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ペルシャ北部の初夏の花

6日目 2019520()

ミヤネー サハンド保護区 タブリーズ

 

 

 朝起きると部屋の温度は25.4℃ですから、快適です。今日は、イラン北西部としては大都市のタブリーズに行き、その途中のサハンド保護区などで様々な花を見ます。

 

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 昨日、二度、ホテルの周囲を歩いたので、今日は時間がないこともあり、朝の散歩は向かいの公園をうろうろするだけにしました(写真下)

 

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 公園には首が変に長い白鳥や象や麒麟などいろいろな動物がいて、鹿クンはまだ眠っています(写真下右)

 

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 ホテルと公園の間の幹線道路にかかる歩道橋から見ると、この街をかなり遠くまで見渡せます。

 

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 7:30からホテルのレストランで朝食です(写真下)

 

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 予定どおりに8:30にホテルを出発。街は働いている人たちと、暇そうな男たちがいるのはイランでは良く見られます。

 

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 店には野菜や果物が豊富で、ヘンダワネ(スイカ)はどこでも売られています(写真下)

 

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 晴れて気持ちが良い。

 

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コウノトリ

 コウノトリの巣を見つけて停車です。写真下左など、巣の高さから見て、かなりの年月、ここが巣になっているのでしょう。家主から大事にされているのがわかります。

 

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 写真上は煙突の上、写真下は電柱の上で、いずれも子供がいます。

 

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 写真上の巣は写真下左ように、踏切に近い電柱の上です。列車の音などあまり気にならないのか、それともめったに列車が来ないのか、わかりません。

 

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 街を離れて、人家がまばらな郊外に出ます。

 

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 山に樹木はなく、平地には畑が広がっています。さすがに田んぼはない()

 

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赤いケシの大群落

 赤いケシの大群落です(写真下)。色の加工はしておらず、このままの激しい赤です。今回の旅行ではすでにこういうケシの群落を見てきましたが、何度見てもすごい。

 

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写真上下 Papaver macrostomum

 

 ここは元々は麦畑だったらしく、麦も残っています。しかし、今は麦畑ではなく、果樹に切り替えたのでしょう。樹木が植えてあるが、いずれもまだ若い。

 

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 周囲を畑に囲まれており、写真下左のように、畑との境から先はケシは一本もありません。たぶん持ち主が別なのでしょう。保護しないと消えてしまうという実例です。

 

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 周囲の畑にはケシがないということは、この畑の持ち主は意図的に増やしている可能性があります。二日前にも見た果樹園も偶然ケシ畑ができたのではなく、農家が保護していたからなのでしょう。

 

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 反対側の斜面に回り込むと、ケシの間に白いキクの仲間が増えてきました(写真下)

 

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 白い花はカモミールの仲間で、ケシよりもこちらのほうが多い斜面もあります。

 

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写真上 Tripleurospermum parviflorum

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 この白いキクは、ギリシャなどの東ヨーロッパからトルコ、コーカサス、さらにイラン、シリアなど中東地域、そして、カザフスタンやウズベキスタンなどの中央アジアにも広がっています。

 

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 ここのキクは中東から中央アジアの分布だが、Tripleurospermumの仲間として見ると、Mayweed(五月の雑草)という名前で世界中に広がっていて、日本にもすでに上陸しています。

 

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 ケシの赤が一面でもきれいだが、こんなふうに白い花と緑の樹木が混ざった景色もなかなかです。私は真っ赤なケシを自分の畑に咲かせようと種まで購入してすべて失敗したので、ここを参考に次の作戦を練っています()

 

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 いつものように紫の小さなケシもあります(写真下)。ここでも数も少なく、肩身が狭い()

 

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写真上下 Roemeria hybrida

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 フランス、ギリシャ、リビアからパキスタン、ロシアなどかなり広く分布しているようです。

 

 

 写真下のナデシコの仲間はヨーロッパからユーラシアのかなり広い範囲に分布し、日本でもセンキンカという名前で入り込んでいるようです。種などを薬草として用いられます。

 

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写真上 Vaccaria hispanica

 

 写真下は日本でいえばタンポポみたいに毎度お目にかかる花です。

 

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 すでに登場したことのあるシソの仲間が咲いています。写真下の二つのシソもネットで検索すると、抽出したオイルの薬効についての論文がたくさん出てきます。

 

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写真上 Salvia hydrangea

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写真上 Salvia multicaulis

 

 

ピンクの花の大群落 1カ所目

 昨日も少し見かけたピンク色のアブラナの仲間、Persian stone cressです。昨日は少ししかなかったが、ここは斜面にたくさん生えています。

 

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写真上下 Aethionema grandiflorum

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 当然、花にたくさんの虫が集まっています。

 

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 良く見ると色もいろいろあります。数は少ないが、写真下は白です。

 

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 うっすらとピンクをおび、穂先のほうがピンク色が強くなります(写真下)

 

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 写真下左ように下の部分だけが白いものある。

 

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 写真下になるとほぼピンクになります。

 

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 すごいなあと感動したのですが、この後、ここよりももっとすごい群落に出会いました。この後すぐです。

 

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 写真下はアブラナの仲間だと聞くと、ちょっと意外です。分布はイランの他にアルメニアとロシアの標高2000-2500mの石の多い場所に生えているとあります。

 

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写真上 Fibigia suffruticosa

 

 ヤグルマギクの仲間が咲いています。このピンク色だけで、他の色はありません。

 

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写真上 Centaurea congesta

 

 写真下はオトギリソウの仲間です。ヨーロッパの南東から、西アジア、中央アジア、中国の新疆ウイグル自治区までの広い範囲に分布します。

 

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写真上 Hypericum scabrum

 

 亀クンが隠れています(写真下)。大丈夫、誰も君に気が付いていないよ。

 

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 写真下のマメ科のこの種の花は派手さはないが、きれいなのが多く、これもまた透明感があって良い。

 

写真上下 Astragalus onobrychis

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 ヨーロッパからロシアやトルコ、アフリカの北部まで分布しています。

 

 

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 写真下の分布はアフガニスタン;イラン、コーカサス、パキスタンと、イスラエル、ヨルダン、シナイ半島などです。

 

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写真上 Tragopogon collinus

 

 写真下は先ほど見た赤いケシ・・・と思ったら、違うそうです。たしかに、さっきのケシよりもオレンジが少し混ざっている気がする。

 

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写真上下 Glaucium grandiflorum

 

 別種と言われると撮るしかないのだが、数が少なく、崖の淵にあるので撮りにくい。下からでは距離がありすぎるから、上から腹ばいになって、カメラを恐る恐る手をのばす。

 

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 崖の上から目の前に見えるダムはグーグルの地図には名前が載っているのに、名前を検索しても出て来ないから、たぶん違うのでしょう。この画面の左右に約6kmほどもある大きなダム湖です。

 

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 周囲には、このダムの恩恵か、耕作地が広がっています(写真下)

 

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ピンクの花の大群落 2カ所目

 先ほども見たアブラナの仲間が斜面一面に生えています(写真下)。さっきよりも規模が大きい。

 

写真上下 Aethionema grandiflorum

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 車から他にも何カ所か群落が見えました。数週間にわたって咲くというから、今が盛りの時期のようです。

 

 

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 分布はトルコ東部、コーカサス南部、イラン北部とかなり限定的です。貧弱なアルカリ性土壌で、陽当たりが良く、水はけのよい乾いた環境を好むのは、ここを見ればよくわかります。

 

 

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 このままでも十分に園芸種として通用しそうで、実際にネットで販売されています。しかし、アルカリ土壌や乾燥を好むというから、日本で育てるのは難しい。

 

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 これだけ大きくなるのを見てもわかるように、多年生の植物ですが、解説では、それほど寿命は長くないとあります。

 

 

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 斜面一面に、まるで距離を取ったように生えています。近すぎると競争になってしまうから、距離を取るのはわかるが、どうやって適度な距離を取っているのでしょう。

 

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 かなり広い範囲に生えているのですべてを見るのは無理です。

 

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 先ほどと同じように、ここも濃いピンクから白に近い色まで組み合わせがいろいろあります。

 

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 チラホラとアクセントのように赤いケシが咲いています。いずれも小さくて、数も少ない。

 

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 ネットでは写真下の植物は東アジアやシベリアに生えているとあります。

 

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写真上 Eremurus spectabilis

 

 赤い綿毛に包まれている奇妙な植物があります(写真下)。葉でわかるように、マメの仲間です。毛玉の先に突起物がたくさんついていて、そこから白い花が咲きます。後日、花の咲いているのを見かけました。

 

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写真上 Astragalus szovitsii

 

 

縞模様の地層

 走るにつれて、周囲の山に草木がなくなり、地肌が露出すると、おもしろい模様が現れてきました。

 

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 まるで地層の見本です。イランはジュラ紀から白亜紀(21000万年前~6500万年前)まではテチス海(Tethys Sea)という海でした。今の地中海、ペルシャ湾、黒海、カスピ海などはテチス海の残りだと言われています。インド大陸がユーラシア大陸と衝突して、テチス海が隆起して、今のイランなどを作りました。だから、石油資源が豊かで、同時に、陸地に塩が残っています。

 

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 これらの山は緑泥岩で、火山活動が盛んな時は鉄分が多く含まれるので酸化して赤に、盛んでない時には鉄分が少ないので白っぽくなったそうです。こういう風景で有名なのが、私たちが今日行く予定のタブリーズから北東25kmにあるアラダグラール(aladaglar)です。これと同じような光景が200平方キロメートルにもわたり広がっていることが、旅行直前に日本で放送されました。(『極彩色に染まる大地~イラン・幻の大陸の謎~』NHKBS201955日放送)

 

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雲母の丘

 縞模様の山を登ります(11:39、写真下)。近づくと、どこが縞模様なのかはわからない。ひどく乾いている上に、強い日差しで暑い。

 

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 地面を見ると、半透明の平らな石がたくさんあります。水晶かと期待したが、雲母らしい(写真下)。雲母の丘です。

 

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 こんな所に花はないだろうと毎度疑うのは当然で、実際にほとんどありません。

 

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 写真下のナスの仲間は、いつも道端などの乾燥した場所で出会います。こんな苛烈な環境で、何事もなかったかのように、緑の葉をひろげ、花を咲かせている。

 

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写真上 Hyoscyamus reticulatus

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 乾ききった岩山の斜面に一本生えていたのが写真下のツノゲシです。このツノゲシは何度も会っているが、こんな急斜面でポツンと頑張っている花を撮らないままで通り過ぎるわけにはいかない()。斜面は土と砂が崩れ落ちた跡なのですべりやすく、私は四つん這いになって、斜面を上り下りをしました。

 

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写真上 Glaucium elegans

 

 写真下は、ケシを撮ろうと斜面にへばりついている私の上を行くノルジーさんです。この瞬間もズルズルとすべり落ちている()

 

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 雲母の丘での最大の見せ場はトカゲでした(写真下)

 

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 乾燥しているから、牧畜が盛んなのでしょう(写真下)

 

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 道路は良く整備されているので、樹木のないなだらかな山と、緑の畑の間をかなりの速度で走れます。

 

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すりつぶして食べる昼食

 道路脇のレストランで昼食です(12:29)

 

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 入口の近くに座っていた親子です(写真下)

 

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 野菜と肉の煮付けで、イランの食べ方が独特です。

 

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 写真上右を、写真下左のように専用の器具を使ってすりつぶし、写真下右のようにドロドロの状態にして食べます。日本人にはいささか違和感のある食べ方で、私はそのまんま食べました。

 

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 今日のノンアルコールのビールは瓶入りです(写真下)

 

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 去年の南西部のイランもそうでしたが、イランは道路事情が日本よりも良い(写真下)。日本は険しい山岳が多いからという言い訳を聞きますが、自動車専用道が料金だけは世界トップクラスなのに狭く、路面がかなり傷んでいることが多い。つくば市から成田までの圏央道は片側一車線で制限速度が時速70kmで、これが有料道路だというのだから、いったいなんの真似?と言いたくなります。

 

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 道路は三車線で、車線ごとに速度制限があります。日本と違い時速120kmが標準のようです。三車線で、しかも日本のように混んでいませんから、この速度でもそれほど違和感はありません。

 

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 やがて進行方向に雪山が見えてきました(写真下)

 

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 雪山を撮るために車を停めました(13:58)

 

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 走っている時は気が付かなかったのに、足元を良く見ると、ピンクの花が咲いています。

 

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 シートベルトをしっかりしめましょう(写真下左)。目的地のタブリーズまであと60kmほどです(写真下右)

 

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 ヒツジの移動で交通渋滞が起きています(写真下)。日本ではまず見られない光景だが、この国ではそれほど珍しくありません。

 

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網目模様のアヤメ

 写真下の乾燥しきった丘にアヤメがあるという。

 

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 前にも見たアヤメという名前そのままの網目模様のアヤメです。

 

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写真上下 Iris acutiloba

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 ここで私が選んだ一株は写真下です。

 

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 ここは吹きさらしなので、風が強くて、花弁がめくれてしまい、うまく撮れない。花が踊っている()

 

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 ショウブやカキツバタが有名なので、アヤメも水辺に生えると勘違いされることが多いが、アヤメは水辺である必要はなく、実際、私の家の普通の畑で育っています。ここは今が一番季節的には良い時期でしょう。それでもこの強い風と乾きです。厳しい環境にも順応しているのはすごい。

 

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 このアヤメはアゼルバイジャンでは切手になって発行されています(写真下)

 

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(Wikpediaより転載)

 

 写真下のオーニソガラムは栽培品として日本にも入り込んでいて、これも私の畑にもあります()。写真下は枯れた葉がかろうじて残っています。

 

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写真上 Ornithogalum umbellatum

 

 トウダイグサの仲間が地面に倒れ込むようにして花を咲かせています。横に寝ることで、強風から身を守っているのかもしれません。

 

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写真上 Euphorbia anacampseros

 

 

サハンド保護区

 幹線道路を外れて、山に向かう道路を行きます(写真下)

 

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 道に面した家の屋根から柱が突き出ているのは将来の増築用でしょうか。

 

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 登るにつれて人家が減り、雪山が近づいてきました。このあたりはサハンド保護区(Sahand Protected Area)です。

 

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小さなチユーリップ

 サハンド保護区での最初の花の観察はチューリップです(写真下)。園芸用のチューリップに比べて小さく、花の形も、かなり違うイメージです。

 

写真上下 Tulipa biflora

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 海外の野生のチューリップは、園芸種のようなのと、ここのように、言われないとチューリップとはわからないようなのと、二種類あります。

 

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 写真下のように、一部の葉が捻じれているのがみられます。野生のチューリップでは良くあります。ただ、ここのチューリップは、捻じれがそれほどひどくない。

 

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 このチューリップはヨーロッパの南東部、エジプトからアフガニスタンやイラン、パキスタンを経て中央アジア、シベリア南西部にも分布します。

 

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 写真下のツボミは外側の三枚の花弁は紫色で、内側の三枚は白い。

 

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 このチューリップをネットで検索すると、商品として売られています。一球が0.42ユーロで、6070円というところでしょう。ただ-40℃の耐寒性を持つというこのチューリップを、40℃になる夏の日本で育てるのは無理でしょう。

 

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 市販のチューリップと違って、種から育ち、花が咲くまで約6年かかるという。

 

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 チューリップが生えているのは写真下のような石だらけの乾ききった斜面です。

 

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 たった一本咲いているアヤメを発見!カメラのレンズと比べても小さいのがわかります。

 

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写真上下 Iris reticulata

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 真っ黒なバッタを見つけました(写真下)。焼け焦げたのではなく、こういう真っ黒な種類なんでしょう()

 

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 さらに登ると、いよいよ雪山の雪が目の前に迫ってきて、少しだけ観光客もいます(写真下)

 

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クロッカスではなくコルチカム

 クロッカスだと思ったら、コルチカムという別な花だという(写真下)。クロッカスの葉は細いのに、こちらは葉に幅がある。昨日も山の上の湿地帯に咲く白いクロチカムがありました。

 

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写真上下 Colchicum raddeanum

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 地面は表面がほんの少し乾いているだけで、実際はほとんど湿地帯のような状態で、歩くのに苦労する。雪が溶けて、ここまで流れて来て、その水がクロッカスを咲かせています。

 

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 写真下左ように雪が近くまであり、雪が溶けて間もないらしい。いち早く花を咲かせるのでしょう。ここは雪解け水だけで、後は乾燥してしまうから、水のあるうちに咲かせるのかもしれません。

 

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 花の色は総じては写真上のような紫の混ざった薄いピンク色です。写真下のようなやや濃いピンク色も少数あります。これなら白があるのではないかと探しましたが、見つけられませんでした。

 

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 葉や茎が黄緑色のがあって、咲き始めだからなのかと思ったら、葉が開いて花が咲いてもそのままだから、こういう個体のようです(写真下)

 

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 このコルチカムはジョージアなどコーカスからトルコ、そしてイランまで分布します。

 

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 日本には野生のクロッカスやコルチカムはないので、こういう光景は見られません。コルチカムの球根は猛毒だという。

 

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 サハンド保護区の2400mの山の上の、たくさんのコルチカムの咲く中で、ゆっくりとお茶をいただきます(写真下)

 

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 花の観察を終えて、山を下りて、タブリーズに向かいます。

 

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タブリーズに到着

 タブリーズの市内に入っていくと、帰宅ラッシュらしく、だんだん混んできました(写真下)

 

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 通りは多くの人でにぎわっています(写真下)。ここもイラン高原の中なので、標高が1350mほどあります。

 

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 ホテルTabriz International hotelに到着です(18:28)。五階建て、133室の部屋があり、市内では最高の四つ星ホテルです。

 

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 創業は1972年と古いが、2018年にホテルは改修されたので、高級感があります。横に長いロビーの端では女性が休むことなく絨毯を織っています(写真下左)

 

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市内散歩

 夕飯まで時間があるので、散歩に出ましょう(19:10)。ホテルはタブリーズの中心部にあります。一般に大都会の散歩はおもしろくない。ただ、ここは案外そうでもありませんでした。

 

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 道に沿って高級なブティック風の店もあるが、庶民の店もあります。ただ、スーパーやデパートのような大きな店はありません。

 

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 大した距離は歩いていないのに花屋の数がかなり多い(写真下)

 

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 街を散歩していて、目についたのが靴屋です(写真下)。大都市とは言え、少し歩くと次から次と靴屋があるから、ここは靴が地場産業なのでしょう。

 

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 写真下は、翌日、街の中で見かけた靴のモニュメントです。靴をモニュメントにしているなんて初めて見ました。

 

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 街を歩くと日本人の私はよほど目立つらしく、ずいぶん声をかけられました。

 

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 日本と大きく違うのがたくさんの露天です。写真下右など帽子の露店です。

 

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 歩道のあちこちで露天が出ていて、食料品、衣類、雑貨などなんでもあります。

 

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 日本だったら、歩道が狭いこともあり、たちまち警察が来て撤去です。とても残念です。露天は楽しいし、野菜や果物など新鮮で安い物も多い。私が昔住んでいた地域の公園では土曜日午前中に農家の人が野菜と果物を売っていて、私は重宝していました。ところが、公園であることを理由に中止になりました・・・頭が固すぎる。

 

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ペルシャ美女と同室

 ホテル内の、200人を収容できるというレストランで夕飯です。お客さんがいないのはラマダンで、まだ食事の時間ではないからです。

 

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 スープの後は、料理を盛った皿がいくつか出て、各自が取って食べます。

 

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 写真下が私の部屋で、ペルシャ美女と同室です()

 

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 窓の外は先ほど散歩した幹線道路に面しているが、窓が小さいこともあり、あまり騒音は気になりません(写真下左)。街のど真ん中にしては眺めは良い(写真下右)

 

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 四つ星ホテルだけあって、消耗品もそろっており、個人評価は五段階評価の4.0で満足とします。ここに二泊します。

 

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