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4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 南アフリカの夏の花 3日目 2017年2月15日(水) ピーターマリッツバーグ → ハリスミス 朝、五時すぎに起きると、まだ外は薄暗い。この部屋は隣の建物が邪魔で外の眺めはあまり良くありません(写真下)。明るくなってから空を見ると、晴れています。 今日は、ピーターマリッツバーグから北上してハリスミスまで行き、その途中で花を観察します。距離的にはドラゲンスバーグまで一気に行けますが、そこは丁寧に花を見ながら進むのがこの会社のツアーの良いところです。 アレクサンドリア公園の散歩 八時から朝食で九時出発なので、朝は少し余裕があります。朝の散歩に出かけましょう。昨日の夕方はホテルの北の繁華街に行きましたので、今日はホテルの南にあるアレクサンドリア公園に出かけます(6:37)。 朝早いこともあり、人はあまりいません(写真下)。 道端では出勤客相手の商売が始まっています。 昨日は写真下左の橋を渡り公園内に行きましたが、あまりおもしろくなかったので、今日は手前のヤブの中を進むことにします。 写真上下 Gomphocarpus physocarpus 写真下左の花が写真下右の実らしい。 樹木が生い茂っているのは公園と住宅地の間に残された崖で、利用価値が低いので残されたようです(写真下)。 写真下はアスターの仲間のBerkheyaの一種で、アフリカの南部には75種類あり、そのうち、71種類が南アフリカにあります。71種類と聞けば、写真下の花の名前を調べようという意欲は起きません(笑)。 (https://en.wikipedia.org/wiki/Berkheya) 写真下のSenicioの仲間も似たようなのが多すぎて、調べる気がしない(笑)。 写真下は日本でも見かける雑草です。針のような尖った種が衣類にくっついて、迷惑なんだよな、こいつ。 ヤブの中には人が通れる幅の通路があります。おそらく近道として利用しているのでしょう。私が花を撮っている間にも人が通りすぎました(写真下左)。 写真下はカンナ?高さが人の背丈ほどもあり、大きな葉と赤い花が良く目立ち、細長い緑色の実まで付いています。 写真下はオシロイバナではないか?!栽培品が逃げ出したのでしょう。薄暗い茂みの中、見慣れた花と会うのも変な感じです。 ありふれた花なのでつくづくと見たことがなかったが、これで花が開いた状態なのだろうか? 写真下は欧州からアジアを原産として世界中に広がっているアザミです。南アフリカではshaapdisselと呼ばれています。 写真下左は南米原産のアゲラタム、写真下右はこれもまた南米原産のランタナです。この二種類とも世界中に広がっています。ランタナは私の住んでいる地域の量販店で草花として売られています。 こうしてみると、住宅地のそばだということもあり、ここは外来種の宝庫らしい(笑)。 写真下は私の畑でも見慣れたプチ・トマトではないか。これも外来種です(笑)。誰かがここを家庭菜園にして育てたのがたくましく残ったのでしょう。 羽の鱗粉が取れたような蝶々が草に止まっています(写真下)。鱗粉が取れたのではなく、上の羽は半透明で、南アフリカや北側に隣接するジンバブエなどで見られます。 写真上 Acraea horta 公園の芝生で餌を探しているのは、昨日もこの近くの住宅街で見たハタダトキです。公園に巣を作っているようです。 写真上 Bostrychia hagedash ホテルに戻り、八時からホテルのレストランで食事です。 湿地のトリトマ ホテルを九時頃に出発。ハリスミスを目指し北西方向に進みます。道路は整備され快適で、天気は薄曇りで、日射しもあります(写真下)。 本日最初の花の観察です(写真下)。 トリトマが群生しています(写真下)。六年前の南アフリカでもいろいろなトリトマを見ました。南アフリカはトリトマの原産地なので種類も数も多い。 写真上下 Kniphofia
linearifolia 子供の頃、実家で栽培されていたトリトマと同じような姿形で、あまり違和感がありません。野生なんだから、もっと感動しなければならないのに、「やあ、しばらく」という感じです(笑)。 トリトマ以外の花もたくさんあります。写真下は、私の畑でも植えているフランスギクと似ている。 写真下の黄色い花も群生しています。 写真下右は朝の散歩でも見かけた外来種のアザミではないかと思います。 写真上右 Cirsium vulgare 写真下は色が飛んでしまっていますが、薄紫の花です。北に隣接するジンバブエなどにも咲いています。 写真上 Conostomium
natalensis 今回、南アフリカの東側の花を調べていると、しばしば出てくるのがジンバブエです。距離的にはそんなに近くはないのに、植生が似ているのか、あるいはジンバブエに熱心な植物学者がいるのかもしれません。 写真下は日本ではヒメオウギズイセンと呼ばれる園芸種の原種です。日本でも野生化してヤブの中でみかける花で、南アフリカ原産とは知りませんでした。 写真上 Crocosmia
paniculata ピンク色のマメの仲間で、それほど多くはありません(写真下)。 写真上 Tephrosia
grandiflora 写真下はたぶんヤブカンゾウだと思いますが、それなら外来種です。一日で花がしぼむことからBrown
day lilyと呼ばれています。 写真上 Hemerocallis fulva 赤い頭巾をかぶったような鳥がいます。Southern
red bishopのオスです。オスの派手さに比べて、メスはスズメみたいに地味です。 写真上 Euplectes orix 撮影を終えて道を進むと、両側には時々トリトマが咲いていて、ここではほとんど雑草のようです。 トリトマの群生 トリトマが群生している野原で花の観察です。 写真上 Kniphofia
linearifolia ここではトリトマだけでなく、何種類か花の群生が見られ、その一つが写真下の黄色い花です。朝の散歩でも見たトゲだらけのキクの仲間です。 密生して生えられるとトゲで生け垣を作ってしまうので、中に入れません。これがこの花の作戦なのでしょう。 写真下ピンク色の花も群生しています。ノボタンの仲間です。 写真上 Dissotis canescens ヤブの中にピン色のフウロソウが咲いています。他の植物の背が高いので圧倒されている。 写真上 Geranium
schlechteri 写真下のような目立たない花は皆さんからの被写体にもなりません。 写真下のキキョウはWahlenbergiaの仲間で南アフリカには大変種類が多く、特定が難しい。写真下も複数の種類が混じっているかもしれません。 ユーカリ林の下の花 ユーカリを植樹した森の道に沿って花を探します(写真下)。 林の中にまず目につくのが写真下のオレンジ色の花です。先ほどトリトマが生えている所でもオレンジ色のヒメオウギズイセンの原種を見ましたが、あれの仲間です。 アフリカの南部と東部に分布して、南アフリカでは西側でも見られる植物です。 写真上下 Crocosmia
aurea 写真下のイネ科の植物は、日本のでも名前がわかりにくいのだから、ましてや海外のなんて、まったくわかりません(笑)。 マメの仲間も何種類かあります。 写真下もマメの仲間かと思ったら、違うそうです。 写真上 Polygala
confusa 数は少ないが、シソの仲間もきれいに咲いています(写真下)。 写真上 Stachys
tubulosa 写真下は南アフリカ、ジンバブエ、モザンビークなどの標高900m以上に分布しています。 写真上 Conostomium
natalensis スミレのように見える花はMonopsisの仲間です(写真下)。 写真下はつぼみのように見えますが、これ以外は種ができた状態(写真下左)しか見当たりませんから、これが開花した状態なのでしょう。変な花。 笑う宇宙人 林の中に小さな白いランを見つけました(写真下)。高さはせいぜい20cm前後で小さい。南アフリカでは標高1000~2000mで林の中に生えているランです。 写真上 Disperis
fanniniae 英語名は「Mrs.
Fannin's Disperis」という奇妙な名前で、Mrs.
Fanninとは1800年代にこの地方のNatalにいたイギリス人の農婦で、Disperisは学名です。「ファニン夫人のラン」くらいの意味でしょうか。もう一つは「Granny's
Bonnet(おばあちゃんのボンネット)」でこちらはわかりやすい。 ただ、私には、頭が白いトサカのようにとんがって、薄紫の目を持ち、鼻のとんがった宇宙人に見えます(笑)。 下から見ると、口を開いてワッハッハと笑っている宇宙人になる(笑)。 写真下のように緑色のもあり、これが開花前だから緑色で、これから白くなるのか、それとも緑色の花もあるのか、はっきりしません。この「笑う宇宙人」のランは今回の旅行ではたびたびお目にかかりました。 Bushwillow caravanpark 私たちが道のそばで花を撮影していると、写真下のような乗り物に乗ったおじさんが通りかかりました。後でわかったのだが、草刈り機らしい。 この道の上に原生林が残っているから、来ないかというお誘いです。少し山道を登ると、斜面にあるBushwillow
caravanparkに到着しました。キャラバンという名前がついているように、キャンピングカーなどで訪れる場所です。 (http://www.bushwillowcaravanpark.co.za/) ここは1852年にShaw家が切り開いた農場で、先ほどの男性がその五代目らしい。この近くの山は彼の私有地です。 ここにキャンピングカーなどで訪れ、周囲の自然を楽しもうという施設です。日本のそれに比べて規模が大きい。 農場から少し山を登るとうっそうとした林があり、これらは原生林のようです(写真下)。冨山さんによれば、南アフリカではこういう民家の近くでは原生林がほとんど残っていないそうです。その意味では貴重で珍しい光景です。 写真下のように自然林に隣接した所で松が植樹されています。つまり、こうやって自然林が失われたのです。 周囲の山は写真下のようにほとんどが植樹されています。これまでの道の周囲もこんなふうに松が植樹されていました。私は、松は盆栽などに利用するだけで、材木としてはあまり有用ではないというのがイメージでしたが、海外に出ると広く利用される樹木であるのがわかります。 パークの花壇にたくさん花が咲いていて、写真下右などカンナが人の背丈よりもはるかに高く密集して生えています。 庭に植えられた樹木の花を冨山さんとマニングさんが熱心に撮っているところを見ると、珍しい花らしい(写真下)。素人にはただの庭木にしか見えない(笑)。 写真上 Grewia
occidentalis 写真下のアフリカのバッタは同じ種類でも色などがかなり違っていることがあります。 写真上 Dictyophorus spumans 花壇には蝶々が集まります。南アフリカで見かけた蝶々は日本とは明瞭に柄が違うので何とか写真を撮りたいのに、動きが激しく、難しい。撮った以外にも少なくとも五種類くらいはいました。 写真上左 Precis tugela
(African Leaf Butterfly) 写真上右 Papilio nireus
(African blue-banded swallowtail) 写真上 Papilio dardanus
(African swallowtail) お茶を出してくれるというので、ご馳走になり、ここで昼食を取ることになりました。季節的なものなのか、客はいないようです。 上のほうに池の前に建物があります。池のほとりは食事をするのにはちょうど良い。曇り空なのが残念で、晴れていたら、もっときれいなのでしょう。 弁当が一つ足りません。誰か受け取って忘れているのではないかとバスの中を探しても出てこない。たぶんホテルが数を間違えたのでしょう。冨山さんとマニングさんが一つを分けることになりましたが、私など何人か少しずつ分けて、食べてもらいました。 写真下が私の弁当で、フォークの隣を良く見てください。鉛筆です(笑)。この弁当を入れた紙袋に入っていたものです。ホテルは弁当の数は足りないが、鉛筆をオマケにくれた。 お茶を持って来てくれました(写真下左)。コーヒー、紅茶、ルイボス茶の三種類があるというので、私はルイボス茶をお願いしました(写真下右)。ルイボス茶は南アフリカの特産で、地元の人たちがどんなルイボス茶を飲んでいるか興味があったのです。出されたのはフレーバーを付け、飲みやすくしたものでした。 お茶のお礼を言って、農場を後にしました。 草原のグラジオラス マニングさんが次に案内してくれたのは草原に咲いているグラジオラスです。草が一面に生えている草原なので、草をかき分けて進んでいきます。こんなところにグラジオラスがあるのだろうか。ありました。 写真上 Dierama
latifolia ピンク色や、花の重みで曲がっている姿、またそれが密集して生えているのが、たぶん日本人の好みに合うでしょう。ちょうど花の最盛期のようです。 花が草原の中にここだけ咲いていて、周囲を見渡してもありません。花が薄ピンクで目立たないので、マニングさんの案内がなければ、近くまで来ても気がつかないでしょう。今回の旅行ではここでしか見られませんでした。 こんな草原の中に忽然とこれほどきれいな花が咲いているのはすごい。 花の生えている所は低くなっていて、雨が降れば水が流れるのでしょう(写真下)。つまり、水を好むらしい。 紹介が遅くなりましたが、写真下右が植物ガイドのジョン・マニングさんです。南アフリカの花の本を何冊も出しているこの道のベテランで、冨山さんとは二十年来の付き合いです。 草原の中には他にも、数は少ないが花が咲いています。 写真下は奇妙な花で、写真下左を見るとわかるように、花が「二段重ね」になっています。花の真ん中から茎がのびてさらにその上で花を咲かせているように見えます。実際には茎の周囲に複数の花が密集しています。 私たち一行の関心がグラジオラスからこの二段重ねの花に行ったので、マニングさんがちょっとあきれたような顔をしました。つまり、二段重ねの花はそれほど珍しくないが、ピンク色のグラジオラスは珍しいのです。 写真上 Leonotis
intermedia 写真下はハハコグサの仲間で草原のあちらこちらに生えているが、花はいまいち冴えず、グラジオラスを見た後のお客さんは誰も関心を向けません(笑)。 季節はずれの花 私の隣に座っていたお客さんが道端に赤い奇妙な花を見つけて急停車です。私も赤い花があるのは気がついたが、トリトマだろうと気にもしませんでした。彼女は目が良い。 写真上 Brunsvigia
undulata もちろん南アフリカの固有種です。解説では、この花の色をルビー・レッドと表現しています。 先ほどグラジオラスを見た草原にこの花が枯れた後のが落ちていました(写真下)。 この奇妙な姿を見れば、誰でも、いったいどんな花が咲くのか見たいと思うでしょう。しかし、花の最盛期は11月ですでに三ヶ月前に終わっています。ところが、季節はずれに今頃咲いている花があったのです。へそ曲がりは私だけではない(笑)。 周囲を見ると、いろいろな花が咲いています。写真下は小型のプロテアで、虫たちが食事中で忙しい。花の咲きかけには虫は一匹もいないのに、終わりかけにだけに集まっているのがおもしろい。 写真上下 Protea
simplex 他にも何種類か花が咲いています。 写真上右 Sopubia cana 白いランを見つけました(写真下)。ランは花弁とガクが3枚ずつあるはずなのだが、どれがどれやら、さっぱりわからない。南アフリカの夏に雨の降る地域で見られるランです。 写真上 Habenaria
dives 写真下はヤグルマギクに似ているが、花の付き方が独特です。 茅葺きの丸屋根 花を見るのに時間を取ったので、予定よりも遅れて、バスはハリスミスを目指して北西に走ります(15:18)。 周囲は緑なのにスプリンクラーを使っているところを見ると、見た目よりも乾いているのでしょう。ただ、車から見た範囲ではあまりこういう光景はありませんでした。 道路脇の建物で目を引くのが茅葺きの丸屋根です(写真下)。数がそんなに多くないが、時々見かけます。茅葺き屋根のみというのは珍しく、たいてい普通のトタン屋根の家屋のそばに建っています。 いかにもアフリカ的に見えますが、茅葺きは欧州からもたらされたものだという説があります。イギリスや北欧では昔の農家は茅葺きでしたから、そこから伝わったというのです。どこの原産かはともかく、今でも使われているのが好ましい。 建物の構造は写真下のようになっています。屋根を支える垂木はコンクリートの壁に突き刺したように固定されています。 道を通りかかった若者たちにカメラを向けるとおどけて見せます(写真下左)。彼らに限らず、カメラを向けられて嫌がる人は少なく、こちらはありがたい。 高圧送電線の下に茅葺きの丸屋根の家があり、外には洗濯物が干してある(写真下)。薪を頭に乗せて運ぶ女性を日傘をさす女性が見ている。いずれも日本ではまず見られない組み合わせの光景です。 道路は広く、目につくのは爆音をあげて通りすぎる大型トラックです(写真下)。 皮肉なことに、花の写真を撮っている時は曇っていたのに、北に進むにつれて晴れてきました。 ガソリンスタンドでトイレ休憩です(17:41)。南アフリカには和式のトイレもあるのがおもしろい(写真下右)。 ガソリンスタンドには例外なくコンビニのような店があります。 駐車場にはハトよりも小さい黒い鳥がたくさんいます(写真下)。人慣れしていて、試しに私がビスケットを砕いて投げるといっせいに集まってきました。写真下のように「もっとないのか」とこちらをにらみ付けるような顔立ちで、イマイチ可愛くない鳥です。 Pied
Starlingという鳥で、南アフリカの固有種だという。カラスの親戚かと思ってしまい、失礼しました(笑)。 写真上 Lamprotornis bicolor 道が進むにつれて、高度が上がったこともあって、日本ではなじみのない姿の山が見えてきました(写真下)。 頂上部が平らな、いわゆるテーブルマウンテンです。テーブルマウンテンはケープタウンにある山のことですが、実際には南アフリカはこんなふうにどこもかしこもテーブル(マウンテン)だらけです。 茅葺きのホテル ハリスミスのホテルLa
La Nathi Country Guest Houseに到着(18:14)。写真下が事務の受付です。建物はすべて石造りの茅葺きです。 http://www.lalanathi.co.za/ 写真下は薄暗くなり、灯りがついてからの様子です。まるでイギリスの田舎にでも来たような雰囲気で、なかなか良い。と言っても、私はイギリスに行ったことがない(笑)。 敷地内のレストランで食事です。 椅子の形が独特で、発想は面白いが、先端がぶつかりそうで、あまり座り心地は良くない(写真下)。 食事はメイン・デッシュのみ配られ、後は取りに行きます。 写真下が私の部屋というか家です。ネットでこのホテルの外見がおもしろいのを見て、期待していました。期待に外れてはいません。茅葺き屋根の「戸建て」です。来る途中で見た丸い建物だともっと面白いのだが、部屋の使いやすさから、そうもいかないのでしょう。 写真下左が玄関で、ベランダに椅子も置いてあります。写真下右がドアから入ったところで、ベッドが置いてあります。 部屋の中は十分に広く、机と椅子が三組もあります。 椅子や家具は、洗面台の棚まですべてが原木を用いており、どれも良く言えば重厚、実際は重くてあまり実用的ではありません。しかし、ここの部屋の雰囲気とは合っている。 何より面白いのは天井で、天井板はなく、茅葺きがそのままです。雨でも漏れることはないのでしょう。他のお客さんの部屋では夜中にコウモリが入ってきたそうです。夜中に来たということは住処にしているのではなく、餌を探しに入り込んで来たことになります。灯りで入り込んだ虫を狙っていたのでしょう。残念ながら、私の所には来ませんでした。 バスタブもついています(写真下右)。湯沸かし器は建物の外にある専用機なのでお湯には困りません。ただし、シャワーカーテンがないので、シャワーを使うと周囲がビショビショになります。 Wi-Fiはパスワードもなしにいきなり入れる。ホテルの周囲は野原が広がっているだけなので、盗まれる心配もないからでしょう。 ここまでなら、このゲストハウスへの評価は余裕で4.0としたいところです。しかし、問題もありました。部屋全体に、またシーツなどに独特の汗臭いような臭いがついている。シーツそのものは洗濯され清潔なのだが、たくさんの人が長年使えば、自ずと臭いがついてしまいます。時々、こういう臭いがするホテルがあります。部屋の中でリラックスしたい時に臭いが漂っているのは気障りで、かなりのマイナス点です。 しかし、独立した建物で茅葺きである点、また翌朝ホテルの敷地内を見て、とても気に入りましたので、オマケして評価は4.0とします。 トップページ 日程表 1 2 3
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