トップページ 日程表 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 12日目 2012年6月14日(木) 麗江→(成都)→(北京)→成田 今日は、麗江から成都を軽油して帰国します。6時前に起きて荷物をまとめて、運転手に一階まで下ろしてもらいました。二日間楽しませてくれた窓の外のブーゲンビリアと(写真下左)、客栈の前の小石橋に、さようならです(写真下右)。 7:10に客栈を出て、駐車場に移動します。朝の古城内は人通りも少なく、とても静かです。 油の乗った朝食 古城から徒歩で出て、車の通る道に面した食堂で朝食を取ることになりました。オバサンが・・いやお姉さんが歩道に机を出して、赤いバケツ一つに入った材料を油で焼いて膨らませたのを売っています(写真下右)。 コンロ2つを使い、小麦粉と卵を練って餅のようなったのを薄くのばして、油をしたフライパンで焼きます(写真下)。慣れた手つきで手際よく、次々と作っていく。働き者です。 作る先から客が立ち寄り、売れていきます(写真上)。もちろん、料理を作った手でそのままお金のやり取りをします。写真下にいる男性は客ではなく、店主か、お姉さんの父親か舅でしょう。 彼もタバコを吸って遊んでいるのではなく、写真下右のようにミキサーで豆乳を作って、客に配ります。タバコをやめてくれるともっと良いのだが・・・。 他にも、このお姉さんのダンナなのか、あるいは兄弟なのか若い男性と、小学生くらいの子供も手伝っています。一家で、朝はかき入れ時なのでしょう。我々以外にも朝食を取りにきている親子もいます。 写真上が朝食です。出された頃には私はすっかり油の臭いに当たってしまい、手をつけませんでした(笑)。フライパンにボトルからドボドボと多量の油を入れますから(写真下左)、お姉さんの手は油でギトギトです。フライパンからは強い火力で油煙が出て、店の中に立ちこめる。これだけで私の食欲は消失してしまった(笑)。 朝から大量の油を取り込む中国人の胃袋に感動しながら、軟弱な私は写真を撮っただけで退散です(笑)。 飛行機で朝食 麗江の南西にある空港に向けて出発。油の後なので、晴れて、気持ちの良いドライブです。 途中で片側二車線なのに、片側が閉鎖になって、車が渋滞しています。原因は、写真下左のトラックの横転でした。こんなまっすぐで広くて平坦な道路で、いったい何をどうすれば横転するのか、中国では不思議なことがいっぱいある(笑)。 我々の車は横転することもなく、太陽電池外灯の並ぶ道路を軽快に走ります。周囲の農村風景は緑が豊かでとてもきれいです。 麗江三義空港に到着。ここで運転手たちとはお別れです。空港は午前中だということもあり、あまり混んでいません。 9:05発の中国国際航空CA4452便は麗江三義空港をほぼ予定どおりに離陸(9:12)。 眼下には麗江の周囲の農村が広がり、雲南ともさようならです。当分来れないだろうが、次回はもっと花の多い時期に来たいものです。 我々の乗ったエアバス320は通路をはさんで片側3席、合計6席で、いつものように機内は混んでいます。 私の座席はエコノミーの一番前で、足がのばせてとても良い。私は3座席の真ん中で、隣の通路側には客がいないので余裕です。一番前の席がこんなに広々としているとは知りませんでした。 飛行機は高度を上げ、やがて地上は見えなくなり、雲の上に出ました。晴れていれば、雲南省から四川省にかけての東チベットの山々が見えるのですが、残念ながら、雲で見えません。 水と手ふき、続いてサンドイッチが配られました(9:38)。私は朝食を取っていないのでちょうどよかった。 成都から北京 一時間ほどの飛行の後に成都双流国際空港に到着(10:16)。成都は相変わらず曇っています。 ここから成田行きの国際線に乗り換えます。厳密には同じ飛行機が北京までは国内線で、北京からは国際線に早変わりします。写真下右の窓際の席が、私のこれから合計六時間ほど座る座席です。 CA421便は13:25に成都双流国際空港を北京に向けて離陸しました。 成都は相変わらず曇り空でほとんど何も見えません。しかし、雲の上に出ると青空が広がっています。 飲み物とスナックに続いて、昼食が配られました(14:21)。 写真下では山と平地とが明瞭な境を示しています。写真下左の写真では、右側が山で樹木が生えているので黒く写り、左側は平野で開墾したので茶色くなっています。写真下右はそれの逆です。直線で引いたように、これほど明瞭な境界が見えるのはおもしろい。 写真下も同様に、緑がベルトのように境界を作っています。人工的なものにしては距離が長すぎるし、山地ですから、人間が手を入れたのなら、逆にこれほどまっすぐにはなりません。たぶん自然環境なのだろうが、それにしてもこれほど明瞭に境界が出るのは興味深い。 成都から北京まではわりと雲が少なく、地上の景色が楽しめました。広大な中国を空の上から眺めるのもなかなかです。 これまでも北京と成都は往復しましたが、夜だったり、曇っていたり、席が窓際でなかったりなどで、ずっと地上を見られたのは珍しい。 北京から成田 15:42に薄日のさす北京首都国際空港に到着(写真下)。来た時と同じように、出国ための大混乱の中を駆け抜けるように手続きを取り、元の飛行機の元の座席に戻りました。 今回も飛行機の中で前もって出国カードが配られることはなく、私は来る時に事情がわかったので、空港に降りてからゆっくりと書きました。 17:18に北京を離陸。機内は先ほどと変わらす、混んでいます。幸い、三人掛けの私の隣には人が来ませんでした。たかだか三時間くらいの飛行でも、狭いエコノミーの席で隣に人がいるのといないのでは、ずいぶん快適さが違います。 北京を出ると雲が多く、残念ながら地上は何も見えません。でも、眼下の刻一刻と変わる雲の上も夕方の日差しを浴びて、なかなかきれいです。雲を上から眺めるのは、普段はできない経験で、私は見飽きません。外のこういうすごい光景にまったく無関心な乗客が多数であることに私はいつも驚きます。 飲み物に続いて、食事が出ました(写真下, 18:30)。食後のデザートやヨーグルトがつくなど、国内線よりも少しだけ豪華です(笑)。 北京と成田は実質3時間ほどの飛行なので、外を眺め、食事をしているうちに、日が暮れて、成田が近づいて来ました。 成田空港にほぼ予定通りの時間に到着し(日本時間21:10)、12日間の雲南の旅も無事終了しました。参考のために、今回の旅行でかかった主な費用をまとめました。
(1元=14円で計算) トップページ 日程表 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 |