トップページ 日程表 1
2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 南アフリカの夏の花 11日目 2017年2月23日(木) テーブルマウンテン国立公園 朝、五時すぎに起きました。室温は25度、外は晴れです。 今日は花を見るのもいよいよ最後で、ホテルから西に見えるテーブルマウンテンをハイキングします。 出発が早いので、朝食は六時半から本館にあるレストランです。
本館の食堂は古い建物を利用しているので、中の調度がなかなか凝っていて、とても落ち着いた雰囲気です。夕飯で利用しているレストランよりもこちらのほうが好みに合う。
ケーブルカーはラッシュアワー 七時半にホテルを出発。テーブルマウンテンは雲一つもなく晴れ上がっています(写真下)。ここは雨が降らないとは言え、テーブルマウンテンは高さ約1000mの山なので雲がかかります。マニングさんは天気予報から、昨日と予定を逆にして今日を選んだようです。 朝の通勤ラッシュの中を車は順調に進みます。
車は少しずつ山を登り、眼下にケープタウンの街並みが広がっているのが見えます。
ケーブルカーの駅に到着(8:01)。このあたりで標高360mほどです。
8時にしてごらんのように大混雑です(写真下)。まさか、このままの混雑で山の上を歩くのかと少々不安になりました。日本でも高山で団体さんに遭遇して絶句することがある(笑)。
この混乱にしてはそれほど待たされることもなく、ケーブルカーに乗れました(8:18)。
このケーブルカーは面白いことに、客席の床が回転して、全員が外の景色を平等に楽しめるようにできています。最大64人ですから、けっこう大型です(写真下右)。
10分とかからず、標高1060mほどの山頂の駅に到着(8:24)。ケーブルカーの上の駅の前は広場や展望台になっていて、カフェまであります(写真下左)。テーブルマウンテンのテーブルの上だけあって、山の上にしては平坦です。
山頂までケーブルカーで上がり、そこが平らになっていて展望台や店があるのは、私の身近では筑波山の山頂があります。しかし、筑波山の山頂は食堂や土産物の店が並びゴチャゴチャした感じで、きれいに整備されているこことはだいぶん違います。 周囲の人たちの大半は、写真下のようにいたって気軽な服装です。
通路にはハイラックス(Rock
hyrax、Cape
hyrax)が何か餌を探しています(写真下)。周囲にはたくさん人がいるのに、まったく気にしている様子がありません。観光客もあまり気にしておらず、写真を撮っているのは日本人だけです(笑)。
写真上 Procavia capensis テーブルマウンテンの尾根を行く 私たちは展望台の喧騒を後にして、山道を東に進みます。さすがにハイキングする客は愕然と減りました。良かった。所々に上がり下がりはあるものの、「テーブル」の上はほとんどが平らです。「なんだ、楽勝だ」とこの時は思いました・・・甘い(笑)。
ドラケンスバーグでも良くみかけたハハコグサの仲間がここでもたくさん咲いています。
写真上 Helichrysum
cymosum 写真下はPurple
Powderpuffというオシャレな名前がついていますから、化粧用のパフに似ていることから名付けられたのでしょう。数はそれほど多くないが、かなり広い範囲で見られます。 写真上下 Pseudoselago
serrata
モウセンゴケの花です(写真下)。葉には粒状の粘液がつけて虫たちを待っています。コケというから、普通の花が咲くとは私は長い間知りませんでした(笑)。もちろん、コケの仲間ではありません。
写真上 Drosera
cuneifolia 写真下のイネ科の植物はテーブルマウンテンのテーブルの部分に多く群生しており、逆に斜面ではあまりみかけません。平らなので土が残り、湿気があるからでしょう。一部はまるで湿地帯のような風景です。
キクの仲間は意外に少なく、写真下の植物も数が少ない。写真下左はWild
asterですから、野生ギクです。
写真上左 Polyarrhena
reflexa 写真上右 Nephrotheca
ilicifolia 薄ピンクのグラジオラス 写真下のグラジオラスはそれなりに目につきます。薄いピンクにかすかにクリーム色や黄色が混ざっていて、薄ぼけたような雰囲気が良い。派手やかさはないが、楚々とした美人を連想させます。
写真上 Gladiolus
montecola 南西ケープに分布し、テーブルマウンテンでは夏から秋にかけて普通に見られます。
写真下は明瞭なピンク色で、写真上とは色が違うだけでなく、花の付き方も違います。だいぶん下がってから見ましたから、別種かもしれません。 写真下を撮っている時は写真上のグラジオラスと同じだと思っていました。両方ともアヤメ科ですから、お仲間です。テーブルマウンテンでは海岸近くから千メートルの山頂まで広く見られます。ただ、開花時期は11月から1月までなので、今回はあまり見かけませんでした。
写真上 Watsonia
tabularis ひなたぼっこにしては暑いのに、トカゲをちらほら見かけます(写真下)。写真下左の黒いトカゲはblack
girdled lizardで、このあたりの特産です。黒いのは太陽の光を良く吸収するためのようです。今日は暑いが、ここは寒いことが多いのでしょう。
写真上左 Cordylus niger
南側の眼下に二つの池が見えます(写真下)。左がヘリー・ハッチンソン貯水池(Hely
huchinson Reservoir)、右がウッドヘッド貯水池(Woodhead
Reservoir)です。自然の地形を利用して作られた池でしょう。水が集まるように水路なども作られています。
道には所々に金属のプレートがあります。ケーブルカーのマークの下にPlatteklip
Gorgeとあり、これはケーブルカーを使わずに、下の駅から登ってくるルートのことです。
オレンジのラン ケーブルカーの駅を出てすぐに目についたのが、昨日も見たオレンジ色の、ランには見えないランです。
写真上 Disa
ferruginea 昨日もそうだが、花の構造が良くわからない。写真下のように、花弁(あるいはガク)の先が角のように長い。スミレなどもこういう形の花がたまにあるが、これが虫にとってどんな意味があるのだろう?
昨日と同様に、写真上のランと良く似た花が近くに咲いています(写真下)。二つの花はお互いを意識しているのでしょうか。それともたまたま偶然?
青いラン 私の目を強くひいたのが青いランです(写真下)。真ん中の花弁などは紫だが、周囲の三つの花弁(たぶん花弁ではなくガク)はきれいな青ですから、青いランと言っていいでしょう。道の周囲にかなりの数が咲いています。 写真上下 Disa
graminifolia
今日のハイキングではこの後、もっと大きく派手で美しいランが出現して、度肝を抜かれました。ただ、それでもこの日、私の最も関心(感心?)を引いたのはこの青いランです。
一月から四月頃にテーブルマウンテンの草地のような、乾いた陽当たりの良い山の斜面に咲き、クマバチ(carpenter
bees)が受粉します。クマバチ(クマンバチ)は黒くて恐ろしげだが、攻撃性の低いミツバチですから、怖がる必要はありません。私の実家の古い家の軒先に巣を作っていましたが、襲われたり刺されたりしたことは一度もありませんでした。
冨山さんが、このランはもっと注目されるべきと書いていることに半分だけ賛成です。なぜなら、注目を集めると乱獲を防ぎきれない。そういう事例を私の周囲でもたくさん見てきましたから、一部の「物好き」が楽しむだけで、絶対に人気やブームなどおきてほしくない。誰も着目しませんようにと呪いをかけておきましょう(笑)。
写真下左は花を上から、写真下右は横から撮ったものです。「帽子」の後ろか突き出ている突起は先ほどのオレンジのランよりもずっと短い。しかし、帽子が大きく発達し、後ろに突起が付いているから、両者は共通のご先祖さんを持っているのでしょう。
花の内部はランらしく複雑な構造をしています(写真下)。私なりに解説してみたいが、無理そう(笑)。
Maclear’s beacon 三角に石が積み上げてある所が見えて来ました(写真下,10:21)。Maclear’s
beaconと呼ばれ、Sir
Thomas Maclear が1865年に建てたもので、テーブルマウンテンの最高峰です(10:21)。ケーブルカーの駅から二時間近く歩きましたから、ここで休憩を取ります。
見事に晴れて、周囲が良く見えます。写真下左の海はケープタウンの西にある太平洋で、島はケープタウンの北西に位置するロベン島(Robben
Island)です。
Maclears
beaconが「テーブルの端」らしく、道はここから下り坂になります。眼下にケープタウンの街が広がり、なんか簡単に下りられそうな気がしませんか。後でそれがとんでもない錯覚だと知らされました。
南アフリカの国花 坂を下り始めると、今まで違う花が見られました。一つがキング・プロティアです(写真下)。南アフリカの国花にもなっている大ぶりの花です。六年前の八月に来た時は、昨日寄ったカースティンボッシュ国立植物園で一輪だけ見ることができました。しかし、自然に咲いているプロティアを見るのは初めてです。冨山さんによれば、この花の開花は季節と関係ないそうです・・・変な花。 写真上下 Protea cynaroides
花の大きさは、写真下右のように15cmほどのボールペンが簡単に乗ってしまうことや、人間と比べてみればよくわかります。直径は30cmくらいまであるそうです。
花は大きいが、形は幾何学的で色の派手さもありませんから、キングであってクイーンではありません。 写真下は完全につぼみです。しかし、まるで実がなっているみたいに良く目立ちます。なんか、うまそうに見えませんか(笑)。
やがて写真下のように真ん中がひらき始めます。周囲のとんがった鱗みたいなのが花弁なのかと思っていたら、これは苞(ほう、Bract)という花を包む葉のようです。では、花弁はどこにあるのだ?
写真下くらい開くと、一見、開花したかのように見えます。しかし、これは苞が開いただけだから、包み紙を開けたようなもので、花が開いたとは言えない。この状態からオシベやメシベが周辺から少しずつ立ち上がっていきます。
写真上と下を比較すれば、写真下ではオシベとメシベが周囲から黄色くなっていくのがわかります。これが開花した状態なのでしょう。
ところが、オシベやメシベが立ち上がり開花した頃には周囲の花弁のような苞がよじれるなど傷みが出てきます。つまり、写真を撮ろうとしても、開花した良い被写体を見つけるのは容易ではありません。
そこで、写真下のように下から撮れば、問題は解決します(笑)。 テーブルマウンテンの上では見かけず、斜面で目についた二つ目の花が、写真下のドラゲンスバーグでも見たアガパンサスです。今日はあまり数は多くありませんでした。
写真上 Agapanthus
africanus 園芸用にも日本で販売され、私の畑に誰かが植えたのがあるので、野生で見ても驚きが少ない(笑)。畑のアガパンサスは丈夫で、雪の下で葉が枯れても、翌年には少しずつ葉を増やしながら生えてきます。
紅のラン マニングさんが山道のコースから外れて皆さんを案内します。何かあるのだ・・・あった!紅色のそれは見事なランです(写真下)。 写真上下 Disa
uniflora 今回のツアーのパンフレットにも使われていたランで、数十本も咲いている群落です。 冨山さんもこのランを見るのは三度目で、この場所に来たのは初めてだそうです。一度目はたった一本しか見つからず、二度目はうまく撮れず、今度が三度目の正直で、見事な群落に出会えました。毎年のように南アフリカに花の写真を撮りにくる冨山さんにして、これほどの被写体は初めてだという。
このランはもっぱらここでしか見られず、「赤いディサ(red
disa)」とか「テーブル・マウンテンの誇り
(the Pride of Table Mountain)」などというすごい称号が与えられています。先ほどの青いランもディサ(Disa
graminifolia)ですから、見た目はまるっきり違っても仲間です。 (https://en.wikipedia.org/wiki/Disa_uniflora)
このランは水が好みらしく、写真下のような水辺に咲いています。川の水はごらんのように、腐った植物から染み出したタンニンで茶色です。同じ水辺でも貯水池(ダム)のように水位が年ごとに違うような所には生えないそうです。
ネットのランの花の構造の解説を見ても、この花のどれが花弁やガクなのかさえもよくわからない。花は虫を誘い受粉を手伝わせるのが目的なのだろうから、虫にとってこの複雑な構造がどういう意味があるのか興味深いところです。虫の目にはどんなふうに映っているのでしょう。
11時半頃にここに到着して、13時少し前に出発しましたから、かれこれ一時間半近くもランのそばでウロウロしていたことになります。
上と下の写真では微妙に花の色が微妙に違います。上は一眼レフ、下はコンパクトカメラを用いているからです。実際の花の色は上の一眼レフが近く、写真下はややピンク色が強く出すぎています。
この差が生じてしまうのはカメラの違いの他に、花が咲いている所が日陰になっており、それでいて周囲は強い日差しがあるので、ホワイトバランスを取るのが難しいからです。 一番近いのは写真下の直射日光が当たった時の花の色で、これだとコンパクト(写真下の上段)も一眼レフ(写真下の下段)もそれほど違いはありません。
ここで食事を取ることになり、私も一通り写真を撮り終えたところで食事をすることにしました。しかし、一口食べて、サンドイッチよりもランのほうがうまそうなことに気が付いて(笑)、食事は中止して写真を撮りに戻りました。 狭い場所なので、他人がいるとうまく写せない。だから、皆さんが食事をしている時こそが写すチャンスです。
食事を終えて皆さんが出発した後も、私はしつこくヤブの中に入り込んで撮っていました(笑)。 写真下の蝶はTable
Mountain beautyと呼ばれています。写真の蝶はくたびれているのでビューティというのはちょっと難しい(笑)。この蝶がランに停まっているのは偶然ではなく、このランの花粉を運んでくれる長年のお友達です。このあたりの西ケープからドラゲンスバーグ、さらにはジンバブエなどに広く分布し、12月から4月までの夏の期間に見られます。 (https://en.wikipedia.org/wiki/Aeropetes)
この時期のテーブルマウンテンで多少の忍耐とラッキーがあれば紅色のディサ、写真下の赤いクラツスラ、そしてこのビューティの三つが見られるそうです。
写真上 Crassula
coccineus あと三時間?!! 樹木の生えている谷で休憩です(13:49、写真下)。先ほど見えた貯水池がこの上にあり、そこから水が流れているのです。 私はマニングさんに、バスまであとどれくらいかかるのか、と質問しました。この質問した時、私は、あと三十分という返事を予想していたのに、彼の返事は三時間でした。
三時間?!!私はギョッとしました。てっきり、この谷を下りたあたりにバスが待っているものと決め付けていたからです。この日の日程表には「1時間30分ほど稜線を歩き」とあったので、歩くのはせいぜい二時間くらいなのだろうと考えていました。ケーブルカーの駅から出発してから、すでに五時間を経過しており、紅色のランを見るのに一時間半くらい休憩し、他の休憩時間を引いても、そろそろ歩くのは終わりのはずだと思っていました。
問題は三時間という下山に要する時間ではなく、水です。私は歩くのは全体で二時間程度、半日の山歩きだと思いこんで水は1300mlしか準備しなかったので、この谷で休憩した時、残り400mlくらいしかありません。かなり汗をかいている状態で炎天下の山道をこれから三時間歩くのに400mlでは足りない!下手すれば熱中症です。どうする?
朝、ケーブルカーの駅について車から降りようとした時、マニングさんが車に残した私のリュックを指さして「忘れ物ではないか」と言いました。そのリュックには配られた500mlのペットボトル2本の内1本が差し込んであったからです。私は別な小型のリュックを背負っていたので「いらない」と言うと、マニングさんが不審そうな顔をしました。今から思うと、マニングさんは私が軽装で水を置いていくのを心配したのでしょう。
下りとはいえ、炎天下の山道を三時間歩くのに400mlしかない。さあ、どうするか?他の人に水を分けてもらうという手もあるが、迷惑をかけたくないし、この暑さで水が足りなくなっているのは私だけではないかもしれません。
バスに戻れば水がありますから、解決策は一刻も早くバスに戻ることです。速度をあげて歩けばその分、汗もかいて水分が足りなくなるが、私はそちらを選択することにしました。ここまではいつものように写真を撮りながら、グループの最後尾のさらにはるかに遅れてのんびりと歩いていたのを、ここからは写真は最小限にして、先頭グループに付いて行き、一刻も早く下山するのを選択しました。
この休憩の後、車のドライバーが逆方向から登って来て合流しました。そこでドライバーをガイドにして、女性四人と男性三人の合計八人が一団となって下山することになりました。先頭を行く四人の女性たちは健脚で、私を含めた男三人は後ろからノロノロと付いて行く(笑)。
トラブルは重なるもので、私の一眼レフのカメラのストラップを固定する金具が壊れて外れてしまいました。カメラの内側から固定されている金具なので直しようがなく、帰国後修理に出しました。首にかけることができないので、1.8kgのカメラを片手で抱えながら、斜面を急ぎ足で降りていくのはあまり楽ではありません。
ショックはさらに続きました(笑)。遠くに山小屋(Overseers
Cottage)が見えて来て、車はそこにあると皆さん信じていたので、山小屋を目指して速度を上げました(写真下)。ところが、山小屋に到着しても車の姿はない(14:48)。
(https://tablemountainhikes.wordpress.com/accommodation/overseers-cottage/) 私は、先ほどの谷からまだ一時間しか来ていないのに、ここに車があるのはおかしいと疑っていたので、ショックは少なかったものの、ガッカリして喉がもっと渇いた(笑)。 山小屋には飲料水になる水が湧き出ています。タンニンが染みこんでいるので色がついているが、雑菌はないのでしょう。毎日お茶を飲んでいる私はタンニンの常飲者だから、問題はないはずです。ただ、他の人が何ともない食べ物に私だけ当たるなんてことがあるので、私は最終手段として飲むために、空になっていた300mlのペットボトルに詰めました(写真下)。少なくとも、他人の水に頼る必要がなくなった。他の人も何人か汲んでいますから、水不足になったのは私だけではないようです。 一気に下山 ドライバーはここで残りの人たちを待つつもりらしいので、私は先に下山できないかと提案すると、彼は同意して、一同は出発することになりました。残りの四人の客に、冨山さんとマニングさんの二人もガイドがいるから、大丈夫だろうと思ったからです。
山小屋の近くには白いアガパンサスが生えています(写真下)。しかし、これが自然なのか、植えられた物かわかりません。ここでしか見かけませんでした。
ここから先の花の写真はいずれも山小屋をすぎてからのみ見かけた植物です。車が入れる地域ですから、外来種が含まれているかもしれません。
写真上 Pelargonium capitatum カンカン照りなので、ちょっとでも日陰になるとありがたい(写真下左)。
ハマウツボの一種のオニクのような、葉緑素のない花が咲いています(写真下)。ここで一本しか見かけませんでした。 日陰に咲くノコンギクが涼し気に見えるくらい暑い。
写真下の植物は崖の上からツタのようにぶらさがって小さな花を咲かせています。今回の旅行ではここで一度見ただけです。
写真下左のように、眼下には住宅地が見えていますから、車はそのあたりにあるのでしょう。目的地が見えてきたので急ぎたいが、連続した下り坂で、膝に負担がかかります。下までのおおよその時間を予測しながら、飲む水の量とタイミングを調整します。
喉が渇く、足が痛い、カメラが重い、遅れるなどとぼやきながら、相変わらず私は写真を撮っている(笑)。写真下はWild
lobeliaと呼ばれ、写真下右のような白いのは珍しい。
写真上 Lobelia coronopifolia 二日前に松林の中で見たキキョウの仲間がここにもあります。
写真上 Roella triflora 客七人の先頭グループの中で、私が最後に駐車場の車に到着(16:25)。私はこの15分ほど前に最後の水を飲み干していました。車に入るなり、置いていったペットボトルを開けて飲んだ水はまさに五臓六腑にしみわたる。 車が停まっていたのは写真下左の林の中で、ここがトレッキングのスタート地点です(写真下右)。私たちはそれを逆に下りてきました。ケーブルカーの駅から9.3km、テーブルマウンテンの頂上Maclear’s
beaconから標高差が約850m、距離6.6kmですから、覚悟をしていなかった分、なかなかしんどかった。
南アフリカ最後の晩餐 五時過ぎに後発グループと合流し、六時頃にホテルに戻りました。八時間のハイキングと水不足で疲れていたので、私は夕方の散歩はやめて、昨日買ったドライフルーツを食べながらお茶を飲み、部屋でゆっくりすることにしました。 八時から昨日と同じホテルのレストランThe
Wild Figで夕食です。ドライバーの美人の奥さんも出席しました。二人は二週間前、ここで結婚式をあげたそうで、楽しい時期です。
レストランが混んでいたせいか、食事が出るのが遅く、また、これが南アフリカでの最後の晩餐なので会話がはずみ、部屋に戻ったのは11時すぎでした。今夜はぐっすり眠れそう。明日はホテル出発が十時と遅いので、ゆっくりできます。
トップページ 日程表 1
2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 |