トップページ 日程表 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 アムネマチンと黄河源流の花 15日目 2013年7月16(火) 成都 → (北京) → 成田 朝七時に起床。外を見ると、曇っていますから、普通の天気です(写真下)。旅も終わりで、飛行機さえ時間どおりに飛んでくれれば天気はどうでも良い。このホテルの窓から見える風景も見納めです。
八時にホテルの一階にあるレストランで朝食です。いつものように辛い物が多くて選ぶのに苦労します。 食べていると烏里さんが来て、意外な話が出てきました。「契約のことで自分は成都に残り、明日帰ることになったので、一人で帰国してほしい」と言うのです。チケットはあるし、飛行機に乗って帰るだけだから、難しくはありません。 ただ、旅行の始めに突然客が増えたのに続いて、またしても突然の予定変更に少々面喰いました。通常のパックツアーとは、成田で荷物が出て来るまでが旅行会社の責任であるかのように思っていたのです。
錦里に朝の散歩 十時出発だというので、それまで一時間少々あります。部屋にこもっていることはありません。昨日と同じように、錦里に散歩に行くことにしました。 横断歩道を渡った反対側に錦里があるので、気軽に行けて便利です。下の地図で青く示した道路が錦里の敷地です。この道の両側にいろいろな店が並んでいます。地図では左側の武候祠と一体のようにですが、実際は仕切られており、武候祠には入場料を払わないと入れません。 入り口の門で気がついたのが、門の両側にぶら下げてある干した草のようなものです。
ヨモギを干した葉のように見えますから、魔除けでしょうか。過去にここを訪れた時の写真を再度見てみましたが、このような物がぶら下げてあるのは初めてです。 オジサンが長い箒で店の二階の外壁を掃除しています(写真下右)。
九時なので錦里はまだ空いていない店が大半です。店のシャッターは木の板です。けっこう重そうな板を1枚ずつ外していきます。もちろんこの街では金属製のシャッターなどありえません。
写真下左はまだ閉まったままで、写真下右は同じ店の昨日の様子です。
鍵がかかったままの店も多い。
朝の良いところは、人がいない風景を撮ることができることです。人がたくさんいると邪魔なのですが、少しいたほうが絵になります。
通路では社交ダンス(写真下左)、すぐその横で太極拳が行われています(写真下右)。いずれも中国では良くみかける光景です。
年代物の扇風機を年代物の二人が直している・・・失礼。
錦里自体は閑散としているのに、食べ物屋通りだけは人がいます。朝食でしょうか。
子供が乗れるくらい大きなカタツムリが這っています。前回、錦里に来た時にはこのカタツムリはいませんでした。四川省は雨が多いからカタツムリにはうれしい環境でしょう。
錦里の敷地内には川が流れ、池も何カ所かあります。池にはスイレンやハスがちょうど花を咲かせています。ハスは内側から光を当てたようにきれいです。
あら!赤いコイが通路に転がっています(写真下左)。動かない。カエルの置物のある貯水槽に入れましたから、まだ生きているようです(写真下右)。
錦里は元々水が豊かな場所だったのでしょう。水路などもそれほど汚くはありません。また、写真下のように石でできた貯水槽があります。
コケが生えると風情があって良い。もっとも、気をつけないとボウフラの培養地になりかねません。
写真下は建物の土台ですから、私のような物好き以外は目を向けません。石の色からして、わりと最近作ったものでしょう。しかし、それでも手を抜かず、コンクリートではなく、石でできており、きちんとレリーフが入れてあります。
写真下左を見てください。補修した斜めのちょっとした所にパンダがいます。今は真新しいが、成都は雨が多いから、十年もたてば三百年前のパンダのレリーフになります。
地面すれすれの所にも獅子のレリーフがあります。写真下右を見てください。口の中に電気の差し込み口がある。通路の屋台で使う電気を引くためのもので、景観を損ねないようにという工夫です。
黒い雲 ホテルに戻り、空港に向けて出発です(10:01)。周さんの車の具合が悪いのか、別な人の車が来て、四人で空港に向かいました。三十分ほどで成都双流国際空港に到着(10:30)。 私がカウンターでスーツケースを預けて、手荷物検査に進もうとすると、烏里さんが電光掲示板を指します。預けた荷物に不審物があると疑われると、電光掲示板に名前が載り、取り調べを受けるそうです。少し待ちましたが、幸い、私の名前は出ませんでした。中国と日本ではやり方が違います。 ここで烏里さんとはサヨウナラです。
私の乗る中国国際航空1406便のボーイング747-400は、時間どおりにゲートに横付けされ、しばらく待たされましたが、十二時すぎに搭乗できました(12:11、写真下)。 写真下の窓側58Aが私の席です。ジャンボは窓側が3座席ですが、ここは後ろで機体が細くなっているので、2座席です。その分、写真下右のように隙間が空いています。荷物を置くのにも、足をのばすのに便利そうな隙間を狙ってこの座席を予約したのです。窓も2つ独占できて、眺めも申し分ありません。
飛行機に乗ったはいいが、なかなか動きません。公式には12時53分に離陸予定で、実際には三十分ほど遅れて、ようやく離陸(13:29)。空港で一時間も乗せていただくのはあまりありがたくない。344人乗りなのにほぼ満席です。 薄曇りなので、珍しく成都の街が見えました。
空を見ていると時々、奇妙な物を見ます。今回も奇妙な黒い雲を見ました(写真下)。写真下の真ん中より少し上に、横一直線に黒い雲があります。周囲の雲はすべて白いのに、これだけは黒く見えます。飛行機で通過し範囲ではそれほど広大な地域ではありません。大気汚染の雲が何らかの理由で停留している可能性もあります。
写真上のようにかなり広い範囲に広がっている雲だけでありません。ちょっとわかりにくいが、写真下のように、拡散しはじめている黒い雲もあります。 離陸後、三十分ほどして食事がでました(14:08)。写真下左の弁当を見ればわかるように、おかずは辛くて食べられない。機内食まで辛いのはやめてほしい。私はお腹が空いていたので、サラダとご飯だけを食べました。私が先にサラダを食べ終える頃には隣のオジサンは全部平らげていました。
山が重なって墨絵のような風景が広がります。 雲はあるが地上が良く見えて、見飽きません。窓側の特権です。
遅れにイライラしていた理由 北京首都国際空港に予定どおりに三十分遅れの15:29
に着陸。「窓を開ければタバコが吸える」と言われるほどPM2.5で有名になってしまった北京の空は、それほど煙ってはいません。
次の成田行きの飛行機が16:40出発の予定ですから、時間はあまりありません。しかも、この飛行機は着陸してから、止まるまで二十分近くも空港内をドライブしました。私は後ろの席で、しかもジャンボですから、下りるのにも時間がかかります。 あんなに客がいたのに、国際線への乗り継ぎは私一人らしい(写真下左)。見覚えのある乗り継ぎの通路を一人だけ通って、国際線への移動列車に乗り、ゲートを確認してひたすら早足で歩きます。階段を下りて、飛行機までのバスに乗り、飛行機に到着した時は、出発予定時間をすぎていました(写真下右)。
中国国際航空
421便はAirbus
A320です。私は一番後ろの席を予約したので、期待どおり、隣には客が来ません(写真下左)。三座席を独り占めできました。トイレの前で、しかも下りるのが一番遅くなるから、人気がないのでしょう。
なんとか間に合ったとホッとして、周囲を見渡すと客の数が少ない(写真上右)。中国国際航空がこんな客数で飛ぶはずがありません。他の空港から来た国内線の飛行機が遅れたらしく、次々と客が乗り込んできます。しかも、空港そのものが混んでいるらしく、離陸するまでさらに機内で一時間以上も待たされ、18:14にようやく離陸しました。
曇り空の北京を後に、朝鮮半島を横切り、成田を目指します。
夕飯が出ました(19:03)。今度は辛くない!しばらくぶりで出された物をぜんぶ平らげました。 飛行機が一時間くらい遅れるのは珍しいことではありません。しかし、私が遅れていることにイライラしていたのは、お腹が空いていたからだけではありません。
今回の旅行の日程表には成田発、成田着となっていました。ところが、最終日程表が届かないので、一週間前に問い合わせると、羽田発、成田着になっていました・・・これは困る。 成田発で成田着なら自分の車で帰ることもできるが、出国は羽田発ですから、成田に着いても私の車はありません。夜9時では直行バスも終了しています。むしろ羽田のほうがまだいいくらいです。
烏里さんに変更を申し出たのですが、格安航空券なのでキャンセルだけで3.5万円もかかり、さらに新たに高い航空券を購入することになるからできないというのです。変更をあきらめて、私は成田に到着することになりました。
私は自宅までの直行のバスが終わっているので、成田からいったん東京に出て、東京駅から高速バスに乗らなければなりません。予定通りに21:00に飛行機が到着すれば、なんとかなるが、もし遅れれば、成田空港か、あるいは東京駅で一夜をすごすしかなくなります。 私が成都からずっと飛行機が遅れていることにイライラしていたのはこれが理由です。 飛行機は一時間遅れて夜の十時過ぎに成田に到着しました。荷物を受け取ると同時に走って税関に並び、カウンターで東京駅行きの11時発のバスのチケットを買いました。ところが、バスが実際に出発したのは、十五分以上も後でした。客を一人でも多くの乗せようというのはわかるが、中国じゃあるまいし、三千円も取るなら時間通りに運行してほしいものです・・・私がかなりいらついているのがわかるでしょう(笑)。 リムジン・バスは0:20頃に東京駅の八重洲口に到着し、私はスーツケースを転がして走ったので、乗り継ぎの最終バス(0:30)になんとか間に合いました。自宅についたのは一時半をすぎていました。でも、今日中に帰れて良かった。 参考のために、今回の旅行でかかった主な費用をまとめました。このツアーの募集の旅費は328,000円でしたが、前述のように客が一人だということで50万円になりました。50万円には一人部屋、燃油サーチャージ、空港税などの諸経費が含まれますから、旅費としては実質45万円ほどでしょう。ツアーガイドと運転手付きの一人旅であるなら45万円は安かったかもしれません。だが、実際には客が二人なのだから、この値段は高い。また旅行パンフレットとは違う空港に一方的に変更するなど、旅行が始まってからの著しい内容変更は私の常識とは相容れないものがあります。
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