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表紙 日程表 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10・11 ペルー・アンデス めおとプヤの最期 1日目 2025年5月07日(水) 成田 → (メキシコシティ) → リマ(ペルー) 南米ペルーのアンデス山脈にあるブランカ山群に花を見に行きます。南米に花を見に行くのは4度目で、ペルーは初めてです。花と言っても、今回は咲き終えて枯れたプヤを見に行きます。本当は咲いているプヤを見たいが、時期的に早すぎます。
地面が乾くまで待つ 今日は成田からメキシコで乗り換えてペルーのリマまで行きます。成田空港からリマの空港まで20時間35分というのだから、ほぼ丸一日かかります。長時間、エコノミークラスの狭い座席に閉じ込められるのは、何度経験しても慣れるどころか、年とともに苦痛が増すと、老人はぼやく。
飛行機は成田空港09:35発で、その3時間前の06:35が集合だという。西遊旅行は前は2時間前だったのに、どうして3時間前なのか聞くと、予約した飛行機の座席が確定していないことが多く、とにかく早く行ってチェックインするしかないという。2時間でも余裕なのに、昨年のこの会社の旅行同様に、時間が余ってしまいました。ゲートでの待ち時間がどれほど長いかを示すのが写真下の私たちが乗る飛行機で、空に雲があり、地面は濡れているのに、待っている間に空から雲は消えて、春の朝なのに地面も乾いた。
参加者名簿なし?! 参加者は女性6人、男性4人の10人です。参加者の名簿がないのには驚きました。私は初めてです。顔と名前が覚えられない私には、名簿は手がかりになるのでとても重要です。苗字の漢字がわからないし、自己紹介の時、遠いと聞き取れない。苗字だけの名簿くらい出すべきで、プライバシー尊重もこれでは行き過ぎで、怠慢に見えます。
飛行機はアエロメヒコ航空(Aeromexico)のAM057便で、機体はBoeing 787-9です。成田を09:35に発って、12時間35分の飛行の後、メキシコ・シティに07:10に到着します。 写真下の33Fが私の予約した座席で、今回のツアーでは予約はすべて無料でした。旅行を申し込んだ時、私が後ろの座席を希望すると、添乗員から「メキシコでの乗り換えに時間がないので、前の座席にしてほしい」という連絡が来て、私は同意しました。乗り換え時間は1時間55分あるが、到着が遅れたりすると走ることになります。 だが、実際は私は33列目ですから、前と言い難いばかりか、私よりもさらに後ろの席に他のお客さんが座っています。幸い、乗り換えには問題はありませんでした。
連休明けだから空いているという予想は外れて、機内はほぼ満席です。 驚いたことに、隣の若い夫婦は飛行機に乗っている約12時間まったくトイレに行かなかった!私は朝9時頃にこの座席に座り、18時すぎに通路側の女性が荷物を取るために立ち上がったのを見て、トイレに行きましたから、9時間以上トイレに行かなかった。前回のギリシャでは11時間で、これより短いが、たぶん3本指に入る記録で、身体には悪い。 年も年だし、そろそろ窓側を諦めて、通路側にしようかとここ2年ほど考えています。
ほぼ予定どおり飛行機は成田を離陸しました(9:52)。茨城県と千葉県の県境にある利根川を見ながら(写真下左)、やがて飛行機は銚子沖から太平洋に出ました(写真下右)。
離陸して間もなくの窓が写真下左です。私の大嫌いな青い窓がまた始まった。ボーイング787はエレクトロクロミズム(Electrochromism)と呼ばれる方法で、窓を青くすることで遮光する方法を採用しています。多くの航空会社では客に選択の自由を与えず、離着陸時以外は青い窓を強制します。 室内を暗くしたいのは、客のためではなく、客に食事が終わったら、さっさと寝て、客室乗務員の仕事を減らしてほしいからです。しかし、今はまだ午前10時すぎで、東に飛んでいるから日暮れが早く来るとはいえ、おそらく午後2時頃までは外は明るいはずです。それでも寝ていたい客は、配られたアイマスクをして眠ればいいだけです(写真下右)。
最初の食事です(11:21)。アエロメヒコのロゴの入ったワイングラスを見て、「おお!懐かしい」と感動しました(写真下右)。昔は多くの航空会社がワイン用にこういう航空会社のマークの入った小さなグラスを付けたのに、ここ20年見たことがありませんでした。
次の旅行まで3日間 昨年12月にこのツアーが発表された時、参加することにいくつか問題がありました。一つ目が日程で、私はこの旅行の直前にギリシャの花のツアーに参加して、帰国が5月4日(土)です。土曜日に帰国して水曜日に出発ですから、間がわずか3日しかありません。 しかも、ギリシャからの帰国は羽田空港で、スーツケースを4日(土)に自宅に宅配で送っても、運送会社によれば届くのは早くても6日(月)だという。もし、今回の旅行が羽田発着なら、スーツケースの発送が間に合わないので、参加は無理です。西遊旅行に問い合わせてみると、成田発着だというので、それなら車に乗せて行けますから、なんとかなりそうです。 同じような日程が2019年にもあって、キルギスから帰国して、間を3日空けて中国に行くという予定でした。ところが、キルギスから成田空港に帰国すると、客全員のスーツケースが出てこない!幸い、2日後に宅配便で届いたので、何とか次の旅行に間に合いましたが、心臓に悪い。今回はそんなこともなく、3日間で洗濯して今回の旅行に間に合わせました。 高山病 私には高山病も問題です。下図は今回の旅行で訪れる場所の標高です。数字を見ただけで、高山病になりそうです。私の場合、3000mをこえると高山病の初期症状が現れ始めます。ただし、その日の内に3000m以下に戻れば、頭痛やだるさなどの初期症状は出ても高山病そのものにはなりません。ところが、今回の旅行では、ホテルのあるワラスが標高3100mですから、ぎりぎりです。 酸素が不足して高山病になるのですから、酸素を吸えばいいのは、腹が減ったら飯を食えばいいのと同じです。そこでワラスで携帯用の酸素ボンベが売られていることを確認してもらい、ワラスで購入しました。
プヤの「花」は見られるのか? 昨年の12月上旬にこの旅行が新発表されて、申し込んだのは月末でした。スーツケースの件や高山病の問い合わせの他に、プヤという植物の花が見られるのかどうか、質問をしたので、現地の旅行会社に再度確認するなどで時間がかかったからです。 うるさい客のようですが、実際にはプヤはこの時期に咲いていないから、観られる可能性はほぼありません。ところが、募集要項には下のように、 「・・どのような花なのか、幻の花を探しに・・」 と、あたかも花が見られるかのような記述があったからです。探すも何も、咲く時期ではないのだから、花を見られる可能性はほぼゼロです。この点はとても重要というか、問題なので、後日も述べます。
写真上 西遊旅行のホームページから転載 二度目の食事 二度目の食事が出ました(20:22)。前の食事が11時半頃ですから、夕飯にしては遅い。これも青い窓と同様に航空会社の都合で、後1時間少しで到着するから、客室乗務員の仕事をそこにまとめるためです。離陸からすぐに、また着陸の少し前に食事を出して、その間は窓を青くして客を眠らせば、休んでいられる。こういう客室乗務員の仕事時間で決まる食事を見ると、自分が牛舎の牛になって餌を与えられているみたいです。
食事から少したつと、写真下左の青い窓が解除されて、普通の外の景色が見られるようになりました(写真下右)。つまり、間もなく着陸です(21:26)。
朝焼けの中、メキシコシティが見えてきました(写真下)。予定よりも少し早く、21:35にメキシコシティ国際空港(Mexico City International Airport)に着陸し、ここで15時間の時差を修正すると、今は朝の6:35で、成田を出発した時間よりも前です。
写真下の空港の中は特に変わったところはないと最初は思いました。
ところが、売店で良く目にしたのが写真下のドクロです(写真下)。メキシコではドクロは文化のようなもので、そのことについては5月15日にメキシコに滞在した時に説明します。
アメリカ経由とメキシコ経由 日本から南米に行くのはアメリカ経由が手続きが煩雑でも時間的には一番短い。昔、参考にしていたネット上の旅行記『異国を旅して』では、1999年の成田からペルーのリマまで、ヒューストン経由で15時間40分かかったとあります。私たちのメキシコ経由では20時間35分ですから、うらやましいほど短く、感じの悪いアメリカでも我慢する価値はあります。ところが、今年初めから、アメリカでは大小の航空機事故が立て続きにおきました。
1月29日 ワシントン州でアメリカン航空の旅客機と米軍のヘリコプターが空中衝突(写真上左) 1月31日 ペンシルベニア州フィラデルフィアの住宅地に医療搬送用の小型機が墜落(写真上右) 2月 2日 テキサス州ヒューストンの空港で離陸前の旅客機が出火 2月 5日 ワシントン州シアトルの空港で日本航空機がデルタ航空機に接触 2月17日 米発のデルタ航空機がカナダのピアソン国際空港で着陸後に上下逆さま(写真下左) 2月26日 シカゴ・ミッドウェー空港で、着陸直前のサウスウエスト航空機の前75mを小型機が横切り、緊急離陸で衝突回避 (写真下右) 3月30日 ミネソタ州で6人乗りの小型機が住宅に墜落 4月10日 ニューヨーク・ハドソン川に観光用ヘリが墜落して子供3人含む6人死亡 4月21日 フロリダ州オーランド国際空港でデルタ航空の旅客機のエンジン火災が発生(写真下下段)
今回の旅行の少し後には、アメリカの航空管制が老朽化して、一部ではフロッピー・ディスクやWindows95が使われているという仰天の報道がありました(産経新聞、2025/6/8 14:00)。 こんなことで縁起かつぎをしても始まらないが、気の弱い私は、今回の旅行がアメリカ経由でないことにホッとしていました。一連の事故はトランプ大統領の就任直後に始まっているから、彼の関税の鼻息で航空機が吹き飛ばされたのではあるまいか。触らぬ神に祟りなしで「オレはペルーに行きたいだけで、アメリカには用がない」と小声で言ってみる。 すぐにメキシコ出国 メキシコにいったん入国して、すぐに出国します。アメリカと違い、メキシコの入出国の手続きで問題が起きたという話はあまり聞きません。アエロメヒコ航空を利用する日本人が増えているのも、このあたりが大きな理由でしょう。 飛行機はアエロメヒコ航空のAM046便で、機体はボーイング7M8です。メキシコシティ国際空港を9:05に離陸して、6時間5分飛行して、16:10にリマのホルヘ・チャベス国際空港に到着予定です。 ボーイング7M8って、ボーイング737MAX8のことだよな?2018年と2019年に2機が墜落して、その後、改修されたと思ったら、2024年にアラスカ航空で飛行中に非常口のドアが吹き飛んだ。
写真下の座席が予約した27Fで、有名な737MAXにビクビクしながら座る。 2020年、アエロメヒコ航空は新型コロナの影響でアメリカに破産の申請をして、2022年には経営再建をしています。不安な時には不安な材料を思い出す。
モニターには、今のリマ時間は10:13で、5時間18分飛行して、15:32に到着するとありますから、予定よりも早まるらしい(写真下右)。表示の日本語対応を見れば、アエロメヒコ航空が日本人客を重視しているのがわかります。ただ、料金を除くと日本人からの評判はあまり良くなく、ネットでは乗り継ぎに失敗して、その後の対応がひどかったなど、手厳しい指摘があります。
5時間半の飛行時間はそれなりの長距離飛行なのに、日本からニューメキシコまでの時間を考えると半分以下ですから、気持ちは楽です。
私の座席は右側の海側なので、南米に近づいた後も、残念ながらアンデス山脈は見られませんでした(写真下)。
リマ到着 リマのホルヘ・チャベス国際空港(Aeropuerto Internacional Jorge
Chávez)に無事に着陸して旅行初日の目的地にようやく着きました(ペルー時間15:59、メキシコ時間14:59)。日本との時差は「-14時間」ですから、日本は今翌日の朝5時頃です。
各国の飛行場を見ていて楽しいのは、私が見たこともないデザインで塗装された飛行機が並んでいることです。写真下左のAir Transatはカナダの航空会社、右のLATAMは明日、私たちが乗る予定の航空会社です。
飛行機が停止しても、なかなかおろしてくれない。私の座席の下に貨物室のドアがあるらしく、預け入れ荷物の運び出しが始まりました(写真下)。目を引いたのが、写真下右の女性で、スマートフォンか検査用の端末で荷物のタグを調べています。最初に出てきた荷物だから、ビジネスクラスの人の荷物で、その中から、特別な荷物を探しているようでした。 たぶん、重要人物が乗っていて、その人を先におろすために私たち一般客は待たされ、彼女はその人の預け入れ荷物を探しているのでしょう。
空港の壁には色彩豊かなペルーの歓迎の絵が描かれています(写真下)。国際空港にしてはそれほど大きくはありません。
空港は内も外もまだ新しいのも当然で、今年完成したばかりです(写真下)。
街中のバス ホテルまで迎えのバスで移動します(写真下、16:51)。
空港からリマ市街地に入ると、渋滞はあるものの、今は通勤時間帯で、私たちのバスも空港からホテルまでの6.4kmを約20分で走っていますから、日本とあまり変わりないようです。
ぼんやりと車を見ていて、奇妙に感じたのが、路線バスです。同じデザインのバスは写真下の上段の2台のみで、私が見かけた範囲では、共通しているのは側面に路線を表すのか、文字がいくつか並んでいることくらいで、他はすべて車両もデザインもバラバラでした。
日本ように大きなバス会社が路線を独占しているのではなく、バス一台しか持っていないような個人が仕事をしているのではないかと生成AIに質問すると、そのとおりだという回答でした。日本は良くも悪くも規制を強くして、特定の団体の利権を守るようにできています。
本日のホテル(Hotel Limaq)に到着(17:35)。
市場に行く 7時から夕飯なので、まだ1時間以上時間があります。私はホテルの周囲を散歩することにしました。日本でグーグルのストリートビューで見ても、住宅地という印象でしたが、散歩中にたまたま二カ所の市場を見つけました(地図下)。
ホテルを出るとすぐ近くに、一つ目の小さな市場(Mercado Popular San Jose)を見つけました(写真下)。店の数は20~30軒というところでしょうか。野菜、果物の他に日常雑貨の店もあります。見て驚いたのはバナナで、写真下左だとわかりにくいが、とにかく大きくて、日本で買うバナナの倍はあります。
だが、客がいない(写真上下)。5時半すぎで、日本なら夕飯の買い出しでにぎわっている時間なのに、この静かさはどうなっているのだ?
裏通りをウロウロしているうちに、どこを間違えたのか、先ほどバスに乗って来た大通りに出てしまいました(写真下左)。植え込みにはタチアオイが見事に咲いています(写真下右)。
道を一周してホテルに戻るつもりで南下すると、道端に露店が現れました(写真下)。これは買い物客が集まりやすい場所に近づいている良い徴候です。
露店の多いほうに歩いて行くと、ファウセット・プラサ・ベヤビスタ市場(Mercado Faucett Plaza Bellavista)がありました(写真下)。建物の中には軽く100店舗はありそうな、かなり大きな市場です。
こちらも混んではいないが、客はいます。さっきの市場のあの閑散ぶりは何なのだろう?立地条件が悪い?
ペルー人はニワトリの爪のついた脚も食べるのでしょうか(写真下左)。昔、台湾に行った時、ニワトリの爪のついた脚が出てきて、日本人では私しか食べなかったので、台湾人のガイドから驚かれました。
「赤も素敵だし、でも、緑も悪くないわね」と女の子は迷っている(写真下左)。
ホテルの夕飯 ホテルに戻り、7時からホテルの一階にある小ぎれいなレストランで夕飯です(写真下)。
初めてのペルー料理を期待していたので、少々がっかりしました。写真下が料理で、デザートがないのはともかく、おいしくない。これから一週間以上もこういう食べ物かと思うと、ちょっと暗くなりましたが、幸い、ここの料理が例外でした。
写真下が私の部屋で、広さ、設備、衛生面では問題ありません。
冷蔵庫に入っている食べ物や飲み物は有料だが、水だけは1本無料で付きます。ペルーの国内便はペットボトルの水の持ち込みが禁止されていませんので、明日、このまま持っていけます。
写真下がフロントにあった料金表で、たぶん私の部屋は約76ドルで、約11000円ほどです。リマの空港近くのホテルですから、個人的な評価は5段階の4.0で合格とします。ただし、食事は評価から外します。
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