルクメニスタンなどが原産地で、観賞用に品種改良されています。
写真上下 Allium cf. noeanum 残念ながら、花は終わりかけています。ここはトラクターで耕うんされる畑なのに、良く生き残ったものです。何とか部分的にも保護できないものだろうか。
青いヤグルマギクがまとまって咲いています(写真下)。青いヤグルマギクは私の好みです。 写真上下 Centaurea
depressa
このヤグルマギクの原産は南西から中央アジアで、特にペルシャのヤグルマギク(Iranian knapweed)として有名です。栄養の乏しい乾いた土地でも咲きます。
焼かれたばかりのナンを買う 途中のAvenliqという小さな街で今日の昼食のナンを仕入れるために車を停めました(写真下)。
最初に入った店では原料をこねて、焼いている最中です(写真下)。厚みがあり、印象はナンというよりも、硬いパンです。何か加えているのか、練っている小麦粉も黄色です(写真下右)。
写真下は斜め向かいの別な店で、三人ほどの男性が手分けしてナンを焼いている真っ最中で、うまそうな匂いが漂っています。ナンがどのように作られるのか、目の前で見られます。
水で練った小麦粉の塊を機械で薄くのばし(写真下左)、これを白い帽子をかぶった男性が釜の内側に張りつける(写真下右)。
釜の中は高温なので、すぐにナンは焼けて(写真下左)、これを取り出す(写真下右)。
焼きあがったナンを一枚ずつ重ねて行く(写真下)。おいしいナンの出来上がりです。
ナンを買って、再び、雪山に向かってに進みます。
斜面に白い花を咲かせているのは、昨日も斜面で見かけたセイヨウサンザシです(写真下)。サンザシというと、私には中国の甘酸っぱいお菓子というイメージで、好きなので、ここの木々にも好感が持てる(笑)。ただ、繁殖力がかなり強いらしく、一部の国では侵略的な外来種とみなされているようです。
写真上 Crataegus
monogyna 写真下の花もイランではよく見かけます。南西アジアから中国のウイグルまで広い範囲に分布する花です。「シベリアのユリ」とも呼ばれているということは、ロシアにもあるということでしょうか。
写真上下 Ixiolirion
tataricum
写真下右の鳥は英語名が「バラ色のムクドリ(Rosy Starling)」で、白く見えている部分が薄いピンクだという。
写真上右 Sturnus
Roseus グラジオラスの群落 丘の上に紫のグラジオラスが咲いています(写真下)。
写真上下 Gladiolus
atroviolaceus
毛深い甲虫が花をかじってお食事中です(写真下右)。幸い、かじられた花は多くない。
丘の上を好んで生えているというよりも、周囲は麦畑ですから、丘は畑に向かないので残ったようです。今は麦畑になっている周囲にも元々は生えていたことが、この後に行った自生地でわかりました。
この丘は紫に赤味を帯びたものが混ざっているのが大半でした。次に行った写真下の自生地では、濃い紫と赤い花とに分かれて咲いていました。 まず目についたのが濃い紫のグラジオラスです。丘と種類は同じなのに、こちらは紫が濃い。
花の外側は濃い紫だが、内側は白っぽい模様が付いています(写真下)。見る方向で花のイメージが違うのが興味深い。
ここは先ほどの丘と違い、平地です。たまたまこのあたりが畑にならずに済んだので、残ったのでしょう。開墾される前はおそらく見渡すかぎりにこのグラジオラスが咲いていたのでしょう。
この花はギリシャ、トルコ、コーカサス、イラク、イラン北部に分布し、ここのように、砂利などが多く水はけのよい土壌に育ちます。
写真下は赤紫、あるいは濃いピンク色のグラジオラスで、濃い紫と隣接した場所に生えています。 写真上下 Gladiolus
italicus
私は前は、庭にあるような園芸種のグラジオラスのイメージしかなかったので、海外で野生のグラジオラスを見た時には驚かされました。
野生のグラジオラスは一般に小さい。ここのグラジオラスも高さは50cm前後です。園芸品種は1mをかるく越えます。迫力はありすぎて、デカイから場所をとる。私の畑にもらったグラジオラスがあって、ちょっと強い風が吹くと倒れてしまい、始末に困ります。軽薄短小を好む日本人には合わない。
野生のほうが花そのものが美しい。園芸種のグラジオラスは絵の具を塗ったようなベタッとした色なのに、野生種は透明感があります。たぶん、品種改良で色を固定しようした結果なのでしょう。一昨日に見たシャクヤクでも述べましたが、海外で元の野生の花を見ると、品種改良など余計なことをせずに、野生のまま増やして売ってくれればいいのにと、しばしば思います。 ノルジーさんの故郷 村に到着して、写真下の青いトラックや乗用車などに乗り換えます。ここから先の山道は険しいので、バスでは無理です。
「お前はトラックの助手席だ」と指定されて乗り込みます。ヤッター!あのスイカ売りの青いトラックです。後ろの荷台にノルジーさんとモハンマドさんが乗りました(写真下右)。こんなに天気がよいのだから、私は荷台に乗りたかったのだが、その望みは後でかないました(笑)。
後でわかったのが、このあたりが植物ガイドのノルジーさんの故郷のようです。トラックなどを出してくれたのも彼の親族らしい。そうとわかれば、彼の実家を訪問してみたかった。ここでの二泊はノルジーさんはホテルには泊まらず、実家に戻っていたようです。
ホコリだらけの道を山に向かって少しずつ登って行きます。あの山は少年時代のノルジーさんの裏山です。
後ろを振り返ると、だいぶん登ってきたのがわかります(写真下)。このあたりで標高2000mほどで、あまり高く感じないのは、ミヤネー自体が標高1000mほどにあるからです。
怒髪天を衝くバイモ まじかに残雪が見える斜面を登って行くと、山菜取りをしている人たちがいます(写真下右)。
彼らのそばに生えていたのがバイモです(写真下)。 写真上 Fritillaria
crassifolia
このバイモは葉が跳ね上がり、下向きの花を下から見ると、まるで怒髪天を衝くかのようです。写真下など、葉がメラメラと燃え上がっている(笑)。 写真下の十二神将やロック歌手の髪型と似ていませんか(笑)。余談ですが、仏像の忿怒(ふんぬ)は悪魔をやっつけるためだというが、お釈迦様が説いた仏教では怒りは煩悩にすぎず、禁止事項ですから、後世の作り話です。
写真上左 新薬師寺の十二神将、写真上右 デーモン小暮閣下 バイモは怒っているのではなく、陽ざしを浴びるために葉をのばしています。葉をこうやって捻じったほうが、様々な方角からの太陽光を効率的に浴びることができるのでしょう。
このバイモはトルコ中央部からイランまで分布しています。
バイモは小さいから、地面にはいつくばるか、寝転んで撮影することになります(写真下左)。
今回の旅行ではすでに何度か登場しているスミレです。ここでも花全体が薄黄色です。
写真下はキクの仲間で、イランが一番南で、コーカサスやトルコから東ヨーロッパ、ロシアや中央アジアに分布します。ロシアも北部までありますから、どうやら、寒いのが好きらしい。 写真上 Psephellus
congestus
道端で昼食 雪が道路をふさいでいる手前で昼食をとります(写真下、12:57)。
こういう所で皆さんで食べると、何でもおいしい。
晴れて気持ちのよい風景です(写真下)。
雪の残る山道を行く 食事を終えて、先に歩き出したノルジーさんが、何か花を見つけたのか、急に方向を変えて斜面を下りていきます(写真下)。
手に何か乗せて戻ってきました。亀でした(写真下右)。あんなに離れた場所から見つけるとはすごい視力です。こんな2000m級の高山地帯まで亀がいるとは驚きです。亀クンは怒っているらしく、スタコラ逃げる。足は遅くありません。
雪融け水が流れるところに黄色い花が咲いています(写真下)。
写真上 Ranunculus
kochii
湿気があって水はけのよい土壌を好むというから、なかなか好みがうるさいようです。トルコ、イラク、イランなどに分布します。
雪が完全に道をふさいでいて、これが原因でここから先は車で行けません。ただ歩く分には問題ありません。
小さなアヤメが咲いています(写真下)。残念ながら、数が少ない。ロシアからコーカス、トルコ、イラク、イラン北部にまで分布しています。 写真上下 Iris reticulata 写真下のエンゴサクの学名にpersicaとペルシャの名前が入っていますから、イランの固有種かもしれないと、ネットで検索してみたのですが、詳しい説明はほとんど出てきません。イランからコーカサス、さらにロシア南部まで分布しているらしいが、これもはっきりしない。
写真上下 Corydalis
persica
日本のエンゴサクはボーッとした感じの花が多いのに、ペルシャは違う。
写真下は二日前(5月17日)、雪の残る斜面に群落で生えていました。 写真上 Puschkinia
scilloides 雪が溶けたばかりらしく、周囲はグチャグチャです。
そのグチャグチャの中に白い花が咲いています。クロッカスと似たクロチカムで、花がよく似ているが、こちらは葉が細くないので区別がつきます。 写真上 Colchicum
szovitsii
トルコ、北部イラン、コーカサスに分布し、ここの花は白ですが、ピンクもあるようです。
毎日のようにお目にかかるキバナノアマナの仲間です。ここは水分が多いせいか、群落になっています。 写真上 Gagea
reticulatus
ノロジーさんの親族の運転手がチューリップを見つけたという。後を付いていくが、地元の人なので足が速い。2000mの山の上なので、付いて行くどころか、見失わないようにするのが精いっぱいです。 案内された斜面にチューリップが数本咲いています。写真下は葉が動物に食いちぎられたように、途中からなくなっています。イランの他にイスラエル、トルコにも分布し、イスラエルでは砂漠のチューリップとして知られているそうです。
写真上下 Tulipa
systola
写真上のように、チューリップの葉がたくさんあるが、花はほんのわずかしかありません。その花も傷んでいるか、まだ開花していないなど、残念ながら、良い被写体がない。
一方、サクラソウのお花畑は花盛りです(写真下)。
写真上 Primula
auriculata
トルコ東部からイラン、コーカス、パミール、天山山脈などの2000~2400mの高山に分布します。湿った陽当たりの良い所が好みらしいから、ここは案外、雪融け水などが豊富なのでしょう。
トラックの荷台からの眺望 山を降り始める頃には空は曇りだしていました。向こうの斜面に低木が花を咲かせているのだが(写真下)、先ほど、チューリップを見るのに走ったので、あそこまで行く体力が残っていない。Amygdalusの仲間のようです。
トラックに乗って下山します。私は当然、荷台に乗せてくれるように頼みました。写真下に写っている青い板は私の乗っているトラックで、写真下右は後ろから付いてくる乗用車で他のお客さんが乗っています。
曇りで空はさえないものの、荷台に乗っている私は、なんとまあ、気持ちのよいこと。一曲歌おうか(笑)。暑くも寒くもなく、広大なペルシャの山々を見ながら、心地良い風に吹かれています。
道端の紫の花を見つけて車を停めました(写真下)。コーカスからトルコ、イラン北部に分布するシソの仲間です。
写真上 Nepeta
racemosa このラベンダー色のきれいな花の写真を撮り始めると、その直後から雨が降り出しました。なんか痛いなと良く見ると、ヒョウではないか(写真下左)。あっという間に土砂降りで、私はせっかくの荷台の特別席から助手席に逆戻り。
しかし、さすがは山の天気で、麓の集落に到着する頃に雨はやみました(写真下)。
晴れ始めた空の下、丘の上からの眺めも素晴らしい(写真下)。このあたりも少年時代のノルジーさんの遊び場だったのでしょう。
写真下は前にも見た花で、この花の仲間は地中海や西アジアに分布しています。
写真上 Onosma
cassium 写真下は今回初めて見る植物で、炎症を抑える民間療法としても使われているようです。
写真上 Alkanna
orientalis ここは遠くにみえる畑の周囲の林がとてもきれいです(写真下)。モハンマドさんに聞くと、人工的に植えた樹木らしい。 ここで恒例のお茶会です(写真下)。私はこのペルシャの「道端お茶会」がすっかり好きなりました(16:35)。
今日、案内してくれた人たちを、彼らと別れる前にご紹介しましょう。写真下の二人は地元の植物ガイドのソレイマンさんとアデルさんです。効率よく花を見られたのも彼らのおかげです。広大な麦畑の中で、ネギの仲間を探すなど、現地を知っている人でなければ無理です。
写真下の二人がトラックなど自動車を提供して運転してくれ人たちで、ノルジーさんのお兄さんと義理のお兄さんです。チューリップを見つけてくれたのが赤いシャツの人(お兄さん?)です。言葉はうまく通じないが、彼らがおおらかで親切な人たちなのがわかります。
一同で記念撮影です(写真下)。 最後にもう一カ所、土手に咲いた花の写真を撮りました(写真下)。トルコ、シリア、アフガニスタン、イランなどに分布します。
写真上 Onobrychis
galegifolia
Onobrychisの仲間は中央アジアからイランにかけて多く見られ、イランだけで56種類あり、しかも27種は固有種だという。イランがこの植物の故郷のようです。ただ、ここにある花が固有種かどうかわかりません。マメ科なので、家畜の餌に適しているというが、少なくともここの植物は食べられた跡はありません。
花の咲いている下には川が流れ、その向こう側には農家と畑が広がっています(写真下)。
夕方の散歩 ヘンダワネ(スイカ)を売っているミヤネーの街に戻って来ました(17:43)。皆さんも、そろそろヘンダワネというペルシャ語を覚えたことでしょう。
夕飯までまだ時間があるので、散歩することにしました。朝の散歩は道路の南側に行ったので、今回は北側を一周することにしました。下図の青線が私の散歩コースです。 ホテルの前の大通りを歩き始めて、最初に目についたのが、何軒かの塩を売る店です(写真下)。塩の専門店があるというのが、おもしろい。
私が塩の写真を撮っている店の中からオジサンが出てきて、中に入れという。写真下左の岩塩を精製して塩を作っているらしい。
お礼を言って出ようとすると、オジサンは塩を持って行けと一袋出します。まさか、そんなに塩をもらってもねえと断ると、金槌で、岩塩を割ってくれたのが写真下です。ありがたくいただき、後で食事で皆さんに見せると、ほしいというお客さんがいたのでプレゼントしました。岩塩ごともらって皆さんに分けたほうがよかったかな(笑)。
ヘンダワネ(スイカ)があちこちで売られています。いずれも小売店で、大きな店はありません。
写真を撮っている私を見て、オジサンが声をかけて来ました(写真下左)。家に入って、お茶を飲んでいけというのです。これはイランではそれほど珍しくはないようです。
ミヤネーは人口10万人ほどの小さな街なので、ここもそれなりに中心部なのに、幹線道路から少し入ると住宅街が広がっているだけです。歴史はかなり古く、モンゴル軍が攻めて来て、街全体を破壊したようです。どうしてチンギスハーンが英雄なのでしょう。ただの血に飢えた殺戮者、破壊者にしか見えない。
ホテルのある表通りに戻ると、幹線道路のせいか、自動車工場がたくさんある(写真下)。
私を見ると、人なつこそうに話しかけて、一緒に写真を撮れという。彼らは外見よりもはるかにフレンドリーです。
ホテルに戻り、七時からホテルのレストンで夕飯です(写真下)。
ニンニクの漬物を食べながら(写真下右)、毎度1ドルのノンアルコールビールで酔う(笑)。
このホテルに今日で二泊して、明日はここを出発します。 |