インド・ヒマラヤ西端に咲く青いケシ 2024年7月14日(日)~7月23日(火) 企画:西遊旅行「西部ヒマーチャル冒険行」 日程表
植物名の判断 この旅行記の植物名は次のような図鑑やネット上のホームページを参考にして、植物の素人である私が独断と偏見で決めましたので、信用しないでください。 『青いケシ大図鑑』(吉田外司夫、平凡社、2021年) 青いケシの権威だった吉田氏の集大成です。この本の出版を待たずに亡くなったのはとも残念です。 『ヒマラヤ植物記I: 東部編』(吉田外司夫、平凡社、2021年) 『ヒマラヤ植物記II: 中部・西部編』(吉田外司夫、平凡社、2021年) 同じ吉田氏の植物探査の記録です。副題から見て、Ⅲとして南部編を執筆する予定だったのでしょう。今回の旅行先ではロータン・パス付近の記述があります。 『吉田外司夫追悼集 ともに歩んで』吉田外司夫と青いケシ研究会 吉田氏の追悼集で、前に花の旅行で一緒だった方から譲ってもらいました。 『青いケシ メコノプシス』冨山稔、文一総合出版、2020年. 著者の冨山氏は新和ツーリストやネイチャリング事業部で海外の花のツアーを作った草分けです。彼の海外の花を見たいという情熱がなかったら、私のような素人がこれほど海外の花を見る機会はなかったでしょう。 “The Genus Meconopsis: Blue
Poppies and Their Relatives” Christopher Grey-Wilson, Royal Botanic
Gardens Kew, 2015. 400ページにも及ぶ青いケシの専門書で、今のところ、青いケシの世界標準です。 『ヒマラヤ植物大図鑑』吉田外司夫、山と渓谷社、2005年 ヒマラヤやチベットの植物図鑑としては今でも日本の最高峰です。今回、引用した7冊の本の内、4冊が吉田氏の本である点は彼の業績を物語っています。ただ、分類などは日進月歩のために、学名の表記が古くなっているのが見られます。 Flowers of the Himalaya, Polunin & Stainton, Oxford University Press,
1997. 前に参加した旅行会社から紹介されたヒマラヤ植物の一般的な本です。約1500種類の植物の解説と、約500種類ほどの植物の写真、そして植物のスケッチなどがあります。ネパールから西側のヒマラヤを対象としているので、今回訪問した地域にちょうど当てはまります。(21.57USD, 2644円) “Flowers of India” 前に参加した旅行会社から教えてもらったインドの花のホームページで、今回、花の名前を探すのにもっとも利用しました。検索が容易で、類似した花を示してくれます。今回、植物名の最終判断には、ここと、次の“eFlora of India”を重視しました。 “eFlora of India” あまり使いやすくはないが、例えば、サクラソウなどについては詳細な解説があります。 “India
Flora Online” インドの公的な機関による植物のデータベースです。 参考資料 今回の旅行で主に参考にしたのは本ではなく、パンギー渓谷を旅行した人たちのネット上のブログです。 「レイコ ワールド(辺境の旅)」 2010年に日本橋トラベラーズクラブが企画した「古の王国チャンバから2つの花の谷ティサとパンギーへ」で、今回の西遊旅行とほぼ同じコースの旅行をした人の旅行記です。 「Botanic Lovers、c7インドヒマラヤ・パンギー谷、青いケシの花旅」 「インサイト リサーチ、インド ヒマラヤの青い花」 2014年にネイチャリング事業部が企画した「北インド 青いケシウォッチング」の旅行に参加したお二人のそれぞれの旅行記で、パンギー渓谷までの行程は今回の旅行とほぼ同じです。 「バラの庭から、インド旅行」 2015年の旅行記で、コースははっきりしませんが、チャンバからサチ・パスを通り、青いケシなど高山植物を観察しています。エア・インディアで荷物が行方不明になったことや、崖崩れで道がふさがれ、予定が遅れたなど、インドらしい話が出てきます。 「Luntaの小さい旅、大きい旅、西部ヒマーチャルの旅」 2016年に、私が今回参加した旅行と同じ西遊旅行が企画した「西部ヒマーチャル冒険行」に参加した人の旅行記です。西遊旅行はこの年が初めての企画でした。今回と同じ日程で、日にちごとの日記を写真入りで説明してあるので、調べるのには重宝しました。インドは、この地域のグーグルのストリート・ビューがないので、この旅行記が事前の「予習」に使えました。 地図 旅行記の地図は主にGoogle、Mapcarta、Bing、OpenStreetMapの地図を加工して用いています。 日本との時差 インド -3.5時間(日本の午前11時はインドの午前7時30分) 為替 1ルピー=2.12円(2024年7月14日のニューデリーの空港での換金率、5000円=2350ルピー) 1ルピー=1.889円(2024年7月14日のネット上の相場) 1米ドル=158.33円(2024年7月14日のネット上の相場) この旅行記では1ルピーを2円として表記しています。 旅行の一週間前まで1ドルが161円をこえていましたが、7月11日頃に日銀が介入したらしく、160円を切り、一時157円まで戻しました。 名称と表記(順不同) インド、India、インド共和国、Republic of India ニューデリー、New Delhi 、デリー、Delhi (首都の名称はデリーとニューデリーのどちらでも間違いではないので、この旅行記では併用しています。) アムリトサル、Amritsar パンジャーブ州、パンジャブ州、Punjab、Panjab ヒマーチャル・プラデーシュ州、Himachal Pradesh チャンバ、Chamba バイラガル、Bairagarh サチ・パス、サッチ・パス、Saach pass パンギー、パンギー渓谷、Pangi キラール、Killar スーラル、スーラル谷、Sural バトリ、バトリ村、Bhatori、Sural Bhatori カングサール、Khangsart(スーラル谷のバトリ近辺の名称らしい) ウダイプール、Udaipur キーロン、Keylong ロータン・パス、Rohtang pass マナリ、マナーリー、Manali チャンディーガル、Chandigarh シク教、シーク教、Sikh、Sikkhī オートリキシャ、オート・リクシャー、auto-rickshaw ホテルへの個人的評価 宿泊したホテルへの私の個人的な評価を五段階で、0.5点刻みで表しました。私が宿泊した範囲での主観的な評価です。評価の対象は主に自分が泊まった部屋です。ホテルの格付け、建物の外観、付属している店、レストランなどはほとんど点数に入れていません。部屋の設備、備品と消耗品、清潔さ、騒音、ネット環境、それらが料金からして妥当なものか、避難経路の安全性などが判断のポイントです。費用対効果を重視し、細かい問題があっても料金が安ければ減点はしません。3.0を一応の合格ラインとしています。 5.0点 最高級ホテル。設備やサービスに文句なし(庶民の私が泊まる可能性はほぼない)。 4.0点 ホテルとして一通りの設備とサービスがあり、大きなマイナス点がない。 3.0点 値段相応の最小限の設備とサービスがあるが、いくつか問題点がある。 2.0点 ホテルの体裁はとっているが、泊まるのは避けたい。 1.0点 ホテルではない、またはホテルとしては大きな問題がある。 飛行機への個人的評価 搭乗した飛行機への私の個人的な評価で、A~Eの5段階で表しました。航空会社と飛行機は別物ですが、一緒に評価しています。安全など大前提となる条件はもちろんのこと、事前に座席予約ができるかどうか、座席の良し悪し、客室乗務員の接客態度、食事、トイレ、衛生、座席のモニターと映画など、サービス内容が判断の基準です。 A 大いに満足。誉めるべき良い点がある。 B 満足。大きな過不足もなく、必要要件は十分に満たしている。 C 普通。小さな不満がいくつかあるが、必要要件は最小限満たしている。 D 不満足。改善するべき問題がある。 E 大いに不満足。航空会社にクレームを言いたいほどの明瞭な問題がある。 |