トップページ 日程表 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 雪ふるキルギスに初夏の花 10日目 2019年6月18日(火) (モスクワ) → 成田 夜中の二時半すぎに物音で目を覚ましました。三時間くらいは眠っていたらしい。飛行経路を見ると、バイカル湖をすぎています(写真下左)。成田まではまだ二時間半以上もあるから、もう少し寝させてくれるとうれしいのだが・・・。 外は陽が昇っています。陽が射さない席を選んだつもりが、思い違いをしました。飛行機は南東の方向に進み、夏至に近く、朝日は北東から射すから、左側は陽が当たるに決まっている(笑)。 朝食が配られました(3:06)。私にとっては真夜中ですから、食べません。このまま成田で持ち帰り、朝食にしたいくらいなので、パンなど包装されている物だけはもらいました。 成田まではまだ時間があるので、最新の映画を観ることにしました(写真下)。一つの都市ごと大地の上を移動していくというSFです。荒唐無稽ともかぎらず、例えば大型の客船など一つの小さな街ごと動いているようなものです。暇つぶしには良い映画でした。 『移動都市/モータル・エンジン(Mortal Engines)』(ニュージーランド、アメリカ、2018年) 11時近くなって、日本列島に上陸しました(写真下)。 やがて成田に無事着陸しました(日本時間11:25、モスクワ時間5:25)。 スーツケースが行方不明 成田空港に到着して、いよいよ旅も終わるという時に、最後のトドメがありました。キルギスのマナス国際空港で預けたスーツケースが出て来ない。キルギスからモスクワで乗り換えたから、おそらくその時に飛行機に積み込まれなかったのでしょう。荷物がない客のための臨時の受付所には長蛇の列です(写真下)。聞いてみると、彼らは昨日の同じ便で来た人たちらしい。そう言われれば、大半が外国人です。 明日、水曜日に荷物が届き、宅配便で送れば木曜日に私の所に届くという。私はあせりました。なぜなら、間3日おいて4日後の土曜日には雲南への旅行を控えていたからです。受付の人にこの点も説明して、木曜日の午前中に絶対に届くように頼みました。 翌日、水曜日に荷物が空港に届いたかどうかの確認のために、渡された書類にあるアエロフロートの電話番号にかけたが、不在でつながらない。メールを送っても返事なし。4~5回目でようやく電話がつながり、発送したら電話をくれると、かなり丁寧な対応なので安心していたら、この日には電話がありませんでした。夜に追加のメールを送り、木曜日の朝に電話すると、すでに私宛に発送してあるという。それなら、水曜日に電話かメールをくれればいいのに・・・。メールには荷物の問合せ番号がついていましたが、これがどこの運送会社の問合せ番号なのか書いていません。彼らはクロネコヤマトに決まっていると言いたいのだろうが、私は空港で荷物の宅配を頼んだことがないので、そんなローカルな常識は知らない(笑)。 ツアーリーダーの松森さん(仮名)に聞いても、全員の荷物が行方不明なんて初めてだという。昔のように人間が確認していた時代と違い、コンピューターを使っているのだから、間違いようもないのをアエロフロートは、少なくとも二日続けて間違っています。日本側のスタッフの対応は丁寧だが不十分です。 この便への私の個人的な評価は昨日は五段階評価のC(普通)としましたが、変更して一番下のEで、航空会社にクレームをつけたいほど大いに不満足とします。こんな辛い評点を付けたのは初めてです。 最後のトドメがあったにせよ、キルギスの花の旅行そのものは成功でした。予定していた花は植物ガイドの竹野さん(仮名)の努力ですべて見られました。花のガイドは初めてだったそうですが、十分に師匠のガードナーさんの代役を勤めてくれました。花の説明は日本語ですし、こちらが気軽に日本語で質問ができるのはとても楽でした。旅行の添乗員としても熱心な仕事ぶりで、今後の彼の活躍に期待したいと思います。 今回の旅行でかかった主な費用を一覧表にします。
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